菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

内田康夫著「教室の亡霊」を読む

2019年12月31日 22時18分05秒 | 日々の雑感
 昨日の夜から、「教室の亡霊」を読み始めた。この本は、2010年発行だから、当時、大分県で明らかになった教員採用試験を題材に、舞台を群馬県高崎市に置き換え、教員採用試験の裏側にひそむ不正を描いたものである。
前半部分は、昨晩読み始め、今日は、演説が終わってから続きを読み始めた。
 
 年末・年始のテレビの特別番組が、あまり面白くない。特に、私は、NHKの紅白歌合戦は、知らない歌ばかりで聞く気がしない。むしろ知っている曲ばかりがでてくるテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」のほうがいい。この番組のメロディをバックに、「教室の亡霊」を読み進めた。

 前半部分は、学級崩壊にいたる新米女性教師の不安やなんかと言いがかりをつけるモンスターペアレントの存在など、「そうだろうなあ」と思わせる筆致でよく表現してある。
 巻末にある参考文献紹介する。
 ・「なぜ学級は崩壊するのか」教育史料出版会
 ・「悲鳴をあげる学校」小野田正利
 ・「教師の苦悩が癒やされる本」小島侑
 ・「学校の中の事件と犯罪」柿沼昌芳・永野恒雄
 ・「校長・教頭のための困った親」尾木直樹編
 ・「壁のない密室」石井竜生・井原まなみ
 ・「先生の集団逃亡がはじまった」石井竜生
 ・「学校のモンスター」諏訪哲二

 これだけの参考文献で、教室の情景を生き生き描けるのは、やはり作家の力量とはすごいものだと感心させられた。

 しかし、最後の犯人捜しには、がっかりさせられた。いくらなんでも、この結末では、納得できない。あまり複雑に作ってあるので、犯人なんてどうだっていいという気持ちになって、最後の10ページは読む気がしなくなった。
 この作品が書かれた時代は、教員の採用試験の倍率は7~8倍といわれた。
 時代が変わり、今は2~3倍となった。時代は変わった。


 


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「菊池伸浩の年譜」に「一行加筆」

2019年12月31日 15時53分01秒 | 議員活動
 私は、いつ亡くなってもいいようにお葬式の準備をしています。その一つが、年譜を残すことです。私が多くの葬儀に参列して思うことは、「仏になった方」の経歴がよくわからないことです。特に、焼き場にまで行ったとき、時間をつぶすのに困ります。

 父の葬儀では、私がつくった「菊池正平の年譜」が役立ちました。父は静岡県三島の生まれでしたが、佐渡の菊池家に婿に入りました。そこで、奥さんと長男を亡くし、母・みつと再婚し、私ら(2男1女)が生まれました。私が9歳の時、東京に上京し、小金井市に家をつくり、そこで生涯を終えました。

 けっこう複雑な経歴ですので、説明していては、よくわかりません。そこで年譜が役に立ったのです。とくに父の生まれた三島の方々(渡辺姓)は、この年譜を便りに、「ここに書いてあるのが私です」などといいながら、あいさつされました。私は喪主ではありませんでしたが、喪主とは双子ですから、親戚の方々は区別は付きません。

 年譜は簡単でいいのです。1年ごとに1行加えるだけでいいのです。そんなわけで、今年は73行目の欄に、「5月に令和に改元」と書き入れました。

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羽黒駅周辺で13カ所、本鍬田~久原で9カ所、納めの街頭演説

2019年12月31日 15時46分03秒 | 議員活動
 天気予報はよく中たる。朝は霜もなく霧が濃かったが、霧が晴れると絶好の演説日和。というわけで、2019年最後の演説へ。

 まずは加茂部で7カ所。ここで蕎麦打ちをしている知人がいたのであいさつを。手は粉だらけ。そこで、打ち立てのそばをいただく。続いて、羽黒駅周辺で6カ所演説。午前中は、13カ所。

 午後からは、本鍬田が残っていたので、地元だけは年内にということで、本鍬田、富岡、久原で9カ所。午後からは、気温は15℃となり、背広をぬぐほど暖かくなりました。
 12月中の12月議会報告は、160カ所となりました。

 

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久しぶりに、内田康夫本「長野殺人事件」を読む

2019年12月30日 15時26分19秒 | 日々の雑感
 今日は朝から寒い雨。出かけることはあきらめて、久しぶりに読書三昧であった。
 内田康夫著「長野殺人事件」を一気に読んだ。
 この本は、長野県で、作家の田中康夫知事が誕生し、再選を目指す選挙戦を背景に、長野オリンピック(1988年)の招致の際に、十数億円ものばらまいた事件があり、そのときの資料を「焼却処分」してしまった事件を関連し、物語を形成している。

 実は、焼却処分したはずの証拠文書を隠し持っている人物をめぐり、いろいろな殺人事件が起こる。「脱ダム宣言」をして、あれだけ期待をされた田中康夫知事が、地元の保守勢力の粘り強さに、ついには抗しきれず、敗れてしまう政治背景なども描写されていて、政治読み物としても優れていると思わせる。

 あれだけ田中康夫知事を想像させる人物(腹がでた目がギョロッとした知事)と書いているのは、本人の了解を取っているのか、作家仲間の暗黙の了解があるのか、知りたいところである。

 また、内田康夫氏のデビュー作は、浅見光彦が主人公ではなく、「死者の木霊」の信濃のコロンボ・竹村警部です。長野が舞台ですから、内田康夫氏の自宅は軽井沢ですから、長野の描写は手慣れたものです。
 途中から、浅見光彦も登場し、竹村警部もと協力し、事件を解決します。

 本の汚れが目立たないほどきれいな本であった(内田本は読まれすぎていて、汚れていたり、本が崩れたりしている)ので、面白くないと思っていたが、久しぶりに面白い本であった。


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午前中は北那珂を12カ所、午後は富士見台を12カ所街頭演説

2019年12月29日 17時01分24秒 | 議員活動
 今日は、疲れもとれたので、街頭演説に出かけました。
 11時に家をでて、午前中は富谷東から中里、入野、南飯田と演説をすすめ、12カ所で切り上げました。
 昼食に、長谷川食堂へ。29日で終わりと聞いていたので、空いていると思ったのが、大間違い。なんと満席。テーブル席には、6人。畳の席にも4人いました。おかげで、読売新聞をじっくり読む時間ができました。ところが、帰る頃になったら、また4人のお客さん。年末の寒い日に、こんな満員の長谷川食堂は初めてです。

 家に帰って2時まで休憩。
 午後は、富士見台を回りました。富士見台ではもらったことのない拍手をもらい、気分も高揚。最後のパワーマートまで12カ所演説することができました。
 陽が当たっているところは暖かいですが、影に入ると一気に寒くなります。4時になったところで、今日は終わりといたしました。


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