菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「政倫審を聞いて・・誰が信じるのか」ー前川喜平氏の意見

2024年03月03日 18時34分25秒 | 地方政治
 今日の東京新聞・本音のコラム欄は、政倫審を聞いて、「誰が信じるのか」という題で、前川喜平氏が書いている。紹介したい。

 誰が信じるのか
 前川喜平

 衆議院の政治倫理会は、聞いていてイライラするばかりだった。
 初日の弁明を行った岸田首相は「後来の種子未だ絶えず」という吉田松陰の言葉を引用したが、なぜ岸田氏がこの言葉を出したのかさっぱりわからない。松陰が刑死の前に残した言葉だから、ご自身の政治生命の終焉を予期しているのかもしれない。

 二階派事務総長・武田良太氏が、二階俊博氏は派閥の「象徴」であり、一切の事務や経理に関わることはないと発言したときは思わずのけぞった。象徴天皇のように無答責の存在だとでもいうのだろうか。武田氏自身も、経理はすべて事務局長に任せていたと弁明した。誰が信じるのか。

 2日目に登場した西村康稔、松野博一、塩谷立、高木毅の4氏も、安倍派の会長代理や事務総長の経験者でありながら、そろって派閥の会計には関わっていなかったと弁明した。彼らが「還付金」と呼ぶ裏金をいったん廃止しようと復活させた経緯は認めたにもかかわらず、収支報告不記載の違法性は全く認識していなかったという。誰が信じるのか。検察はこんな説明で彼らを不起訴にしたのか。

 疑惑は深まっただけだ。政倫審で真相究明はできない。森喜朗、二階俊博、下村博文、萩生田光一の各氏を含め、改めて証人喚問の場で証言させるべきだ。
(現代教育研究会代表)


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