Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

関東は空梅雨‥

2017年07月10日 23時32分47秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 ようやく明日の支度が終了。参加費をやっと妻に貰った。

★掘られたる土が声あぐ旱梅雨         依田寿惠女
★空梅雨に鳴る水分(みくまり)の神の鈴     太田文萌
★陶土掘る空梅雨の山さらけ出し        山元湖村


 第1句、乾いた土がひび割れているのであろうか。作物を抜くと土が乾いた音を立てるかのようにポロポロと落ちていく。畑の作業に携わる者にはそれが悲鳴にも聞こえるのかもしれない。
 第2句、水分(みくまり)の神は、水の分配を司る神。「くまり」は「配り」の意といわれる。水源地や水路の分水点などに祀られる。また分水嶺のことを「みくまり」という例もあるという。水にかかわる神として祈雨の対象となり、田の神や、水源地のものは山の神とも混同した。鈴は神を呼ぶためのものであろうか。雨を乞う神事を詠っていると解釈できる。ひょっとしたらそのような神事とは無関係に、みくまりの神を祀る古びた無人の社の鈴が風になびいて静かになったという解釈も出来なくはない。後者なら過疎の山里のさびしい一瞬を詠ったものかもしれない。
 第3句、空梅雨の乾ききった陶土は、陶器の制作にどのように作用するのだろうか。「さらけだし」というぶっきらぼうのことばからは、作陶には決していい影響を得絶えないのだろうとは予想できる。手作業にとっては乾き過ぎというのは材料が手になじまないことに直結すると私などは考えている。

明日のバス旅行の準備作業に追われた

2017年07月10日 20時28分27秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 横浜では13時前に31.7℃。ことしの最高気温ではなかったが、とても暑かった。ただしいつもの8月の蒸し暑さではなかったのがせめてもの救いであったろうか。
 明日のバス旅行の準備作業で朝から組合の会館で印刷などの作業を15時くらいまで行った。組合の会館まで地下鉄利用でも片道30分近くかかるが、家に忘れ物をしたこともあり、お昼前に一度戻った。結局本日は暑い中を2往復もしてしまった。それだけで1万1千歩。一度家に戻ってシャワーを浴びて下着を取り換えざるを得なかった。帰宅してすぐに着替えたので、本日3着目の下着を着ている。妻には白い目で睨まれた。
 明日は役員は朝7時半に横浜駅そばの集合場所に参集。配布するお茶のペットボトルを購入したり、受付や集金、チラシや名簿などの配布などをこなさなくてはならない。
 まずはバスの中で上野の国立西洋美術館の建物の通常展のみどころの概略説明、美術館についたらここでチケット購入、イヤホンの調達、記念写真と慌ただしい。その後浅草で麦とろの昼食、浅草寺と仲見世、水上バスで浜離宮を巡る。
 17時頃には横浜に戻って来られると思うが、その後は反省会という名の打ち上げ。これは自費。多分家に着くのは21時過ぎであろうか。

 北九州地方には大きな被害をもたらしている梅雨前線であるが、関東地方は空梅雨。もうすでに梅雨明けのような天候である。このようなときは梅雨末期にひどい雨が襲ってくるといわれる。まだまだ気を抜いてはいけないということなのだろう。

 これから私自身の明日の準備作業。カメラなどをリュックに詰めて、明日慌てないようにしないといけない。何しろ家を6時40分に出なくてはならない。6時に起きる自信がまったくない。

「現代の眼 #624」から

2017年07月10日 11時52分37秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 東京国立近代美術館発行の「現代の眼 #625」(7月号)が昨日届いた。

 興味深く読んだものは
・「彫刻を作る/語る/見る/聞く」を準備しながら考えたこと(大谷省吾)

 “‥彫刻の可能性の模索という課題から出発しつつ、単に新しい次の何かを提示してみせるというよりも、彫刻の長い歴史の中での本源的なものにどこかで結び付くような探求となっていることに思い至る”

 これは11月5日まで開催している「彫刻を作る/語る/見る/聞く コレクションを中心とした小企画」(美術館ギャラリー4)に合わせた論考から。彫刻はあまり見ることがないが、是非見に行きたいと感じた。