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日本は韓国台湾と経済圏を

2024-03-23 04:14:59 | Peace Cafe


 のぼたん農園に昔からあるヒカゲヘゴ。この下に2番溜め池がある。溜め池のそばなら育つようなので、3本の苗を植えたのだが、上手く2本は根付いている。移植は難しいと言われていた。1本は少し上に植えたためか枯れてしまった。2本が根付いた。ため池の付近に、もっとあっても良いと思うのだが。

 日本は危うい停滞の中にいる。株価だけが41000円台と政府の目標通り、高騰している。そして円安が続き、1ドル111.43円がそもそも安いのかどうかも分からなくなった。いかにも実質の伴わない経済の張りぼて状態で、海外投資家からもてあそばれている状態こそ、今の日本の姿なのだろう。

 外国人投資家がぼろもうけして、逃げて行くだろう円安株価である。何かどうしようもないことが起こる前兆状態のような気がして、不安この上ない。日本経済の崩壊は仕方がないことだ。日本人がこの程度の中堅国で受け入れるほか仕方がないと変ったのだ。これもまた国際化したと言うことか。

 自民党の倫理喪失を見れば、よく分かる。政治家がここまで嘘つきで、無責任で、下卑ている国に成り下がった。パー券キック縛の裏金は、選挙のための買収行為に、つまり子分達に配っているお金だ。疑う余地も無い。それが自民党議員の政治活動なのだ。

 日本の先行きはさらにひどくなって当然である。そんな政治家を生み出しているのは、日本人なのだ。自民党と公明党の政府が自分達の投票結果だと思うと絶望的である。野党がだめだから、自民党で仕方がないと言うが、つまり日本人全部がだめと言うことになる。

 日本列島で暮らしているものは、どう再生するかの方を今から考えておく必要がある。自給的生活からやり直す以外にないと考えている。幸い人口減少が進んでいるから、自給生活が可能になるはずだ。そこまで覚悟すれば、政府から離れて、自立して生きて行ける。

 日本がこれから学ばなければならない国は台湾と韓国であろう。台湾や韓国は条件が日本に似ている。アメリカと中国の対立が深まり、それに影響を強く受けている。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ侵攻の影響も同様に受けている。

 そしてその国家規模はだいたい日本の半分位である。国がいくらか小さいために、日本より速い動きである。3国とも中国という先進文化の大国に接し、文化や哲学や宗教や生産技術まで、教えて貰いながら、自らの国を作ってきた。それぞれに優れた文化を保持する、その意味では立派な3国と言えたのだろう。

 そして、3国はそれぞれに困難の中に置かれている。資本主義経済が限界まで来ている。独裁国家の資本主義と自由主義経済圏とのせめぎ合いである。ロシア経済は結局ヨーロッパ経済よりも、好調という結果である。戦争をしていても、独裁国の方が経済が好調なのだ。

 自由主義経済圏の困難を乗り越えるためには、東アジアの3国が良い連携をして、アメリカや中国との関係を良いものにしていかなければならないのだろう。この3国が合わされば、経済圏として考えれば大国である、アメリカや中国、そしてEUのような枠にも匹敵できる存在になるだろう。

 日本、台湾、韓国の東アジア3国連携が出来れば、第一には中国による台湾侵攻の抑止力になるだろう。ただし、3国それぞれに問題があり、連携が簡単では無いことも確かだろう。あまりに近い関係が複雑な歴史関係を生み、日本は植民地化したという、謝罪しきれない重い反省の歴史を持っている。

 取り返しの付かない許されない、残念な歴史ではあるが、反省し未来に向かい連携をして行く必要がある。アメリカや、中国との関係は3国の連携を前提に考えて行く必要がある。アメリカの属国化している日本、そして北朝鮮の挑発に直面する韓国。中国の台湾侵攻に対応しなければならない台湾。

 日本は占領から始まった歴史から、アメリカの属国化している。台湾、韓国はアメリカの軍事力に期待して、主体性を失っている。アメリカとの良い距離を持つためにも、3国との連携が必要になる。3国の共通の価値観は自由主義である。議会制民主主義である。

 アメリカで、トランプ主義が勢力を得ている。アメリカさえ良ければ良いという、一国主義を強め、軍事力提供の見返りを強く求めてくるはずである。世界一豊かな国が、国内には格差の大きい国なのだ。アメリカンドリームの背景に広がる、差別を受け続ける低所得者層。

 この格差に対する不満が一国主義に反映してきている。選挙で貧困層の歓心を買うためには、一国主義になるのだろう。密入国してくる人達がいるからアメリカの貧困層が生まれるという宣伝になる。メキシコ国境に塀を作ったとしても、アメリカの格差社会がなくなるわけではない。

 アメリカ富裕層に対する不満をそらすために、悪いのは外国なのだと言うことになってきている。トランプ主義は敵を作り、自己正当化する。選挙に敗れれば、不正だ不正だ、国会に攻め込めと言うことになる。民主主義国家であれば、不正を証明すれば良いことだ。

 もし不正があり証明できないような国であれば、アメリカはすでに世界をリードするような国では無いだろう。プーチンのロシアと同じである。アメリカはロシアがやっているように、ウクライナの権益維持の為に、衛星国への圧力を高める。

 アメリカは自国の安全保障のために、東アジア3国に圧力を高める。東アジア3国をアメリカの防衛最前線として、戦場にしてもかまわないと考えている。それに押し切られないためには、3国の連携が重要になる。東アジア3国がまとまって、アメリカと話し合えば、アメリカも独善を進めることは出来ないことになる。

 台湾は国連加盟国では無いが、十分に立派な国家である。韓国、日本はその特殊性を前提にしながらも、良い連携のために、国家間の同盟関係では無く、経済圏としての関係性を作る必要がある。緩やかな3国関係であるとしても、互いの利害には、共通のものが多い。

 3国が良い自由競争をしながら、世界経済の中で連携することでの優位性を探して行く。互いの経済関係が強まれば、3国の強権的では無い互恵関係が生まれるならば、ASEANとの関係においても、中国の圧力を緩和して行けることになるはずだ。

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