砂の妖精

2022-11-24 11:08:35 | Book
砂の中から現れた妖精は、一日に一つだけどんな願いでもかなえてくれる。
お金持ちになりたい、きれいになりたい、…。しかし、世の中そううまくはいかない。

きっとこんどの願いも失敗するのだろうと、くすっと笑いながら読める。児童文学のお手本。


 
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

2022-11-16 14:26:37 | Movie
チャドウィック・ボーズマン亡き後のブラックパンサーをどうするのか。
くしくも物語世界でのブラックパンサー急逝のあと、ワカンダをどう守るのかとストーリーとシンクロし、喪失感と重圧が残されたスタッフやキャストから痛いほど伝わってくる。
しかし、腹立たしいことに、ネタバレ情報を入れまいとレビューサイト系は一切見なかったが、ヤフーのトップページにネタバレタイトルのニュース記事が配信され、後継ブラックパンサーが誰になるのかが事前にわかってしまった。
評論家なんて存在は作品無くして成り立たず、いわば寄生虫のようなものだが、それにしたった宿主を枯らせるような行為は断じてありえない。人が心血注いで作ったものを、よくまぁ簡単に利用できるなと心の底から軽蔑する。

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RRR

2022-11-12 19:43:42 | Movie
『バーフバリ』のラージャマウリ監督渾身の一作。
とにかく主役二人が放つすごい熱量で、最初から最後までスクリーンから目が離せない。
イギリス人にさらわれた妹を取り戻そうとする兄と、イギリス軍で出世を望む捜査官の二人が敵と味方に分かれて、超絶アクションを繰り広げる。
そして、中盤のクライマックスでストーリーが一転し、前半以上に密度の高い後半へとつながる。
ラストのクライマックスは、近代と神話が融合したような詩的で美しい映像で、これでもかとアクションにつぐアクションが繰り出され、とにかくすごい作品だった。
これだけの作品がインドだと97億で作れるのかと驚く。
主演二人の役者の身体能力が尋常でなく、インド映画の役者は素人では絶対に不可能な演技をするまさにプロフェッショナルなのだと実感する。

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鉄道きょうだい

2022-11-09 10:47:45 | Book
近代児童文学のはしりといわれるイーディス ネズビットの代表作。
ある日、父親が突然警察に連行され、一家は田舎に引っ越すことになる。
見ず知らずの土地で、兄弟が最初に心躍ったのは村の駅を行き交う鉄道だった。

子どもたちと駅に集まる人とのエピソードが、いかにも児童文学的に感じるが、それこそ本作がスタンダードを作ったということだろう。

ミステリーの原型を作ったアラン・ポーもそうだが、新しいジャンルを切り開いた作家は当時はその価値を皆がわからないが、後世になって高く評価される。こういう作品があるから、文学の裾野は広がるのだろう。


 
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