虐殺器官

2014-06-25 22:57:06 | Book
世界中で虐殺の嵐が吹く21世紀。アメリカの特殊部隊が虐殺の指導者の暗殺に赴く度に、正体不明のアメリカ人ジョン・ポールの足跡が残されている。ジョン・ポールの正体は何者なのか。ジョン・ポールこそが虐殺を起こしている原因なのか。
絶賛されているので読んでみたが、ジョン・ポールの正体や虐殺を起こす方法について、SFのアイデアとしてはそれほど面白いとは思わなかった。
しかし、本作をデビュー作として捉えると底力があるのは間違いなく、著者が若くして亡くなったのは残念でならない。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
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コロワイド株主総会

2014-06-25 19:48:20 | Stock
お土産目当てに大勢の株主が来ていた。今年から総会に出席しなくてももらえるようになったので、3/4ぐらいは総会に出ずに帰っていったようだ。
総会では相変わらず、株主の質問に木で鼻をくくるように社長が回答しており、完全にこの社長は会長の傀儡といった感じ。総会後の株主質問会(?)では、会長が店舗を閉鎖するのは最近の社員がやる気がないため、自分が引退したらコロワイドは潰れるだろう等と言いたい放題。こういう経営陣の下では社員は大変だろう。
総会終了後、昨年と同様に用意していたお土産がなくなり、住所を書いて配達してもらうことになったが、用紙・記入場所とも不足しており、総会に出た株主が損をし総会に出席せずさっさと帰った株主が得をすることになっているのだが、議決表だけ提出して総会に出席しない株主の方が経営陣にとっては都合が良いのだろう。
優待もレインズ系列の店で利用できる予定はないとのこと。正直、店舗の質にも経営陣にも魅力はないが、年間4万円分ポイントの優待が破格すぎるため、とりあえずホールドする。
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アミューズ株主総会

2014-06-22 19:32:44 | Stock
今年も例年通り両国国技館にて開催された。
総会での質疑応答では、こちらも毎年恒例の一番前列に席どった福山ファンの株主が、コンサートグッズや福山が出演したラジオでの発言をネタに質問をし、他にも別の株主がコンサート会場での接客態度をクレームするなどユーザークレームの場となっていた。
他の会社なら決議事項とは全く関係のない質問はさっさと切り上げるが、この会社はこのテの質問には丁寧に答えるにも関わらず、配当性向など本来株主総会で答えるべき質問は軽く流しており、株主総会というより、経営陣との懇談会風になっている。
総会後のイベントでは、ホラン千秋がMCを努めて、若手アーティストが登場した。一番手は藤原さくらで初々しい弾き語りを3曲ほど披露し、次に牧野由依が新曲と、自らのピアノ演奏によるデビュー曲を披露した。ここで一旦コンサートが休みになり、若手モデル5名のお披露目会があり、最後に武藤彩未が2曲披露して締めた。
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ノア 約束の舟

2014-06-20 01:22:22 | Movie
悪に染まった人類を滅ぼすために神が起こした大洪水だが、滅ぼされる人類に方舟に乗ったノアの家族も含まれるのでは、と斬新に解釈した映画。
聖書の話をリアルに映像化するのは根本的に難しいと思うが、大洪水のシーンはなかなか迫力があった。
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ナミヤ雑貨店の奇蹟

2014-06-15 18:52:04 | Book
悩み事を書いた手紙を郵便口に入れると、翌朝、牛乳箱に回答をくれるナミヤ雑貨店。
30年前に店主が亡くなり無人となっていた店に、盗みを犯した若者3名が逃げこむと、不思議なことに30年前の悩みが届けられてくる。
各エピソードごとに、様々な悩みを持った過去の相談者と、行き場を失った若者たちの悩み事相談を通じたやりとりを、巧みな趣向を凝らして描き、ラストでそれぞれのエピソードで張られた伏線が綺麗にまとまり、東野圭吾作品の中でも珠玉の出来。著者の頭の良さが伝わってくる。

ナミヤ雑貨店の奇蹟
ナミヤ雑貨店の奇蹟
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ポリス・ストーリー/レジェンド

2014-06-14 21:18:52 | Movie
ジャッキーが年をとりアクションが出来なくなったこともあり、ほとんどアクションのないミステリーサスペンスとなっているため、ジャッキー映画を期待すると違和感がある。
人質籠城事件が発生し、犯人が収監中の囚人を連れてくる要求する。集められた人質、囚人、警官は、5年前のある事件に関係しており、それぞれの証言から事件の真相が明らかになっていく。
今までのジャッキー作品と違い、オープニングにアクションがないため、ジャッキー作品としてはいまいち盛り上がらないが、中盤以降はだんだんとストーリーが見えてきて、ラストは緊迫感があった。


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ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版

2014-06-14 21:04:10 | Movie
TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞。
第一作は初めて観たが、その後のシリーズと違ってエンタメ要素を排除して極めてストイック。
ゴジラよりも人間ドラマの方が重点が置かれており、水爆実験によって蘇ったゴジラの設定や、ゴジラに対する最終兵器オキシジェン・デストロイヤーを二度と使わせないために命をかける科学者を通して、反戦のメッセージが驚くほど強く、当時の日本人の思想が伝わってくる。今の映画では、ここまで純粋に社会性のメッセージを出せないだろう。
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マンデラ 自由への長い道

2014-06-13 10:09:23 | Movie
マンデラ氏は、ただただ、すごいとしかいいようがない。
27年にも及ぶ過酷な獄中生活にも関わらず、希望を持って気力/体力を維持し、釈放後は、自身が白人への恨みを抑えるだけでなく、支持基盤である黒人層にも、暴力による復讐をしないよう平和共存を強く指導する。
また、マンデラ釈放を決断したデクラークも、黒人による復讐を危ぶむ白人層を説得し、共存への道を決断する。後にたもとを分かつことになる妻ウィニーの活動なくしては、マンデラ釈放はなかったかもしれない。ここに出てくる登場人物の一人でも欠けたら、南アのアパルトヘイトは未だに解消されなかったように思えると、この時代に南アにこれだけの人材が現れたのは、奇跡的である。
マンデラの信念が、育った環境による宗教により培われたものであるとすれば、宗教とは、いい方向にも悪い方向にも、人を偉大な存在とするには必然な存在なのかもしれない。日本の現在の指導者の、物凄く悪いこともしないが、良いこともしない凡庸さは、平和な国家にとっては逆に良いことなのかもしれない。
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SHERLOCK(シャーロック) シーズン2

2014-06-11 13:47:03 | Movie
21世紀のイギリスを舞台にシャーロックが活躍する異色だが、原作に対するリスペクト感が半端ないシリーズの続編。
オーディオコメンタリーを観ると、制作側のシャーロキアンぶりが尋常でなく、ホームズに扮するベネディクト・カンバーバッチの役作りもすごいの一言。
シーズン2の1作目(通算4作目)の「ベルグレービアの醜聞」は、古今東西のホームズ関連の映像作品の中でも屈指の出来。原作でも人気のアイリーン・アドラーを悪女でありながら魅力的に造形し、原作の基本プロットは残しながらも、納得の行くアレンジとなっている。若きホームズの変人ぶりや、心に秘めた正義感も描写もうまい。本エピソードでは、単に隠された情報を見抜く推理力だけでなく、コーンゲーム的な他人を出し抜く抜け目なさも一級で、ホームズの超人ぶりが爽快だった。
7/4のシーズン3のレンタル解禁が楽しみだ。
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罪の手ざわり

2014-06-11 13:25:33 | Movie
中国で実際に起きた3つの殺人と1つの自殺をオムニバス形式で描いているが、オープニングを観た瞬間に、自分には合わないことがわかった。
それぞれのエピソードが、ひたすら淡々とつづられ、睡魔との戦いで半分眠りながら鑑賞し、エンディングもよくわからなかった。

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