教え子さんのお通夜に列席

　昨日の訃報欄に５４歳の女性名前があった。なんと、私が担任した教え子さんであった。

　私は、真壁高校で連続して男子クラスを担任した後、「たまには女子生徒を担任したい」と希望して、生活科を担任させてもらった。男子生徒に比べて、体力的には楽であったが、精神的には、男子生徒にはない苦労があった。

　この生徒さんは、おだやかで、口数も少なく、本当に、「苦労をかけることがない」娘であった。こんな生徒さんもたまにはいてくれないと、先生稼業も身が持たないのです。

　こんな素直な娘さんなら、いいお嫁さんになるだろうなと送り出したが、結婚式の招待状は来ないまま、葬儀に行くことになってしまった。

　娘さんはあまり話をしなかったが、お母さんはよく話す方で、父母の集まりでは、とても気が合うお母さんであった。そのお母さんも８５歳となって車イス姿で列席していた。通夜ぶるまいの席で、お母さんに慰めの言葉をかけてきたが・・・・・。

　最後に、お棺の窓を開けて、最後のお別れをしてきたが、本当に美しい顔であった。