さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんのデイケア最初の日、僕は天覧山へ行きました

2023-02-18 23:25:23 | 僕の自由時間

老々介護の身の小生です。

以前はケアマネさんも介護士さんも山の仲間も、誰もがみんな僕のことをことさらに心配するのを不思議に感じていました。

もちろん、理屈では僕自身も理解は出来ていたのですが、しっくりと納得できてはいませんでした。

 

でも今、意思疎通が不可能な、自分で飲み食いできない、動けない、排泄処理が出来ない、そんな妻のさっちゃんを自宅介護していると、痛感できます。

周囲の手助けしてくださる方々の優しい想いが痛いほど有難く感じられます。

自宅での単独の介護、しかも老々介護ですから、僕が倒れるとさっちゃんも共倒れです。

僕自身の肉体的健康、精神的健康を大切にしなければならないことがよく理解できるようになりました。

 

登山を愛する者は幸いなり。

何故なら、登山をすることが肉体的精神的健康に直結しているからなり。(聖書の一節のように書いてみました)

ですから僕は、今のような状況下にあっても、可能な限り登山を楽しむことをさっちゃんのためにも自分のためにも行なおうと思えるのです。

 

以前、さっちゃんがデイサービスに通っている間に天覧山ひとり岩トレを実践していました。

F沢さんとも一緒に熱心に岩トレを繰り返しました。

ただ、この頃はまださっちゃんのためと言うよりも、短時間でもいいので僕自身のために楽しみたかった方が強かったかもしれません。

さっちゃんがデイサービスから戻るまでに帰り着かないといけませんから、2時くらいには終了します。

 

現状も同様です。

月金のデイケアの日にやはり2時まで天覧山での岩トレが可能なんです。

ただ、朝のお迎えはデイサービスの時より少し遅くて、岩場到着は11時くらいになってしまいます。(以前は10時~10時半だったかな?)

それに、普段はさっちゃんを置いて小1時間でも外出は出来ませんから、月金だけが買い物等の用事をすることのできる日になってしまいました。

ですから、月金はいろんな意味で貴重な日なんです。

僕の思いとしては毎週1回は天覧山で岩トレしたい!

ひとりの時は1時半で下山して、帰宅前に買い物をすることも考えています。

と言う訳で、昨日の2月17日(金)天覧山で岩トレをして来ました。

HTさんと一緒です。

▲11:29。HTさんのこの日の目標は、このトラバース岩の3往復半。ところが、「3往復半できた!」と僕が思った直後に落下。達成は次回に持ち越しました。僕はと言うと、トラバースのセカンドルートのムーブを探っています。HTさんがやっているのはノーマルルートですが、セカンドルートになると格段に難しくなります。昔は出来ていたんですが、ムーブも忘れてしまっていますし、クライミング能力も低下していますから、まったく出来ないんです。ちなみに身長の低いさっちゃんにはノーマルルートは不可能なんです。でも、さっちゃんはセカンドルートを出来ていましたよ。

 

▲13:40。蛇岩の5.7のルートです。斜めホールドの多いこの岩でのバランスのとり方がHTさんはだいぶん良くなりました。次回はいいクライムが出来るのではないでしょうか。すでに13時40分ですね。これでこの日の岩トレは終了しました。HTさんにはちょっと申し訳ないですけれどね。

 

片付けをして、下山開始です。

以前もこの時間に下山する際には寄っていたお団子屋さんで、みたらし団子1本を買いました。

前は90円だったのですが、世界的な小麦や燃料費の高騰の煽りで1本100円になっていましたね。

こんなところで世界情勢を感じる僕でした。

15時01分にH島駅着。

朝食用のパンとレタスを買い、牛乳も買いました。

自宅までの20~25分を急ぎます

15時54分「もうすぐ到着します」との連絡が入りました。

肉体は疲れていますが、精神的にはリフレッシュできた感が明確に自覚できます。

さすがに肉体疲労の影響は夜に現われました。

17時30分から18時20分まで、さっちゃんに経管栄養を投与した後、自宅介護4日目にして初めて、途中で寝てしまいました。

かろうじて目が覚めて、20時20分からオムツ交換、21時05分から白湯200ccと便秘薬15滴の投与が出来ました。

危ない、危ない。

 

でも、天覧山翌日の今日はすべてが快調でしたね。

良い効果があったのではと、自画自賛です(笑)。

今後も可能な限り続けていきたいと思っています。

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F沢さんと半年ぶりに日和田での岩トレをしました

2022-04-03 22:32:14 | 僕の自由時間
以下、一ヶ月前の3月10日(木)の報告です。

F沢さんとの平日の岩トレはこれまでずっと「僕の自由時間」カテゴリーで載せて来ました。
さっちゃんのデイサービスの日に岩トレをし始めたのが、この岩トレの由来だからです。
さっちゃんが災害医療センターに入院している今は毎日が自由時間のようなものです。
ただその自由は、無為であり、隔離されたような寂しい自由です。
このブログのカテゴリーを何にしようかなどと考えながら、いろんなことを思ってしまいました。

さっちゃんが大変な状況にある時、僕を励ますかのように若い山の友人S﨑くんからは6年ぶり
F沢さんからは半年ぶりに立て続けに連絡が入り、山へ(岩トレですが)一緒に行くこととなりました。
僕を励ますためにこのタイミングで神様が手配してくださったようにも思えて仕方ありません。
山の友とは本当に有り難いものです。
S﨑くんとは電話でも長く話し、僕の心も明るく軽くなりました。
F沢さんとも日和田で一緒に岩トレをして、彼女の元気さに励まされました。

では、3月10日(木)の報告をしましょう。
F沢さんは子供にも拡大しつつあるコロナ禍の影響で、木曜日はほぼ完全休日のようです。
朝は8時半に迎えに来てくれて、岩場にはいちばん最後までトレーニングしていました。
僕とF沢さんの実力差はこの半年間でさらに広がっていますから、僕は最初から確保役に徹するつもりでした。

で、彼女が最初にトップロープを張ったルートは女岩西面左ルート5.10bです。
このルートは真ん中から上はかなりの前傾壁です。
ホールドはそこそこあって、腕力と持久力があれば登れないことはありません。
でも、力任せの登り方ではリードは無理です。
良いバランスで登らないと、リードは出来ません。


▲10:22。F沢さんの登る姿を最初に見て、僕は感心しました。以前とは登り方が格段に違って進歩していました。一手一手、一足一足がとても丁寧で、体全体のバランスも保持しながら、ゆっくりと登って行っているのです。だからと言って、決して登攀スピードが遅いわけではありません。


▲10:28。自分がどのように手や足を動かして登るのかを、下に立っている時にイメージしています。所謂オブザベーションですね。

そんな登攀姿勢は最後まで貫かれていました。
と言うのも、トップロープとはいえ、ただ登れればいいとは考えず、リードすることも考えて、余裕あるバランスで登ることを優先しているのです。
どのホールドやスタンスを使うか、体をどのように動かしてバランスを取るか、常に考えながら登っているのです。
以前よりも格段に頭を使いながら登っていますね。

この左ルートですが、午前中には突破できるヒントは掴めたようです。
2時くらいから再チャレンジし、トップロープでは完登し、次回にはリード出来る感触を掴んだようですね。
僕も2度ほどトライしましたが、前傾具合が強くなる直前でギブアップでした。
僕も30代の頃、トップロープでノーテンで登れてはいましたよ。
ただし、力任せな登り方だったと思います。

お昼ご飯を食べてから、深沢さんは僕に登らせてくれました。
男岩南面中央の最上部が少しだけハングしていてそこだけが5級-のルート、
そして、男岩西面クラックルート4級+を僕にリードさせてくれました。
僕としても、久し振りのリードトレーニングになりました。
まだスムーズにリード出来たので、我ながらホッとしています。


▲14:03。その後、再度左ルート5.10bを登りました写真はその取り付きです。左の袋とザイルは単独で登ってる人のもの。岩場の最上部から鉛直に下りているザイルですから、岩場がどれほど前傾しているか分かると思います。


▲14:05。左ルートの登り始め。


▲14:07。左ルートの核心部、かなりの前傾壁を登って行きます。午前中にムーブはほぼ完成させていましたから、ここまでスピーディーに登りました。


▲14:08。越えて行きました。

3時ころからはさらに難しいルートにトップロープをかけます。
女岩西面中央ルート5.10dです。


▲15:05。中央ルートの核心部が始まる直前です。核心部手前は簡単に越えて行きました。最上部の一番の核心部で苦労します。

5.10a~bと5.10c~dとの間には格段の難しさのがあります。
僕も若いころ、そう感じていました。
F沢さんも同じように感じているそうです。
今の僕に30代の時と同じくらいの能力があれば、今のF沢さんとも同レベルで刺激し合えると思いましたね。
ですから、このルートはF沢さんにも容易には攻略できません。
最上部の核心部で何度も弾き返されます。
この日は駄目でしたけれど、近いうちに必ず登れるようになると思います。

F沢さんは僕に「YYDの皆さんには今の私のことは詳しく報告しないでくださいね」と言います。
何故なら、「もうこんなに経ったのに、まだこんなに下手なんだと思われるのが恥ずかしい」と言うんです。
F沢さんには申し訳ありませんが、僕は正直に報告しましたよ。
順調で速くて素晴らしい成長ぶりです。

この冬はアイスクライミングや赤岳西壁等も登攀したようです。
夏には北鎌尾根やら大同心、小同心なども考えているようです。
ジムを通して、アルパインクライマーの山仲間も多く出来たようですね。

そして、クライミングに関しても、F沢さんとの師弟関係は完全に逆転しました。
今は僕が彼女に教わる立場です。
昔、若い山仲間(Y根君やS﨑君やH原君)と岩トレに行っていたころ、新しいクライミング技術を教えてもらいました。
「〇〇さん(僕のこと)、それじゃあ駄目ですよ!」と、よく叱られたものです。
そんなことが今再び起きようとしています。
クライミングの新しい道具の技術を僕も学ばなければならないと痛感し始めました。
Y山さんには前から指摘されていたのですが、今回F沢さんにも言われて心に響きました。
クライミングの安全認識が深まって来ているのですね。
F沢さんから「そんなやり方の確保をしている人とは一緒に登りませんよ」と言われてしまいました。
でも、この日は一緒に登ってくれましたけれどね。
クライミングに際して、どのレベルでの安全を確保するべきなのか、そのレベルが上がって来ているのだと知りました。
肩絡みや腰絡みといったボディビレイの時代(僕のずっと前の時代ですが)から8環による支点ビレイに変わりました。
支点ビレイから豚っ鼻やATCによるボディビレイに移って来ました。
現代はルベルソやATCガイドでの確保が主流になっているようです。
道具の進歩はクライミングの安全度の向上と直結しています。
僕がクライミングを始めたころに、リードする僕を腰絡みで確保しようとしたら、それは僕だって嫌なはずです。

こんな感じでこの日の岩トレは終了しました。
F沢さんからもYYDの皆さんによろしくとの伝言がありました。
YYDは退会していても、山仲間であることには変わりがありませんから、時々は一緒に山へ行く関係を持ち続けたいと思います。
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セキレイは水上歩行し、最下部岩場のトラバース1往復に4分以上かかり、最後はブホッと音がして・・・・ ――― 天覧山ひとり岩トレ№39

2022-02-06 22:47:20 | 僕の自由時間
2週続けて日和田で岩トレしましたから、天覧山ひとり岩トレはお休みしていました。
2月3日、3週間ぶりに天覧山へ向かいました。

ところで、この天覧山ひとり岩トレを「僕の自由時間」というカテゴリーで掲載するのも変ですよね。
さっちゃんが木曜日のデイサービスに行っている間の時間を、自分の自由時間として活用していたことがこのカテゴリー名の由来です。
当時は週に1度、この天覧山だけが僕の好きなことをする時間だったんです。
他のデイサービスの日は買い物等の家事に費やしていましたしね。
でも、さっちゃんが入院している今はいつでも僕の自由時間です。
寂しい自由時間なんです。


▲10:25。天覧山の麓にはこのがあります。池の向こう側には発酵食品の販売所やレストランがあります。


▲10:26。あれっ? セグロセキレイ(背黒鶺鴒)が水の上を歩いてる? 番(多分)の相方は池の畔にいますね。


▲10:28。このセグロセキレイは忍者でしょうか?


▲10:22。水面をよく見ると、凍っています。昔はもっと分厚いが張っていました。

最下部岩場へ行き、まずはコロッケ1個を食べ、温かいミルクチャイを飲みます。
そして、いつも通りのストレッチ、柔軟体操を行ないます。
今日も、岩は冷たく乾燥しています。
指の乾燥度合いは3週間前よりはほんの少しだけマシな気がしました。
とにかく、指が滑って落下しないように、ゆっくりとトラバースをスタートさせました。


▲11:37。ストップウォッチを始動させ、1往復目にタイムを見ると、3分30秒を過ぎていました。遅い! でも、今回は指が滑って落ちないよう、ゆっくりと進んでいますし、端っこでは指に息を吹きかけたりして温めますから時間はかかっても仕方ありません。でも、遅い! 5往復できました。20分1秒43です。1往復平均4分0秒286。なんと! 1往復4分以上かかっています。

トラバース岩に上がって来ると、最下部岩場の岩の冷たさとは別世界ですね。
最下部岩場が真冬ならトラバース岩はです。
風もなく暖かで、岩も温かいんです。
いつもの岩場に座り、昼食の塩くるみパンを食べました。


▲12:26。僕の指定席の周りには日干ししている靴や服が置かれています。すぐ横を通るハイカーはどう思っているんでしょうかね?

3週間前にこのトラバース岩を9往復しました。
ですから、この日の目標は9往復半です。
半往復し、1往復しても、この日の調子はよく分かりません。
すぐ駄目になってしまう気もしますし、一気に10往復できてしまうかも、とも思えます。
4往復過ぎたあたりから、急に筋肉に疲労感が増して来ました。
左から右へ移動中、右手でホールドを掴み損ね、右足も岩から外れて、危うく落下しそうになりました。
かろうじて右手で岩を掴み直して、落下を免れました。

4往復から6往復あたりでは、往復数のカウントもあやふやになりかけてしまいました。
最初は多く数え過ぎたような気がし、次には少なく数えているような気もしました。
でも、6往復過ぎたころから、調子が安定して来て、このまま続ければ10往復だって行けそうな気にだんだんなって来ました。

ところが、7往復半を達成して、8往復へと向かって右から左への移動中、予期せぬ事態が発生したのです。
がしました。
ボフッと、布団を叩いたような音でした。
僕の左足太股から音がしたんです。
僕はすぐにトラバースを中断します。
何が起きたのか分からないのですが、ボフッという音が聞こえるのは尋常ではありません。


▲13:43。写真の下方に黄色と赤の★印を付けました。右から左へのトラバース中にこのアクシデントは起きました。赤い★印には左足を置いていました。右足を左足とクロスさせて黄色の★印のスタンスまで移したその瞬間に左足太股(大腿四頭筋)から音がしたのです。

痛みも何もありませんでした。
普通に歩けます。
でも、左足太股が捩じれたり、通常と違う力がかかると、ちょっとだけ痛みます。
左足の大腿四頭筋の前方上部あたりが、肉離れを起こしそうになったのでしょう。
ほんの狭い範囲で肉離れを起こしたのか、肉離れまでには至っていないのか、僕には分かりかねます。

僕は今から17年前の1月にも左足脹脛を傷めたことがあります。
その時は凄く痛くて、歩くことも出来ませんでした。
それでも、病院で診てもらった結果は「どこも悪くはない」と言われ、痛い原因は分からなかったんです。
素人考えですけれど、町医者の設備では見つからないくらいの微小な肉離れだったのかなと思います。
ジョギングしようと、多摩川土手に上ろうとした斜面で傷めました。
強い痛みがあったわりには、治りも早く、翌週には軽いハイキング、翌々週には通常レベルのハイキングをしていますね。

昔のそんな経験もありますから、年齢もいったことですし、無理をしないことにしたんです。
なにせ、ブホッと音が聞こえましたしね。
駅へ行く途中、痛くはないのですが、走ったりは出来そうにありません。
走れば、さらに傷めそうな感じがするからです。
傷めた箇所に弱くて鈍い痛みが感じられるようになりました。

翌日の金曜日には、いつもは自転車で行く買い物に歩いて行ってみました。
往復で40分ほどの歩きです。
帰路の重荷を背負った時のことが心配でしたが、ほとんど影響はありませんでした。
左足を庇って歩くようなこともありません。
日曜日に予定していたハイキングも、無理すれば行けたと思います。
でも、負担が蓄積すると、左足太股がどうなるか心配です。
ここは無理をせずに中止した方がベターだと思いました。
とても寒かったようですし、山では昼過ぎから小雪が舞ったみたいですしね。
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天覧山ひとり岩トレ№38―――トラバース岩9往復に成功しました! そしてその夜、夢にさっちゃんが・・・・

2022-01-14 18:30:06 | 僕の自由時間
このブログはさっちゃんのブログなのに、さっちゃんの話題がなくて、登山や岩トレばかりになってしまいます。
でも、そもそも山が二人を結び付けるきっかけですから、山はさっちゃんと切り離すことが出来ないテーマなんです。
僕にとって、山はさっちゃんの面影に満ち満ちた場所です。
さっちゃんを思い浮かべる記憶が蘇る場所なんです。
直接的にはさっちゃんは登場しませんが、僕だけが楽しんでいるような登山や岩トレの話題を綴ることも許してください。

天覧山ひとり岩トレも38回を数えるようになりました。
よく続いていると思います。
トラバース岩を始めたころは1往復を完成させたり、2往復半の壁を突破するのが大変でした。
まさか10往復できるとは想像もつきませんでした。
でも今、その10往復実現が目前に近づいています。

昨日も、まずは最下部岩場5往復のウォーミングアップから始まりました。
柔軟体操とストレッチを入念に行なって、ストップウォッチをセットしました。
でも、1往復半直前で岩のホールドを掴み損ねて、あえなく落下。
この日の岩はまだとっても冷たくて、長く掴んでいる気分にはなれません。
しかも、岩も指先も極度に乾燥していて、滑り易いことこの上ありません。
あまりに冷たくて、僕は再トライすることも断念してしまいました。
そそくさと切り上げて、上のトラバース岩に向かいます。

トラバース岩は日当りのいい岩場ですから、岩は冷たくなく温かいくらいです。
いつもならまず昼食にしてから始めるのですが、この日はすぐにスタート。
目標は8往復半ですが、右肘の調子を見ながら無理はしないことにしています。
前回が5往復で落下でしたから、そのくらい出来ればいいと思っていました。
半往復ずつ端っこではゆっくりと休みながらトラバースします。
特に右端では楽な姿勢をとれますから、そこで肘や指や上腕のストレッチ運動を毎回行ないました。

本当にゆっくりゆっくりですが、半往復ずつ積み重ねていきました。
前回の落下の原因が足運びを間違えたことでしたから、その点も意識的に注意しながら、丁寧に半往復ずつこなしていきました。
前回届かなかった5往復半まで進み、今日こそは目標の8往復半を達成しようとの目的意識が強くなって来ました。
それまで以上に注意深く手と足の運びを進めます。

そして、8往復達成して、8往復半に向かう時、指や腕の筋肉疲労を突然感じ始めました。
腕が少しプルプルし始めていました。
バランスを崩して腕への負担が大きくなると、支え切れずに落下してしまいそうです。
それを何とか耐えきって、8往復半に到達しました。
嬉しかったですね。
筋肉は正直で、今の僕の筋持久力は8往復ほどまでだったんですね。
この日はその壁を少しだけ乗り超えました。
そして、おまけでもう半往復しました。
9往復です!


▲13:21。右端には太いコンクリート製の杭があって、その上に立って休憩することが出来ます。そこで毎回ストレッチしました。写真は肘のストレッチをしているところです。9往復達成後、撮影しました。

この日はこれで終了です。
トイレにも行きたくなったので、急いで荷物をまとめて中腹広場へ降りて行くことにしました。


▲13:46。トイレの後は、写真の東屋で昼食休憩。S上さんに下山連絡で嬉しい報告もしました。

帰路、家の近くで蝋梅の咲いているのを見つけました。
春の便りか! と思いましたが、調べてみると蝋梅は晩冬の季語なんですね。
立春は2月4日ですからね。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

トラバース9往復の成功は思いのほか僕の肉体にダメージを与えていたようです。
ダメージというのは大袈裟でしょうが、疲労感ですかね。
夜の10時ころに一度寝てしまって、11時過ぎにいったん目を覚まし、再度眠りに就いたのは1時ころ。

朝、トイレに行きたくなって目覚めた6時過ぎのことか、7時半にセットしておいたアラームが鳴り続けていて目覚めた8時ころだったでしょうか。
僕は自分が夢を見ていたことに気付きました。
夢というのは、それを見ている最中はあれほど鮮明なのに、起きて時が僅かに経つだけで、何故あやふやにぼやけて来るんでしょうかね?
僕は大人になってからはほとんど夢は見ないのですが、久し振りに見ました。
天覧山の疲労感が夢を招いたのかもしれません。
そしてその夢の内容を珍しく覚えています。
もちろん、覚えているといってもほんの一部、大筋だけですけどね。

その夢はさっちゃんの退院後の家での暮らしぶりの夢でした。
退院は早くても2月下旬だったはずなのに、やたら早い退院だなぁと、夢の中で冷静に考えている自分もいました。
全部を詳細に記憶していれば、一遍のエッセイくらいにはなると思いますが、何分ほとんどを忘れていますから、数行で終わります。

さっちゃんは家の中を自力で歩いていました。
時々は立ち上がったりする際に手助けすることもありましたが、普通に歩いていました。
トイレも前と同じように便座に座って、さっちゃんの前には僕がいました。
以前同様、リハパンとパッドだったと思います。
食事も前と同じでした。
全介助で僕が食べさせてあげていますけれど、前と同じようなものを食べていました。
さっちゃんはたくさん笑顔を浮かべていました。
そして、驚いたことに普通に喋っていました。
口数は少ないですけれど、話している意味は分かります。


僕はそんなさっちゃんの姿を目の前にして(夢の中の話ですが)、幸福感に浸っていました。
何よりもさっちゃんと意味の通じる会話が出来ることが夢のようでした。
夢なんですから、当り前ですけどね。
でも、これが正夢であって欲しいと、心から思います。
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天覧山ひとり岩トレ№37では久し振りにトラバース岩に本気で挑戦しましたが、5往復で落下してしまいました

2021-12-29 18:00:18 | 僕の自由時間
ここのところ右肘の調子が悪かったんですが、この日は朝起きた時に、右肘にはほとんど痛みがありませんでした。
いつもは、朝起きた時に特に痛いんですよね。
もちろん万全ではないのですが、希望が持てる雰囲気の朝でした。


▲10:21。この日も無風快晴。天覧山の紅葉シーズンは完全に終了して、樹々の様子は写真の通りです。

最下部岩場に着いても、前の週は1往復+2往復しかしなかったのですが、やろうと思えば10往復できそうな気分です。
とは言え、10往復するとそれだけ右肘にもダメージになりますから、5往復だけやってみることに決めました。
事前に柔軟体操やストレッチもいつもに増して行ないました。


▲11:24。タイムトライアルするつもりは全くありませんでしたけれど、念のため時間だけは計ることにしました。両サイドでも数秒ずつは休んでいます。5往復するのに14分38秒13かかりました。ゆっくりとやった割には時間はかかりませんでしたね。1往復平均2分55秒626です。3分切っているので上出来です。

今後、次第にトラバース岩でのトレーニングが主になって来るでしょう。
ですから、最下部岩場のトラバースは5往復くらいに留めた方がいいのかもしれないと感じ始めています。


▲11:37。トラバース岩へ向かう途中にこの三段ハングが見えます。獅子岩のルートなんですが、昔30代のころ、僕がトラバース岩10往復を始めたのはこの三段ハングをリードしたいと思ったからなんです。グレードは5.11bだったかな? 何度も何度もトップロープではトライしていましたから、ノーテンションで3回続けて登攀することは出来ていました。でも、トップロープとリードでは大違いです。まず、要求される筋持久力がまったく桁違いです。その筋持久力を伸ばすために始めたのが、このトラバース岩10往復だったんです。毎回天覧山に来ると、最初にこのトラバース10往復をウォーミングアップとしてやっていました。三段ハングのリードもトライしましたが、2テンションくらいはかかっていたと思います。レッドポイントは出来ていません。(レッドポイントとは複数回のチャレンジの末、完璧なリードが出来ること)

今は、この三段ハングのことは頭の片隅にもありません。
もちろん、トップロープで登ってみたい気はありますけれど、リードしたいとも、リード出来るとも思っていません。
おそらく、今トップロープで登っても、1段目のハングを越えるのがやっとでしょうね。


▲11:43。トラバース岩に上がって来ました。この場での定位置がこの写真の場所。写真の右に見えている場所が、トラバースのスタート地点です。陽ざしのある冬の日、写真のように岩場にもたれかかると、体の前面はもちろん、温かな岩に触れている背中もポカポカして眠ってしまいそうです。

休み休みやれば、本来のこの日の目標である8往復半できそうな気分になって来ました。
ゆっくりゆっくり、両サイドでは長く休み、右肘のストレッチも交えながら、1往復、2往復、と進めました。
8往復半できそうに思えました。
3往復、4往復、5往復と、いつもの倍ほど時間はかけていますが、数を重ねて行きました。
そして、5往復半に向かう途中で落下。
ムーブを間違えて、間違えたムーブのまま進もうとしたので、足や手指にかかる負担に耐えられなくなったのです。
この日はこれで終了。


▲13:04。落下したのはやはりこのコーナーでした。写真では落下した時の間違ったムーブを再現しています。左から右へ進んでいます。この日僕は、右足をいつも置くスタンス(足場)に載せました。さらに右に移動しようと思った際に、あれっ? と感じました。次のムーブがぎこちないんです。あれっ? どうやるんだっけ? 戸惑っていると、足が滑って落下してしまいました。


▲13:14。正しいムーブはこれです。右足ではなく、左足をクロスさせるようにスタンスに載せるんです。こうすることによって、次の右足がスムーズに先に出せるんです。

この日は最下部岩場の5往復もそれなりのタイムで出来ましたし、トラバース岩も5往復できました。
右肘のテニス肘も痛みはまだありますけれど、今後上手に付き合って行けそうに思います。
肘のストレッチや予防のための筋トレもしておきたいと思っています。
4級+のオンサイト能力はもちろんですけれど、5.7くらいまでならリード出来るようにはしたいものですね。
(※RCCⅡの4級+はデシマルで5.5くらいかな? 5.7は5級でしょうか? 
RCCⅡは日本のグレード評価法で、デシマルはアメリカのグレード評価法)
コメント (2)
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天覧山ひとり岩トレ№36は肘痛のため最下部岩場2往復、トラバース岩1往復だけでした

2021-12-17 22:11:12 | 僕の自由時間
先週の木曜日は、肘痛に加えて、土曜日にY山さんの日和田岩トレに参加しようとも思っていましたから、天覧山ひとり岩トレは中止にしました。
昨日の木曜日ですが、まだ肘痛はあるものの先週ほどではなく、家でじっとしているのも退屈なので散歩がてら出かけることにしたのです。
ですから、肘が痛くなければ最下部岩場を10往復とトラバース岩8往復半が目標だったはずなんですが、目標はなしということに。

いつも通りの時間に最下部岩場に到着しましたが、いつも以上にのんびりと過ごします。
柔軟体操やストレッチもいつも以上に行ないます。
とりわけ肘のストレッチを丁寧に行ないました。

この日は指も岩も冬にしては、ほんの少しですが湿り気を帯びているように感じました。
凄く乾き切った日だと、岩と指の間がカサカサで簡単に滑ります。
でも、昨日はほんの僅かですけれどしっとり感があって、岩と指が離れにくい感じがしました。
指が滑りにくい安心感があると、前腕の筋肉にもあまり力を入れ過ぎることもなく、スムーズにトラバースが出来るんです。
「肘が痛くなければな~ぁ」と思いながらも、無理はしません。
まずは1往復、その後、最初から2往復して最下部岩場は終了としました。


▲11:34。天覧山のどこまでがそうなのかは知りませんが、少なくとも岩場のあるエリアは麓の能仁寺が所有・管理しているようです。ですから、僕も能仁寺にFAXでメンバー等を知らせています。そういう規則になっているんです。トイレ問題や生えている植物への養生などに気を遣うよう言われていますから、新しく打たれるボルト等はほとんど見かけません。クライマーにとっては残念なことですけれど、使用することをせっかく許可してくれているのですから、規則に従って大切に使わせていただこうと思います。写真は古いリングボルト。自由気儘に岩場を使えていた時代のモノですね。

トラバース岩まで上がって、そこで昼食にします。
スティックのミルクチャイと塩くるみパン。
いつも同じです。
いつも座っている岩場で、体を岩に倒して休みました。
冬の真昼の太陽を遮っている目の前の木の間から、キラキラした陽光が僕の眼に当たります。
昨日は晴れの予報ではありましたが、雲も多い日でした。
ちょうどこの頃だけ、南の空に青空が広がっていました。

この岩場でのトラバースは最下部岩場に比べると難しいんです。
と言うことは、肘への負担も大きくなります。
1往復だけ、ゆっくり丁寧に、ムーブを確かめるように行ないました。
それで終了。


▲12:30。僕が使っているチョークバッグ。トロールですね。でも、これはもともと僕のものではありません。さっちゃんが使っていたチョークバッグです。僕のが見つからないので、さっちゃんのを使わせてもらっています。それに、こっちの方が小さくて使い易いですし、色合いも好きなんです。

さっちゃんも昔このトラバースをやっていました。
でも、今僕がやっているルートのトラバースは出来ませんでした。
何故かと言うと、身長が低いので届かないのです。
それで、どうしていたかと言うと・・・・

このトラバース岩にはトラバースルートが大きく3ルートあるんです。
いま僕がやっているのは、いちばん易しいノーマルルート。
ノーマルルートよりも手で掴むホールドの位置が低いセカンドルート。
ホールドは胸から頭くらいの高さにあります。
さらに低く腰や腹あたりのホールドを使ってトラバースするのがサードルートなんです。

セカンドはノーマルより少し難しく、サードは凄く難しくなります。
さっちゃんはセカンドルートが出来ていましたね。
僕もセカンドは出来ていましたが、サードはまったく及びませんでした。

急げば間に合う電車もありましたが、時間も早いことですし、その次の電車で帰ることにして、ゆっくりと下山。


▲12:58。天覧山の楓の紅葉も終わっていました。いちばん艶やかな楓もこの写真程度でした。また来シーズンのお楽しみですね。

昨日はほとんど何もしなかったに等しい感じでしたけれど、外出して少しだけ体を動かすと気分的には前向きになれますね。
結果を追い求めず、地道に継続することが大切だと思います。
そして、ちょっとでも体を動かすことが。
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天覧山ひとり岩トレ№35を実施しました。面会にも行けませんし、何でも前向きなことを行動した方がいいです

2021-12-02 23:01:13 | 僕の自由時間
今日、天覧山に行って来ました。
今日実行したことをすぐにブログに書きます。
自分のためにすること以外には、何もすることがありませんから、ブログもすぐに書けます。
まったく忙しくありません。
時間がたっぷりあります。

かと言って、暇にしている訳ではありません。
天覧山での岩トレにしろ、何か用事を作って動いたり仕事をしたりしている方が精神的には楽なんですね。
さっちゃんが入院している間に、これまで出来なかった様々なこともやってしまおうと思っています。
まずは部屋の掃除や片付けでしょうね。
一気にやってしまうほど、僕は掃除好き片付け好きではありませんから、少しずつ嫌にならない程度で進めていこうと思っています。

天覧山での岩トレ「何曜日にでも出来る」と思っちゃうと、行くのが面倒になってサボってしまうかもしれません。
これまではさっちゃんがデイサービスへ行く日の内、1日だけを自分の自由時間として自分の好きなことに当てたんです。
「何時でも行ける」となると、これまでのような貴重な時間と言った意識が薄れてしまいますから、逆に行かなくなってしまいそうです。
それは怠惰と同じでしょう。
ですから、これまで通り木曜日に行くことにしました。

朝7時半にアラームを鳴らし、朝食を食べました。
9時にこれまでと同じように家を出ようと思ったのですが、いろんなことに時間がかかって、出られそうにありません。
結局、1本遅い電車に乗ることにしました。


▲10:50。天覧山の麓に多くある楓はまだ紅葉の盛りでした。でも、来週はもう終わっているかもしれません。


▲10:51。紅葉した楓の葉が陽光で煌めいて美しいのは、楓の葉に切れ込みが深く入っているので、陽光が下の葉まで届くからではないでしょうか? 


▲11:22。最下部岩場のトラバースでは僕はいつもムーンスターのジャガーという運動靴を履いていました。でも、それが穴だらけになっていますから、一昨日ワークマンで水濡れの場所でも滑り難いという運動靴を買ったのです。ジャガーは4000円ほどですが、ワークマンのは1900円。まあ、安価ですし、ちょっと試してみようかと。

ジャガーが優れもんですから、それと比べるとやっぱり見劣りします。
でも、普通の運動靴よりはワークマンのは優秀でした。
1往復目は2分30秒くらい。
まずまずですね。

でも、今日の最下部岩場は靴の問題以上に乾燥が大敵だったみたいです。
岩も凄く乾燥してますし、指も乾燥しています。
ですから、凄く滑りやすい。
まあ、もともとそんなにタイムを短縮する気はありませんから、のんびりとやりました。

新しい靴への不慣れと乾燥の影響で、途中1回足が滑って地面に落下しました。
指もしっかりと掴めている感覚がいつもより弱いので、より慎重になって時間もかかります。

6往復目、岩場の右側斜面で音がして、枯れ木が落ちて来ました。
もしかして、人が滑落していたら嫌ですから、トラバースを中断して見に行きました。
何でもなかったようです。
ひと安心です。
また、トラバースを再開しましたが、時間は計らずストップウォッチは止めました。
10往復終了し、1回落ちましたから、ペナルティで1往復追加。


▲11:56。5往復目のラップで13分45秒88。10往復なら27分台のペースですね。


▲12:30。トラバース岩に上がって来て、獅子岩の上から遠くの山並みを見ると、富士山が先週よりもよく見えました。今日の方が空気が乾燥しているんでしょうね。

前回落下した右から左にコーナーを移動する地点ですが、スタティックなムーブに変えることにしました。
反動を利用したムーブだと体が疲れて来た際にミスを犯し易いからです。
まずはスタティックなムーブを探しました。
それはすぐに分かりました。


▲14:10。トラバース終了後に再現映像を撮りました。これまではこの写真の位置からもう少し体を沈めて、反動を付け伸び上がるようにして、上のホールドを掴みに行っていました。持久力が十分にあればそうした方が手数が少なくて済み、時間も短く出来るのです。


▲14:10。反動を利用するムーブでは足は左足だけを使っていました。右足は使っていません。でも、スタティックムーブでは両足を使わなくてはなりません。ゆっくりと立ち上がって、常に安定した足と手の位置をキープします。


▲14:11。そして、左手をゆっくりと伸ばし、上のホールドを掴みます。反動を利用するムーブよりも時間はかかりますし、手数が多いので疲れもします。でも、ミスの可能性はあまりありません。

今日の目標は7往復半、本当に休み休みのゆっくりですが、達成できました。
さらにおまけで8往復まで伸ばしました。
最終目標の10往復も完全に視野に入って来ましたね。

上の3枚の再現映像を撮る前に、僕はさっちゃんが入院しているA病院に電話しました。
さっちゃんの入院している病棟のリモート面会できる日が明日の金曜日だからです。
前日3時までに電話して、もしリモート面会枠が残っていたら面会できるということでした。
4枠ある内の2枠は空いていたようです。
14時20分からの枠が取れました。
面会時間は15分間。
さっちゃんは話せるわけではありませんし、画面を通して見える僕のことを理解できないかもしれません。
でも、さっちゃんの顔、表情を見るだけでもいいのです。
また、どなたかが付き添っていてくださるようですから、その方に聞くことが出来ればそれもいいですしね。
病状については聞けないようですが、排便のことや、睡眠、食事、お風呂、入れ歯、・・・・、そんなことは聞いていいだろうと思います。
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天覧山ひとり岩トレ№34は楓の美しく輝く中で、10往復のタイムは記録更新、でもトラバース岩では5往復半で落下してしまいました

2021-12-01 22:02:42 | 僕の自由時間
さっちゃんが入院している状況の中で、先週の天覧山の記録を綴るのも妙な感じですね。
コロナ禍にあって面会できないというのはとてつもなく非人間的な不条理だと思います。
入院患者にとっても、面会したい関係者にとっても、精神的な拷問のような仕打ちだと思います。
もちろん、スマホなどを使ってテレビ電話のようなことは可能です。
多くの入院患者さんはそうやって家族と話しているんだと思います。
でも、さっちゃんはスマホを持っていませんし、もし持っていてもスマホ画面に映っている僕を認識できないでしょう。
さっちゃんの入院しているA病院ではリモート面会週に1回だけ可能にはしてくれています。
でも、予約制でしかも先着順、しかも、たった4枠しかありません。
さっちゃんにそのリモート面会が出来て、画面に映った人物か僕だと認識できればいいのですけどね。

愚痴のようなことを呟いても仕方ありませんから、先週の天覧山ひとり岩トレ№34の報告をするとしましょう。


▲10:26。天覧山のは麓の方に多くあります。快晴の青空バックに紅葉の楓が光り輝いていました。


▲10:27。陽光がたっぷりと降り注ぐと、こんな感じ。


▲10:31。天覧山中腹の広場への道は上を見上げながらの歩みになりました。


先日の3年ぶりくらいの復帰山行、奥多摩のゴンザス尾根~本仁田山~大休場尾根は5時間半(休憩4回分込み)かかりました。
以前、さっちゃんと行った際に8時間半(休憩込み)かかっているのを笑えない時間ですね。
遅くても5時間、まあ4時間くらいで行けると思っていましたから。
天益へ寄る時刻のことも考えて、奥多摩駅スタートを9時過ぎにしたのに・・・・
山体力は悲しいほどに衰えています。
さっちゃんとはハイキングに行っていましたが、さっちゃんペースで歩いても、山体力は低下の一途でした。
今年に入ってからはそのハイキングもさっちゃんは歩けなくなりましたから、僕はまったく登山はしていませんでしたしね。

この日もまだ膝中心に日曜日のダメージが残っています。
ストレッチをしても、あちこちが痛い!
体中が強張って
しまっています。

そんな中、最下部岩場の10往復スタート。
トラバースし始めると、とりあえず体は動きますね。
1往復目のタイムを見て、ちょっとびっくり。
2分20秒・・です。
1往復目にしてはこれまでで一番速いタイムです。
肉体的な調子は悪くても、トラバースのムーブが体に沁みこんで来ているからなんでしょうね。
5往復目でラップタイムを取ってみましたが、何と! 10分台でした。
前回が11分台で我ながら驚いたのに・・・・
それよりもっと速いとは!


▲11:36。10往復終了し、タイムは21分34秒91! 10月28日の最初のタイムが31分48秒55でしたから10分以上短縮したことになります。1往復の平均所要時間も2分9秒491で、2分切りの可能性もありえないことではなさそうですね。


▲11:50。獅子岩の上から眺めると、富士山が薄ぼんやりと見えました。最初に撮ったままではよく分かりませんでしたから、コントラストを強くしてみました。見えますか。

3年ぶりの登山と最下部岩場10往復の両方で、肉体への疲労蓄積は確実に増大していたみたいですね。
その影響でしょうか、トラバース岩の方では駄目でした。
以前もよく落下を繰り返した場所があります。
右から左へ向かう途中、低い体勢から少し反動を交えて体を伸び上がらせ次の上のホールドを掴むんです。
そこで次のホールドを掴みそこなって落下するんです。
この日もそこで落下しました。
5往復半達成後でした。
その1往復前でもそこを掴みそこね、その時はかろうじて落下せずに、やり直すことが出来たんですけどね。


▲13:08。落下地点の再現写真です。体を低くして、これから伸び上がる直前。


▲13:10。少し反動を付けて上へ伸び上がります。そして左手でホールドを掴みます。このホールドを掴み損ねたんです。

反動を利用せずに、もっとスタティックなムーブを使った方がいいのかもしれません。
次回試してみようと思います。
ただ、単なるミスではなく、肉体疲労の影響も大きいですから、この日はここで終了。
また次回、7往復半を目指します。


▲13:27。帰路も同じ道なんですが、陽の高さも方角も少し違いますから、輝いている楓の場所が違います。


▲13:31。錦秋の紅葉と初夏の新緑のような2色ですね。
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天覧山ひとり岩トレ№33も前週に引き続き、いい結果でした。それほどいい結果が続かなくてもいいのですがね

2021-11-21 23:56:36 | 僕の自由時間
18日木曜日天覧山ひとり岩トレ№33は、問題なく朝のルーティーンが進行し、いつも通り最下部岩場に到着しました。
コロッケを食べ、チャイを飲みます。
柔軟体操やストレッチをします。

それから最下部岩場の10往復がスタートです。
もうこれ自体はよほどヘマしない限り、失敗はありません。
問題は前々回からスタートさせたタイムトライアルです。
記録は以下の通り。(10往復所要時間・1往復平均時間)
●10月28日
 31分48秒55・3分10秒85
●11月11日
 27分16秒35・2分43秒635


前週の記録が僕の思いとしては凄すぎるので、これをさらに短縮しようとはさらさら思わないことにしました。
きつ過ぎるでしょうし、次のトラバース岩でのパフォーマンスに影響ありそうですからね。
疲れを残したくありませんから。
10往復30分以内が確保できればいいやと思っていました。

1往復目。
前週からのこの日なので、ムーブがまだ体に沁みこんでいます。
1往復終わってスマホを見ると、ななな、何と! 2分35秒・・です!
速い!
その後も、体がスムーズに動きます。
5往復目にまたスマホを見ました。
前回は13分台だったので、この日の感じでは12分台に入っているかもしれないな、とは思いました。
ところが! ところが! 何と! 11分台です!
僕は往復回数を数え間違えたかな? と思いました。
トラバースしながら働かない頭で考えましたが、もし4往復だったとしたら3分×4往復=12分です。
1往復目以降は1往復目よりもスピーディーに出来ていますから、4往復なら確実に10分台にはなっているはず。
ひょっとしたら9分台でも不思議ではないと計算しました。
数え間違いはしていません。
5往復で正しいです。

で、最終結果は?


▲11:31。22分28秒10! 驚くべきタイムです!

前の週より4分50秒近く短縮しています。
前回はその前よりも4分30秒近く短縮しました。
それも凄い! と思っていたのに、さらにそれ以上短縮してしまうとは!
吃驚です!

1往復の平均時間は2分14秒81ですね。
前回よりも29秒ほど短縮しました。

安定的に30分切れればいいや、と目標を設定していたのに、その目標設定は現実と乖離し過ぎちゃいましたね。
こうなればもう、安定的に25分前後で10往復することを目指そうかな?
でも、せっかくのタイムトライアルですから、20分を切ることを目標にしてもいいかもしれませんね。
まあ、なるようになるでしょう。

息も弾んでいますし、筋肉疲労もしたでしょうけれど、前の週ほど辛くは感じていません。
呼吸は落ち着き、心拍数も下がって来ます。
筋肉疲労はあまり感じません。
疲労はしているはずなんですが、肉体がこの休憩なしの10往復に慣れてきたみたいです。


▲11:55。トラバース岩へ登って行く途中の左にこの写真の獅子岩があります。写真下に逆三角形の黒い部分がありますが、ここは洞窟なんです。その上にも出っ張り(ハング)があって、黒く陰になっていますよね。黒いハングが3ヶ所連続しているので、ここを3段ハングと呼んでいます。ハングのいちばん中央部分のルートが5.11bだったと思います。ただ、最上部ハングを乗っ越すときに使っていたホールドが欠けてしまいましたから、5.11cかdにグレードが上がっているはずと思います。30年以上昔、日本のフリールートの最高グレードがまだ5.11台だった(5.12台も僅かならあったのかもしれませんが)時代にはこの3段ハングにも日本の優秀なクライマーが来て、リードしてましたね。

さてさて、お次はトラバース岩7往復です。
前回は最下部岩場の10往復での筋肉疲労が不安要素となっていましたが、今回はほとんど感じません。
当然、筋肉疲労の自覚はあるんですが、だからトラバースに影響があるとまでは感じません。
別に好調感がある訳でもありませんし、いたってニュートラルな感じです。

この日も平日なのにハイカーは多かったですね。
紅葉が美しくなり始めてますからね。
前回ほど息が弾むこともありませんでした。
ハイカーが多いので、待つ時間は多くなります。

1往復目で足が滑って危うい場面があった(足は地面に着きませんでした)だけで、その後は順調でした。
問題なく7往復できました。

7往復終了後、トラバース岩両端での休憩の様子を写真に撮ってみました。


▲13:05。左端(スタート地点)で休憩する姿。スタートは右足を置いているスタンスからなんですが、そこに両足で立ってもあまり休息にはなりません。ですから、左足をさらに左上に上げると、両手を離すことも出来て、ゆっくりと休めます。


▲13:08。右端は乗っかてる杭を足でタッチすればいいことにしています。でも、休憩したいので、写真のように乗って立ちますね。タイマーで写真を撮ったんですが、この杭に乗る手前で岩場に左足の脛をぶつけて2ヶ所、擦り剥いてしまいました。

今年になってから、このトラバース岩を始めた最初は1往復することが大変でした。
夏ごろは2往復半くらいだったかな? そのあたりで失敗が続き足踏み状態でした。
当時のことを思うと今7往復できていることが信じられないくらいです。
ムーブもほぼ体に沁みこんでいますから、10往復まで順調に進むと思います。
10往復達成は来年2月ころでしょうか?

これからも楽しみたいと思っています。
これでこの日の天覧山は終了。


▲13:32。この日は曇りの一日でした。紅葉も青空バックでないと素人には綺麗な写真は撮れませんね。昼から時々少しだけ陽が射すようになりましたから、そんなカエデを狙って撮ってみました。まだ紅葉しきっていない樹も多いので、盛りになるのは今週でしょうか?
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木曜日の天覧山ひとり岩トレ№32は何故か結果が良かったですね

2021-11-15 23:56:03 | 僕の自由時間
木曜日の朝はさっちゃんをデイサービスへ送り出すために、僕は6時に起きることにしています。
そのためにアラームを2つセットしています。
その内ひとつは解除しない限り5分おきに鳴り続けるのです。
そのアラームを僕は止め続けました。
何回止めたかは記憶していませんが、そのうち鳴っていても起きなくなってしまったみたいです。
アラームも永遠に鳴り続けるわけではなさそうですね。
おそらく30分ほどが限度なんでしょう。

僕が次に目覚めた時はすでに7時でした。
お湯を沸かして、コーヒー豆を挽いて、ドリップしながら、ベーコンエッグを作って、トマトとレタスを皿によそおう。
イギリスパンも焼いて、マーガリンを塗り、ジャムをパンの半分だけに載せる。
こんな風な僕の朝食を特急で作って食べたとしても、最短で30分はかかります。
その他にも僕自身が個人的にやるべきことにかかる時間は10分では終わりません。
20、30分はかかります。
ですから、僕はいつもの朝食は諦めて、ちょうどあった豚まんを1個チンして食べたのです。

その後、さっちゃんを起こして、朝食を食べてもらって、デイサービスへと送り出しました。
さっちゃんを送り出すと、僕はすぐに着替えて、駅へ向かいます。
いつもはコロッケと塩くるみパンを買うのですが、この日はサンドイッチと塩くるみパン。

電車に乗って、駅に着くと、駅のトイレに入りました。
家でゆっくりトイレに入る時間も取れなかったから。
この日の朝はバタバタしましたけれど、家を出てしまえば全てが僕の自由時間です!


▲10:29。駅から飯能市の中心街を通り抜け、住宅街から天覧山山頂が見えるようになります。この天覧山の南面に幾つかの岩場が点在しています。


▲10:30。飯能幼稚園のマスコットの山羊。通るたびに姿だけは見ることにしています。とりわけ愛想がいい山羊でもないのですけどね。


▲10:53。朝ご飯のサンドイッチとドリップコーヒー。最下部岩場前の広場です。

本当は朝、爪を切ろうと思っていたのですが、時間がなくて、爪切りだけを持って来ました。
ここで爪を切りました。
切り終わった後からはいつもと同じ。
ストレッチや柔軟体操をしてから、最下部岩場のトラバース10往復です。
前回からスマホのストップウォッチでかかった時間を計ることにしました。
前回は10往復で31分48秒55、1往復平均が3分10秒85です。

スマホのストップウォッチをセットし、トラバーススタート。
1往復したところで地面の枯葉の上に置いてあるスマホを見ると、左端の数字がです。
何と、2分台で1往復したのです!
何秒かまでは確認できませんでしたが、「へぇ~っ! 速いな!」と思いました。
2往復目は5分台、3往復目は8分台でした。
このあたりから次第に記録への欲が生まれて来たようです。

何も時間短縮を重要な目標にしているわけではありません。
ほんの少しずつでも、スムーズに動けるようになって、数秒ずつでも時間が短縮できればいいな、と思っているだけなんです。
とは言え、欲は出るものですね。
4往復目は11分台、そして何と! 5往復目は13分台が出てしまいました!

前回も時間を計るとなれば、両端の両手を離して休める場所でほとんど休みませんでした。
とは言え、時々は数秒から10秒近くは休んだものです。
でも今回は、まったく休みません。
これまでは息が弾むようなペースで行なったことはないのですが、この時は息が弾んでます。
ふ~ふ~は~は~と呼吸数も増え、心拍数も増えています。

そして、10往復終了。
ストップウォッチを止めました。
あれ~っ? 止まっていません。
タイムの数字は動き続けています。
再度止めましたが、駄目。
再々度止めましたが、やっぱり駄目。
スマホ画面をよ~く見て、やっと分かりました。
今度こそは止まるはず。
正しい場所をタッチして、止まりました。


▲11:54。最初の3回ラップをタッチしたようですね。ですから、一番下のスプリットタイムが正式なタイムです。

10往復で27分16秒35!
1往復平均を計算すると、2分43秒635!!

これはちょっと出来過ぎのタイムですね。
前回より10往復で約4分30秒、1往復平均では約27秒も縮めてしまいました。
このタイムを次回から基準にするときつ過ぎるでしょうから、このタイムは基準にはしません。
次回からはコンスタントに10往復を30分以下で出来るように頑張ろうと思います。

10往復終了後、呼吸と鼓動を整えました。
これは何とかなるのですが、筋肉疲労は急速回復はしません。
前回2往復半で落下した原因のひとつが筋肉疲労だったと思っています。
今回も何となく不安です。


▲12:21。上のトラバース岩に上がって来て、腰かけられる緩やかな岩場で体を倒して休息を取りました。そこから右前に見える景色がこの写真です。岩場にハイキングコースが作られています。普段山を歩かない人にとっては緊張する場所です。下から登って来たハイカーはこの写真中央に立つと、皆歓声を上げます。左や前方の風景が一気に開けるからです。この日は快晴の爽やかな日でした。

平日ですけれど、この日はハイカーが大勢通りました。
そのたびに、僕は岩場で待機します。
出来るだけ両端の両手を離せる場所で待機します。
時には岩場の途中で待機しなければならないこともありますが、そんな場所での待機は筋肉疲労が進んでしまいます。

この日の目標は6往復半。
前回と同じです。
さ~て、始めよう。
と思った途端、ハイカーの声が聞こえました。スタート地点で待機して休みます。
左から右へ、半往復して、僕の息はかなり上がっています。
右端で深呼吸したり、腕のストレッチをしたり、十分な休息を取りました。
かといって、筋肉疲労が取れるわけではありませんけどね。

1往復、1往復半、2往復、2往復半、・・・・
半往復するたびに息がすごく弾んでいます。
半往復の両端で毎回長く休みます。
ハイカーも来るので、それで休むこともよくありました。

そんな感じで両端で休みながらゆっくりと時間をかけてトラバースしたことが功を奏したんでしょうか?
6往復半できてしまいました!
今回は7往復には進みませんでした。
やれば出来たのかもしれませんが、次回のハードルを上げたくなかったのが正直な気持ち。


▲13:23。左のザックが置いてある場所が、僕の休息場所。その右にトラバース岩があります。南向きの岩場ですから、北風の強い冬でも半袖で出来そうな暖かい場所なんです。

すぐに間に合いそうな電車がありましたから、6往復半達成後はすぐに下山し、駅へ向かいました。
途中でいつものお団子屋さんでみたらし団子1本を買って食べます。

多くても週に1度のたった正味2時間ほどの運動ですが、全身の筋肉を使う本当にいい運動です。
体重も僕は普段62kg前後なんですが、帰宅後計ったら60.5kgでした。
食生活をいい加減にしないで、60kgを目指したいと思っています。
10年ほど前(もっと前からだったかな?)から目標体重は60kgなんですけどね。
60kgというのは、まだ腹筋の割れ目が見えていた30歳ころの僕の体重です。
現在は筋肉量もかなり落ちていますから、同じ体重になったとしても肉体の性能は比較にならないでしょうけどね。
山を登っていても怠惰な食生活をしていると、すぐに64kgになってしまいます。

翌日全身の筋肉が強張っていました。
腕、手、指、足、脚はもちろんですが、肩、胸、背中、腹回りや腰回りの筋肉が強張っていました。
つまり、正真正銘の全身ですね。
2日後はもっと酷い筋肉痛になるだろうと覚悟していましたが、翌日ほどではありませんでした。
1、2週間おきには確実に運動していますから、僕の体もそれに慣れて、それなりに筋肉も付いて来たのでしょうね。
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