Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

今夜は今年見える最小の満月

2017年06月09日 22時31分12秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 今夜は満月。「今年見える満月のうちで一番小さい満月」という。ただし写真で見比べないとその小ささはわからない。
 先ほどベランダに出たら、曇り空であり、薄い雲の向こうに丸い月が滲んで見えた。

★わが庭に椎の闇あり梅雨の月      山口青邨
★梅雨月夜あなたも青い蚊に生まれ    中西ひろ美
★梅雨の月明日食ふ米を問ひてねむる   加藤楸邨


 梅雨の月という季語は私はどうしても木下闇(こしたやみ)という季語と重なってしまう。1句目はまさにそんな感じの句。3句目、作者は眠られない夜を過ごしている。

「日本海の拡大と伊豆弧の衝突」

2017年06月09日 21時12分41秒 | 読書


 本日の作業というか、業務は終了。なかなか読書の時間が確保できない。愚痴が続く。
 そして明日は昼から国会周辺へ、夜は比谷野音の集会とデモまでの行動のために朝から出かけることになった。退職者会としての行動の参加者のチェック要員。夜までの行動というのはなかなかつらいものがある。
 ということで明日も読書三昧の日とはならない。日曜日は疲れて寝てしまいそうである。

 こういう時は長い読書はできないので、電車の中などで細切れの読書時間しか確保できない。短いものがいいが、適当なのが見つからない。
 眼についたのが「日本海の拡大と伊豆弧の衝突-神奈川の大地の生い立ち」(藤岡換太郎・平田大二編著、有隣新書)。日本海の拡大とフォッサマグナについての論考と聞いて、2年ほど前に購入し、そのままになっていた本である。
 「地球の歴史」上中下3巻を読み終えたばかりなので、この機会に目をとおしてしまった方が良いようだ。
 これをリュックに忍ばせて出かけることにしよう。
 

桜桃忌

2017年06月09日 15時30分02秒 | 読書
 1948(S23)年6月13日が太宰治の忌日。

★黒々と人は雨具を桜桃忌       石川桂郎
★太宰忌の夕日まるごと沈みゆく    中村明子
★またひとつ別れのありて桜桃忌    今村綾子


 太宰治は私はあまり印象に残っていない。いくつか中学・高校時代に読んだが、文章があまり好きになれなかった。
多くの人が影響を受けたといっている。大学時代にも文庫本を大切にそろえていた友人がいた。しかし私は結局大学時代以降は一冊も一頁も読んでいない。こんなことは自慢になるわけがないが‥。