なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

「ケトン体は人類を救う」

2015年12月26日 | Weblog

 今日は「ケトン体は人類を救う」という糖質制限の本(光文社新書)を買ってきた。江部先生のブログで紹介されていた。著者は産婦人科医で赤ちゃんはケトン体で生きているそうた。妊娠糖尿病の治療を産婦人科医から頼まれたことがあったが、普通に教科書通りにインスリン注射で治療していた。糖質制限にすればよかったのかもしれない。

 学会ではまだ認めていないが、微妙に糖質の割合を減らしてきている。学会よりも先に、食品会社やコンビニが糖質制限食を販売し始めている。ビールも糖質オフだ。実際に、糖質制限で血糖コントロールが改善して、体重も減少する。α-GIやSGLT2阻害薬は、糖質制限にすれば不要な薬になってしまう。全国の糖尿病専門医はどう考えているのだろうか。むしろ専門医の方が、踏み切れないのかもしれない。それにしても、題名は売れそうなちょっと過激な感じに付ける。うまいものだと思う。

 {ICU/CCUの薬の考え方、使い方」ver.2が出たので、さっそく購入した。まさに「大幅改訂でボリューム倍増!」と帯にある通り、初版より一気に厚くなった。さっそく読ませていただくが、これを読むのにどのくらいの時間がかかるのだろうか。すごい先生がいるものだ。ICUに住み込んでいる?

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