『バーフバリ』のラージャマウリ監督渾身の一作。
とにかく主役二人が放つすごい熱量で、最初から最後までスクリーンから目が離せない。
イギリス人にさらわれた妹を取り戻そうとする兄と、イギリス軍で出世を望む捜査官の二人が敵と味方に分かれて、超絶アクションを繰り広げる。
そして、中盤のクライマックスでストーリーが一転し、前半以上に密度の高い後半へとつながる。
ラストのクライマックスは、近代と神話が融合したような詩的で美しい映像で、これでもかとアクションにつぐアクションが繰り出され、とにかくすごい作品だった。
これだけの作品がインドだと97億で作れるのかと驚く。
主演二人の役者の身体能力が尋常でなく、インド映画の役者は素人では絶対に不可能な演技をするまさにプロフェッショナルなのだと実感する。