スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編447~

2023-05-03 06:16:11 | 食~番外編(都内)

かんだ やぶそば

東京都千代田区神田淡路町2-10

TEL 03-3251-0287

定休日 水曜日

営業時間 11:30~20:30

https://www.yabusoba.net/

蕎麦の文化は江戸時代に始まり、江戸生まれの「藪」大阪が起源の「砂場」信州出身の「更科」は老舗御三家と呼ばれている。

又、当店は藪御三家(かんだやぶ、並木藪蕎麦、池の端藪蕎麦)の一角を担う店として知られている。

当店は地下鉄淡路町A3出口より徒歩3分、まだ昭和の香りが漂うエリアにある。

やぶそばの歴史は1880年(明治13年)、浅草蔵前のそば屋「中砂」の4代目堀田七兵衛が

神田連雀町(現神田淡路町)にあった「蔦屋」の支店団子坂支店の藪蕎麦の暖簾を譲り受けたのが始まりだ。

その名門「藪蕎麦」に2013年(平成25年)2月19日夜間に火災が発生。

約600㎡の店舗のうち約190㎡を焼失。

旧店舗を取り壊しこの新店舗を建て、2014年10月20日に再オープンした。

この火災を機に街と店との一体感をもたせるため板塀は取りはらった。

又釣の行燈や看板はそのまま使用している。

玄関を入った所にはやぶそばの歴史を表わす昔の建物の絵が飾ってあった。

藪蕎麦の名称は前述にも触れたが、幕末の頃より本郷団子坂にあった

「蔦屋(竹藪が多く、やぶそばの通称を得ていた)」の連雀町店を

明治13年(1880年)に堀田七兵衛が譲りうけて「藪蕎麦」の屋号で

営業を開始したのが由来となっている。

当店は整理券の発券機を導入しているが、スミダマンが食べ終わって店を出る頃には、ご覧のような長蛇の列ができていた。

なかにはスーツケースを持った人もおり旅先でこの有名店で蕎麦を楽しもうという方も結構いるのかもしれない。

1階センターは大広間的な広々とした空間でテーブル席73席もある。

他にも小上がり席、わずかにカウンター席も用意され1階だけで77席もある。

さらに2階に個室3部屋20席もありコース料理を提供しているそうだ。

緑の空間とともに再開した新店舗は今や神田のくつろぎスポットに成っている。

「おいしいおそばを気持ちよく」をテーマにもちろん百名店2021にも選ばれている。

このカウンターの中に居る着物を着ている女性がどうやら「かんだやぶ」の女将のようだ。

こちらが季節のおすすめメニューと酒菜メニュー

蕎麦屋さんでこの様な品々を酒の肴に昼間から日本酒をチビチビとやるのが

酒飲みの通だということを一昔前の先輩に聞いたことがある。

その先輩とだいぶ昔に、浅草並木藪蕎麦でチビチビやったのが懐かしい。

 

冷せいろそば825円(税別)温かけそば825円と若干高目のcp設定。

この中で一番高いのが温穴子南密そば2530円だ。

そして人気の温天ぷらそばが税込で2118円とはやはり良いお値段だ。

メニューの中の一角におもしろいもの発見。

「ねりみそ」みそ・ごぼう・一味唐辛子をじっくり練り込んだ逸品がお土産用として売られている。

100g 税込600円。

大広間の大きな格子状の照明器そして雪見障子の先の竹も江戸の風情を感じさせる。

名門かんだやぶに来た以上は決してケチることなく鴨せいろそば(税込2299円)を注文。

当店の蕎麦は緑がかった細打ち蕎麦と少し塩辛いつゆが特徴だそうだ。

さらに細かく言えば、そば粉は10、小麦粉は1の割合で国内産(長野、青森、北海道、茨城他)の

最上級粉の二番粉、三番粉を使かった風味の強い蕎麦を用いているとの事。

そばつゆは昆布鰹節だしの辛口のこくのあるものなのでつゆに半分ほどつけて召し上がる。

他に春の旬もの、若竹の煮びたし935円(税別)も注文。

気になったのがこのセイロの編んだ竹のカーブしたそり。

どうゆう意味?

そしてそば湯と洒落た「やぶ」のネーム入りの竹製七味唐辛子入れ。

素敵です。

 

 

 

「かんだやぶ」の近くには昭和・大正時代にタイムスリップしたようなエリアがある。

名前は神田須田町。

このエリアは戦災の被害を奇跡的にまぬがれた区域である。

そこにある歴史的建造物の飲食店を「かんだやぶ」で食べたあと散策してみた。

一瞬いつの時代かにタイムスリップしてしまったかのような感覚に陥ってしまった。

明治30年頃創業の由緒ある鳥すき焼き屋さんの「ぼたん」。

昭和初期から立つ歴史深い建物だ。

その昔、やはりこの店を借り切って大宴会をしたことを思い出して懐かしい。

天保元年(1830年)創業のあんこう料理専門の「いせ源」さん。

昭和7年建築の木造3階建。

入母屋造りと2階の欄干に施された菱形模様の彫が特徴。

木製看板は建築当時から使用しているとか。

昭和5年(1930年)に建てられた古風な趣の建物がある甘味処「竹邑」。

揚げまんじゅうが有名で昔からよく食べたものだ。

 


最新の画像もっと見る