さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

基本周回コースの散歩をしました

2022-02-28 22:16:00 | 散歩
さっちゃんのことで書き留めておかなければならないことがたくさんあります。
食事、水分補給、オムツ交換、清拭、介護ベッド、車椅子、リハビリに関しては腕、脚、手、足、立つ、歩く、等々。
どれもが大きなテーマで一筋縄ではいかないものばかりです。
それに毎日毎日、毎回毎回いろいろと感じたり、その感じたことが間違いだったり、途上のことばかりなんです。

でも、散歩に行ったことは確実な事実で、それが日常になるまでは記録しておいた方がいいことなのは確かです。
写真もありますし、書く時間も短くて済みます。
例えば、食事について書き始めると、書くべきことがどんどん広がって仕舞って、収拾がつかなくなってしまいそうです。

なんだかんだと、散歩の前置きだけでこんなにウダウダと書き連ねてしまいました。


▲14:29。昨日下っていった坂道がさっちゃんの後方に見えています。今日も風はありましたが、冷たくもなく弱い風でしたから、土手の上を進むことにしました。


▲14:33。さっちゃんの後方、ちょうど人がいる辺りに4本の短い杭が見えます。一昨日はここまで来て、引き返しました。それにしてもさっちゃんは目をつぶったままですね。時々は開けていましたよ。


▲15:00。左の土手から車椅子を後ろ向きに引いて降りて来ました。石が多くて、右に左に傾きながら降りて来ました。


▲15:08。湧水の水辺沿いの遊歩道です。本当は枯れた草の斜面に出来た二人の影を撮りたかったのですが、ちょうどその場所では太陽が雲に隠れてしまいました。道路の影では趣きに欠けますが、久し振りの二人一緒のポートレイトです。

さっちゃんが後ろ向きに坂道を下っていた時、さっちゃんの前の方からジョギングして近づいて来た女性にさっちゃんが挨拶の声を掛けていましたね。
もちろん、意味不明な言葉ですから、その女性には伝わりませんが、僕には分かりました。
昨日も書いたパンジーを今日も愛でて来ました。
僕が「綺麗だね」と言うと、今日のさっちゃんは何やら喋って返事してくれました。
多摩川土手のすぐそばにが咲いていたのですが、それを指差しても気付いてくれたかなぁ?
だいたい梅の方を見てはくれましたが、表情に変化はありませんでした。
旅客機が低空飛行していました。
僕が指差しても、轟音を轟かせているのに、さっちゃんは無関心のようでしたね。
散歩すると、いろいろな刺激に出遭うことが出来ますね。

かかった時間ですが、部屋から部屋では1時間20分、棟の玄関からなら1時間10分でした。
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感情の変遷激しい1日でした。悲嘆にくれて涙したり、驚いて感動したり、途中で小1時間の散歩にも行きました

2022-02-27 23:58:08 | 今日一日の暮らしぶり
今日のさっちゃんと僕の1日を書いておこうと思います。
朝7時、僕はアラームの音で目覚めました。
今日は団地での段ボール回収日なので、ダンボールを紐で縛って玄関脇に置いておきます。
それから僕の朝食を作って食べました。

今日も(毎日ですから当然ですが)ヘルパーさんが来てくれます。
さっちゃんを起こして、ベッドの頭を上げます。
まずは水分を摂ってもらおうと思い、森永製菓の in ゼリー マルチビタミンを飲んでもらおうとしました。
昨日までのOS-1はほとんど全部がゼリー状になっていたのですが、これはゼリーと液体の半分半分です。
それで、他にあったOS-1を開けてみたのですが、それも半分半分。
もうひとつ別の種類のも開けてみましたが、やっぱり半分半分。
仕方なく、in ゼリー マルチビタミンを飲んでもらうことにしました。

ヘルパーさんが今日は9時に来てくださいました。
濃い色のついた尿が出ていました。
昨日から丸一日パッドも交換していませんから、尿量は実に少ないですね。
水分摂取できていませんから当然ですけどね。
終了後、少し経ってから、さっちゃんを本格的に起こして車椅子に座ってもらいます。
同時に着替えもしました。

そして、食事です。
退院以降、さっちゃんはほとんど何も食べていないに等しいです。
口に入れたとしてもスプーン1杯とか2杯くらいのもの。
今日もそうでした。
小さめのスプーンに3分の1くらいいつもの牛乳で煮たオートミールバナナ入りを載せて、口を開けてもらいます。
なかなか口を開けてくれませんし、開けてもほんの僅かですから、スプーンを差し込むことは出来ません。
それでも何とか2回3回はスプーンで口に運ぶことが出来ました。
それでも普通のスプーン1杯になるでしょうか?

ただ、さっちゃんは口の中の食べ物を飲み込んでくれません。
ゼリー飲料だけだと時たま飲み込んでくれますが、柔らかいとは言え普通の食事ではほとんど飲み込むことをしてくれません。
その食べ物は時々口から溢れてはみ出し落ちて来ます。
何時はみ出すか、いつ飲み込むか、見落とさないように僕はずっとさっちゃんの口元と喉を見続けています。
スプーン1杯の10分の1ほどでも、食道から胃へ辿り着いたでしょうかね?
朝食時の薬もハサミで細かくしてオートミールに混ぜたり、僕がさっちゃんの口の中に差し込んだりして飲んでもらいました。
でも、薬も口からはみ出してしまっているんでしょうね?

朝食は諦めて、さっちゃんをベランダ側の窓のそばに連れて来ました。
正午前なので陽は部屋には差し込んで来ませんが、暖かくて青空も見えますからね。
僕はさっちゃんと向き合って、ソファに座りました。
『モーニング』を読んだり、時々ゼリー飲料を飲ませたりします。
たまに、飲み込んでくれることもありますが、ほとんどはだいぶん時間が経ってから口の外にはみ出て来ます。


▲12:24。さっちゃんの唇の右端からゼリー飲料が1滴はみ出しています。この写真を撮った直後に僕は気付きました。ティッシュで拭き取ってあげました。

そんな中でした。
僕は悲しい心持ちが溢れてしまいました。
さっちゃんはこのまま何も食べず何も飲まず、徐々に体は痩せ衰え弱って行ってしまう。
この春はさっちゃんとの最後の短くも貴重なひと時なんだ、といった想いが込み上げて来たんです。
涙が滲み出て来て、何度もティッシュで眼を拭き鼻をかみました。



午前中にウェザーニュースでこの付近の天気予報を見ると、晴れて暖かくても、風が風速10m以上になっていました。
ですから散歩はしないことに決めていたのですが、正午過ぎて再度チェックすると、風速がひと桁になっています。
窓から外を見ても、樹々の枝が揺れていません。
散歩に出かけることにしました。

出かけてすぐに気付いたこと確認したことがあります。
昨日のブログで2cmの段差でティッピングレバーを踏むと書きましたが、1cmに訂正します。
ゆっくりと車椅子を押していると、1cmの段差でも止まってしまいます。


▲13:41。多摩川土手にでると、強い風が吹いていました。それほど冷たい風でもありませんから、土手より低い道を通ることにしました。写真は下の道に降りる中間地点です。


▲13:42。同じ場所を反対側から撮りました。土手と対岸の丘が見えていますね。


▲13:48。公園の向こうが土手です。左3本は桜の樹です。風はないことはないですが、土手ほど強くはありません。


▲13:53。この道は暑い夏の昼に歩くことはあっても、普段は歩かない道です。林の左に土手があります。さっちゃんと僕は写真の奥から来ました。

さっちゃんの散歩の基本周回コースは40分かかります。
今日のこのコースは30分くらいですかね、もちろん入院前のさっちゃんのぺースで。
それを小1時間かけて散歩しました。
いつも玄関前を綺麗な花で飾っているお家があるんですが、ちょうどパンジーが咲いていました。
僕がパンジーを指差して「綺麗だね」と言うと、さっちゃんは視線をしっかりとそのパンジーに向けて、同意するような表情を見せてくれました。
僕の一人合点かもしれませんが・・・・

散歩から帰って来ると、車椅子でダイニングまで入ります。
そこで前後の車輪を消毒用のウェットティッシュで何度も何度もよく拭きます。
玄関からダイニングまでの床もよく拭きます。
そしてゼリー飲料も少し口に含んでもらって、さっちゃんには少し布団で横になってもらおうと思いました。
車椅子をバックでベッドの脇まで運び、ストッパーを掛けます。
僕はベッドの高さを低くしたり布団を整えたりしていました。

すると、さっちゃんが車椅子から自分で立ち上がろうとしています。
僕は驚いて、その様子を応援する気持ちで見守っていました。
さっちゃんはお尻を車椅子の座席の前方に移動させ、左手でベッドサイドのレール(柵)を掴みます。
右手は車椅子の肘掛を掴んでいますが、不安定で高さも少し低いんです。
僕はさっちゃんの右手に自分の左手を貸しました。
ただ手を貸しただけで、力は貸していません。
さっちゃんはお辞儀するような格好で重心を前方に移動させ、見事に立ち上がったんです。

凄い! 凄い! 凄い!
さっちゃんはこんなことが出来るんだ!
でも、こんなことが出来る以上に、立ち上がることをさっちゃんが自発的にやったことが、もっと凄い!
僕は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
いまブログにこのことを書きながら自然にが出て来てしまいます。
僕はさっちゃんをベッド脇に座らせて、今度は僕がさっちゃんの両手を取ってさっちゃんの前に立ちました。
「さっちゃん、さあ立ってごらん」
すると、さっちゃんはさっきよりスムーズに立ち上がりました。
ベッドの高さを少し高くしてあげたせいもあるのでしょう。
そして、さらにもう1回さっちゃんは立ちました。

僕は3回も立ち上がって疲れただろうから、もう布団で横になってもらうつもりでした。
でも、ベッドサイドのさっちゃんはまだ立ち上がりたそうです。
両手を取ってやると、4回、5回、6回と立つことを繰り返しました。
立って、しばらく両手を掴んだままでいると、さっちゃんは両足を交互にすり足のように動かしながら、数歩歩きました。
数歩と言っても10cmほどしか進みませんが。

僕はベッドサイドに腰掛けているさっちゃんに拍手喝采します。
凄い! 凄い! 凄い!
すると、久し振りの2往復の会話も成立しました。
「頑張ろうね!」
「うん」
「歩こうね!」
「うん」

僕の耳が勝手に「うん」と聞き取っただけかもしれません。
でも、さっちゃんの気持ちまで僕には伝わって感じられていました。
ブログを書きながら、再度が滲んでしまいます。

6時過ぎ、さっちゃんに起きてもらって、夕食にしました。
相変わらず食べません。
僕の心が苦しくなります。
ちゃんと最低限食べ、飲んでくれさえすれば、さっちゃんは絶対に歩けるようになる!
今日僕はもっとそんな確信が深まりました。
明日、A病院の相談員さんに電話して、飲食について相談したいと思っています。
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退院後、初めての散歩を予定通り行ないました

2022-02-26 23:15:34 | 散歩
今日も訪問介護のヘルパーさんが来てくださいました。
オムツ交換と清拭をしてくださいました。
オムツ交換は毎日、清拭は週に2回です。
とりあえず、3月いっぱいはそういう予定で、その間で僕が独りで出来るようになって、卒業したいと思っています。
4月からどういう体制で臨むかは未定です。

オムツ交換のことや清拭のことも書くべきことがた~くさんあります。
また別の日に書こうと思います。

それでは今日は退院後初めての散歩のご報告です。

東京は今日は3月中旬並みの暖かさとなりました。
その暖かさがピークの2時ころに車椅子を押して、さっちゃんと散歩に出かけました。
暖かいのは暖かいのですが、風が少し強いですね。

坂道は後ろ向きになって下りて行きます。
前輪と比べても小さな段差であっても、思いのほか障壁になるのですね。
勢いよくド~ンと越えて行けば楽勝なんですが、さっちゃんが乗っていますからそうも出来ません。
2cmほどの段差でもティッピングレバー(後方下部に付いている足踏み用の棒)を足で踏んで丁寧に越えて行きます。
多摩川土手に入るところに、急坂があるのですが、往きの下りにせよ帰りの上りにせよ、非力な高齢者には難しそうですね。


▲14:18。芝生の広場です。さっちゃんはあまり楽しめてないような表情ですね。


▲14:25。風が少し強いのが嫌だったみたいですね。初回からあまり無理はしないで、ここから戻ることにしました。手袋するかしないか迷ったんですが、しないことにしました。帰ってから手を触ると冷たくなっていました。さっちゃんにとっては3ヶ月ぶりなんですよね。本格的に外の空気に触れるのは。たったここまででしたけれど、35分間ほどの散歩でした。

さっちゃんの食事についてや水分補給についても別の日に書くことでしょう。

だからという訳ではありませんが、最後に僕のことを少しだけ。
久し振りに夕食でお腹いっぱいになりました。
さっちゃんが95%は残した玉子かけご飯と元々の僕用の白飯、これまたさっちゃんがほとんど食べなかった玉子豆腐、
昨日作ったお味噌汁、そして、鶏の唐揚げタルタルソース添えです。

鶏の唐揚げはスーパーで購入した4切れです。
タルタルソースは自分で作りました。
さっちゃんの入院中に作れるようになったのですが、簡単なんですね。
レンチンしたタマネギ、ラッキョウ漬、ゆで卵2個、その全部をみじん切りにして、塩と胡椒とマヨネーズで味付けするだけなんですね。
唐揚げの倍量ほどのタルタルソースをバクバクと食べるんです。
最初はラッキョウなしで作っていたのですが、やっぱりラッキョウがあると、味に深みが加わりますね。
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昨日の退院の日から怒涛の2日間が終わりました。喜びと不安と疲労の日々が始まりそうです

2022-02-25 23:25:18 | 大腿骨転子部骨折
この「大腿骨転子部骨折」カテゴリーで書くのも今日が最後になると思います。
昨日は退院の日で、さっちゃんの現実に直面させられる日でしたから、驚きや不安に翻弄される1日でした。
これから以降もそれらのことは消滅することなく継続していきます。
でも、次第にそれが日常化して慣れて行き、僕の心の中にも耐性が形成されていくのだと思います。

今日は1日中ぼお~っと出来ない時間が続きました。
その詳細は書くと長くなってしまいそうですから、時間を追っての箇条書き程度に留めたいと思います。

●10時10分
 訪問介護サービス提供責任者来宅、契約を結ぶ。
 一緒にケアマネージャーさんも来宅。
●10時30分
 上の二人に加えて、訪問看護をお願いする事務所から2名が加わって、サービス担当者会議を持つ。
●11時
 毎週金曜日の訪問看護の初回が実施される。
 途中、同事務所のリハビリ担当者も合流。
●14時
 福祉用具レンタル事業所所長来宅し、介護ベッドのレール交換と使わないことにした車椅子を回収。
●16時
 訪問介護のためヘルパーさん来宅。
 (午前中に契約に来られた方でした)
 この日はオムツ替えだけ。


さっちゃんは正午過ぎまでベッドの中に居ました。
その後、車椅子に移り、着替えもしました。
着替えの際、両腕を万歳する動作をしてくれないので、大変です。
入院前はちゃんとやってくれていたのに。
ズボンを穿かせる時には何が気に喰わなかったのか、足をバタバタさせて僕を蹴ろうとします。
でも、まったく蹴る動作になっていないので、僕の太股の上で両足の足踏みをしているような感じにしかなりません。

今日もさっちゃんは食べてくれません。
昨日からOS-1ゼリー(200g)を飲んでもらっているのですが、昨日は20gほど、今日は100gほどでしょうか?
口に入ったうちの数分の1は口の端からこぼれ落ちています。

今日は天気が良かったので、ベランダ側の広い窓のそばに車椅子を止めて、日向ぼっこしました。
僕もソファに座って、さっちゃんと向かい合わせです。
さっちゃんの顔を眺めたり、漫画を読んだり、さっちゃんにOS-1を飲んでもらったりしていました。
今日唯一の長閑かつ幸せなひと時でした。

看護師さんやヘルパーさんからたくさんの学ぶことがありました。
今日は疲れて早く眠りたいですから、そんな内容は今後の機会に譲ろうと思います。

昨日同様、僕は疲れて、日没後さっちゃんの横で寝てしまいました。
目覚めると、7時15分。
さっちゃんに起きてもらって、夕食を食べてもらおうとしたのですが、起きません。
声を掛け、テレビを点け、部屋を明るくしても起きません。
僕はお味噌汁だけを作り、冷凍したご飯をレンチンし、レトルトカレーを温めて食べました。
今週は新型コロナワクチン接種もあったので、少量の晩酌も飲まないままです。
さっちゃんがよく食べ飲んでくれないと、晩酌する気分にもなれないですね。

今日はさっちゃんの笑顔を見ることはありませんでした。
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退院! 退院・・・・

2022-02-24 23:45:22 | 大腿骨転子部骨折
今日は嬉しいさっちゃんの退院の日です。
と同時に、厳しい現実を見せつけられる日の始まりでもありました。


▲10:08。介護ベッドを搬入した日、車椅子も2台持って来てもらいました。使い比べてみて、どちらかに決めますが、最初からほぼどちらかは決めています。今日は返そうと思っている車椅子を押して、病院へ向かいました。昔、頚損の女性の車椅子を押したことがあるのですが、その時の車椅子と比べると、軽くて車輪も小さくて細いですから、道路のほんの小さな凸凹も響いて来るんですね。乗車駅も降車駅もエレベーターがあって、車椅子でも問題はありませんでした。


▲11:17。病棟のナースステーションへ行き、さっちゃんの着替えを渡しました。今日までの今月入院費の請求書をもらって、支払い終わり、再度病棟前のフロアに戻ると、さっちゃんが着替え終わって待っていました。


▲11:43。病院に手配をお願いしていた介護タクシーに乗って、自宅に向かいます。写真は到着して、介護タクシーから降りて来るさっちゃんです。それにしても、介護タクシーって高いんですね! 有難かったですけれど。


▲11:52。自宅に戻って、食卓のさっちゃんの定位置に戻ったさっちゃん。ここが自分の家だって理解しているのでしょうか? 上顎の入れ歯は外しています。下顎の自分の歯は4本あったのが3本になっていました。

退院を機に、さっちゃんの顔は修正を加えないことにしました。
ありのままの姿を残したくなったのです。



▲12:35。少しも食べたり飲んだりしてくれません。それに急に環境が変わって疲れもしているでしょうから、ベッドで寝てもらうことにしました。立たせたり、寝かせたりの単純な介助動作ですが、なかなか難しく、熟練も必要な作業ですね。

その後、夕方前オムツを替えてみました。
とにかく初めてのことなので、上手くいくはずはありません。
病院でのオムツとパッドを外しました。
そして、先日購入したオムツと入院前に使っていたパッドに替えます。
パッドをセットしておく際、パッドのセット位置がこれでいいのかどうか不安です。
布団の上にオムツを置くのですが、ちゃんと体の中心線と合っているかどうか分かりません。
明朝が心配ですね。

僕も何となく疲れてしまって、日没の頃、さっちゃんの横に入って寝てしまいました。
起きると、7時。
さっちゃんの夕食を準備します。
昼に何にも食べてくれなかったので、まだあまり食べないと思います。
玉子かけご飯、クリームチーズ、かぼちゃの煮物、キウイを用意しました。
口の中には入れてくれるのですが、噛もうとしませんし、飲み込もうとしません。
いつまでたっても、最初のクリームチーズが白いくちゃくちゃな姿で口の中に残り続けているんです。
たま~にほんのちょっとだけ飲み込むこともあるのですが、口の中の大部分を飲み込むことはありません。
1時間ほど経っても、口の中に入ったのはスプーン2、3杯ほどだけ。
せっかく上の入れ歯も入れたのにな。

僕は諦めて、上の入れ歯を外し、口腔ケア用ウェットティッシュで口腔内を拭き取ります。
食べ物がたくさん残っていました。
そして、さっちゃんを寝巻きに着替えさせて、寝てもらいます。
僕の夕食は9時からになってしまいました。

食べたり飲んだりしてくれないのが、いちばん僕には堪えますね。
心配で堪らなくなってしまいます。
でも、病院でも食べない日と食べる日が極端にあったようですし、明日は食べてくれると信じるしかないですね。

今日は一度だけ、とっても嬉しいことがありました。
オムツを取り替えた後だったでしょうか?
さっちゃんが薄っすらとですが笑顔を浮かべて、僕を見つめてくれました。
さっちゃんの表情から笑顔が消えない限り、僕の心には光が差し込み続けます。
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今日が一人でする散歩の最後だと思います。明日、さっちゃんが・・・・

2022-02-23 23:07:28 | 散歩
僕ひとりだと、散歩をするのは週に1回か2回くらいになってしまいます。
山歩きや岩トレで運動をしたり、自転車で少し遠くまで用事に行くと「散歩はいいか」となってしまいます。
さっちゃんが居ると、僕の事情にかかわらず、さっちゃんのために散歩に行きますからね。
今日は自転車を40分間くらい漕いだので、いつもなら運動十分と散歩には行かないところです。
でも、散歩して来たんです。
何故なら、独りで行く散歩は今日が最後だからです。


▲16:52。寒い冬に入ってから、まったく姿を見せなかった野良猫を久し振りに見ることが出来ました。ホッとひと安心です。黒白と茶虎、2匹出ていました。一緒に暮らしてたのでしょうかね? 健康そうでした。


▲17:02。うろこ雲が綺麗に光っていました。


▲17:14。いつもの基本周回コースを散歩しました。さっちゃんと散歩するとしてもいきなりこのコースは無理かもしれません。まずは車椅子で外に出かけることに慣れなければなりません。慣れて来たら、この道も通るはずです。以前は階段を下りていたんですが、車椅子ですからこの写真の道を通ります。柱と柱の間隔は余裕があって、車椅子で通れます。柱の土台と土台の間も余裕でした。今日は巻き尺を持って行って計ったんです。他にも数ヶ所計りましたが、皆余裕で通れるようです。

明日の木曜日にさっちゃんは退院します。
明後日の金曜日には、訪問看護、訪問介護、ケアマネのサービス担当者会議が自宅で持たれることになっています。
ですから、土曜日退院後初めての散歩にさっちゃんと車椅子で出かけようと考えています。
気候も土曜日からは3月頃の暖かさになるようですから、ポカポカ陽気の昼間に散歩したいと思っています。
少しずつ車椅子での散歩の距離を伸ばせればと思います。
入院前には徒歩では行けなかった場所に、車椅子なら行けるかもしれません。
意外なメリットがあるかもしれません。
もちろん、歩けるようになった方がいいには決まってますけどね。
ただ、車椅子ならではの楽しさも追い求められればいいな、と思います。
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昨日、新型コロナワクチンの3回目接種をしました。今日は何もしませんでした

2022-02-21 23:05:55 | 新型コロナウイルス
昨日の午前中にワクチン接種をして、今日はそれほど大した副反応はありませんでした。
とは言っても、一日中倦怠感があって、体を動かすのが億劫でした。
体温も高くはありませんが、37度ほどあり続けましたね。
今はもうすぐ夜の11時になりますが、体温もやっと下がってきたように思います。
(計ってみたら、36.7度でした)

注射をした左腕上部は痛かったですね。
土曜日の僕にとってはハードな山行の影響で、今日月曜日全身が筋肉痛になっていました。
右腕も筋肉痛で痛いのですが、左腕はワクチンの影響でさらに痛かったですね。

食事もあまり食べる気分にならず、朝は豚まんとバナナ、夕方はお菓子を食べました。
夜になって、残っていたお味噌汁にご飯と玉子を入れて、おじやを食べました。
家事も何にもしませんでしたね。
家の外にも一歩も出ないまま。

明日は体調が戻っていますように。

【翌朝の追記】
もうひとつ副反応を書き忘れていました。
喉が少し痛かったんです。
10時ころに体温を計ると、35.6度でした。
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さっちゃんに会って来ました。PTさん、看護師さん、相談員さんから話を聞き、ケアマネさんと退院に向けての相談をしました

2022-02-20 22:50:08 | 大腿骨転子部骨折
このブログ記事を水曜日の夜から書き始めていたのですが、いろいろとあってこんなに遅くなってしまいました。
木曜日と土曜日を歩いて来ましたから、その晩は疲れとかで早めにダウン。
山へ行く前夜も早めに寝ることにしましたし、そしてそして、ロコ・ソラーレですよ!
カーリングは観ていると面白くて、ついつい最後まで観てしまいます。
以上、遅くなってしまった言い訳でした。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

先週の月曜日、A病院から電話がありました。
「水曜日にさっちゃんのリハビリに立ち会っていただくことになりました」
以前からその可能性は聞いてはいましたが、コロナ禍ですから難しいのではと思っていました。
「今日から毎日、体温を計っておいてください」
高齢者に対して、緩い条件だなと思いましたが、さっちゃんが2月10日新型コロナワクチンの接種を病院で受けたからなのでしょうね。
A病院ではファイザー社製を使うと聞いていたのですが、接種済証にはモデルナ社製のシールが貼ってありました。
(ちなみに僕は今日、ファイザー社製のワクチンを接種しました)

水曜日、自転車でA病院へ着くと、駐輪場でケアマネさんと会いました。
裏の入り口から入り、体温を計り、手指の消毒をし、面会するための書類に記入します。
リハビリ室の入り口前の長椅子に座って待っていました。
しばらくすると、さっちゃんが車椅子でやって来ます。
PTさんが車椅子を押して来ます。
車椅子の横には点滴の台も一緒に付いて来ました。
薬とかではなく、水分補給程度の意味合いのようですね。

リハビリ室に入り、PTさんからさっちゃんのリハビリの様子を聞きました。
結論から言うと、さっちゃんには歩く能力はあると思うけれど意欲がない、ということのようですね。
気持ちが前向きになると(そんなことは滅多にないそうですが)、支える物があればそれを支えに少し歩くことも出来る、そうなんです。
歩く手前の立つことも、気分次第でムラがあるみたいですね。
PTさんがさっちゃんの脇の下に両手を差し入れて、さっちゃんが立つ際に支えてあげます。
車椅子からベッドに、ベッドから車椅子に、そんな時にまずはさっちゃんに立ってもらわなければなりません。
立とうという気持ちが弱いと、体が後傾したり、膝折れしたりするようですね。
ただ、リハビリに際しては無理に立たせようとしたり、歩かせようとしたりしない、とPTさんは言います。
そうですね。
認知症ですから何故リハビリを頑張らないといけないかが理解できないのです。
理解できていれば、少々厳しくスパルタでもいいのかもしれませんがね。
理解できませんから、無理にやらせると、嫌なことをやらされると思って、益々やりたがらなくなるのでしょうね。
僕も気を付けたいと思います。

ベッドのことも聞いてみました。
ベッドから車椅子に移る際には、ベッドの方が高い方が移り易いそうです。
逆に、車椅子からベッドに移る際は、ベッドの方が低い方が移り易いのだそうです。
高→低の移動が楽なんですね。
僕はベッドの高さは固定して、ベッドの背部分と膝辺りだけが上がればいいと考えていました。
ベッドを電動で動かすのですが、動かす箇所が多くなるとレンタル料金も高くなりますから。
でも、ベッドの高さも動かせる方がいいようですね。
それに、オシメ替えをする際にベッドが低いと介助者が腰を傷めて仕舞いやすいんだそうです。
ですから、介護ベッドも2モーター、高さ調節も出来るタイプに決めました。

看護師さんからは主に食事や水分摂取のことを聞きました。
1時間くらいかけて食事介助してくださっていたみたいです。
さっちゃんは食べる気分ではないと、絶対に口を開けてくれません。
それは家でもそうでした。
順調に食べていて、半分くらい食べたところで急に食べなくなることもよくありました。
食事を拒否しているような雰囲気は一切ありません。
ただ、もうこれ以降は口を開けなくなるんです。
ほとんど全部食べることもあったそうです。
それも以前と一緒ですね。
噛まなくても大丈夫なような柔らかい食事だったようですね。
ミキサー食だったようです。
ミキサー食がどのようなものだか、僕には食べた経験がありませんから分かりません。
ひとつひとつのおかずの味が区別できればいいのですけれど、複数のおかずを一緒にミキサーしているとしたら、嫌ですね。

水分摂取については僕はよく分かりませんでした。
つまり、入院前と入院後の状態が違っているようなのです。
普通の液体状の物を与えると、誤嚥する恐れがあるので危ないと言うのです。
病院ではお茶を飲んでもらう際にもとろみを付けていたようなんですね。
とろみを付けたり、ゼリー状の物を与えて欲しいと言われました。

入院の前半は昼間もほとんど寝ているような日が続いたそうです。
途中から、車椅子では目を開けている状態が保てるようになったそうですね。
でも、やっぱり昼間でもベッドに入って寝ることは多かったみたいですけれど。
これはリモート面会でも同様でしたから分かりますね。
家でも寝ている時間が当然多くなる訳ですから、褥瘡予防の観点からベッドマットのアドバイスもくださいました。
体圧を分散するタイプのマットを選ぶことにしました。

他にもいろいろとPTさんと看護師さんからは教えていただいたのですが、この程度に留めたいと思います。

さっちゃんが病室に戻ってからはケアマネさんと打ち合わせしました。
介護ベッドやマット、車椅子のことを相談しました。
僕はケアマネさんから預かっていたカタログを見て、ベッドや車椅子の候補は考えていましたから、その線に沿って手配してもらうことになりました。
訪問看護のPTさんと看護師さん、そしてオムツ替えや清拭の指導をしてもらうヘルパーさんの手配をお願いしました。
上記の点は当日の夕方にはケアマネさんから連絡が来て、ほぼ手配終了です。

最後になりますが、さっちゃんの様子です。
点滴中だったこともありますが、この時はさっちゃんのリハビリはありませんでした。
PTさんによれば、この日は午前中に2回リハビリを行なったそうです。
さっちゃんは大人しくマスクを付けています。
マスクにも慣れたようですね。
目の表情には普通に生気が感じられました。
虚ろな感じではなかったですね。
時々、何やら喋っています。
僕はさっちゃんの手を握っているのですが、さっちゃんも僕の手をしっかりと握り返します。
それは僕だからという訳ではないようで、さっちゃんは一度握ったものは取っ手でも人の服でも何でもなかなか離そうとしないんです。
赤ちゃんの把握反射と同質のもののように感じられます。
でも、しっかりと僕の手を握ってくれると、嬉しくなりますよね。

さっちゃんがこの日最初に僕とケアマネさんを見た時、その表情がほんの少し変わったように思いました。
僕の一人合点かもしれませんが、僕やケアマネさんのことを覚えていてくれたからだと信じたいです。
知らない人に囲まれて、知らない場所で、2ヶ月間も過ごしたさっちゃんはどんな思いだったんでしょう。
自分が骨折して手術したことを理解できていないでしょうし、忘れてしまっていることでしょう。
何も分からない中で、過ごす不安感は如何ほどなんでしょう?
コロナ禍でさえなければ、毎日でも直接何時間でも面会することが出来たのに・・・・
場所が変わっただけで、身近な人と引き離されることはなかったのに・・・・
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大腿四頭筋を軽~く傷めた後でしたが、調子よく歩けました。でも、コースタイムと比較するとまだまだですね

2022-02-14 23:44:13 | ザイルと焚火と焼酎と
木曜日は雪が降るかもしれないという予報でしたから、その前日の水曜日、2月9日に山を歩くことにしました。
傷めた大腿四頭筋は大丈夫だろうとは思いましたが、念のために短めのコースを選びました、
詳細は『ザイルと焚火と焼酎と』を読んでください。

『標準コースタイムで歩く』シリーズ№3 ――― 119% 戸倉三山の一山、臼杵山だけ登りました


▲12:48。この日は無風快晴、暖かいくらいの絶好のハイキング日和でした。時々、伐採された箇所からは奥多摩の展望が広がっていました。左のピークが大岳山で、そこから右に延びる尾根は馬頭刈尾根でしょう。

以下に山行時間の詳細を記しておきます。
                  僕がかかった時間    コースタイム
元郷バス停~臼杵神社           112分         90分
  (臼杵神社~臼杵山間のコースタイムはなし)
臼杵神社~荷田子峠             80分         75分
荷田子峠~荷田子バス停           22分         15分
トータル                 214分         180分


臼杵神社までの登りが124%かかってしまっていますね。
登りが遅いということです。
土曜日に速足で散歩しながら感じたのですが、ただ自分のぺースで登山道を歩くだけでは、負荷がかからないのですよね。
負荷がかからなければ、トレーニングにはなりません。
今の僕のペースは限りなくさっちゃんのペースに近づいているはずですから、毎回さっちゃんペースで歩いても駄目です。
ですから、マイペースで歩くのではなくて、少し急ぎ目のペースで歩こうと思います。
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さっちゃんの退院準備に向けて、ケアマネさんと相談しました

2022-02-12 23:29:05 | 大腿骨転子部骨折
この文章は本当は昨日書く予定でした。
でも夕食後、何となく疲れて眠ってしまって、目が覚めたら夜中だったんです。
水曜日に山を歩いて来て、木曜日と金曜日、ふた晩続けて夕食後に眠ってしまいました。
山歩きの疲労が簡単には抜けない体になってしまったのかな~ぁ?

それはともかくとして、昨日の午前中ケアマネさんが家に来てくださいました。
福祉用具・介護用品レンタルのカタログも持って来てくれました。
ベッドや車椅子は事業所にあればすぐにでも、なくても3日くらいで届けてもらえるようです。
ベッドは退院する前に準備しておかなければなりませんね。

入院するまではセミダブルのマットを敷いて、畳の上で二人一緒に寝ていました。
でも、もっと昔は長い間、普通サイズのベッドに二人寝てましたから、介護ベッドでも二人で寝ることは出来ると思います。
介護ベッドにもセミダブルサイズくらいあってもいいのにな、と思いますけどね。
二人で寝ることは想定していないようですね。
可能な限り、これまでの生活スタイルを変えないでいたいと思いますから、セミダブルサイズも検討してくれていいのではと思いますけどね。

介護ベッドは電動で背中や膝の部分の角度が変えられるようです。
ベッドサイドのレール(柵)やベッドにあわせて自由に動くマットなども必要になるようです。
また、ベッドを置くとなると、置く位置も考えなければなりません。
基本、これまで布団を敷いていた場所に置くのですが、この機会に少しだけ部屋をすっきりと模様替えしたい気分ですよね。
さっちゃんの入院中に部屋を掃除したり整理したりしよう、とブログにも書いたのに、結局な~んにもしませんでした。
掃除もほとんどしなかったので、昨日ケアマネさんが来宅する直前に慌ててする始末。
さっちゃんが家に居てくれないと、僕は掃除すらしないのです。

車椅子についても、相談しました。
看護師さんはリクライニング出来るタイプがいいかも、と言っていましたが、そこまで必要かどうか、僕にはまだ分かりません。
リクライニング出来る車椅子だと折り畳みは出来ませんから、タクシー等に乗る際どうなるのでしょう?
家の中で、車椅子に長く座っていて、背もたれを倒してリラックスするわけでしょうが、ベッドに居てもいいわけでしょうしね。
レンタルの車椅子も容易にチェンジは出来るようですから、とりあえず普通の車椅子でもいいのでは、とケアマネさんは言ってくれました。

退院時、どのように迎えに行くかも相談しました。
車椅子をこちらから持って行って、それに乗って帰るのか、最初は病院の車椅子を借りるのか?
でも、前もって車椅子で自宅の中を動いてみないと、さっちゃんの生活動線すべてを通ることが出来るのかどうか確認できませんよね。
狭くて、物がたくさん置いてある我が家ですから。
折り畳み出来ないリクライニング車椅子では僕が病院へ持って行くのは大変ですよね。
電車に乗って持って行けばいいと言えばその通りなのですが。
病院からは介護タクシーを予約して、車椅子ごと乗ればいいとは考えています。
初っ端から、電車移動は僕自身も不安ですしね。

さっちゃんが帰宅してからのトイレと入浴についても相談しました。
トイレ(排泄)は現状完全なオムツ生活です。
赤ん坊のように寝たままオムツを交換するわけです。
僕は赤ん坊のオムツ交換の経験もありませんから、しばらくは実地での指導をして欲しいと頼みました。
動画等でノウハウの基本を理解しても、実際に行なってみないと分からないコツなどがあるはずですからね。
そのために、さっちゃんの退院直後から1ヶ月間くらいはヘルパーさんに来てもらうことにしました。
その間に僕を指導して、心配のないレベルにまで上達させてもらうのです。
最初は毎日でしょうが、だんだん2日に1回とか週に2回とかに減らして行って、1ヶ月間ですね。

入浴に関しては、バスタブを家に持ち運んで、本格的に入浴するというのもあるのですが、僕はいきなりそこまでする必要性を感じません。
デイサービスやショートステイに行けるようになれば、そこで入浴は出来るでしょうし。
まずは清拭すればいいのかな、と思っています。
これもヘルパーさんの指導を受けて、僕自身が完璧に出来るようになりたいと思います。

また、そのヘルパーさんが男性でもいいか、女性の方がいいか? も話し合いましたけれど、まあ女性の方がいいのでしょうね。
さっちゃんは体重も軽いですから、女性の力で十分だと思います。
一緒に僕もいるわけですからね。

あと訪問看護ですが、以前のように言語療法士(ST)さんに来てもらうことはしばらく考えないことにします。
言語リハビリを続けて来たのも、そのリハビリ効果と言うよりはさっちゃんが社会との接点を持ち続けることに意味を感じていたからです。
しばらくはSTさんではなく、PT(理学療法士)さんに来てもらって、歩けるようになる指導をしてもらおうと思っています。
これも退院後すぐから行ないたいですね。
この件もケアマネさんが手配してくれることとなりました。

他にも通院のこともケアマネさんから聞かれました。
さっちゃんの掛かり付け医のH沢クリニックにはこれまで通り通うつもりです。
天気のいい日に車椅子を押して行くことになるでしょうね。
大きな病院の神経内科の先生の元にも通えればいいですね。
この先生は認知症のさっちゃんにとっては主治医になってくださっています。
通う方法が問題ですけれど。
さっちゃんが車椅子での移動にどの程度耐えられるかですね。
予約の日に雨が降ったりしたら、タクシー利用も仕方ないかもしれません。
同じ病院のリハビリ科にはもう通う必要性はないのではと思います。
3ヶ月に1回だけ、神経内科の先生に診てもらうだけで十分かと。

いろいろとケアマネさんと相談しましたが、他にはデイサービスやショートステイをどうするか、ということくらいですかね。
退院後しばらくは、そのことは考えないことにするしかありません。
さっちゃんがデイサービスに通うことが出来るかどうかを見極めないといけませんしね。
通えそうだとなった際には、今までのデイサービスでは車椅子のままでは無理です。
車椅子でも大丈夫な場所を探さなければなりません。
契約しているショートステイの同じ建物で、デイサービスもやっていて、車椅子でも大丈夫ですから、そこにお願いするのがいいのかなと思ってはいます。

兎にも角にも、自力で立ち上がって、自分で歩けるようになって欲しいですね。
そのためには立とうとする気持ち、歩こうと思う気持ちが何よりも芽生えないと駄目ですよね。
そんな気持ちが芽生えるためにも、生活の中で楽しかったり嬉しかったり喜んだりする瞬間瞬間を増やしてあげたいと思います。


     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

昨日散歩して来ました。
さっちゃんの車椅子を押しての散歩を想像しながら歩きます。


▲16:17。ほぼ半月(上弦の月)が青い空に浮かんでいました。この時刻ですから、まだ弦の方が下ですけどね。さっちゃんにはこんな白い月はなかなか見つけられないかもしれません。


▲16:18。奥多摩前衛の山々が見えています。左のピークが大岳山1266.5m、中央には御岳山の峰々が見えています。手前の多摩川はその山々の向こう側から流れて来たのです。


▲16:20。まだ少し高い太陽が多摩川の流水面で輝いています。


▲16:26。次にここで写真を撮る時は、さっちゃんの乗った車椅子も写っていることでしょう。
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