スミダマンのほのぼの奮戦記

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朝日新聞東京本社

2014-07-23 07:44:06 | 地元企業

中央区築地にある朝日新聞東京本社に見学に行ってきた。

このビルは東京本社新館、本館はあまりにも目の前で全体が撮れなかった

これが明治12年1月25日(土)、大阪で創刊された朝日新聞第1号。

一部一銭。今の貨幣価値で500円~600円。貴重な写真だと思う。

最初は係りの女性から朝日新聞の概要説明のビデオ並びに工程説明があった。

その時のスクリーンにはフロアーデスクの様子が中継されていた。

さすが新聞社。エレベーターの開閉戸には世界の新聞社の名がディスプレーされていた。

報道局、編成局のフロアー。記者の連係が取り易くするために間仕切りがない。

現在東京本社には取材記者、編成記者など2300人が働いている。

地域面編集センターフロアー

電話もFAXも勿論メールもない昔の記者は写真、記事を伝書鳩で、しかも3羽(1羽は必ず帰る)

で送ったそうだ。今では信じられない話だ。

オフセット印刷の仕組み。印刷イメージが作られている版と紙が直接触れないのが特徴

版に付けられたインキを一度ゴムブラケットなどの中間転写体に転写(オフセット)した後

紙などの被印刷体に印刷する

鉛板(えんばん)、一昔前(30年前)は活字で大組みした「紙面」から「紙型」をとり

これに鉛を流し込んで作ったのが鉛板。この鉛板を輪転機に取り付けて新聞を印刷する。

18㎏あり、担当はよく腰痛になったとか。

現在の刷版。アルミ製で180gと軽い

触ると小さな穴があり、油と水の反発を利用している。

この方法を実際に実演してくれた。

因みに紙面のトップは「頭」袖を「肩」真ん中あたりの記事を「腹」と業界では言うそうだ。

地下にある印刷工場。高速オフセット輪転印刷機は印刷スピード時速49KM

1秒で新聞25部、1時間で9万部印刷するそうだ。

印刷工場に入るとインク(大豆油)の臭いがした

トラックで運ばれてきた巻き取り紙

新聞の発送作業のしくみを見学者用にわかりやすく表示してある

輸送するトラックは朝夕刊あわせて1日860台。延べ走行距離は8万5000キロ

地球を2周したことになるそうだ。

新聞束をビニールで包む包装機

梱包エリアに運ぶ

地域面ベースのできたホヤホヤの夕刊

まだ温かかった。頭は「大宮◎人気急上昇」

天声人語はベテラン記者2人で書いているそうだ

因みに夏目漱石、石川啄木、二葉亭四迷、松本清張は朝日のOBだそうだ。

昔、取材で使っていたプロペラ機「神風」

他にも朝日新聞所有の小型飛行機、ヘリコプターなどのプラモデルが展示してあった

朝日新聞カメラマンが戦前、戦後に使用していたカメラ

これらのカメラを何でも鑑定団に出したら高価な値がつくだろう。


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