さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

蛇岩に4つのルートを設定し、トップロープですが全部登れました

2021-04-29 23:40:51 | 僕の自由時間
今日は木曜日です。
一日中雨が降るようですね。
雨でなければ、天覧山に行く日ですが、今日は家でのんびりと過ごしています。

今はまだ正午頃ですが、1週間前の天覧山での岩トレのご報告を書こうと思います。
ブログを書きながら思いを巡らして楽しもうと思います。


▲10:28。ヤマツツジの朱色、樹々の新緑、晴れ渡った青空、3色が輝いていました。


▲10:39。F沢さんがトラバースをすでに始めていました。彼女の今日の目標は3往復半以上。


▲10:41。スタート地点に戻って来ると、疲れたのか楽に休める場所まで体を運びました。


▲10:42。少し休んで、再びトラバースを続けます。K田さんはこの場所でのトラバースは今は行ないませんが、そのうちここにもトライすることでしょう。

F沢さんは3往復半できました・・・・
ただ、ただ、惜しくも参考記録です。
というのも、途中(3往復目だったでしょうか)ちょっとだけ片足が地面に着いてしまったんです。
でも、正式な記録としては失敗ですけれど、実質的にはほとんど成功です。
ですから、F沢さんは次回は4往復を目標とするつもりのようですね。


▲11:16。今回からK田さんは最下部岩場のトラバースにトライします。今日の目標は右から左への片道トラバースの成功。


▲11:19。最下部岩場の核心部はここからですね。K田さんにここを突破するためのムーブを教えてあげて、僕は上のトラバース岩に戻りました。後でK田さんに聞くと、2回は成功したそうです。K田さんには次回からは右から左への片道トラバースを確実なものにし、続いて、左から右への片道トラバースにもチャレンジしてもらいましょう。

この天覧山での平日のトレーニングは去年の2月に始めたんですね。
そのブログ記事がこれ。
さっちゃんの1日デイサービスの時間を今日初めて僕の自由な活動に使いました
コロナや夏の猛暑の影響などもあって、中断することも多かったですけれど、今回で24回目になりました。
継続したおかげで、この「天覧山ひとり岩トレ」も今現在は「天覧山ひとり(+2)岩トレ」になりました。
3人なのに「ひとり」のままなのは、スタートさせた時点での想いを忘れないためです。


▲12:01。K田さんを最下部岩場に残して、僕はトラバース岩へ。今日の目標2往復を目指しました。


▲12:05。1往復目、左から右へ行ってます。0.3往復くらいでしょうかね。このコーナー付近のスタンス(足場)が僕にとっての鬼門です。というのも、よく見えないんです。それらしく見える箇所が幾つもあって、実際に使えるスタンスをすぐに見つけられないんです。よって僕は考えました。スタンスの場所に、チョークで白く目印を付けたんです。効果はてきめんで迷うことなく足を置くことが出来ました。腰にぶら下げているのがチョークバッグです。
※チョークは汗等による指の滑りを防ぐ粉です。主に炭酸マグネシウムで出来ています。


▲12:06。この写真で右足を置いている箇所も、僕にとっては見つけ辛いスタンスです。ここにはチョークは使いませんでしたけれど、運よくすぐに足を置けました。


▲12:11。2往復目ですね。12時1分の写真と同じ場所ですから、1往復するのに10分もかかっていますね。30代の頃はおそらく1分前後で1往復できていたはずです。

上の写真の後、僕は右端まで進み、「今日は2往復できそうだな」と感じていました。
ところが、やはり上の写真とほぼ同じ場所、右から左へ進んでいる時に、落ちてしまいました。
不注意と言うか、集中が足りなかったんだと思います。
1.7往復あたりでの失敗でした。
次回また、2往復を目指します。


次は蛇岩です。
蛇岩の名前の由来ですが、かつてこの岩場に大きな青大将が棲んでいました。
この岩場の途中で日向ぼっこする姿がよく見かけられたものです。
僕も2、3回見たことがありますよ。
でも、ここ10年とか20年とか見ていませんから、もう天寿を全うしたんでしょうね。

この日はF沢さんにトップロープのセットをしてもらいます。
まずは最も大事な事柄を説明。
セット作業をする際には必ずセルフビレイを取ること。
自分の安全を確保することが最優先です。
セット方法の大まかな方法を説明し、僕は蛇岩の下の最下部岩場に行き、K田さんの様子を見ました。
K田さんにも蛇岩で一緒に登りましょう、と言います。

F沢さんがセットし終わったようで、僕はチェックしに行きました。
ほぼ僕の言った通り出来ていました。
ただ、トップロープの支点となる安全環付カラビナが締められていませんでした。
これは致命的ミスです。
でも、初めてのセットにしてはよく出来ていたと思います。


▲12:51。まず、F沢さんから登りました。見た感じとおぼろげな記憶から、この蛇岩にはルートが3つあって、左が易しく、右が難しそうだと思いました。


▲12:53。まずは左のルートから登るF沢さん。易しそうですね。スルスルと簡単に登ってしまいます。続いて、そのすぐ右のルートも登ったような。


▲13:03。続いて僕が登っていますね。この写真のルートは左から2番目のルート。5.7くらいに感じました。鏡岩と同じグレードですが、僕にとっては相性のいいルートのようです。まあ、僕だって若いころは鏡岩を簡単に登っていましたからね。ソロで登ってもいましたし、ソロでクライムダウンもしていましたよ。


▲13:11。続いて、更に右隣りの、フェースに正対して登るルート。これも僕の感じでは5.8くらいでしょうか。ここも気持ちよく登れました


▲13:19。K田さんにもいちばん易しい左端のルートを登ってもらいましたトラバース練習でかなり腕に来ていたようですが、登ることが出来ました。僕が登った感じでは5.5くらいに思えます。


▲13:28。再度、F沢さんが登ります。すでに岩場の特徴は掴んだようですね。上手に登って行きます。5.8のフェースルートですね。


▲13:32。続いて出っ張った部分を登ります。5.7くらい。


▲13:41。F沢さんが「フェースの右のカンテは使っていいけれど、左の凹角付近は使わないで登れるかな?」と言うので、その限定ルールのルートにチャレンジしてみました。確かに1グレード難しくなりますね。5.9くらいでしょうか? 何度かトライして、何とか登ることが出来ました。蛇岩4つ目のルートですね。


▲13:56。F沢さんも4つ目のルートにトライ! 結構苦労しています。左足の小さなスタンスで立ち込んでも、次の右足を置く場所が見つかりません。


▲13:58。このルートに何度もトライを重ねるF沢さん。いま立っているバンド状の場所に上がるのも意外と嫌らしいんですよ。

もう2時です。
まだまだ岩と遊んでいたいんですが、僕もF沢さんも早めに帰らなければなりません。
急いでトップロープセットを回収し、下山しました。
ですが、K田さんはひとり残って、最下部岩場でのトラバース練習を続けます。
後で聞いた話では、やっぱり腕がパンプしていて、左の核心部を越えられなかったそうです。
コメント (2)
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日常的に僕が自由に出来る時間が少なくなっています

2021-04-28 23:52:39 | 些細なことだけど
今日はこのブログを夜の10時45分から書き始めまています。
いつもと同じくらいの長さの文面ならば、このまま書き進めると寝るのは2時くらいになってしまいそうです。
ですから今日は、短く済ませるつもりです。

この3日間、ブログに書くネタはたくさんあっても、実際に書くことは出来ませんでした。
さっちゃんが眠りに就いて僕の自由時間が訪れると、普段できないダラダラモードになってしまうことがあります。
人間はたまには(しょっちゅう?)ダラダラすることが必要です。
ぼお~っとして過ごすことが大切です。

夕方、布団の中のさっちゃんの隣りに入って、つい横になったら、目覚めると9時を過ぎていた日もありました。
可哀想なことに、その日のさっちゃんの晩ご飯は抜き。
僕も簡単に済ませて、再び早く寝てしまいました。
もちろん、さっちゃんは一度も起き出して来ません。

その逆に、なかなかさっちゃんが寝てくれなくて、ブログを書くどころではない夜もありました。


ここ3日間ブログを書けなかった理由は兎も角として、日頃の生活の中で、僕の自由時間が削られていっていることを痛感します。
そのことが顕著に分かる幾つかの事象を列記したいと思います。

●言語リハビリ等がある水曜日の病院通い、以前は読めていた新聞が読めなくなりました。
その日の朝刊を電車の中、病院の待合室、会計での待ち時間、そんな時間でほぼ読み終わっていました。
しかし今は、常にさっちゃんから目が離せません。
手を握っていてあげたり、さっちゃんの喋りに耳をきちんと傾けていないと駄目なんです。

●その新聞ですが、最近全然目も通せていません。
僕は新聞を読むのが好きです。(好きでした)
2、3年前までは朝夕刊ともに取っていました。
読めなかった日に溜まった新聞も後日読んでいました。
でも、だんだんと夕刊までは読めなくなり、今は朝刊だけを取っています。
ただ、その朝刊すら、最近は読めていません。
毎年毎年、新聞を読む時間が取れなくなって来ています。

●読書する時間がありません。
さほど多読ではありませんでしたけれど、週に1冊くらいのペースではいろんなジャンルの本を読んでいました。
それがこの数年間、ほとんど読めていません。
学生時代、大学の先生が「積ん読でもいいから、興味を抱いた本は買っておけ」と言われた言葉が心に沁みました。
読む時間や金銭事情もありますから、全部はその通りに出来ませんが、積まれた本は多かったと思います。
でも、いつかは読んでいましたね。
ここ数年間で買った本は積まれっ放しです。
最近は積ん読する気持ちにさえなりません。
読む時間がないことが明らかだからです。
今も続いている僕の唯一の読書(?)は漫画です。
ビックコミックオリジナル(月2回)、スピリッツ(月曜日)、モーニング(木曜日)の3冊。
僕は子供の頃にマガジン、サンデー、キング、ジャンプ、チャンピオン等が続々と創刊され、その洗礼を浴びた世代です。
鷹揚な時代でしたから、子供たちは本屋で立ち読みばかりしていました。
たま~には罪滅ぼしに何かを買っていましたけれど。
だんだんと読む雑誌数を減らして、今は3冊になっているのです。
以前は、毎日の長風呂とトイレだけで十分に読めていました。
でも今は、お風呂は週に2回ですし、トイレも長居できません。
漫画3冊が限界ですね。
今は主に寝る前、布団の中で読んでいます。

●テレビの録画時間が減りません。
昔から、テレビ番組のほとんどを録画してから観ることが多かったですね。
地上デジタルになってからは、本当に便利になりましたよね。
ビデオテープの時代は録画した番組をすべて見終わってからでないと、再び同じテープに録画は出来ませんでしたからね。
僕は今、2019年9月に録画された番組を観ています。
ドラマや時事ネタの番組はすぐに観るのですが、そうでないものは後回しになります。
録画可能な残り時間も後60時間ほどしかありません。
でも、50時間ちょっとになると、家のテレビは録画番組を再生できなくなってしまいます。
そんな時は、過去の番組で観なくてもいいかなと思うのを消去しなければならなくなるんです。
今は、その録画番組を観るのもひと苦労なんです。
一昨年くらいまではさっちゃんも一緒に観てくれていました。
でも、さっちゃんは次第に興味関心を失っていき、さっちゃんをほったらかして僕だけテレビを観ることができ難くなりました。
ですから、前述のように観ないまま消去せざるを得ないケースが増えています。



他にも様々な事柄があるでしょうけれど、ひとまず思いつくものを記しました。
ダラダラして、ぼ~っとして、無為に過ごして、今日する必要がないことは絶対にしない、
そんな怠惰でグ~タラな本来の僕でいた~い!

まあ思えば、さっちゃんのお陰でそんな暮らしも出来ていたんでしょうけどね。
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いろいろあった今日一日ですが、概ね平穏な一日だったと言えるのではないでしょうか?

2021-04-24 23:58:15 | 今日一日の暮らしぶり
毎週そうなんですが、金曜日の夜緊張感から解放されて、少々だらしなくなってしまう僕です。
火、木、金はさっちゃんをちゃんとデイサービスへ送り出さなくてはなりません。
さっちゃんが戻って来るまでの時間も有意義に活用しなくてはなりません。
水曜日は言語リハビリがあって、病院通いはいつもですが、とても疲れてしまいます。

そんな4日間が終わって、土、日、月はそれなりにやることはありますが、さほど責任は伴いませんし、基本のんびりと過ごせます。
ですから、金曜日の夜はどうしても気が緩んでしまうのです。
昨日もそうでした。
僕はだらだらと夜を過ごし、結局、眠りに就いたのは夜中3時を過ぎていました。

そんなに遅く寝ても、多分8時ころには目が覚めるだろう。
いくら遅くても9時には目が覚めるだろうと思っていました。
ところが、さっちゃんが5時過ぎに起き出したんです。
僕もやっぱり目が覚めてしまいます。
さっちゃんをトイレに連れて行きました。

こんな中途半端な時間に目が覚めてしまいましたから、8時や9時に目覚めるのは難しいかもとは思いました。
でも、まさか11時を過ぎるとは!
しかも、またさっちゃんが起き出したせいで、僕も目が覚めるとは!

さっちゃんは5時過ぎに起き出して、トイレでおしっこをしたばかりですから、何故起きたんだろう、と僕は不思議でした。
しばらくは布団の中からさっちゃんの様子を観察していました。
だいぶん時間が経って、さっちゃんが寝室から出て行きそうになったので、僕も起きて、さっちゃんをトイレに連れて行きました。
でも、すでに手遅れで、おしっこは出てしまっていました。
僕もすぐに起きて、早くトイレに連れて行ってあげれば良かったですね。

僕はそこでもう起きることにしましたが、さっちゃんは再び布団の中へ。
台所の流しには木曜日の夕食からの食器が溜まっています。
まずは金曜日の朝食の食器まで洗って、僕はコーヒーを淹れました。
さすがにこの時間ではいつもの僕の朝食は無理です。
コーヒーと肉まん1個で僕の朝食(昼食?)は終了。

さっちゃんの朝食(昼食?)の準備をし、さっちゃんが起きるのを待ちます。
テレビの音量を普通の大きさまで上げ、寝室のカーテンを開け、ダイニングとの間の戸を開けたままにします。
それでも、さっちゃんは目覚めませんでしたから、結局は僕が起こしましたけどね。
すでに、正午は過ぎていました。

オートミールとバナナを牛乳で煮たのが、さっちゃんの朝食。
それと75gのヨーグルトです。
今日はしっかりと食べてくれました
当然、薬もしっかりと飲んでくれました。

さっちゃんはその後も布団の中にいることが多かったですね。
僕にとっても、さっちゃんが寝ていてくれた方がいろいろな用事をすることが出来るので有難いのです。
でも、それはちょっと安易だなと反省する部分もあるのですがね。

途中、2時ころだったでしょうか?
起き出して来たさっちゃんは、布団に戻ることを拒否して玄関へ行きました。
昔のように玄関を開けようとドアの鍵やらチェーンやらをガチャガチャといじくりまわすことはありません。
今はもう開け方は分からないでしょうし、開けようとトライすることもないみたいです。
ただ玄関のドアの取っ手を掴んで、玄関に突っ立っていました。
サンダルも履かずに、靴下のままで突っ立っていました。
僕もそんなさっちゃんを放っていましたから、さっちゃんはじっと静かに長い時間突っ立っていました。

10分、20分、どれくらいさっちゃんは玄関に突っ立っていたでしょう?
そのまま放っておいたら1時間でもそのままでいそうな雰囲気です。
まあ、それではあまりなので、僕はさっちゃんの元へ行き、コンクリの玄関から板の間へ上がってもらおうとします。
さっちゃんは玄関のドアの取っ手と玄関にさげている長めの暖簾を手で強く握りしめていました。
両手とも簡単には離しそうにありません。
まずは暖簾を握りしめている左手から。
1本1本、指を開くように剥がして、暖簾から離しました。
凄く強い力で握り締めていました。
ドアの取っ手を掴んでいる右手はもっと大変でした。
最後は力ずくです。
さっちゃんをダイニングの椅子に座らせ、汚れた靴下を新しいのに穿き替えてもらいました。

さっちゃんは家の外に出たかったんでしょうね。
どこかへお出かけしたかったのでしょうね。
ちょうどその時、僕はNHKの『AIでよみがえる美空ひばり』の録画を観ていました。
僕に近寄って来たさっちゃんを椅子に座っている僕の右太ももの上に座ってもらって、一緒に観ました。

さっちゃんは僕の太ももに座るのが好きなようです。
僕もさっちゃんを座らせるのが好きです。
僕の右太ももに座っているさっちゃんの腰に右手を回して、抱きかかえるようにするのです。
僕の右手は、さっちゃんのお腹を直接触ることもあります。
その右手はさっちゃんのおっぱいに伸びることもあります。
高齢のせいか、認知症のせいか、さっちゃんは何も感じませんけれど・・・・
高齢にはなっても、認知症にはなっていても、さっちゃんと僕は夫婦であり、恋人同士なんだと思いたいのです。

ほんの少しでも感じてくれればどれだけ嬉しいことか! といつも思います。
若いころや壮年のころは、そんな感覚は自己満足的な愛欲や性愛の側面が強かったものです。
でも、今になって思えば、触るという刺激を与え、その刺激で感じてくれる。
これは本当に深い深いコミュニケーションなんだな、と分かります。
愛し合っている者同士の最高に深い心の通い合いがそこにはあるんだと分かります。

もちろん、性的ニュアンスの強い行為でなくても構いません。
ハグだってそうですし、額や鼻先を引っ付けあったり、手を繋ぐことだってそうですよね。
このような行為に対しては、さっちゃんは反応してくれることが多くあったりしますね。
そんな時、僕は無上の喜びを感じます。
性的反応が皆無になったさっちゃんに対してだからこそ、僕はそのようなコミュニケーション方法の意味深さを教えられた気がします。

その後、さっちゃんは布団の中へ、僕は豚の角煮を作り始めました。
僕は豚バラ肉が好きで、よくブロックで買うのですが、さっちゃんが豚バラ肉を噛めなくなって来ましたから、豚の角煮を作り始めたんです。

そして夕方、さっちゃんと僕は散歩に出かけました。
すでに、5時45分でしたから、多摩川土手からの夕焼けを期待して、今日はいつものコースを逆回りで歩くことにしました。


▲18:13。湧水の流れ沿いの遊歩道を経て、多摩川土手に来ると、18時を少し過ぎていました。西の空全体が凄く綺麗に焼けることもあるのですが、今日は狭い空がほんの少し焼けただけでした。でも、その色は綺麗ですね。右の山は奥多摩の大岳山。


▲18:24。今日の日の入り時刻が18時22分だそうですから、日没直後の光景ですね。凄い時は空の雲も全部が紅く輝くのですが、どういう条件下でそうなるんでしょうね?

帰宅後、ご飯を炊き、お味噌汁を作って、いつもよりは遅い晩ご飯。
お味噌汁は半分ほど残しましたが、玉子かけご飯、豚の角煮(いわし団子と魚河岸あげも加えました)、買った惣菜のポテトサラダは全部食べてくれました。
食後は、トイレに行き、おしっこで濡れたパッドを替え、口を幸運にも2回水で漱いでもらい、でも、口を開けることは拒否。
スポンジブラシで口腔をこすったり、入れ歯を外したりは出来ません。
寝室に行って、寝巻きに着替えてもらって、布団に入ります。

このままさっちゃんが起き出して来ず、眠りに落ち続けてくれたら、その後はすべて僕の時間です。
もうすぐ12時ですが、今のところさっちゃんは寝続けてくれています。
今晩は昨日の夜のように遅くまでは起きていないつもりです。
火曜日の朝は早く起きなければいけませんから、明日、日曜日の朝もそれなりには早く起きておかなければなりません。
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さっちゃんが階段を下る際、ちょっと不安に感じる時があります

2021-04-23 22:50:25 | 生活の一場面
以前、ブログでさっちゃんが階段を時々踏み外すと、書いたことがあります。
このブログです。
さっちゃんは階段を使うことをまったく嫌がりません
ちょうど半年前のブログですね。

そのブログの中で、階段を踏み外す原因が2つあると考察しています。
歩幅の短さ足上げの高さが低いことの2つです。
その後も観察し続けて、歩幅の短さは階段踏み外しの原因としてはあまり見られないようです。
これはさっちゃんなりに調整がし易いようなんですね。
足上げの高さに関しては、視覚では認識しずらい(真上から見ているので)点もあるせいなのか、調整はし辛いようです。
ですから今でも、上げた足が次の段に届かずに、爪先が次の段の少し下にぶつかることを時々見ます。

以前のブログは階段の上りに際して、踏み外すことがあると書いたわけですが、最近は階段を下る際の問題点が気になっています。
一般的に言っても、階段の上りより下りの方が怖かったり注意が必要なことはよく知られています。
脚の筋肉とか膝への負担も上りより下りの方が格段に大きいことは常識ですよね。
このような一般的なことも原因のひとつにはなっているとは思います。

最近のさちゃんは階段の下りに際して、前(下)につんのめりそうになるのです。
もちろん、必ず僕と手を繋いでいますから、つんのめって落ちてしまうことはないのですが、一人ならそうなってしまいそうなんです。
僕とは手を繋いでいます。
道を歩くときはほとんどさっちゃんの右手を僕は掴んでいます。
階段も同じですから、さっちゃんは左手で手摺りを掴むことになります。
階段を下る時、さっちゃんは最初は手摺りに手を掛けますが、不安がなくなると手摺りからは手を離すんです。

階段を下るのが不安な原因のひとつに、普段の歩き方の中にもあると思います。
さっちゃんが認知症になる以前は当然、なってからもまだ足腰が強かったころには見られなかった様子があります。
それは歩く際に体が前傾することが多くなったこと。
ですから、とりわけ階段の下りの際に前傾(前のめり)姿勢だと、不安ですし怖いのは当然ですよね。

駅などでエスカレーターがあっても出来るだけその横の階段を使うことにしています。
階段で行くことをさっちゃんは苦痛には感じていないようで、当り前のように僕について来ます。
年齢や認知症のわりには足腰は随分強いはずです。
前傾姿勢になってしまうのは、高齢のせいなんでしょうか?
それとも認知症のせいなんでしょうか?
ちょっと調べてみようかなと思います。
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いつもの散歩コースの多摩川土手ではなく、河川敷の藪の中の小道を歩きました

2021-04-20 23:55:16 | 散歩
土曜日は一日中でしたから、どこへも出かけませんでした。
翻って日曜日は気持ちのいい晴れ!
ただ、風もそれなりに吹いていました。

さっちゃんは正午過ぎころから「出かけようよ。出かけようよ」と僕に催促していました。
僕にもやることがありましたし、まだ陽が高い時間に出かけるのも気が進みませんでした。
それで、結局いつもと同じ夕方5時ころ、散歩への出発となったのです。
土曜日は全日、日曜日もこの時刻まで全然体を動かしていませんでした。
ですから、整った土手の道だけを歩かずに、河川敷の中に隠れて通っている藪の中の小道を歩くことにしたのです。

日曜日の散歩を火曜日に書いています。
本当は昨日の月曜日に書いていたのですが、夜9時ころ何となく疲れてさっちゃんの寝ている隣りへゴロンと入ったら、目覚めたのは12時半!


▲17:10。土手の斜面が夕陽に照らされて、軟らかそうな草が輝いていました。さらにその下、川岸に近い方の葦原の葦はまだ新しい芽が古い枯草の背丈を追い抜けないでいるんですね。枯草の色が勝っています。


▲17:16。土手の道(左)から河川敷に降りる広い道があります。この道の途中から左へ藪の中の小道が出ています。


▲17:17。これがその藪の中の小道。左には林に沿って土手が見えています。


▲17:19。セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)がたくさん咲いていました。名前の通り、葉が芹のようで、花がツバメが飛ぶ姿を思わせる、素敵な花です。キンポウゲ科だそうですが、キンポウゲ科の花は形や色は様々ですが、美しい花が多いですよね。


▲17:21。途中、こんな広場もあります。写真の右端にちょこっと土手が見えますね。この小道は土手に沿って通っているんです。


▲17:26。カキドオシもたくさん咲いていました。花から分かるようにシソ科ですね。生け垣を通り抜けるように勢いよく生えていることから「垣通し」との名前が付いたそうです。


▲17:29。矢印は藪の中の小道です。いつもの散歩コースに出て来ました。この道を10数m進むと、また藪の中の小道です。


▲17:29。この看板が立っているところから右に入ります。


▲17:29。「マムシに注意」とありますが、本当に棲んでいるんでしょうかね? 見たことも聞いたこともありません。


▲17:31。細い道ですから、さっちゃんの手を取ってあげることは出来ません。さっちゃんもずっとひとりで歩いています。でも、こんな道はさっちゃんは好きなんでしょうね。カメラを向けると、笑顔をたくさん浮かべてくれました。


▲17:32。藪の中の小道から左を見ると土手が時々見えます。右には多摩川が流れているのですが、川面は河原まで行かないと、見えませんね。


▲17:35。川の水量が増大した時のための調整用施設だと思います。渡るための橋は架かっていませんから、ここで一旦土手の方へ行きます。


▲17:37。すぐに藪の中の小道に戻りました。こちらにもこんな広場がありました。


▲17:41。ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)。名前の印象とは異なって、地味めで、渋めの草花ですよね。少し紫がかった葉の色が僕は好きです。調べてみると、この草はヨーロッパ原産の帰化植物なんだそうです。明治時代に入って来ました。


▲17:43。セリバヒエンソウも乱舞していました。実に美しい花ですよね。


▲17:44。さっちゃんは小さな花にはあまり興味を示してくれません。昔はこんな感じの小さくて清楚で可憐な花がさっちゃんは大好きだったんですがね。今は、大きくて派手でたくさん咲く花に目を奪われるようです。僕が花を撮るのに時間がかかるものですから、しびれを切らしたさっちゃんは僕を追い越して先に歩いて行ってしまいました。


▲17:48。あれ~っ! 凄いものを発見しました! セリバヒエンソウの白花です。初めて見ました。


▲17:49。土手に出て来ました。今日の藪の中の小道歩きはここまでです。この場所から土手を離れ、写真の左下に見える道へ降ります。


▲17:54。湧水沿いの遊歩道に来ました。カラーの白い花(本当の花は白い苞の中に隠れていますが)がたくさん咲いています。ここでは年中カラーは咲いている気がしますよ。もちろん、冬はほんの少しですけれど。前日の雨で水が少し濁っていますね。

久し振りに藪の中の小道を長く歩きました。
時々この小道も歩いてみようと思います。
さっちゃんもこんな道は嫌いではないようですし・・・・
認知症になる前はこんな道が大好きだったさっちゃんですからね。
セリバヒエンソウがこれほどたくさん咲いているとは知りませんでした。
それに、その白花まで見ることが出来るとは!
さっちゃんに教えても、全然関心を示してくれないのは残念ですけどね。
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成長著しいF沢さんは鏡岩も登ってしまいました!

2021-04-17 23:56:46 | 僕の自由時間
さっちゃんを順調にデイサービスに送り出し、僕は今週も天覧山へ。
まだ4月だと言うのに、五月晴れのような明るいスカイブルーに晴れ渡った日です。
輝くような新緑と澄みきった青空、思わずカメラを出して写真を撮ってしまいました。


▲10:25。天覧山へのハイキングコースの前半はこのような舗装された小道です。市民の散歩道になっています。小さな子供からお年寄りまで楽しめるコースです。


▲10:28。中腹の広場に着きました。東屋やトイレがあります。ヤマツツジが満開でした。

トラバース岩に着くと、F沢さんの挨拶の声がします。
今日も二人で頑張って楽しみましょう!


▲10:54。F沢さんの今日の目標は3往復半以上。回数にはこだわらず、繰り返していますね。ただ、この日は足が滑り易いとのこと。岩が濡れている訳ではないですが、何故なんでしょう。写真は左手でアンダホールドを掴みにいっているところです。


▲10:56。どうもこの辺りの足場の岩が滑り易いようですね。触ってみても滑る理由は分かりませんでした。たまたまここで滑ることが重なっただけなのかもしれません。


▲11:11。僕も2往復目指してトライ! 写真は半分を折り返して、こちらへ戻っているところ。この写真の辺りが僕は苦手です。と言うのも、スタンス(足場)があまりよく見えないからです。スタンスを決めるまでに時間がかかり、そのせいで腕も疲れてしまうんです。もちろん、それは言い訳に過ぎませんよね。指や腕の筋持久力が弱いだけの話です。スタンスをしっかりと記憶しておかねばなりませんね。


▲11:12。もうすぐ1往復ですが、思いの外、筋肉が疲労しています。


▲11:12。普通ならば、右足のスタンスに左足も揃えて休むことが出来るんですが、この時はさらに左へ進んで、もっと安定した場所で休むことにしました。息も弾んでいましたし、両腕の疲労も溜まっていたからです。


▲11:16。2往復目に挑戦中! 写真のこの辺りが実際にやってみると確かに何故だか滑り易いんですね。注意して進みます。ところが、ここから1mほど進んだ箇所で力尽きて落ちてしまいました。1往復半直前での落下でした。先週よりダメじゃん!

F沢さんも3往復半は出来ませんでした。
ただ僕は、今はこのトラバースがその日最大の目標だとは思っていません。
この日ならば、次に行なう鏡岩のためのウォーミングアップだと考えています。
毎回、最初にトラバースをやり続けたら往復回数だけは徐々に伸びていくはずだと考えています。


鏡岩に降り、木陰で軽くお昼を食べました。
ここは木陰ですから、真夏でも比較的なんとかなる(涼しくまではないだろうけど)ような気もしました。

それから僕は鏡岩へのトップロープをセットしに行きます。
ここはちょっと面倒なセットになりますから、僕が担当し、F沢さんは見て学んでいます。
昔は鏡岩の最上部にボルトが2本打ってありましたから、極端な話、カラビナだけでも支点が作れていました。
でも、その後そのボルトは抜かれ、鏡岩の上部の蛇岩に打たれているピン(ハーケンやボルト)に頼っていました。
30年以上前までは天覧山のいろいろな岩場にクライマーの姿が多く見られたのですが、最近では最下部岩場で練習する初心者が時々見られるだけです。
ですから、ボルトやハーケンも自然に減って来たんでしょうね。
ブログの最後で、支点作りのことにも触れますから、そこで詳しく説明しますね。

僕が鏡岩を意識し始めたのは、谷川岳一ノ倉沢の南稜ルート2度目に登った直後だったと思います。
1度目の南稜は全部フォロウでした。
2度目は全ピッチリードさせてもらったのですが、最終ピッチがフリーでリード出来ず、A0になってしまったんです。
A0(エーゼロ)というのは岩以外の人工物を掴んで登ること。
僕はボルトに掛けてあったシュリンゲ(輪にした紐)を掴んで登ったんです。
ピッチグレードは4級A0(A0で登ればそれ以外は4級)なんですが、1度目フォロウした時に、これはフリーで登れると感じていたんですね。
フリーなら5級-くらいでしょう。
それが悔しくて、このピッチに似ていた鏡岩を楽に登れるように練習し始めたんです。
アメリカ式のデシマルでグレーディングすると、南稜最終ピッチは5.5(RCCⅡなら5級-)ですが、鏡岩は5.7(5級+)です。
鏡岩が楽に登れれば、南稜最終ピッチは楽にリード出来るんですね。
そんな思い入れもあった鏡岩なんです。


▲12:35。これが鏡岩。両サイドの凸凹の多い壁は使わずにツルツルの壁だけを使います。神経シナプスのようにも見える傷や小さな窪みがあります。そこを使って登ります。使えるスタンスも数が限定されていますから、一手ひと足に慎重さが要求されるのです。F沢さんは最初はザイルを強く張った状態で、何度かぶら下がりながら登りきりました。ルートの全貌を知ってもらうためです。腰にぶら下げている白いものはチョーク(体操選手や野球のピッチャーが使う汗止め用粉)です。


▲12:36。これで終了。最上部の岩を掴めば、後は駆け上がれます。


▲12:40。鏡岩の中央付近。この体勢になること、この体勢から左足で立ち込むことが、鏡岩の核心部でしょうか。


▲12:40。上の写真の状態から立ち込むことが出来ずに岩から離れてしまったのでしょう。こうやって、何度も何度もぶら下がっては再びトライします。


▲12:50。この辺りは下部の核心部でしたが、F沢さんは比較的早く解決策を見つけました。僕もそれに倣って、楽にここまでは登れるようになりました。


▲13:02。上の写真のすぐ次の状態がこれ。左手が掴んでいる三角の穴は持ち続けるには小さ過ぎるんです。15cmほど上のもう少し大きめの三角の穴を使いたいのですが、そのためには右足で立ち込んで、左足をお腹の左に見えている三角の穴に突っ込まなくてはいけません。僕はこの穴がなかなか見つけられないのです。F沢さんに聞くと、「見えますよ」とのこと。


▲13:12。上の写真の次の状態ですね。上の写真から右足1本で立ち込んだ場面です。左足を三角の穴に突っ込もうとしています。この写真ではその三角の穴は左足の脛のところにありますよね。左手はまだ上の写真と同じ小さな三角の穴を持っています。左足を決めたら、次に左手を今の上のより大きな三角の穴に持ち替えるのでしょう。


▲13:13。あれあれ! これはもう登りきった写真ですね。両手でガバホールドを掴んでいますから、後は体を上げるだけなんです。


▲13:15。と思っていたら、間の写真が出て来ましたね。F沢さんが何度も何度も登っているからです。5回、10回ではききません。15回とかは登ったんじゃあないでしょうか!? 2個上の写真で突っ込んだ左足でこの写真では立ち込んでいますね。そして、掴もうとしている上部の岩はまあまあの小さなガバなんです。F沢さんは自分なりに最適ムーブを次々発見して、ついにノーテンション(一度もザイルにぶら下がらずに)で登り切ることが出来るようになりました。

F沢さんは1日で登ってしまいました。
でも、僕はそんなに早くは上達しません。
F沢さんを見ていると、昔の自分の姿と重なりますね。
どこまで成長していくのか、見てみたい気持ちが強くなります。

上の写真と次の写真の間に時間が経過しています。
僕が2度目のトライをしたんだと思います。
でも、駄目でした。
4つ上の写真の状態から先に進めなかったんです。


▲13:41。最後にもう一度F沢さんがトライしました。見つけ出したムーブを確認するように、丁寧にしかも早く攀じって行きました。完全に自分のものになっていますね。お見事!

この日はこれで終了!
トップロープのセットを解除しに上へ行きます。


▲13:43。環付カラビナがあるあたりに、昔はボルトが2本打ってあったんですよね。


▲13:42。7ミリロープの左側は蛇岩に打たれた2本のハーケンを支点として使いました。


▲13:43。7ミリロープの右側は蛇岩の右端、と言うよりも獅子岩の左側面のハーケンを支点として使いました。シュリンゲを介さず、7ミリロープを直接セットしてあります。


▲13:43。左側の支点と右側の支点から7ミリロープを伸ばしています。このような状態になることが予想できましたから、この日は7ミリ20mロープを僕は別に持って来たのです。

20mロープも含めて、ザイルとトップロープ作成用一式はF沢さんに預けています。
そんな道具にも親しんでもらいたい気持ちもありますし、早く自分でセット出来るようになって欲しい気持ちも強いですね。
体の動きとしてのクライミングだけでなく、道具の使いこなしの面でのクライミングも強くなって欲しいものです。
全部がクライミング能力ですから。

僕は鏡岩をこの日は登ることが出来ませんでしたけれど、来週は次のステップ、蛇岩に進もうと思います。
鏡岩とはまったく性質の異なるムーブが要求されます。
グレードはひとつ上の5.8。
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今朝のさっちゃんは、どこか切なげで、僕に心寄せる感じを漂わせていました

2021-04-16 23:42:46 | 気分や思い
昨日までのさっちゃんですが、僕に対して怒っている様子が頻繁に見られました。
そんなことが続くと、僕も精神的に辛いものがあります。

今日はどうなんだろう? と、さっちゃんの起床時の様子が気になってしまう僕です。
今日はデイサービスの日ですから、さっちゃんは8時までには起床してもらいます。
今朝もそうでした。
起こす少し前から、ダイニングと寝室との間の戸を開け、テレビを普通の音量で流し、寝室のカーテンは全開しておきます。
これだけで自分から起きてくれれば最高なんですが、そんなことはまずありません。
僕がそばに行って、「さっちゃん、おはよう。起きるよ」と言って、初めて重い目が開くんです。

今朝もそうでした。
さっちゃんの目が開き、「さっちゃん、起きようね。今日は出かけるよ」と言います。
そして、掛け布団を足元へたたみ、毛布をたたみ、最後にタオルケットをたたみます。
機嫌が悪かったり、まだ眠くて仕方のない日は、タオルケットを掴んで離さないこともあります。
でも、今朝は大丈夫でした。

そればかりか、自分で上半身を起こしたんです。
普通は僕がさっちゃんの背中を支えて起こしてあげたり、両手をとって起こしてあげたりするのです。
自分で起き上がったということは、それだけ精神的にも安定というかしっかりとしていることではないでしょうか。

そんなさっちゃんを僕は右手を持ってあげて立ち上がらせます。
そして、ソファに座ってもらいます。
ソファに座っていてもらうと、着替えをしてもらい易いからです。
着替えの時のさっちゃんは機嫌がいい時悪い時、よく喋る時無口な時、様々。
今朝のさっちゃんは機嫌はさほど悪くもなく、よく喋るさっちゃんでした。

ただ、その喋っている雰囲気が今朝は独特でした。
機嫌がいい喋りでもなく、怒っている喋りや不満をぶちまけている喋りでもありません。
僕の心に染み入って来るような、哀し気でもあり、愁いを秘めてるようでもあり、でも、悪い気分ではなく心地よい喋りです。
切なげに、僕に対して何かを伝えたいと思っていると、そう感じさせる喋りです。


僕はソファに座っているさっちゃんの真正面に正座しています。
そのまま僕はさっちゃんのお腹の辺りに頭をうずめました。
両手はさっちゃんの腰や背中に回しています。
そんな僕の背中をさっちゃんは両手で撫ぜてくれています。

二人の心が通い合い混ざり合ったような、幸せな朝のひと時でした。
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さっちゃんは最近、怒りっぽくなりました。何か原因があるのかと思うんですが・・・・

2021-04-15 23:58:50 | 心配なこと
今日もデイサービスでしたが、送ってくださったスタッフさんが今日のさっちゃんの様子を教えてくれました。
お昼ご飯をあまり食べなかったようです。
野菜を手でつまんで、並べたりしていたんだとか。
ご飯は後で小さなおにぎりにしたら、食べてくれたんだとか。
機嫌も一日中悪くて、何となく怒っているようだったみたいです。
今朝、スタッフさんに朝のさっちゃんの様子を伝えた際に「機嫌が悪くて怒っている」と伝えていたので、そんな表現になっているかと思います。

今日もそのまま散歩に出かけました。
いつもより長く、1時間ほどの散歩をしました。
長い散歩だったせいもあって、家に帰ると、布団で横になっていることが多かったですね。

7時半ころからさっちゃんの夕食がスタート。
ここ数日間、夕食にほんのちょっとだけ口を付けて、すぐに椅子から立ち上がっていました。
「もう食べない。寝る」と意思を示すんです。
今日もそうなんだろうかと心配していましたが、今日は全部食べてくれました。
また食べないかもと思っていたので、いつもより品数も量も少なかったからかもしれません。
でも、昨晩までよりはずっとたくさん食べてくれました。

洗面所に連れて行って、せめて水で口を漱ぐことだけはして欲しかったのですが、それも拒否。
口も開けてくれませんから、スポンジブラシで口腔をこすったりも出来ません。
次は、寝室で寝巻きに着替えます。
嫌々ながらでしたが、僕が着替えさせるのを抵抗しつつも許してくれました。
何とか布団に横たわります。
8時ころでした。
ここまでは、さっちゃんの機嫌は決して良くはないですけれど、悪いとも決めつけられませんね。

それから、僕は自分の夕食を作ったり温め直したりしました。
録画したテレビ番組を観ながら、静かな落ち着いた時間を過ごします。
あと数口で僕の夕食が終わろうとしていました。
さっちゃんが起き出して来たんです。
9時ころでした。

ダイニングに顔を見せたさっちゃんは怒っています。
急に起き出して来て、何故怒っているんでしょう?
僕には訳が分かりません。
取り付く島がありませんから、僕はさっちゃんのことを無視していました。
僕に向かって何やら怒りの言葉を投げかけ続けています。
さっちゃんの喋っていることは意味が一切不明ですから、僕はテレビの音量を上げて、そちらに集中しています。

テーブルの上に置いてあるものを掴もうとしますから、僕はさっちゃんの手を止めます。
さっちゃんは左手で僕の頭を叩こうとしました。
僕はその手を右手で払い飛ばします。
これはちょっとばかり僕の過剰防衛だったかもしれません。
でも、反射的に僕の手も防御に向かってしまいますからね。
叩かれても、痛くはありませんから、そのまま受けてもいいのでしょうけれど、やっぱり本能的に防御してしまいますよね。
それに昨日、さっちゃんを着替えさせていた際に、さっちゃんの右手が僕の左側頭部に見事に入りました。
これは本当に痛かったです。
さっちゃんの見事なパンチでした。

僕はさっちゃんをどう扱えばいいのか分かりませんでしたから、逃げることにしました。
テレビを消して、ダイニングの電気も消しました。
ダイニングが真っ暗になり、寝室の薄暗い豆電球だけが視覚の助けです。
さっちゃんはダイニングの灯りを入れるスイッチを押したりとか、考えが及びませんから、寝室に戻るだろうと僕は考えたんです。
僕自身は真っ暗な中、洗面所へ行き、そこで座って息を潜めていました。

10分くらい経過したでしょうか?
洗面所の電気を点し、僕は歯磨きを時間をかけて丁寧に行ないました。
そして、ダイニングに戻ります。
ダイニングの灯りを点け、寝室への戸を開けると、さっちゃんは布団で寝ています。
タオルケット、毛布、掛け布団とちゃんと掛けなおしてあげました。
それ以降、いま11時20分ですが、大人しく寝続けています。
さっちゃんは11時31分に起き出して来ました。
戸を開けようとしているので、僕がダイニング側から開けてあげます。
僕は意識して笑顔で迎えるんですが、嬉しいことにさっちゃんの顔にも薄っすらと笑顔が浮かんでいました。
怒りの感情はどこかに遠ざかったようですね。

最近、さっちゃんは何故怒りっぽいんだろう?
その理由を考えたりするんですが、分かりません。
ひとつの可能性として、どこか体が悪いんではないだろうか、とも思っています。
右膝が痛いような動作をすることがあります。
右膝をさするような動作をするんですよね。
でも、歩く様子を見る限り、右膝が悪いようには見えません。
そして今日のことですが、右耳の下あたりを触るんですよね。
その辺りが痛いのかな? と思って、指で押してみたんですが、痛がる様子はありません。
デイサービスのスタッフさんが「排便間近だからでは?」とおっしゃっていましたが、これまで排便前に怒りっぽくなったことはありませんでした。

結局、何も分からないのですが、体のどこかが悪いのが原因だとしたら心配ですから、その線で注意していこうと思います。
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尿漏れパッドを3回分のにしていて良かったです

2021-04-13 23:37:21 | トイレ・排泄
さっちゃんが尿漏れパッド(以下、パッド)を本格的に使い始めたのは昨年の暮れあたりからでした。
それまでの変遷は昨年12月14日のブログに詳しく書いてありました。
 リハパンや尿漏れパッドのことが少しずつ分かって来ました

今年に入って完全におむつ生活にもなりました。
その後の変化と言えば、パッドの吸収回数の目安が排尿2回分だったのを3回分に変更したことぐらいでしょうか?
1回の排尿量を150ccとして計算していますから、300ccから450ccに変更したということですね。
変更の理由ですが、パッドに吸収されている尿重量が300gに近くなることがあったからです。
(尿の比重の正常値は1.01~1.03だそうですから、容量ccと重量gを同等と考えてもいいようです)

3回分には変更しましたが、尿重量が300gを越えることはなかなかありませんでした。
ところが、今月に入って2回(5日と10日)、ともに375gの尿重量だったのです。
排尿2.5回分ですね。
5日の日も何かの理由があって、さっちゃんの排尿チェックの間隔が開き過ぎたんだと思います。
10日の日は僕の体調が悪くて、動けなかった日でしたからね。

現状の生活が続く限り、吸収回数目安が排尿3回分大丈夫だと思います。
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天覧山の岩トレが大盛況? 今回からザイルも用いたトレーニングも加わります

2021-04-12 23:52:22 | 僕の自由時間
ひとつ前のブログを読むと分かりますが、この日の天覧山岩トレは最悪な体調の中で行なったものでした。
ただ、歯茎痛による痛みや頭痛、気怠さが襲ってきた2日目でしたし、体全体にはまだエネルギーが残っていました。
それに、ロキソニンが効いている間は主観的には普段の健康状態とまったく同じようにしか感じていませんでしたね。


この日は僕が所属する山岳会YYDのK田さんも参加してくださることになっていました。
約束していた合流地点の麓の池のそばにK田さんの姿がありました。
K田さんとは以前、沢でご一緒したことがあります。
YYDでは僕が最年長なのですが、2番目がK田さんなんです。

トラバース岩に着くと、F沢さんがいました。
ほんの少し前に到着したんだそうです。
僕はインスタントコーヒーを作り、コロッケを食べます。
ひとりの時みたいに、超ゆっくりするという訳にはいきません。

それなりに柔軟体操等をして、体をほぐしました。
F沢さんがウォーミングアップ感覚でトラバースしています。
何の難しさも感じさせないスムーズな動きで左右に移動しています。
K田さんも関心があるようで、軽登山靴のままトライしています。
K田さんにも誰に対しても同じ注意点を話しておきました。
すぐ横が崖なので、間違って転落すると大怪我もしくは死亡です。
一人で勝手にやらずに誰かが必ず後ろに付いてあげてください、と。



▲11:02。僕もトラバースに挑戦させてもらいました。今日は1往復半が目標です。僕は目が悪いので、足元のスタンスがよく見えません。特にコーナー周辺(この写真では写っていない左の外側)に小さめなスタンスが多いので苦労します。目で見るだけでは判断できず、足で触らないと確定できません。その間、長く腕や指に負担がかかり続けます。そんな苦労はありましたが、1往復半を達成できました。
よかった、よかった。


▲11:18。K田さんも軽登山靴で挑戦。わりと硬めの靴底なので、柔らかな靴底よりは良かったと思いますが、でもクライミングシューズでないと、難しいですよ。でも、靴のわりには岩への対し方が上手だなぁと思いました。写真の場所は地面から一番離れる箇所ですし、落下する場所は自然の岩の上になって、足を捻挫する可能性もありますから、万が一の際にはすぐに支えられる体勢を取っています。K田さんはこのあたりをやっているうちに腕がパンパンな状態になってしまいました。


▲11:21。いよいよ真打登場です。F沢さんの3往復挑戦がスタートします。でも、この時にはもはや3往復なんてF沢さんには出来て当然、という雰囲気でしたね。この前にも1往復だったり、2往復だったりしていますし、その際もそのまま続けるのかなと思いきや、ポンと降りたりするんですから。F沢さんはもう不意に落ちる感じはありませんが、念のためにK田さんに後ろを見てもらいました。K田さんも研究しながら見てました。


▲11:22。数多く写真を撮っているわけではありませんから、この写真のF沢さんがどちら向きに進んでいるのか断定するのは難しいですね。恐らく右から左、つまり手前に移動中だと思います。コーナーを回り込んで立ち込もうとしているところですね。


▲11:26。この写真の右手前のがこのトラバースルートの右端です。ここで休むことが出来ます。K田さんが立っているちょっと先がコーナーで、コーナーの向こう側は見えていません。多分、F沢さんは1往復半したところだと思います。


▲11:32。F沢さん3往復目の最後のコーナーですね。向こうへ進んでいます。彼女はこのあたり上手いですね。


▲11:33。左端のゴールまであとわずか。この写真で見ても分かるように、体を伸ばし切っていますよね。もちろん、こんなムーブでなくても可能なルート取りはあるはずです。でも、これが出来れば一番易しいんですよね。ちなみに、さっちゃんですが、さっちゃんも昔僕と一緒にこのトラバースをやっていました。でも、身長が150cmありませんから、僕やF沢さんがトライしているルートでは身長不足で不可能な箇所が何ヶ所もあります。ですから、さっちゃんは別ルートのトラバースをしていました。実はこのトラバース岩には3つ、4つのルートがあって、いま僕たちがやっているのはノーマルルートなんです。いちばん易しいルートのことです。一段低い場所にセカンドルート、さらに低い場所にサードルートとあって、さっちゃんはセカンドルートをこなしていたんです。ホールドもスタンスもより小さくなるルートなんですよ。ルートの詳細は覚えていませんけどね。


▲11:34。3往復完成のパフォーマンス! アハハハハ・・・・・

トラバース岩を終了し、ザイルを使用したトレーニングに移ります。
トップロープのセットをF沢さんにやってもらおうと思いましたが、やったことも見て学んだこともないとのこと。
この日は見ていて学んでもらうことにしました。
こんなものは見て、真似て、学ぶしかありませんよ、F沢さん。


▲12:09。最下部岩場の中央、上部が小さなハング状になっているルート。グレードはRCCⅡで4級+。この日の目標は登攀はもちろん、同ルートのクライムダウン。写真はクライムダウン中の僕ですが、僕にとっては慣れ親しんだルートですから、出来ない方が不思議。


▲12:13。続いてK田さん、確保はF沢さん。本当はK田さんはこれくらいのルートで繰り返し練習するのがいいのですがね。


▲12:16。核心部で苦闘するK田さん。結局、あとほんの少し、この写真の位置が最高到達点でした。クライムダウンをするまでに至りませんでした。次回やったとすればいけると思いますよ。


▲12:23。F沢さんにとっては簡単な課題だと思っていました。でも、クライムダウンで2度、指だか足だかがスリップしてぶら下がる羽目に。3度目はありませんでしたけれど、意外でしたね。

さ~て! 次回からのザイルルートは鏡岩5.7です。
岩の名前からも分かるようにツルツルの岩。
小さな亀裂の小さなホールド、スタンスを繋げます。
3mちょっとのボルダーですが、カチを掴んだら離さない強烈な指力と岩に吸い付くような足先の保持力が鍛えられますよ。


▲13:33。K田さんが天覧山初めてですから、山頂経由で下山しました。明治天皇が陸軍の演習をここからご覧になったので、その後、天覧山という山名になったのだそうです。この日は霞んでいて、山も都心も見えませんでした。


▲13:37。中腹広場のヤマツツジ。今が盛りでしょうか。


▲13:38。左のミツバツツジは盛りを過ぎていました。右のヤマツツジはこれからですね。

この日もF沢さんは家まで送ってくださいました。
有難うございます。
K田さんも今週の木曜日は無理のようですが、来れることが多いようです。
ぜひ、木曜日仲間になってもらえればと思います。
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