28日の小池 晃参議院議員の質問で、標記の答弁がありました。今日のしんぶん赤旗に、その詳細が出ていますので、紹介します。
扶養照会とは、自治体の福祉事務所が生活保護申請者の親や配偶者だけでなく、兄弟、孫などの親族に対し、「生活の援助が可能かどうか」を問い合わせるものです。これが、生活保護の申請を阻む大きな壁になっています。
この問題を、28日の参院予算委員会で、日本共産党の小池晃議員の追及に対し、田村憲久厚生労働相が、生活保護申請をためらわせる扶養照会は「義務ではない」と明言したのです。
生活困窮者を支援する一般社団法人「つくろい東京ファンド」の年末年始の調査では、生活が苦しいのに生活保護を利用したくないと答えた人のうち、3人に1人が「家族に知られるのが嫌」なのが理由だと回答しています。自由回答では「今の姿を娘に知られたくない」「家族に知られるのが一番のハードル」などの声が寄せられています。同ファンドは「困窮者を生活保護制度から遠ざける不要で有害な扶養照会を辞めて下さい」と求めています。
注)私の経験を報告します。
真壁高校時代の教え子が、高校生時代からのシンナー中毒が悪化して、60歳をこえて、寝たきりになり生活保護を受けていました。その妹さんが、嫁ぎ先から、「兄の生活保護費の一部を”扶養援助”しているが、子どももおおきくなり、負担ができなくなった。扶養援助を辞めたいが、どうしたらいいか?」との相談を受けたのです。もちろん、援助を取りやめることはできました。
しかし、問題なのは、生活保護の担当職員も、こんなことをしたくないのですが、「国が扶養ができるかどうか親族に確認する」ことになっているのですから、市職員もせざるをえないという実態があったのです。
今回、厚労相が「扶養照会は義務ではない」と明言したのです。この答弁を引き出した小池晃議員の功績は大きいと、私は喜んでいます。
扶養照会とは、自治体の福祉事務所が生活保護申請者の親や配偶者だけでなく、兄弟、孫などの親族に対し、「生活の援助が可能かどうか」を問い合わせるものです。これが、生活保護の申請を阻む大きな壁になっています。
この問題を、28日の参院予算委員会で、日本共産党の小池晃議員の追及に対し、田村憲久厚生労働相が、生活保護申請をためらわせる扶養照会は「義務ではない」と明言したのです。
生活困窮者を支援する一般社団法人「つくろい東京ファンド」の年末年始の調査では、生活が苦しいのに生活保護を利用したくないと答えた人のうち、3人に1人が「家族に知られるのが嫌」なのが理由だと回答しています。自由回答では「今の姿を娘に知られたくない」「家族に知られるのが一番のハードル」などの声が寄せられています。同ファンドは「困窮者を生活保護制度から遠ざける不要で有害な扶養照会を辞めて下さい」と求めています。
注)私の経験を報告します。
真壁高校時代の教え子が、高校生時代からのシンナー中毒が悪化して、60歳をこえて、寝たきりになり生活保護を受けていました。その妹さんが、嫁ぎ先から、「兄の生活保護費の一部を”扶養援助”しているが、子どももおおきくなり、負担ができなくなった。扶養援助を辞めたいが、どうしたらいいか?」との相談を受けたのです。もちろん、援助を取りやめることはできました。
しかし、問題なのは、生活保護の担当職員も、こんなことをしたくないのですが、「国が扶養ができるかどうか親族に確認する」ことになっているのですから、市職員もせざるをえないという実態があったのです。
今回、厚労相が「扶養照会は義務ではない」と明言したのです。この答弁を引き出した小池晃議員の功績は大きいと、私は喜んでいます。