仮想講話について ―はじめに―

2021年10月12日 | 日記・エッセイ・コラム

*はじめに

 私は重症心身障害児(者)の、また知的障害者の社会福祉を推進する組織・事業所に通算で42年あまり、身を置いてきました。その間、私は何を学び、何を思い、何を感じ、またこの社会の在り方についてどう考え、どうあってほしいと思ってきたのか。そうしたことについて、これまで地域の中学校や高等学校のご理解、ご協力を得て、幾度となく中・高生に向けてお話しをさせていただいてきました。

 しかし、今後、そうした中・高生の皆さんに対してお話しする機会が私に訪れるものかどうかは分かりません。そこで、中・高生の皆さんに限らず、広く社会の皆様にも是非私の思いをお伝えしたい、そしてご一緒に障害者福祉についてお考えいただきたいと思い、突拍子もないことですが、このたび仮想の講話をこのブログでさせていただこうとする次第です。

 仮想講話のテーマは「私が学んだ知的障害者と呼ばれている人たちのこと」(仮題)としました。最後までお読みいただければ、この上ない幸せです。ご一緒に障害者について、特に今回は知的障害者と呼ばれている人たちの、その命と人生についてお考えいただければと願います。

 私の目の前には地域の中学生、あるいは高校生の皆さんが席に着いているものとしての言葉遣いをしていますので、ところどころ山口県東部辺りの方言が混じっておりますがご容赦ください。

 

*仮想講話の掲載について

 1 対象を1クラスほど(およそ20人~30人)の中学生、あるいは高校生を想定した、時間的には約1授業時間(50分)ほどの講話のつもり  

  です。

 2 その講話の内容を全20回ほど(回数未定)に分けて、基本的に毎週2回(曜日不定)、ブログとして掲載していきたいと思います。

 3 なお、途中、通常のブログとしての話題を割り込ませることがあるかもしれないことをあらかじめご承知おきください。

  では、次回から仮想講話を始めますので、どうか最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

 このブログへのアクセスは、

 「さらばさつき園園長室 障害者福祉の明日を語ろう」で検索可能です。

 

 

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