夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

阪妻の映画「無法松の一生」を見る

2016年10月09日 | 映画 TV
先日、ある会合で父ちゃんがもらってきた
映画会のチケット。「無法松の一生」
阪東妻三郎の無法松です。
「行ってみるか」ということで雨の中
出かけました。場所は菊田公民館

「映画が始まる前に映画のポスター展を
 見て行ってください」とチケットをくれたTさん。
まずはポスター展を覗いてみました。
 
このポスターは畑三郎さんが収集した映画ポスター 
 

 
懐かしい映画のポスターが並ぶ。


 
「HARAKIRI」(切腹)の横文字ポスター
珍しいので会場にいた畑三郎さんに
「これは海外用のポスターですか」と聞いたら
「そうです。このポスターは日本国内では
 2、3枚しかありません」と畑三郎さん。

海外用の「切腹」ポスターもなかなか迫力の
あるポスターです。
ポスター展を見た後は映画『無法松の一生」の
映画会です。古い映画なので観覧者はほとんどが
シルバー世代。チケットをくれたTさんが司会をします。

市長も来てあいさつ。
 
映画の前に畑三郎さんの講演がありました。

畑三郎さんは5歳の頃から映画を見始め
小さい頃は男の遊び(ベーゴマ、メンコ、チャンバラ)
よりも映画が好きだったようで、なんとか映画の仕事を
したいと思い2度の家出を経て上京。シネマ関係の
記者をしながらポスターの収集をしたという畑さん。
内外を問わず集めたポスターは10数万枚という。
「私は『映画』というより『活動写真』と
 いう方が好きです」といっていた。
阪東妻三郎は昭和6年、谷津遊園に阪妻関東撮影所を
設立、サイレント映画からトーキーになった頃の
昭和11年に閉鎖されたとある。その撮影所跡は
谷津遊園の菊人形展や映画会場となりました。
昔、私も谷津遊園に行って菊人形展を見たことがある。
その場所が撮影所跡とは知りませんでした。
昔の谷津遊園↓多分青と赤い屋根のあたりが撮影所だった?

谷津の撮影所で撮られた「無法松の一生」



GHQにカットされた箇所があったそうですが今回は
カットされたところも挿入されている。

松五郎を阪東妻三郎、吉岡敏雄(子役)を長門裕之が
演じていた。
私は昔、三船敏郎版の「無法松」を見ました。
三船敏郎版の松五郎は荒っぽさが出ていましたが
阪妻版はそれほど荒っぽさは出していない。
車夫の松五郎ということで時代が変わる事に
走る車の車輪の影が大写しされる。車輪が
止まる事で松五郎の死を思わせるのはどちらも
同じです。なかなか良くできていた映画です。








コメント (2)
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