Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

冬の星空

2019年12月03日 23時42分11秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 夜のウォーキングは寒く感じるようになった。やはり12月である。月は上弦の弓張月。21時半には間もなく西の地平線にとどきそうなほど傾いていた。富士山のちょうど上あたり。なかなかいい眺めである。

 東から昇る月は満月が美しい。赤味がかかり、ヌッと出てくる。
 西に沈む月は三日月か半月がいい。お皿や茶碗を上向きに地平線に置くように沈んでいく。その形が好みである。
 本日のウォーキングははじめ西に向かったので、ちょうどいいタイミングで月を見ることができた。

 帰りの折り返し点ではオリオン座・おおいぬ座、こいぬ座に向って歩いた。オリオンの全体の形を見るのは久しぶりのような気がした。

★中天にオリオン育ち子は遠し      岡田サチコ
★わが空にきてシリウスは踊り出す    林 誠司

 


さすがに師走、あわただしい

2019年12月03日 21時35分14秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 一応本日の作業目標はクリアできた。ごく大雑把なレイアウトのアウトラインと写真のトリミングは出来上がった。明日は写真や集まった原稿を流し込んでみる。また囲み記事の一部を作成することまで出来るかもしれない。

 日程が詰まっているので、印刷所との日程の調整も厳しい。何しろいつもの倍の4頁仕立てで13日が期限。なかなか痺れるようなスケジュールである。
 この間に忘年会が3回、市民病院での受診が2回、会議も2回、講座が1回。
 それ以外の日は必至でパソコンと睨めっこということになる。しかも「仕事」のスピードも毎年少しずつ落ちてきている、と実感している。


「完結のなき師走」

2019年12月03日 12時31分55秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 ようやく「わたくし流俳句の読み方・詠み方」の確定稿と思いたいものが出来上がり、先ほど1部を印刷して製本した。今晩もう一度読み直してから、印刷に入る予定。
 親と妻と娘は某大学の銀杏並木を見に出かけた。
 私はこれより退職者会ニュースの原稿作り。本日はおおよそのレイアウトづくりと、すでに送ってもらった写真・原稿の整理から。


★飾り窓に写る師走の真顔かな      丸山希よ

★満たされず過ぎゆくものも師走かな   加藤時子
★古稀むかえ完結のなき師走かな     菅原文夫

 「酒井抱一」(岩波新書)の覚書をまだアップしていない上に、「ゴヤⅢ」の読書も再開したものの止まったまま。退職者会ニュースが出来上がるまではお預けである。前者、いくつも付箋を貼ってみたが、もう忘れかけている。後者もまた読み始めるときには何ページも前から読み返さないと思い出せないと思う。
 情けないと思いつつ、お金にならないが「仕事」があることをとりあえずは喜ぶことにする。

 老醜をさらし続けているが、師走のショーウィンドウに映った自分の顔にはゆとりも笑いもない。いつものようにむっつりしているだけである。自分の顔には嫌悪感しか感じない。同時に人生そのものが満たされたというゆとりもない。 

 毎年毎年、何事も完結しないうちに師走を迎える。それをとうとう何十回も繰り返してきた。私も古稀に近い。にもかかわらず、人生の完結感は皆無である。誰もが多分そう感じたまま、終末を迎える。「終活」という言葉があるが、果たして内実はどう処理されるのだろうか。それぞれの人生への納得感、完結したと思う感慨などありはしないはずだ。