ドラゴンがいっぱい!

2023-01-25 18:52:22 | Book
国中が顕微鏡で見えるミニサイズから小屋を超える巨大サイズのドラゴンでいっぱいになるエピソードや、ドラゴンを操って巨人と戦わせるエピソードなど、ユーモアとアイロニーのあるアイデアいっぱいのドラゴンをテーマにした短編集。軽妙な翻訳のせいもあり、この作品が100年以上前に書かれたとは驚き。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法!魔法!魔法!

2023-01-22 01:46:33 | Book
職業紹介所で募集されたキング、日曜日だけ美人になる呪いをかけられた王女など、ユニークなアイデアがいっぱいの短編集。
100年以上前の作品のため、階級や人種差別的な表現も含まれているが、それでも今読んでも面白い。最近のリアリティに縛られた小説とは一味違う、ナンセンスなファンタジーの面白さを再確認した。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法の城

2023-01-16 14:08:54 | Book
3人兄妹の子どもたちが森を探検していると古いお城を見つける。お城の中庭に入ると、そこには、お姫様の格好で寝ている少女がいた。
4人の子どもたちと、どんな願いも叶う魔法の指輪が巻き起こす、良質なファンタジーで、今まで読んだネズビット作品の中で一番面白かった。
砂の妖精と同じように、願い事が、どんどんおかしな方向にいって災いとなって返ってくる皮肉の効いたストーリーがネズビットらしいが、今までの作品の淡々と出来事を描写した文章から、文学的なレトリックがふんだんに使われるようになり、最後の願いが、魔法によるものとも、子どもたちの冒険の結果ともとれる結末が素晴らしい。


 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝さがしの子どもたち

2023-01-06 13:40:31 | Book
父親が財産を失い貧乏になった子どもたちが、あの手この手でお金を稼ごうとする。
子どもたちの行動がとにかく突飛なのだが、昔のイギリスの大人たちがそんな子どもたちをやさしく見守る視線が暖かい。
やってることはバカげているが、年長の子どもたちの弟や妹を守る責任感や行動力が素晴らしい。未だに読まれるのも納得の児童文学の良作。


 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする