さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃん、1時間も玄関ドアを開けようと格闘してました。僕もついに何とかせざるを得なくなって・・・・

2019-10-31 23:57:38 | 生活の一場面
木曜日はとくに何にも予定のない日。
ハイキングに行こうかとも考えたんですが、準備と覚悟と体調万全が要求されるので億劫に。
のんびりと過ごすことにしました。

朝は曇りがちだったんですが、しばらくすると陽が出てきたので、洗濯をしようと。
その前からさっちゃんの様子がちょっと変にはなっていたんです。
どう変かと言うと、あの「帰りたいモード」みたいになりつつあったんです。
でも、いつもの「帰りたいモード」とは微妙に違っていて、
さっちゃんが思う「帰るべき家」へのコメントがほとんど出て来ません。
「帰りたい」よりも、むしろ「行きたい」ような言葉が出てるように思えます。

さっちゃんは玄関のドアを開けようと一生懸命です。
さっちゃんはチェーンを外せません。
いろいろガチャガチャやってます。
フラストレーションが溜まったんでしょう、ドアをドンドン叩いたりもします。
隣りの住人が「何事?」と思って、見に来るんじゃないかと心配なくらいでした。

僕に「●×▼※へ行くよ」「一緒に来い!」みたいな言葉を混ぜながら、僕を圧迫します。
僕は洗濯の準備をしていました。
洗濯ものを洗濯用の袋に分けて入れていきます。
その何が気に喰わなかったのか、さっちゃんはその袋がたくさん入った紙袋を僕から奪ってしまいます。
取り返そうとしても、さっちゃんが強硬に抵抗するので、洗濯の準備を諦めざるを得ません。

さっちゃんがドアを開けようと、ずうっと玄関にいるものですから、
僕は雰囲気を変えようと、電気を消して暗くしたり、
僕自身がベランダに出て、さっちゃんから身を隠したり、いろいろしてみました。
それでも、さっちゃんの様子は変わりません。

玄関の靴箱の上に置いてある飾り物、竹炭、貝殻、書道の作品、・・・・、さっちゃんはその一部をばら撒いたりもしました。
このままだともっとエスカレートしそうですから、僕もついに妥協することに。
さっちゃんの要求を受け入れて玄関ドアを開けることにしたんです。
でも、最初から「僕は行かないよ」と言い続けてましたから、一緒には行きません。

僕は外出着に着替え、財布と携帯電話とザックを持ちます。
そして、サンダルを履いていたさっちゃんに運動靴を履かせます。
さっちゃんを着替えさせるのは無理でしょうから、さっちゃんは部屋着のまま。
手に持っていた書道の作品は手放してくれました。
タオルも手放してくれました。
でも、何でなんでしょうね? 紙袋だけは手放してくれません。
ドアのチェーンを外し、ドアを開けてあげます。

さっちゃんがドアをガチャガチャやり始めてから、1時間はたったでしょうか。

さっちゃん、ドアの外に出ても、僕の様子を見ています。
僕は「行かないよ。一人で行ってきな」と冷たく突き放します。
二度三度こんなことを繰り返して、さっちゃんは意を決して一人で出かけることとなりました。

さっちゃんの後を僕は見つからないように、尾行します。
団地のすぐ外で、団地の住人の二人のご婦人とちょっとだけ話してるようです。
さっちゃんは意外と大胆に知らない人にでも話しかけるんですよね。
認知症になる前は、そんなタイプじゃあなかったんですけど。
タクシーが来て、その二人のご婦人はそれに乗って行ってしまいましたけれど、
さっちゃんが同乗するかもと、一瞬ヒヤリとしましたね。
乗りそうになったら猛ダッシュする心の準備だけはしていました。

いつものように、さっちゃんは後ろを振り返ったり、分かれ道では長い時間迷ったり、どこに行ったらいいのか分かりません。
それは当然ですよね、行きたい場所自体が定まっていないのですから。
団地の中を、と言うより僕たちの棟の周囲をさ迷った挙句、バス停前のベンチに座り込んでしまいました。
バスが来て、さっちゃんがバスに乗り込んだりしたら厄介ですから、僕の尾行はそこで終了。
座ってるさっちゃんの背後からさっちゃんの肩をポンポンと。

さっちゃんは驚く風もなく、僕の顔を見ます。
何も言わずに歩き始める僕の後から、当たり前のようにさっちゃんは付いて来ます。
少しだけ寄り道をして、僕たちの部屋に戻って来ました。
僕の方が拍子抜けするように、さっちゃんの雰囲気はすでに普段同様に戻っていました。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

今日はこのことがあって以降はさっちゃんの様子はいつも通りでした。
むしろ、いつもよりも朗らかだったかもしれません。
夕方、久し振りに湯船にお湯をためて入浴しました。
さっちゃんは僕が体を洗ってあげ、洗髪するのを素直に受け入れてくれました。
その後で、夕食準備に取り掛かった際に、何かと手伝おうとする結果、邪魔になってしまうさっちゃんを
僕が何とか台所から離そうとするんですが、それが気に喰わなかったんでしょうね、
僕に猛烈に突っかかって来たりしました。
「押しくら饅頭だぞ、相撲だぞ」と、突っかかってきたさっちゃんをふざける様にしながら台所から離したんですが、
さっちゃんにそんな冗談は通じず、怒ってブスッとした表情のままでしたね。
でも、その時一回だけでした。
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2015年の忘事録/今から思うと、さっちゃんにはこんなにたくさん出来ることがあったんだ!

2019-10-28 23:40:16 | 2015年の忘事録
忘事録とは忘れた事の記録です
また思い出すこともあるでしょうが
忘れるよりも もっと
新しい思い出を
作ればいいのです


(この忘事録カテゴリーの文章はほぼその日付当時メモした文章のままこのブログに載せています)

2015年11月5日

東京駅からtelくる。中央線に乗ることは分かっている様子。
国分寺駅からtelくる。「このまま乗っていていいのか?」と。後で思うに、向かいのホームに通勤快速が来ていたのかもしれない。「そのまま立川まで乗って」と伝える。
立川駅からtelくる。「何行きに乗ればいいのか?」それが分からないよう。「青梅行きだよ」と。目の前の青梅行きがドアが閉まったと言っている。その次の青梅行きに乗れたのだろう。
僕はH駅で待っていたのだが、乗ったであろう電車から人がたくさん降りてくる。But、さっちゃんはいない。
すぐにさっちゃんから電話が入り、「どこにいるの?」と言う。僕を探しているらしい。改札口を出ている、とも言う。回りを確認させ、いまどこの駅にいるかを聞くと、結局、さっちゃんが降りた駅はA駅だということが判明。
キップを買い、次の駅のH駅で降りるように伝えた。順調にキップを買い、電車に乗ると、着くはずの電車には乗っていなかったもよう。
また、さっちゃんからtel。まだA駅のホームにいて「どちら側の電車に乗ればいいの?」と聞く。青梅行きがどちらかを理解してもらい、次の電車に乗り、H駅で合流できた。
さっちゃんに僕が叱られた。
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2015年の忘事録/さっちゃんが一人で博多まで行ってたなんて!

2019-10-27 23:09:37 | 2015年の忘事録
忘事録とは忘れた事の記録です
また思い出すこともあるでしょうが
忘れるよりも もっと
新しい思い出を
作ればいいのです


(この忘事録カテゴリーの文章はほぼその日付当時メモした文章のままこのブログに載せています)

2015年11月4日

4~5日と九州の大分県で同窓会があるので、東京から博多へ新幹線で行くことに。博多駅が集合場所。早朝、東京駅までさっちゃん一人で行かなければならない。ちょっと心配だったので、僕もついていって、東京駅の新幹線改札口まで連れて行った。
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今日はさっちゃんの誕生日! それなのに、さっちゃんは初めての大きな粗相・・・・

2019-10-26 23:56:14 | トイレ・排泄
さっちゃんは自分の年齢も知りませんし関心もありません。
自分が年寄りだという自覚も多分ありません。
ましてや、今日がさっちゃんの誕生日だということも覚えていません。
誕生日が何か特別の日だとか、お祝いをしてもらえる寿の日だとかも思ってないでしょう。

どちらかと言うと、僕自身も自分の誕生日にはあまり関心がありませんしね。
それはもちろん、祝ってもらうとくすぐったくて嬉しいものですが。
でも、ささやかにではありますが、さっちゃんの誕生日をお祝いしてあげようと思いました。

スーパーへさっちゃんと買い物に行った際に、ちゃんとしたケーキを売っているコーナーでチーズケーキを買いました。
ケーキ用の小箱に入れてくれ、小さな保冷剤も付けてくれます。
真っ白で半球状のチーズケーキ。
帰途の夕焼けも綺麗でしたし、空き地の上を飛ぶ蝙蝠とも、今年2度目か3度目の出会いがありました。

買い物に出かける前、スーパーに着いた時、僕はさっちゃんに「おしっこ行く?」と聞きます。
家を出てから帰って来るまで、さっちゃんに尿意は起きませんでした。

家に着くと、さっちゃんのザックを下ろしてあげます。
チーズケーキとホウレンソウが入っています。
僕もザックを下ろし、食材を冷蔵庫に収めなければなりません。

そんな時でした。
台所の冷蔵庫からダイニングを挟んだ南側のフローリングの部屋。
そこは以前は僕の仕事部屋だったのですが、仕事をしなくなってからは雑然と物置状態になっています。
その部屋の窓脇でさっちゃんがズボンとパンツを下ろした姿が僕の視界に飛び込んできました。

あ、あ、あ、あ、
さっちゃんのところに駆けつける僕。
でも、時すでに遅し!
板の間の上には液体が広がっています。
優に新聞紙1枚分はあるでしょう。
両脇にはまだゴミ出ししてない新聞紙や雑誌の束が置いてあります。
それが濡れてるかもしれません。
透明な液体ですから、どの範囲で溜まってるのかよく分かりません。

僕は咄嗟にさっちゃんのズボンと靴下をそのまま脱がせ、そのズボンでまずは床を拭きました。
そして、大きな声でさっちゃんに「動いちゃダメだよ」「じっとしててね」と言って、
濡れたズボンを風呂場まで持って行き、雑巾とこれから洗濯するはずだった数枚のタオルを取って来ました。

さっちゃん、聞き分けよく何時までもじっとしてるはずもありません。
動こうとするので、そのたびに僕の声は大きくなり、強い命令口調になってしまいます。
床上のおしっこの量は半分以下にはなったでしょうが、まだビチョビチョ。
そんな板の間の上を裸足で歩いて、ダイニングへ行こうとするんです。
屈んで作業している僕はさっちゃんの足首を掴みます。
「動いちゃダメって言ってるでしょ」、悪いとは分かっていても、僕の言葉には怒気が加わります。
それでも動こうとするさっちゃん、仕方なく僕はさっちゃんの足裏をタオルで拭こうとします。
足首を掴まれて動けなくなったさっちゃんは僕に怒りを向け、酷い言葉を浴びせ、叩きます。
そんなこんなで、なんとか最低限の足裏拭きをこなしました。
さらに僕は、さっちゃんの手を掴んで強く引き、お風呂場へ連れて行きました。
さっちゃんは抵抗しますが、何とかお風呂場へ。
そこで足をシャワーで洗います。
さっちゃん、最初は水だったので「冷たい」と怒り、お湯で洗ってる最中も僕の頭を叩きます。

その後、さっちゃんは寝室へ。
さっちゃんがその場に居なくなったので、僕はじっくりと板のフローリングを拭きました。
お風呂場ではズボンやタオルを繰り返しお湯洗いし、浸けておきます。
明日にでも、洗濯しなければなりませんね。

さっちゃんは時折そんな僕のそばに来て、まだ怒りが収まらないんでしょう、何やらブツブツと文句を言います。
本当ならすでに始まってるニュージーランド×イングランドの準決勝をのんびりと観たかったんですが、それどころではありません。
とりあえずつけてあるテレビのその試合をさっちゃんが観ています。

なんとかさっちゃんのおしっこ騒動はひと段落つきました。
さっちゃんが家にいる時にトイレ以外でおしっこをしたのは初めてのことです。

僕は何度も何度も大きな声でさっちゃんに命令してしまいました。
強い口調で、怒気もたっぷりと含まれていたように思います。
事態を理解していないさっちゃんの的外れな文句や事態解決への徹底的な非協力には僕も心底怒りを抱きました。
壁とかを何度強く叩きつけようと思ったことでしょう。
さっちゃんに真っ当な対応を求めるのは無理だと、理屈では分かっていても、気持ちはすぐには納得しません。

オールブラックスも負けてしまい、僕も気持ちを理屈で押さえこんだり宥めたりできる十分な時間が持てました。
なにしろ今日はさっちゃんの誕生日なんですから。
僕はさっちゃんに「さっきは大きな声を出してご免ね」と謝りました。
さっちゃんはすでにこの騒動を忘れているのでしょうね。

それから夕食前に、ささやかな誕生祝いを行いました。
チーズケーキを食べただけですけれどね。

ちなみに、さっちゃんが僕の頭を叩いてもまったく痛くはありません。
加減してくれてるのか、単に力が弱いだけなのか。
コメント (2)
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行方不明になっていた運動靴がほぼ一ヶ月ぶりに見つかりました!

2019-10-25 23:47:05 | 今日のビックリ
さっちゃんは時折いろんなモノをいろんな場所に置きっぱなしにしてしまうので、
さっちゃん自身はそれをどこに置いたかなんてすぐに忘れてしまいますから、見つからなくなってしまいます。
でも、あっちこっち探せばどちらにしても家の中ですから、いずれは発見されるものです。
そんなモノの中で、たま~に全然発見されずに行方不明、失踪騒ぎとなってしまうモノもあるんです。

今回の行方不明物件は「ワイヤーシューズのスニーカー」。
ほぼ一ヶ月前に見つからなくなってしまいました。
当然、家中を探し回ったのですが、発見できず。
2、3日は探したのですが駄目でしたから、「まあ、いつかどこからか出て来るだろう」と諦めてしまいました。

それが今日、見つかったんです!
それもあまりに目立つ、普通に目に付くはずの場所で!
何故、僕はそれを見落としていたんでしょう?
発見できていなかったことの方が不思議、不可解、ミステリーです。

衣裳部屋のような小部屋、僕たちは物置のように使ってるんですが、そこにあったんです。
さっちゃんの座る椅子の横にその小部屋の戸はあります。
その戸はしょっちゅう開けるんです。
開けたら、すぐ目の下に見える場所にその運動靴はありました。
なんで見えなかったんだろう?!

さっちゃんが最近になってその場所に置き直した、とも想像できますが、まあそれはないでしょうね。
とにかく、よかった! よかった!
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何となく少~しの疲労が抜けません。今日は昼過ぎまで寝てしまいました

2019-10-24 23:47:44 | 僕の病気や体調
昨日の夜は10時ころだったでしょうか、さっちゃんが床に就き、僕も横になりました。
こんなことはよくあることで、さっちゃんは僕が横に居ると、寝つきがいいんです。
逆に居なければ、何度も起きて出て来ることもあるんです。
10分とか20分で僕は布団から出て来るつもりだったんですが、思いがけずそのまま寝てしまいました。
そして、再び目が覚めたのは夜中の12時過ぎ。
それから歯を磨いたり、布団の中で雑誌を読んだり・・・・
寝付いたのは1時過ぎたころでした。

木曜日は何も予定の入っていない日です。
ハイキングに行こうかとも思ったのですが、曇天のようですし、いまいち気合が乗らず、ゆっくりと過ごすことにしました。

実は先週から体調がほんの少しだけ不調です。
本当にほんの少しで、ちょっとだけだるいだけです。
仕事をしている時だったら、まったく問題にならないレベル、仕事に集中してれば、すぐに治ってしまうでしょう。
が僅かに違和感がある、痛いとまでは言えませんが、ちょっとだけ腫れているのかもしれない、そんな程度です。
僕は体調不良が喉(扁桃腺)から来るタイプですから、喉の不調はちょっと神経質になりがちなんでしょう。

そして今日の朝、7時ころ目が覚めて、トイレへ。
今日はゆっくりと寝るつもりでしたから、布団に戻って二度寝します。
8時過ぎにもう一度目覚めましたが、起きるでもなく寝るでもなく、30分くらいは布団の中で過ごしたでしょうか?
再び寝てしまった僕が目覚めたのは昼の1時過ぎでした。

横ではずうっとさっちゃんが寝ていますから、さっちゃんは15時間くらい寝続けていることになりますね。

これ以上寝ると、夜昼逆転してしまいそうですから、起き上がります。
さっちゃんも起きて来ます。
最近多いんですが、さっちゃんは尿意の意思表示が不明瞭です。
トイレの場所も分からず、便座に座るんだということも忘れていたりします。
起きたばかりですから、半分寝てるのかもしれませんね。
そんなさっちゃんにトイレ対応するのも朝一(昼一ですけど)では結構疲れます。

さすがにお腹も空いているので、小さなヨーグルト1個とバナナ1本を二人で分けあって食べます。
続いて僕は、昨晩洗い残した食器を洗い、朝食(昼食ですけど)を作ります。
食べ終わるころには3時になっていました。

録画してある朝ドラや『相棒』を観ると、はや日没も近づいています。
「夕食はどうしよう?」と考えるのも面倒で、ちょうど2つあったレトルトカレーとインスタント味噌汁で済ますことに。
ご飯だけを炊いて、8時ころに夕食。

今こうやって、ブログを書いたりして、自分だけの時間を過ごしています。
さっちゃんは10時ころに寝ました。
横で僕も10分間くらい横になっていましたが、さっちゃんはそのまま寝付いてくれました。

明日はデイサービスの日なので僕は6時半に起きます。
予定がしっかりとある日の方が、体調のことは気にならないでしょうね。

今日のような過ごし方をした日は、さっちゃんが認知症になってからは記憶にはありませんね。
ひとり暮らしをしていた大昔には、こんなことはしょっちゅうだったんですけどね。
僕は基本、怠惰な人間ですから。
喉もまだ少し、ほんのほんの少しだけ痛いように感じます。
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さっちゃんは小さな子供のように、姿の見えなくなった僕を探しに来ます

2019-10-21 23:50:01 | 生活の一場面
僕はお通じが順調で、毎日1回は必ずあります。
でも、それには心配事と言うか、ちょっと面倒なことも付いて回るんです。

そのひとつは、僕がトイレでのんびりと過ごしている時に限って、さっちゃんがよく尿意をもよおすんです。
僕は途中で切り上げて早く出て来なければなりません。

もうひとつは、実際にはそれほど面倒と言うわけでもないんですが、気になるというか、落ち着けなくなりますね。

僕はトイレに雑誌を持って入り、それをのんびりと読みながら、割と長い時間を過ごすのが好きです。
さっちゃんが姿の見えなくなった僕を探して、トイレの前まで来るのは分かっていますから、
最近はトイレのを掛けて中に入っているんです。
もし鍵を掛け忘れたりすれば、さっちゃんはトイレの戸を開け放ち、僕の真正面に立って、僕を見続けたりするんです。
僕が手を伸ばして戸を閉めようとすると、怒ってそれを阻止します。

今日も鍵を掛けて、トイレの中での時間を過ごしていました。
さっちゃんはすぐにトイレの戸の外に来ました。
戸の取っ手をガチャガチャと動かすので、「向こうに行って待っててね」と、僕は言います。
さっちゃん、素直に向こうに行ってくれたみたいです。
あまり時間をおかず、またさっちゃんが戸の外に。
再び「向こうに行って待っててね」と言うと、さっちゃんは素直に向こうへ。
そしてまた、同じことが繰り返されます。

4回目。
僕もそろそろ終了間近でしたから、さっちゃんに声を掛けませんでした。
戸の取っ手をガチャガチャ動かし、何やら小声でブツブツ喋ってます。

僕は戸の鍵を開けて、戸を開きます。
さっちゃん、「どこに行ってたのかと思った」みたいなことを語ります。
続けて、「どこにいたの?」と。
この問いには僕もちょっと笑っちゃいましたけれど、真面目に「ここに居たんだよ」と、トイレを指差しました。
状況の判断力がないのか、状況判断は出来るんだけど、適切な言葉が出て来ないんだか。

まあ、そんなことはどうでもいいし、分かりっこないんでしょうが、
さっちゃんの僕が見つかって心底ホッとした表情が、僕の心を和ませてくれました。
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2015年の忘事録/このころから数字もだんだん読めなくなってたんですね

2019-10-19 22:36:34 | 2015年の忘事録
忘事録とは忘れた事の記録です
また思い出すこともあるでしょうが
忘れるよりも もっと
新しい思い出を
作ればいいのです


(この忘事録カテゴリーの文章はほぼその日付当時メモした文章のままこのブログに載せています)

2015年10月29日

「2840円」と記してあるレシートを見ているのだが、その数字を読めない。
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トイレ失敗して、買い物やめて、帰宅しシャワー。有り物で夕食作りました

2019-10-18 23:48:08 | トイレ・排泄
今日のことですね、タイトルのまんまです。

一日中、雨がちの日でしたけれど、それほど本降りにはなりませんでした。
雨が降り止む合間を狙って、午後の4時前くらいだったでしょうか、さっちゃんと買い物へ行くことに。
でも、5分くらいすると、傘を差した方がいいくらいの小雨になりました。

傘を差すと、さっちゃんとは手をつないで歩くことは出来ません。
すると、さっちゃんは道路の真ん中近くを歩くんです。
僕の横に並びたがるんですね。
で、僕は歩くスピードを上げ、さっちゃんを引き離すことにしました。
数メートル後ろを歩くようになると、僕の横には来れませんから、道路の端っこを歩くようになりました。
僕も結構速足で歩いているんですが、さっちゃんとの距離は変わりません。
さっちゃんもすごく急いで僕について来ているようですね。

そんな感じで20分くらい、スーパーのはす向かいのコンビニに入りました。
するとすぐに、さっちゃんがムズムズしています。
トイレです!
緊急を要するみたい!

さっちゃんの手を引いて、コンビニのトイレの方へ。
でも、無情にもトイレは使用中!
すぐ踵を返して、スーパーのトイレへ行こうとしますが、時すでに遅し!
「出ちゃった・・・・」といったようなことをさっちゃんブツブツ。
ズボンも少し濡れている箇所が見えます。

ここで僕は即決。
家へ戻って、シャワーを浴びて、再びスーパーに来よう! と。
行って、帰って、また行って、帰る。
20分×4=80分 歩くのか~ぁ、いい運動になるな~ぁ、そんなことを考えてました。

家までも速足で戻りました。
玄関から中に入ると、さっちゃん、またまたムズムズ、トイレに行きたがります。
「はいはい、こっち。早くズボンを脱いで」
さっちゃんがなかなか脱がないので、僕が脱がそうとすると、嫌がって、「あっち行け!」みたいな雰囲気。
そうは言っても、僕がやってあげるしかありませんから、ズボンを脱がします。
すぐに便座に座ろうとするさっちゃん。
僕はさっちゃんの腰を押さえて、「パンツも脱がなきゃ!」と、パンツに手を掛けます。
さっちゃんが便座に座るのと、僕がパンツを脱がすのがほぼ同時。

でも、パンツは本当にグショグショ、ズボンも広い範囲が濡れていました。
トイレのフローリングも少し濡れました、便座カバーもほんのちょっと濡れました。
(後で、雑巾で拭いて、カバーも新しいのに替えました)
僕がトレペでさっちゃんを拭くのを最初一瞬嫌がったみたいでしたけれど、すぐにいつも通りに。

その後はお風呂場でシャワーを浴びて、洗いました。
新しいパンツにズボン、着替えたのでさっちゃんも気持ちよくなったでしょうね。

もうこのころには、僕はもう一度スーパーまで出かけて買い物する気力は失せていました。
残ってる朝のコーヒーに牛乳を入れてチンし、二人でお菓子を食べました。

夕食はポトフにします。
残り物の野菜を入れるだけですから。
豚バラ軟骨250g、フランクフルトソーセージ2本、玉ねぎ1個、大根と人参の残り全部、えのき少し、ジャガイモ1個。
明日の朝食分も残しておかなければなりませんから、これで冷蔵庫の野菜室はほぼ空(から)。
緑色野菜が全然ないのが、ちょっと物足りません。

ご飯も炊きました。
ポトフですから味噌汁は作りません。
今晩はご飯の友、みたいなものも切れていましたから、自分で作ってみました。
鰹節の4.5gパックと焼ばら海苔に砂糖ほんの少しと醤油を混ぜただけですけど、美味しかったです。
ネコ飯アレンジですね。

ポトフも半分は残りましたから、明日もポトフ。
緑色野菜も加えて、もっと美味しくして食べようと思います。
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『Yesterday』を観てきました。ビートルズの歌を楽しんできました

2019-10-15 23:51:59 | 映画
さっちゃんがデイサービスから帰って来て、二人で映画を観に行きました。
ビートルズが存在しない世界に、ただ一人ビートルズを知っている男性のストーリー『Yesterday』。
ビートルズの歌がたくさん流れるはずですから、ビートルズを聴こうと観に行ったのです。

字幕スーパーですからストーリーは追えず、さっちゃんには理解できないでしょうけれど、
ビートルズの音楽は体に沁みこんでるはずですから、楽しめると思いました。

そんな狙いはばっちりと当たり、さっちゃんは手で拍子を取ったり、歌が終わると拍手したりしてました。
ある曲が終わった後なんか、さっちゃん、を滲ませてるような感じでしたね。
まあ、歌が途絶えて、科白だけが続くと、何やらブツブツと喋ったりしてましたけど。
GUEENの人生を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』は歌のない時間がもっと長くて、
さっちゃんにとっては今日よりもっと大変だったと思います。

さっちゃんにとってはまずまず楽しめた音楽映画だったと思います。
僕にとってはまあまあの映画、ビートルズの曲を楽しむための映画でしたね。
いちばん驚いたのは78歳のジョン・レノンが登場したこと。
ビートルズは存在しない世界なのですが、ジョン・レノンは生きていたんですね。
映画の中の老人ジョン・レノンがいかにもレノンらしい科白を語るんですよね。
ビートルズの曲ではないから仕方ありませんが、「イマジン」も聴きたかったですよね。
老人ジョン・レノンに歌って聴かせてあげたかったですよね。

映画『Yesterday』の公式サイトはこちらです。
https://yesterdaymovie.jp/


いつも心配するさっちゃんのトイレは大丈夫でした。
映画を観る前に、同じ階に多機能トイレがあることを確認しておきました。
家を出る際にさっちゃんは小用を足しましたから、少しは安心していたのもあります。
映画終了後に、その多機能トイレで用足ししました。

映画を観終わってからは、インネパ料理店『フルバリ』で夕食。
僕はワイン、さっちゃんはラッシーですが、さっちゃんは最近ストローでの飲み方を忘れています。
僕が実際に飲んで見せても、なかなかその通り出来ません。
でも、何かの拍子に出来たりしますし、またすぐに忘れたりもします。
箸使いも下手になっていますから、途中で手を使って食べたりもします。
汚れた手を手拭きのタオルで拭いてあげて、箸を右手に持たせてあげたりもします。

食事マナーにはちょっと問題のあるさっちゃんですが、まだまだ一緒に外食を楽しめますね。
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