スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

紫カントリークラブすみれコース

2019-07-05 05:46:36 | ゴルフコース

1961年(昭和36年)オープンの本格的チャンピオンコース。

紫カントリークラブの命名者はあの有名な小説家の

吉川英治氏とは知らなかった。

これは本当に稀なケースで興味深い。

2017-11-14付「あやめ36」は姉妹コースになる。

こちらでは来年2020年10月15日(木)~10月18日(日)に

第85回日本オープンゴルフが、

続いて2022年9月29日(木)~10月2日(日)に

第55回日本女子オープンゴルフが開催される予定だ。

この2つのメジャートーナメントを立て続けに引き受けたとは

一挙に紫C・Cは勝負に出たという感じだ。

その準備の為だと思うがクラブハウスをはじめ、

何ヶ所かの所で現在改修工事が行われていた。

本当に久し振りに紫C・Cすみれコースに来たが、

このツインの三角屋根は鮮明に覚えていて懐かしい。

当クラブの経営理念は

「お客様に対しゴルフ場として機能的なサービスを提供しているか」を

常に意識し、

「お客様目線から商品・サービスの品質改善を進める」

ことだそうだ。

ロビー、ラウンジもゆったりとできていて歴史の風格を感じさせる。

やはり名門コースは何か違う雰囲気がある。

プロショップも気のせいかどことなく、ゆったりとしていて品位を感じる。

ちょっとほめ過ぎたかな?

1階ロビーから2階レストランへの吹抜け空間には

キラキラしたモビール的インテリアが下がっていた。

一見するとホテルのシャンデリアのようだ。

この写真はモビールインテリアと1階のラウンジ、

2階のレストランすみれ亭の関係が一目でわかるような一枚。

とても素敵な空間だった。

これが紫C・Cすみれコース、レストランすみれ亭の4種の朝食メニュー。

ここのレストランは箱根の名門、富士屋ホテルの手によるものだ。

最近のゴルフ場の貴重品ロッカーはほとんどが機械化された。

中には複雑でやりづらい所もあるがここのはとても使いやすかった。

まずスコアホルダーをリーダー部の中心にタッチし、

あとは扉番号と暗証番号入力のみ。

どこもこの様なロッカーに成ればいいのに。

2階の廊下には歴史を刻んだ名門コースらしく、

ヒストリーコリドーと称して、オープン時から歩んで来た

その時々の写真が展示してあるコーナーがあった。

 特にモノクロの写真は時の流れの説得力がある。

因みに当コースの設計者は小林英年氏で、

その後、大改修した時の改修及び監修は

ダミアン・パスク・ツオとスティーブ・ペイトが行った。

これがロッカールーム。

木製のロッカーでとても落ち着いた雰囲気のロッカーだ。

どうしても仕事柄、建築物に目が行ってしまうがクラブハウスの柱は

約60年の月日を感じさせる杉板板目の型枠を使ったコンクリート打放しだ。

古い建物はどんどん解体されていく中で

この種の打放しは段々貴重に成って来たと思う。

当クラブの練習場施設は充実している。

18ホールのコースなのにパッティンググリーンが3ヶ所、

バンカー・アプローチが2ヶ所、アプローチ専用グリーンに

17打席250ヤードのドライビングレンジがある。

各ホールへのアプローチも舗装工事中。

これも日本オープン、日本女子オープンの準備の為の工事だと思う。

ビッグトーナメントを引き受けるとは大変なことなのですネ。

尚、当コースは歩いてのラウンドでカートはありません。

アウトNo1スタートの所には「笑うライオン像」が。

歴史と風格を感じさせる松林に囲まれたすみれコースは

全体にフラットでフェアウェイはワイドな設定。

Aグリーンはコースレート75.0(7,272ヤード)。

ここはゴルファー達が挑み続けてきた伝説のチャンピオンコースだ。

すみれコースには他に類を見ないユニークなものがある。

各ホールには動物をモチーフにしたテーマの動物像があり、

オープン以来、メンバーやゲストに親しまれている。

これは彫刻家・今里龍生氏らの作品で、

コースの地形、雰囲気などを表現したものといわれている。

これらの像を動物園に見立ててプレーするのも楽しみの1つだ。

No17ティーグランドから見たクラブハウス。

やはり赤い屋根のとんがり帽子的ツインの屋根は印象的意匠だ。

こちらサイドは足場だけで仮囲いシートがなく、

既存の意匠がわかるアングルだ。

18Hのレストランにしては広々としたレストランすみれ亭。

ひょっとしたらレストラン内もリフォームしたのかもしれない。

シックな雰囲気の中に真新しさを感じる。

前述したがレストランすみれ亭は、箱根・富士屋ホテルが直営している。

そのせいか結構洒落たメニューがある。

たとえばビーフストロガノフ2,300円、真鯛のポワレ1,700円、

そしてオーダーした、にんにく醤油ハンバーグ1,600円。、

シェフサラダランチ1,400円など。

そしてお米は地元野田産コシヒカリを使用している。

これがにんにく醬油ハンバーグ(ご飯・味噌汁・香の物) 1,600円。

最近、肉料理といったら食べやすいハンバーグをオーダーすることが多い。

ここのは鉄板の油が飛ばないように紙で飛油防止をしていたのが心憎い。

味の方もにんにくソースをかけてベリーグッドだ。

野菜の付け合わせにも気配りが感じられ、

さすが富士屋ホテルといった料理だった。

レストランの入口の所には当クラブの競技カップ、

トロフィーが一見暖炉のようなケースに納められていて、

その存在感をアピールしていた。

このコーナーはアカデミックライブラリーと称して

ゴルフ関係の書籍、資料が並べられていた。

これは歴史のある名門コースでなければ似合わない。

この部屋はコンペパーティなどでも使えるプライベートルーム。

重厚で格式を感じさせる造りで素晴らしい。

当クラブには明るく開放的な部屋から、シックで落ち着いた部屋まで

様々なシーンで使えるプライベートルームが用意されているとか。

さぁー、昼食も終わり、後半のプレーへ。

コースを回ってもう一つ気がついたことはややアリソン系の深いバンカーが

かなりしっかりガードしていること。

やはり紫C・Cすみれコースはチャンピオンコースに恥じない

コース設計もしっかりできていることを実感した。

朝に撮った脱衣室と風呂場。

ここもそれなりの味がある雰囲気があった。

この場所には朝は朝食メニュー、昼はランチメニュー、

そしてプレー終了後のラウンド後のティータイムメニュー4種

(ポークカツサンド、ピザ、クリームあんみつ、

コーヒーゼリー・バニラアイス添え)が備えられていた。

これもお客様目線からのサービスを、

という経営理念の具体的表現なのだろう。


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