スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

岸 博幸慶大教授

2017-03-21 06:35:52 | レポ

埼玉りそな銀行の浦和りそな会で元通産官僚、

現在慶応大学大学院で教授を務めている岸博幸教授の

講演を聞いた。氏はTV等でも度々出演しており、特にバラエティ系番組にも

出ていて顔が売れている。当日はジーンズのズボンにファショナブルな

ブレザー姿と以前役人であったイメージを変えようと意識している

ような出で立ちが印象的であった。

氏のプロフィールは次の通りです。昭和37年生まれ、東京都出身で

都立日比谷高校、一橋大学経済学部卒業後通商産業省に入省。

コロンビア大学ビジネススクール留学後、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)出向。

通産省資源エネルギー庁に復職。経済財政政策担当大臣補佐官。

金融担当大臣補佐官を兼任。経済財政政策担当大臣、

郵政民営化担当大臣秘書官、総務大臣秘書官を務め、平成18年

経産省を退官。慶応大学DMC総合研究機構助教授に就任

2年後に慶大大学院メディアデザイン研究科教授に就任現在に至る。

民間企業の役員も兼任し著書の多数ある。

・個人的にりそな銀行には勝手に思い入れがある。それは

小泉政権時代、竹中平蔵大臣の下で金融担当補佐官として

公的資金2兆円を注入することを一番強く主張していたからだ。

・そして講演に当って注意事項を言っていた。大学8年間教えていて

学生は30分で注意力が切れる。デジタル時代は集中力が

落ちている、故に短めに話を終える。細かい数字は意味が無いので

経済の大きな流れをザックリ話す。ここだけの話をするので

人の悪口も入ってくる故にSNS等配信はダメ。

(従って氏の話の触れそうな所は当ブログもカットした。)

・日本経済は今後厳しくなる。かなり不安で20年後はちょっと無理かも。

今の状態はそんなに悪くない。デフレ脱却させるのは当然で

物価を上げなくては経済成長率は上がらない。

・成長が低いのは人口減少が原因に成っている。

安倍政権はH17年度予算を見るとシッカリやっている。

今年夏頃からそれなりに景気は良くなる。

・2019年に予定されている消費税の値上げで円安は進み

2020年東京オリンピック後から急速に悪化する。

・2025年以降団塊の世代が後期高齢者に入り社会保障の削減は

無理となり、財政再建の見直し裏付けが必要となる。

・それには政府の改革をやらねばならない。又、経済生産性を

上げなければならない。これは永田町霞ヶ関は嫌がる。

・政府、自治体に関わらない企業が今後伸びる。

・今後安倍政権は外交、安保の方にシフトが移り

経済は今年来年が重要分かれ道になる。

・経済の生産性を上げるのが必須で結論として

イノベーションをしっかりやるしかない。

・イノベーションとはシュンペーター曰く、ニューコンビネーション

(新結合)、新しい組合せ。新しい価値のこと。

・ビジネスイノベーションの事例としてレイベックスの例をあげて説明した。

・イノベーションは中小企業でもできるはず。日本人は

クリエイティブな人種で料理の例をあげて現場の力が重要だと言っていた。

・では具体的にどう作れはよいか?イノベーションは社内だけでは駄目。

同じ経済、同じ目線の多様な知識の人と一緒に

さいたまの人はさいたまの外の人と

・そして最後にダーウィンの進化論の考えで締めた。

生き残ったDNAとは環境変化に対応したものが成功する。

 

 

正に当社の歴史、蝸変の経営の時代がまた来る足音がした感を持った。