スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編108~

2016-06-25 06:00:04 | 食~番外編(県外)

米沢牛・郷土料理 上杉伯爵邸

山形県米沢市丸の内1-3-60

TEL 0238(21)5121

休館日 4月~11月/無休  ・  12月~3月/毎週水曜日

http://hakusyakutei.jp/

平成9年に国の登録有形文化財になった上杉記念館(上杉伯爵邸)。

上杉家14代当主茂憲伯爵邸として明治29年に

建てられ鶴鳴館と称されていた。

大正8年の大火で類焼。大正14年5月に再建された。

上杉鷹山公時代250年前の上杉家紋入着物(5つ紋入)。

藍染めで、絹紡糸を使用している。

上杉家の家紋「竹に飛雀」。寛政時代(1790年代)、幕府お届の紋とされた。

昼食をいただいた大広間と玄関脇の茶房。

上杉の食文化の原点を垣間見ることができる奥深い味わいのメニュー。

素朴ながら先人の知恵が活きている郷土料理だ。

お殿様にお出しするにふさわしい料理という意味を込めて命名された献膳料理。

山形を代表する郷土料理の“芋煮”大根を入れず豆腐の入った元祖

山形のいも煮は牛肉の入った甘い醤油味が特徴。

因みに宮城のは豚肉入りの味噌味だ。

からし醤油と和えている丘ひじき辛子和え

置賜地方では初夏に食べる食物として知られている。

栄養価が高く、現在では貴重な食物。

塩引寿司。鮭の塩引を使ったお寿司紅白であることから

ハレの日には必ず出される郷土の祝い寿司

米沢の冠婚葬祭に必ず出されるのがうこぎの冷汁。

帆立と貝柱と干しシイタケでとっただし汁に季節の野菜を合わせる。

中には凍みこんにゃくや、今は米沢の伝統野菜うこぎが入る。

鯉のことこと煮。鯉は上杉鷹山公以降の米沢名物。おもに

正月や冠婚葬祭など特別な日に甘煮として出される。

骨が食べられるまで煮込んである。

米沢名産、食用菊を使った味噌汁。

うこぎご飯。うこぎはとげのある低木の植物で直江兼続公や

上杉鷹山公が垣根として、整備させ新芽は食用となった。

これは朝鮮人参科の植物であり、薬用、健康食として有用で、

米沢の人達にとっては、春の新芽をてんぷらや

切り和えにして食べるのがなによりの楽しみだそうだ。

そして最後のメイン料理、米沢牛のステーキ。この三切れの量が微妙な量で

もうちょっと食べたいが、そこそこ満腹。その余韻がいいのだろう。

大正14年 胴板葺き 総ヒノキの入母屋づくりの建物として完成した。

庭園は東京浜離宮に依って造園された。設計者は

慶応義塾大学図書館、明治屋ビル 講談社ビルそして

2016-3-1付ブログ掲載の小笠原伯爵邸を設計した

米沢出身の中條誠一郎氏だ。

尚、氏の長女は天才少女と呼ばれた作家宮本百合子だ。

この時代の照明器具というよりは硝子製品は

手作りのぬくもりがあって好きだナー。