夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

森茉莉の本

2013年06月20日 | 愛読書
図書館でリサイクル本を貰ってきた。
図書館には不要になった本を貰えるコーナーがあり、
そこに「森茉莉」の本が在ったのです。

森茉莉は森鴎外と2番目の奥さんの長女として生まれた。
父、森鴎外に溺愛され、若くして結婚。夫に付いて欧州で生活、
2人の子供をもうけるも女遊びがひどかったダンナ(小林珠樹)と
離婚。その後再婚して仙台に住まうが、仙台には
「銀座も三越もない」と嘆き1年足らずで離縁された。
お嬢様育ちである為か生活能力がなく50代から書き始めた
「本」が認められた。とある。この本は森茉莉のエッセイや
対談集を編集したものでなかなか面白い。

森茉莉さん独り身になって世田谷代沢に住んでいたとの事。
同じ頃?私の亡くなった姉も下北沢に住んでいた。
私はちょこちょこ下北沢へ遊びにいきました。
茉莉さんも下北沢の駅を利用していたのでしょうか。
代沢?を歩く森茉莉さんの普段着スタイル↓中年の頃の
ものでしょうか。カーデガンに下駄履き。若い頃とはいえ
パリで生活していた方とは思えない程、服装に頓着しない方だった?

街中ですれ違ってもこのスタイルでは誰も森茉莉とは
思わないような普通のおばさんという感じです。
が、若い頃(12歳)はこんなにきれいでした。
育ちの良さが滲みでている。

赤坂迎賓館が好きだったという晩年の森茉莉↓
フランスベルサイユ宮殿を思い出していたのでしょう。父、森鴎外↓
  
1987年、森茉莉、心不全により永眠。享年85才。
死後2日の孤独死でした。

森茉莉のいう『贅沢貧乏」とはいくら金持ちぶっても
態度人柄(本当の金持ちか)分かってしまう。
とエッセイに書いている。貧乏だけど贅沢な心を
持った人間を「贅沢貧乏」というそうだ。
我家もそうありたい。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パソコンサークルの勉強会 | トップ | スマホと散歩 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちわ! (ミュウ2)
2013-06-21 17:00:58
森茉莉さんのご紹介、有難うございました!! 代々木上原では、やっぱりこんなカッコウしたおばさんが、道の掃除しながら、流暢に通りすがりの外人さんと話はじめます。血筋とか家柄とか感じます。・・・でも、何となく上から目線のエッセイwwwと感じるは私だけかな?!
返信する
ミュウ2さんへ (shizukata)
2013-06-21 22:32:38
「暮しの手帖」に森茉莉のエッセイが載っていて読んだ事があります。
お嬢様育ちで生活力が無く当時の花森安治に助けられたようです。
その後、物書きになり、一人住まいしていた代沢のアパルトマンは
散らかり放題だったので、いきつけの喫茶店、「邪宗門」を書斎代わりに
していたようです。お嬢様だったためか家事は苦手だったようです。
文章のあちこちに上から目線の感じが見え隠れするのは昔の自分の
育ちの良さを感じていたからなのでしょう。それを今成金(生粋の金持ちではない人間)
の批判として書いたのだと思います。
喫茶店、「邪宗門」今でもあるのでしょうか?行ってみたいです。
返信する
!! (ミュウ2)
2013-06-24 13:33:59
Res有難うございます。 私も毎日ではないですが、まとめて拝見しています!! 

返信する
ミュウ2さんへ (shizukata)
2013-06-26 20:50:20
拙いブログですが見ていただいて嬉しいです。私はFacebookに登録していないのでミュウ2さんのFacebookが残念ながら拝見できません。
返信する

コメントを投稿

愛読書」カテゴリの最新記事