アイスランドの湖畔で首つり自殺した女性。しかし、女性の友人は、彼女は自殺などしない、そして、生前に霊媒師の元へ行っていた時の録音テープをエーレンデュル刑事に渡す。
いわゆるフーダニットものではない、刑事と同じ目線で捜査をして段々と真相がわかる社会派ミステリー、エーレンデュルシリーズ第6弾。
このシリーズは、特段面白いとは思わないのだが、なぜか読んでしまうのは、舞台がアイスランドという特殊な設定のせいなのだろうか。日本だと、北欧のイメージが良いが、アイスランドもまた病んだ社会で、世界中どこの国も問題を抱えているのは同じなのだと思う。