さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

久し振りに腹が立って怒っちゃいました! トイレが舞台の可笑しな悲喜劇

2020-05-30 23:51:22 | トイレ・排泄
長閑な週末の午後のひと時。
僕は少し前からしたいなと思い始めていた用足しを済ませようと、トイレに向かいました。
すると、さっちゃんがすぐ後ろから付いて来ます。
このままトイレに入ると、さっちゃんも一緒に入って来てしまいそうな雰囲気。
これはまずいと、僕は引き返します。
さっき閉めたPCを再び起動させますが、やることはありません。

頃合いを見計らって、僕はまたトイレへ向かいます。
さっちゃんは僕の行動を予測してたかのようにピタッとすぐ後ろから付いて来ます。
これは駄目だと、また僕は引き返します。
今度は布団の上にゴロリ。
いつもならさっちゃんも僕の横にすぐ来るのに、今日は何故でしょう、来ません。

何時までもゴロリとしているわけにもいきませんから、またまたトイレへ。
すると、またまたさっちゃんが僕のすぐ後ろから付いて来ます。

こんなことを何回か繰り返し、これじゃあ埒があきませんから僕はさっちゃんの隙を見てトイレに入りました。
案の定、さっちゃんはすぐにトイレのドアの外に来ました。
ドアを開けようとします。
中から鍵を掛けていますから、さっちゃんには開けられません。
最初はおとなしく離れて行きました。


今日のさっちゃんはいつもより僕によく纏わり付いていました。
狭い2DKのアパートですからどこに居ても同じ場所のようなものなんですが、さっちゃんには違うんでしょうね。
ダイニングから台所、ダイニングから洗面所、ダイニングから寝室、ダイニングからベランダ、
移動距離はせいぜい4、5メートルなのに、僕を見失うまいとするかのように付いて来るのです。
時には「どこかへ行くの?」てな感じで聞いてきました。


トイレに入った僕ですが、しばらくは何の用足しもせずにじっとしていました。
さっちゃんがこのまま離れていてくれるか、それとも再び来襲(笑)するかを見極めたかったんです。
さっちゃんは再びの来襲!
しかも、さらにパワーアップして、トイレのドアの取っ手をガタガタと揺すり始めました。
最近になく取っ手が根元から動いています。
このままでは壊れなくても、取っ手にかなりのガタが来そうだと思って、僕も中からその取っ手を押さえつけます。
こんなことが何回も繰り返されました。
僕は何の用足しもしていませんから、これはまるで雪隠詰めを喰らわされているか籠城している変質者です。

こんな展開の中、さっちゃんは洗面所の灯りを消しました。
トイレの外が暗くなったんです。
しばらくすると、今度はトイレの灯りも消えました。

僕の堪忍袋も限界です!イカリ 

トイレのドアを開けると、そこに居るさっちゃんの両肩をむんずと掴み、そのままダイニングの椅子に押し付けるように座らせました。
さっちゃんは後ろずさりするように押されて、「痛い! 痛い!」と小声で叫びながら、なされるがまま。

僕は椅子に座ったさっちゃんの真ん前に跪き、両手でさっちゃんの両太腿を力いっぱい手の平で叩きながら、
「さっちゃんがあんなにドアをガタガタ揺すり続けたら、僕は何にも出来ないでしょ!
僕はおしっこしてウンチしたいんだから静かにここに居てね!」

と大声で叫びました。

僕は今朝から歯茎も少し痛くて、さっちゃんも纏わり付いてくるものですから、イライラしてたんでしょうね。
さっちゃんも久し振りに取っ手を乱暴に動かしてましたけど、僕もここまでヒートアップしなくてもね。
口で言うべきことを言ったので、僕の溜飲も下がりました。
久し振りに大声を出して怒ったんですが、さっちゃんの太腿を手で叩きながらも、このくらいなら痛くはないだろうなと計算はしていました。
本当に思いっきり叩いたら、骨折や関節の怪我くらい簡単に起こりそうですからね。

そして、僕はトイレに戻りました。
今度は我慢せずにちゃんと用を足します。
僕は昔からトイレで長い時間を過ごすのが好きでした。
マンガを読んだり、普通のを読んだりするのです。
読む方に集中すると、用足しがおろそかになって中断してしまうことも多々あります。
そんなこともあって、この時間を邪魔されることが本当に腹立たしいんです。

さて、さっちゃんはどうだったかと言うと、やっぱりドアの外に来ました。
取っ手をガタガタと動かします。
でも、先ほどまでのような激しさはありません。
「向こうに居てって、さっき言ったでしょ!」とトイレの中から強く叫びます。
さっちゃんは向こうへ行ったようです。
でも、さっちゃんは繰り返し来ます。
取っ手もちょっとは動かしますが、僕が気にするほどではありません。
ただ、さっちゃんはやらかしてくれました!
洗面所もトイレも両方とも灯りを消してしまったんです!
まだ夕方ですから真っ暗ではありませんが、いま読んでいた『モーニング』は読めません。
それからはさっちゃん、戻っては来ませんでした。

暗がりに目が慣れてきたので、僕は用足しを終え、トイレから出ました。
さっちゃんのいる方へこのまま戻るのも癪なので、頭の中で策を練ります。
洗濯機の横に立て掛けてあった突っ張り棒が目に留まったので、手に取りました。
これで洗面所の引き戸を閉められないだろうか?
これは以前一度試したことがあるんです。
その時は長さが合わなくて出来ない、という結論だったのですが、もう一度考えてみました。
すると引き戸の奥の中央にクッション用のゴムが付いているのが見えます。
これを使えば出来そうです。
実際にやってみると出来ました。

今度こそ本当の籠城です。
やって来たさっちゃんが洗面所の引き戸を開けようとしても開きません。
何度やっても開きません。
さっちゃんは繰り返し引き戸の外に来ましたけれど、何も出来ずに戻っていきます。
でも、どうして消してしまうのか分かりませんが、洗面所の灯りだけは消していきました。
それでも、ここには鏡の上に灯りが付いています。
僕はそれを点けて、『モーニング』を読み続けました。

まあ、さっちゃんに対してこんなことをしても、独り善がりの自己満足だとは分かってはいますが、自己満足でもいいんです。
僕の気持ちが落ち着いて、突っ張り棒を外して、さっちゃんのいるところへ向かいました。

さっちゃんも僕も何事もなかったかのようにいつも通りです。
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買い物に行く途中、さっちゃんは漏らしてしまいました

2020-05-29 23:53:04 | トイレ・排泄
ここのところさっちゃんはあまりおしっこの失敗がありませんでした。
失敗はあったのかもしれませんが、それほど慌てたり困ったりする状況下ではなかったのでしょう。
今日の失敗も平静に受け止められましたから(もちろん僕がですが)、平穏な一日のアクセントのようなもの。
(ちょっと強がって、格好つけてみました)
今日の失敗は1ヶ月ぶりに外で尿意をもよおし、少し漏らし、ズボンとかにもかかってしまったこと。

今日はまだ太陽が高い位置にある時間帯に買い物へ出かけました。
外を歩くと本当に暑くて、日陰を探しながら歩かなくてはなりません。
家を出てから6、7分経ったでしょうか?
車がたくさん通る幹線道路を横断歩道で渡り終わったところで、さっちゃんが訴え始めました。
おしっこです。
以前なら「あと5分、いや10分我慢してね」と言えましたが、今は無理。
尿意を訴えてからほぼ同時に排尿があるんです。

僕はさっちゃんの手を引いて道路に面したアパートの建物の脇に連れて行きました。
ザックを下ろし、ズボン等を脱がします。
でも、さっちゃんは突っ立ったまま。
さっちゃんは右膝が130度くらいまでしか曲がらないのですが、そこまで曲げてくれれば大丈夫なのに。
僕はさっちゃんの両肩を押さえつけて膝を曲げさせました。
よくは見ていないのですが、パンツはすでに少し濡れているようです。
おしっこが出て来ました。
膝の曲げ方が小さかったので、おしっこがズボンにかかっています。
僕はさらにさっちゃんの肩を押し下げて、膝を曲げさせました。

けっこう長くおしっこは出続けました。
終わると、トレぺで拭くことなくズボンとかを全部上げて、家に帰ります。
スーパーには行かず、家でシャワーを浴びることにしたんです。

ここのところ、さっちゃんの1日のおしっこの回数が少ないことが心配事でした。
1日1回、多くても1日2回しかおしっこをしないんです。
今日は朝目覚めてすぐにトイレへ行きました。
最近では珍しいことでした。
すでに1回行っていたので、僕に気の緩みがあったのかもしれません。
買い物に出かける前も、家でさっちゃんをトイレまで連れて来て「おしっこする?」と聞いたんです。
返事はありませんが、明確な否定もないので、さっちゃんをトイレの中へ入れました。
そして、僕はズボンに手をかけました。
少しだけ下げたところで、さっちゃんが下げさせまいとズボンを掴んだのでそこで止めたんです。
いまから思えば、少し力を入れてズボンを下げ、パンツまで脱がして、便座に座ってもらうべきでしたね。
たぶん、しばらく座っていたらおしっこが出ていたと思います。
アパートの脇で「ああ、あのとき便座に座らせとけばよかった!」と悔やみました。

帰宅して、二人でシャワーを浴びました。
さっちゃんを着替えさせると、今度は僕だけでお風呂に入って、久し振りに体と髪を洗いました。
しばらくすると、さっちゃんがお風呂場の入り口に来て、お風呂場のドアを開けようとします。
僕は内側から開けられないように押し返します。
「向こうで待っててね」と言うんですが、結局僕が出てくるまでそこに居ました。

買い物には涼しくなった5時過ぎてからまた出かけました。
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エパデールのこと少し調べてみました

2020-05-28 23:58:13 | 
さっちゃんは頸部動脈と脳内の細い動脈数ヵ所に僅かな狭窄部があって、経過観察の段階です。
ですからエパデールを飲んでいるわけです。
エパデールの製薬メーカーである持田製薬のHPで解説を読むと、次のように記されていました。

エパデールの3つの作用
1.血液中のコレステロールや中性脂肪を下げる
2.血液をかたまりにくくする
3.血管の弾力性を保つ


余談になりますが、エパデールが魚に由来していることは何となくお医者さんから聞いた記憶があったのですが、
同じHPの中に、それがイワシの油が原材料であることも記されていました。
ペルーやチリからイワシの油を輸入し、日本で高純度EPAに精製して作るのだそうです。
ちなみに、EPA(エイコサペンタエン酸)が薬品名エパデールの主成分です。

話題をさっちゃんのことに戻しますね。

朝食後には4種4つの薬を飲むのですが、今日は遅い昼食の後に全部飲んでくれました。
エパデール900もあ~~んと口を開けて飲んでくれました。
朝食も遅かったんですが、実はさっちゃん、今日は朝食時には少しも食べてくれなかったんです。
遅い時間帯でしたが、残った朝食をそのまま食べた昼食後にちゃんと飲んでくれたので万歳! です。

それで、残るは夕食後のエパデールですね。
今日も夕食をしっかりと食べてくれました。
ちなみにメニューは、昨晩の残りの味噌汁にお茶碗に軽く1杯のご飯を入れたオジヤ、玉子は1個。←これで二人分
他には、昨夜の残りのブロッコリーをマヨネーズで。
もう一品は鶏肉とカリフラワーのネパール風炒め。
これには他に、玉ねぎ1個、しょうが、にんにく、スパイス数種、ヨーグルト約200ccが入っています。
プチ自慢になりますが、40歳のころ訪れたネパール旅行でネパール料理が大好きになり、自称ネパール風料理を作るようになったんです。

この夕食の後、エパデールを飲むのですが、今日は久し振りにエパデール300を飲んでもらうことにしました。
以前にも説明しましたが、エパデール900は仁丹ほどの小さなカプセルが1袋にたくさん入っています。
いっぺんに口の中へ落とし込みます。
口さえ開けてくれれば、確実に飲んでもらえます。
それに対してエパデール300はひとつが長さ17ミリほどのカプセルで、これを3つ飲まなければなりません。
けっこう大きいので、口の中に入れても飲み込もうと強く意識しないとなかなか飲み込めません。
さっちゃんはせっかく口の中に入っても、大き過ぎるのでしょう、出してしまうんです。
エパデール900の薬が入った袋を見てよりは、エパデール300のカプセルを見ての方が、口は開けてもらい易いのですがね。

前置きが長くなりましたが、今晩エパデール300をまず1個、口の中に入れることが出来ました。
さっちゃんが外に出さないかと、不安な気持ちで見守っていましたが、時間はかかりましたけれど、飲み込んでくれました。
では、2つめです。
口は開けてくれました。
エパデール300を口の中へ入れます。
あらあら、今回は出してしまいました。
さっちゃん、何やらブツブツ言ってます。
僕は再度口の中に入れようとしましたが、さすがに口を開けてくれません。
さっちゃんが残っていた野菜・果物ジュースを飲み始めたので、僕はそのグラスの中にカプセルをポンと放り込みました。
ガラス越しにカプセルが口元に近づいて行くのが見えます。
口の中に入りました!
僕はさっちゃんの様子を見ています。
どうやらカプセルもジュースと一緒に飲み込んだようですね。

これでエパデール300×2ですが、本当はもう1個飲まなければなりません。
さっちゃんはもう就寝モードですし、ジュースもなくなったので、3個目は諦めました。
でも、エパデール300を飲んでもらうことへの希望が少し見えた気がしました。
コメント (2)
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さっちゃんは僕のところへ寝具を次々と持って来ます。シーツも持って来て、とうとう敷布団のマットだけになってしまいました

2020-05-27 23:45:48 | 生活の一場面
以前からさっちゃんにはと言うか妙な習慣があって、枕やタオルケットなどを僕のところへ持って来るんです。

今晩も食事を終えて9時ころにはさっちゃんは布団の中。
部屋着のまま、歯も磨いていません、薬も飲んでいません。
まあ今晩もそうでしたけれど、いったん布団に入ってもほとんどは度々起き出して来るんです。
そんな時も起きて来てから何やかやと本当にうるさいんです。
基本的なさっちゃんの言い分は、早くさっちゃんの横で一緒に寝ようよ、と言うこと。
僕の腕を持って、引いたりもします。
言葉は不明瞭なので何と言っているのかは分からないのですが、ごくたまに明瞭な言葉も出て来ます。
「あんたもこっちにおいでよ」とか。

起きて来るたびに、またさっちゃんを布団に戻します。
スリッパを脱がせて、布団の所定の位置に来させます。
ドスンと腰を下ろすことが多いので、お尻を支えてあげながら、布団に座ります。
頭が枕の位置に来るように、少し前に腰の位置を変えてもらいます。
頭を支えてあげながら、横になってもらいます。
タオルケットをかけ、毛布を掛けます。

これで完了、ダイニングと寝室の間の戸を閉めます。

数分としないうちに、またまたさっちゃんは起き出して来ます。
数秒後のこともあります!
こんなことを何回も何回も繰り返して、次は10時ころからの話し。

さっちゃんは僕の枕を持って来ました。
枕カバーも付いたまま。
以前は一回一回元に戻していたんですが、同じことを繰り返すので、はいはいと受け取って、僕のすぐそばに置いておきます。
しばらくすると、今度はさっちゃんのタオルケットを持って来ました。
続いては僕のタオルケット。
さらに続いて、毛布。
さすがに毛布はいま僕がいるダイニングに置く場所がないので、寝室のソファの上へ。
しばらくすると、さっちゃんの枕、枕カバー付き。
さらには掛布団も引きずって来ます。
これも僕のところまで持ってくる前に見つけて、これは畳んで押し入れの中へ。

もう夜も寒くはないし、僕が寝る時間まで部屋着だけでゴロリといても大丈夫だろうと思っていました。
もう持って来るものはない、そう思っていたら甘かった!
シーツを持って来たんです。
この徹底ぶりには僕もびっくり!

僕はPCの用事をいったん止めて、さっちゃんを寝巻きに着替えさせました。
強い抵抗なく、着替えてくれました。
続いて洗面所へ、歯磨きです。
これは強い抵抗があって、まったく出来ず。

さっちゃんに敷布団から離れているよう強く命じて、シーツを敷き、枕を置きました。
さっちゃんを横にならせ、タオルケットを掛け、毛布を掛けます。
そして、おやすみなさい。
10時半でした。
今これを書いている11時台になっても起きて来ていません。
やっと眠ってくれたようです。

こんなことも以前の僕ならキレてしまって、さっちゃんに強い言葉をぶつけていました。
僕の所へ持って来る理由は分かりませんが、どちらかと言えば僕に対する親愛の表現なんだろうなとは思っていました。
それでも、同じことが何回も何回もあまり時間を置かずに繰り返されると僕も我慢の限界に達していたんですね。
持ってきた寝具を受け取ることにしましたから、MAXでも今晩の回数くらいです。
シーツから敷き直して、再度同じことが起きたなら、僕がどうなるかはまだ未知ですね。

受け流せるようになって来たのは、少しは僕が成長した証しだと思います。
受け止めているわけではないのですが、受けずに反発しているのではありませんから、少しはましなのかな? と。
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デイサービスに出かける今朝のこと、さっちゃんは抵抗して起きてくれません

2020-05-26 23:55:18 | デイサービスや介護
今日、火曜日はデイサービスに出かける日。
お迎えの車は我が家に最初に回ってくるようなので、8時半過ぎたころには電話が入ります。

僕は目覚ましを6時半にかけ、5分おきに鳴るアラームを4回止めて、6時45分くらいに起床。
7時過ぎころから朝食の準備に入ります。
おかずを作るのに意外と時間がかかりますから、出来上がったのは7時30分過ぎのころ。
早速さっちゃんを起こしに行きます。

朝食を作っている間に起き出して台所へ来ることもあったりするのですが、今朝はまだぐっすり眠っているようです。
昨晩は夕食後ちょっとしてから9時ころには床に就いたと思います。
途中、起き出すこともなかったですし、睡眠時間は十分なはず。

「さっちゃん、今日は出かけるよ。起きようね」と声をかけます。
さっちゃんの反応はありません。
布団を外して、「さ、起きるよ」と腕を引っ張ります。
さっちゃん、眠たそうで布団に倒れ込もうとしますが、そうさせずに腕を引きます。
仕方なさそうに、さっちゃんは立ち上がってくれました。

寝間着の上着(昨晩は久し振りに寝巻きを着てくれたんです)を脱がせ、下着のシャツを着てもらいます。
続いて、寝巻きのズボンをパンツと一緒に脱がせます。
さっちゃんは脱がされまいと抵抗しますが、まだ眠そうでズボンを止める手に力がありません。
新しいパンツを穿いてもらおうとしましたが、いつものように立ったままでは穿けません。
それどころか、パンツ穿いてないままで布団の中に入ろうとします。
僕はさっちゃんの手を引いて、ソファに座らせました。
座った状態でパンツに足を通してあげます。
ソファから立ち上がらせて、パンツをちゃんと穿いてもらいました。
続いてズボン下も同様に同じことを繰り返して穿いてもらいました。

さっちゃん、ここで布団に倒れ込むようにして横になってしまいます。
仕方ないので、横になったままのさっちゃんに靴下を穿かせ、ズボンも穿かせました。
上着のシャツも着せようとして、上体を起こそうとしましたが、抵抗されてこれは無理。
さっちゃんは起きてくれそうにありません。
仕方ないので、しばらく時間を置くこととしました。

7時55分ころ、僕一人で朝食。
8時15分ころ、再度さっちゃんを起こしにかかります。
上着のシャツを着せるためにさっちゃんには上体を起こしてもらわなくてはなりません。
上体を起こしてから、さっちゃんの背中側に僕は立ちます。
上着のシャツを着せようとしましたが、左腕は通せても、右腕が完全には通せません。
さっちゃんが協力してくれないと難しいんです。
すぐに横になろうとしますしね。

着替えさえ完了すれば、何とかデイサービスには出かけられると思いますから、僕も一生懸命。
とうとう強引にさっちゃんを立たせて、上着のシャツ、そしてジャンパーも着せることに成功!
眠たそうなさっちゃんの手を引いて洗面所へ行き、髪の毛を梳き輪ゴムで結んであげました。
眠たそうではあるのですが、抵抗もするのですが、不穏な様子はありません。
ただ、単純に眠たいだけのようです。

輪ゴムで髪の毛を結ぼうとしている最中に電話が鳴りました、8時33分。
そのまま玄関で運動靴を履いてもらって、外へ、お迎えの車のところまで歩きます。
車はすでに来ていました。
スタッフさんの明るい声での挨拶にもさっちゃんは無反応、眠たそうな眼をしています。
スタッフさんには今朝の状況を説明しました。
朝食も食べていないこと、トイレにも行けていないこと、眠たくて仕様がないみたいなこと。
体温を測り、手の平をアルコール消毒して、車に乗り込みました。

さっちゃんは無表情なまま、デイサービスでどんな一日を過ごすのでしょう?

デイサービスでは眠ったりすることはなかったそうですが、最初は元気がなくて喋ることもほとんどなかったそうです。
トイレに行けて、お風呂に入った後くらいから、喋ることも増えたそうです。
食事もちゃんと食べたようですね。

今日は一日雨の日だったのですが、日没前の1時間ほど、雨が止む時間帯がありました。
そのチャンスを利用して、いつもの多摩川土手の散歩コースを歩いて来ました。
1周30分ほどのコースと思っていて、キチンと時間を計ったことはなかったのですが、今日計ってみました。
38分でした。
買い物に行くスーパーまでの歩く時間も先日計ったら25分ほどでしたから、往復で50分です。
毎日小1時間は歩き続けたいですね。

今晩の夕食は、さっちゃん、快挙です!
それは大袈裟でしょうが、僕にとっては快挙と言いたいこと!
夕食を完食したんです!
今日の夕食メニューッは、Cook Do 今日の大皿の豚バラ大根、冷奴、朝のおかず、味噌汁(具は大根葉、椎茸、人参、あげ)、ご飯。
もちろん、さっちゃんによそおってる量は少ないのですが、それでも僕が食べる量の半分以上はあります。
ちゃんと食べてくれると本当に嬉しいです。
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「あ~~ん、口開けて」と言っても、さっちゃんはなかなか開けてくれなくなりました

2020-05-25 22:39:01 | 大変なこと
さっちゃんにを飲んでもらう時、歯磨きをする時、入れ歯を外すとき、口を開けてもらう必要があります。

の場合は錠剤を手の平に置けば飲んでくれることもありますが、それではダメな際には「口をあ~~んと開けて」と声かけします。
小さな仁丹ほどのカプセルがたくさん入ったエパデール900では、必ず口をあ~~んと開けてもらう必要があります。
ちなみに、なかなか口を開けてもらえないことが続いたので、エパデール900をエパデール300のカプセルに替えてもらいました。
これなら他の錠剤と同様の扱いが出来て、飲んでもらえる確率が上がると思ったのです。
でも、確かに口中に入る確率は上がったんですが、錠剤よりは大きなカプセルなので、違和感を感じて出してしまうんですね。
失敗でした。

歯磨きも口を開けてくれなければ何もできません。
まずは入れ歯を外すのですが、口をあ~~んと開けてもらって、僕が指を突っ込んで外します。
しばらくの時間、口を開け続けてくれなければ外せません。
最初は開けてくれても、僕の指をくわえたりしますから、外せないケースも多いんです。
歯磨きも気分次第ですから、そもそも口を開けてくれないことの方が圧倒的に多いですしね。

さっちゃんの顔の前、少し下で僕は「口をあ~~んと開けてね」と言いながら、実際に僕も口を開けて見せるんです。
でも、さっちゃんは虚ろな表情のことが多くて、僕のことを僕の口元を見てくれているようには思えません。
もし見てくれていたとしても、理解できているのでしょうか?
1週間ほど前までしばらく全然口を開けてくれない日々が続きました。
ほとんど薬も飲んでもらえず、歯磨きも出来ません。

金曜日のデイサービスのスタッフさんに歯磨きについてお願いしてみたりもしました。
現状を説明すると、歯ブラシ等を携行してくれればデイサービスで歯磨きしてみますよ、と言ってくださいました。
その直後からさっちゃんが時々口を開けてくれるようになったので、歯磨きのお願いはまだしていません。

薬もここ数日は4種類5つの薬のうち、3つ4つは飲めています。
歯磨きも3日に2日くらいの割でしょうか? 1日1回の歯磨きが出来ていますね。
まあ、完璧は求めません、この程度できていれば御の字です。

さっちゃんは恐らく2年ほど前にはすでにそうだったと思いますが、簡単な肉体表現の真似が出来ませんでした。
お医者さんの検診で例えば「グー、チョキ、パー」の真似を求められても出来ないんです。
お医者さんがチョキを出して、「これと同じにしてごらん」と言われても、チョキにはなりませんでした。
何かしようとはするのですが、指が動かないんですね。

ですから、「あ~~んと口を開けて」と言われても、理解は出来ていてもその通り口を動かせない場合もあるのかもしれません。
お願いの言葉と僕が口を開けている動作とが結びついていないのかもしれません。
そもそも「あ~~んと口を開けて」という言葉の意味が分かっていないのかもしれません。
その言葉を聞き取って理解しようという意思が働かないのかもしれません。

理由はどうにせよ、まだ半分ほどの確率では口を開けてくれています。
もっと口を開けてくれる確率が低下したら、その時に別の方法を考えることにします。
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金曜日の運動メインのデイサービスもそろそろ潮時かもしれません

2020-05-23 23:37:46 | デイサービスや介護
今は金曜日だけ、週に1回通っている半日だけのデイサービスは以前は週に2回通っていました。
ケアマネさんに紹介され幾つか見学しましたが、運動を半分取り入れているここがさっちゃんに向いていると思ったのです。

初めて正式に行ったのは2017年11月21日のこと。
連絡帳のコメント欄には
「職員の話をしっかりと聞きながらラジオ体操・マシントレーニングを実施しました」
「ニコニコされる笑顔がとても素敵ですね」
と書いてあります。
スポーツジムにあるようなトレーニング用マシンがあるのですが、各自にあった負荷を選んで行います。
その人に合わせて、負荷は上限なしで変えてもらえるというのも僕が気に入った理由のひとつでした。
もちろん、小柄で細身のさっちゃんにそんなにパワーがあるはずありません。
しかし、山歩きもまだそれなりのレベルでしたから、脚力は比較的強かったと思います。
運動のあるデイサービスを選んだ理由も、さっちゃんと僕ふたりの趣味である山歩きを長く続けたいからでした。

ところが、最近のデイサービスでの運動の様子ですが、この1ヶ月ほどはマシントレーニングが出来ないことが多かったようです。
出来る時でも、マシンの使い方を忘れていますし、教えてもらって1回とか2回出来ても、続けて10回1セットすることはありません。
デイサービスで不穏になることも多いようですし、運動どころではないようです。

緊急事態宣言中の連絡帳を読み直してみると、次のようなスタッフさんのコメントが記されています。
「トレーニング中少し不穏になられました」
「寝不足でしょうか、ウトウトされることが多かったです」
「朝からご機嫌が悪くてデイサービス到着しても車から降りるのに時間がかかってしまいました。
(中略)職員がそばに付いて見守りをさせていただきました。」
「少しの間不穏気味で運動も途中、立ち上がり運動はその後行なうことが出来ませんでした。」
「気分がのらないようで運動は出来ませんでした。いつもより口数が少なく元気もないように感じ」


運動メインのデイサービスですから、このまま続けた方がいいかどうか考え直す潮時かもしれません。
ただ、言語リハビリでも長くリハビリらしいことが出来ない期間が続きましたが、再び出来るようになりました。
マシンも再び以前のように使いこなせる時が来ないとも言い切れません。
とは言え、どうしたらいいのかは、ケアマネさんの判断に委ねた方がいいのかもしれませんね。
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さっちゃんの便秘との格闘。19日目の結末やいかに・・・・

2020-05-21 23:45:02 | トイレ・排泄
今日、木曜日も何もない日です。
朝起きた時からの僕の関心事は昨晩から穿いているさっちゃんのオムツのこと。
そして勿論、今日の19日目にきっちりと排便が完了するかどうかということ。

その二つの関心事は一度に判明することになりました。
朝起きてから、朝食の前にも朝食直後にも全然トイレに用なしのさっちゃん。
お昼過ぎて、お腹やお尻を押さえるような様子を示します。
これはトイレだな、とすぐ直観できる動作です。

最近、さっちゃんは自分で脱がないことが多くなってきました。
今回はオムツのこともありますから、僕から積極的に脱がそうとしました。
それでも、オムツを脱がそうとしている途中でさっちゃんは便座に座ってしまいます。
僕としては汚れているオムツを慎重に扱いたいのに・・・・

オムツの様子が僕の眼に飛び込んできます。
いろいろと予想はしていました。
最悪の状態からほっと出来る何も問題のない状態まで。
現実はその中間、普通にいちばんありそうな状態ですね。
昨日止まらなかった液状の便がちょっと長めの名刺大サイズでこびりついています。
水分はずいぶんとオムツの方に吸収されているのか、付着している便はベチャベチャな感じはなくて、見た目ネチャネチャな感じ。
もちろん実際に触ったわけではありませんから、見た目の印象ですが。

さっちゃんが途中で便座に座ってしまいましたから、さっちゃんの右足太腿の内側にほんの少し便が付いてしまいました。
お尻拭き用のウェットティッシュで何度も拭いて綺麗にしてあげました。
便器の手前の先端にも点で付着していました。
これも拭き取っておきます。

ハサミでオムツの両サイドを切って、慎重に外します。
汚れた箇所を内側にして巻いて、小さなレジ袋に入れておきました。

さっちゃんは排便の際にあまり息まなくなりましたね。
時おりは息んでいますが、意識的に息む様子はあまり見られません。
息まずに自然に出るのを待つのでいいのかもしれませんけどね。
12:55~13:20。
トイレに居た時間です。
主な排便は前半にありました。
それで十分なのかどうかは分かりませんが、それなりに多く出ました。
よかった! よかった!

後もう一つの心配は、昨日のように液状便が止まらないこと。
これも大丈夫でした。
昨日はトレぺで拭いても拭いても汚れが付き続けていましたが、今日はいつも同様に減っていきます。
最後に何も付かずに、トレぺ作業は終了。

今日からは再び普通のパンツに戻りました。
さっちゃんはオムツに対しても何の頓着もしてないみたいなんですが、出来得る限り普通にしてあげたいですよね。

前回も便秘との格闘は二日に亘りましたけれど、今回も二日でした。
排便間隔も長期過ぎると思います。
今度かかり付けの先生に診てもらう際に便秘のことも再度聞いてみたいと思っています。
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18日目、さっちゃんの便秘との格闘

2020-05-20 23:34:31 | トイレ・排泄
最近は平穏な日々が続いています。
昨日はそんな中でも格別に平穏な日だったように感じます。
朝は無事にデイサービスに出かけることが出来ましたし、僕自身ものんびりと幾つかの雑事をこなせました。
何よりも日々の懸案事項である、薬と歯磨きと寝巻きの3つともが上手くいったことが近ごろ稀な快挙ですね。

は朝食後4つ、夕食後に1つ飲みます。
夕食後の薬は朝食後にも飲みますから種類としては4つですね。
とくに朝食後の薬は朝にこだわっていたのでは飲めませんから、朝飲まなかったら、おやつの後とか、夕食後とかでも飲んでもらっています。
そんな感じにはなっているのですが、昨日は4種類5つの薬をすべて飲んでくれました。

歯磨きも毎食後なんて夢のまた夢、1日1回で御の字です。
ほんの少しでも不穏な雰囲気があると、口すら開けてくれませんから、穏やかそうな時を見計らってトライしてみます。
それでも成功の確率は低いですね。
夕食後の寝る前に磨ければベストなんですが、夕食後はすぐに眠くなるようですから、洗面所に連れて行くこと自体を嫌がります。
昨日は夕食後すぐに、布団に入って寝てしまいました。
その後、起き出してきた際に試しに洗面所に連れて行ったら、歯磨きが成功したんです。

ちなみに、昨晩のさっちゃんですが、夕食をほぼ完食しました。
これもとても目出たいことでしたね。

そして、その歯磨き後、「寝巻きに着替えようね」と言ってやってみたら、これまた成功!
上着やズボンまでは脱がすことが出来ても、下着まで脱がそうとすると拒否することが多いいんです。
それが昨晩はスムーズに出来ました。

ここまでは昨日の良かった事柄のご報告です。
いよいよタイトルにある今日の出来事。


何と! 今日で前回の排便から18日目!
10日ほど前から僕は気になっていましたし、1週間ほど前からは日々心配をしていました。
そして、今日。
ここまでの経緯を記録しておきましょう。

10:30~10:45 空振り
10:55~11:15 空振り
12:15~12:45 トレぺは汚れるんですが、ほぼ空振り
13:55~14:05 同上
14:45~15:00 液状のものが出ましたが、ほぼ空振り
16:10~16:30 トレぺは汚れるんですが、ほぼ空振り


6回目のトイレの直後、さっちゃんと僕は散歩に出かけました。
いつもの多摩川土手を歩く1周30分ほどの散歩コース。
身体を動かせば少しは排便にもいい影響が出るのではと思ったのです。
今日は土手から外れた後半でコンビニに寄りました。
念のため、コンビニのトイレの前で「行く?」と声をかけ、入ることにしました。
17:20ころです。
便座に座らせると、大変なことが発覚!
ウンチがほんの少し漏れています。
ウンチと言っても固形物ではなくて、液状のもの。
直径5cmくらいのいびつな円形にしみています。
ズボン下も濡れています。
トレぺを何回も何回も使ってある程度は水分を取りました。
さっちゃんのお尻も拭きます。
パンツの内側と外側に畳んだトレぺを挟んで穿いてもらいました。
コンビニから出たのが17:30ころ。

コンビニからの帰りがまた大変でした!
さっちゃんが帰路の途中、何かしら異常な雰囲気を醸し出したんです。
その場で立ち止まろうとしたり、お腹だかお尻だか痛そうなことを言います。

僕はさっちゃんがその場で排便するのかもと思い、「早く家へ帰ろう」と急き立てました。
何度も何度も立ち止まろうとするので、僕はさっちゃんの腕を掴み、肩を抱くようにして歩かせました。
僕はパンツの中がどうなってるのだろうと悲惨な想像を巡らせながら、とにかく早く家に帰って風呂場に入ろうと考えていたのです。

何とか家に着き、靴を脱がせ、靴下を脱がせ、ジャンパーを脱がせました。
お風呂場に入り、ズボンと上着のシャツも脱がせます。
その時、さっちゃんがお風呂の椅子に座ってしまいました。
ズボン下を脱がすには立ってもらわないといけないのですが、立ってくれません。
全部脱いでもらって、シャワーを浴びたいのですが、このままでは無理です。
立ち上がらせようとしたり、せめて腰を浮かせようとしたりしましたが、岩のように動きません。
シャワーを浴びたい旨を身をもって示そうと、僕は全部脱いで裸になりました。
お風呂場は寒いですから、温かいお湯をさっちゃんの足元の床に流しておきます。
それでもさっちゃんは頑として動きません。
僕も力ずくでズボン下までは脱がせることが出来ましたが、その先は無理。

でも、前から気付いていたのですが、コンビニ出てからの異変は便を漏らしたわけではなかったようです。
最初から臭いもしませんでしたし、ズボン下を脱いではっきり分かりましたが、コンビニの時以上には濡れていません。
これ以上時間をかけても意味がありませんから、僕はさっちゃんの両脇を抱え上げて腰を浮かせ、パンツを脱がせました。
下着のシャツも脱がせて、裸ん坊のさっちゃんの両脇に手を入れて強引に立たせました。
やっとシャワーを浴びることが出来ます。

お風呂場を出てからがまたまた大変でした。
今日いちばんの衝撃的な大変さでした。

裸ん坊のさっちゃんを寝室に連れて行き、そこでバスタオルで拭いてあげ、新しいパンツとズボン下を穿かせてあげなければなりません。
バスタオルで拭いている時、ふと下のに目が行きました。
液体状の便がぽたぽたと落ちています。
僕は慌ててさっちゃんをトイレへ連れて行きます。
その歩く途中にその液状の便がさらに落ちないかどうかチェックしながら。
落ちた様子はありませんでした。

トイレの中で、それから大変でした。
トレぺで拭いても拭いてもその液状の便は出続けるんです。
ほんの少しずつなんですが、止まらないんです。
使用済みトレペが便器に溜まるので何回も水を流しました。
裸ん坊のままトイレに駆け込んださっちゃんですから、下着のシャツ、上着のシャツを着せ、靴下を穿かせてあげます。
それでも寒そうです。

結局この時、さっちゃんはトイレの中に1時間くらいはいたのだと思います。
僕はと言えば、同じく裸ん坊でしたから、パンツを穿き、シャツを着ました。
途中時々トイレを抜けて、汚れたパンツを洗ったり、畳の上の液状の便を拭き取ったり、洗剤をかけたりもしました。
液状便のしみ出し状態が止まりそうにないので、このまま何時間トイレに居ればいいのか分かりません。
そんなことも無理なので、僕は考えました。
さっちゃんにはオムツを付けてもらおう。

ずっと以前、ケアマネさんに見本としてもらったオムツがあります。
大人用紙オムツで吸収回数の目安が排尿4回分となっています。
おしっこを2回とか3回するまで放っておくんですかね?
まあ、ウンチはそう言う訳にもいかないでしょうけどね。

僕はオムツを持って来て、さっちゃんのお尻をこれが最後と拭きました。
何回か拭くと、これまでよりはだんだんと便の汚れが付かなくなってきました。
便座に座ったまま、オムツに両足を通してもらいます。
そして久し振りに立ち上がったさっちゃんはオムツを穿きました。
寝室へ行き、ズボン下を穿かせます。

布団に寝かせつけたんですが、まだ寝るにしては早いですからさっちゃんは起き出して来ます。
今晩は夕食どころではありませんでしたから、何にも食べていません。
1個だけ残っていたプリンをさっちゃんにあげました。
さっちゃんはしばらく起きていましたが、そのうち寝ました。

いま、ブログを書きながら僕はやっとほっとできるひと時を過ごしています。
僕自身も無理な姿勢を長くとり続けていましたから、PCに向かっていると腰が痛いです。
明日の朝、さっちゃんはどうなってるんでしょうね?
さっちゃんの今日の便秘との格闘は戦闘終了とはいきませんでした。
こっぴどく打ちのめされた状況でしょうかね。
さっちゃんの格闘は明日も続きます。
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ふと目が覚めると、横にさっちゃんが居ません。僕は慌てて起き上がろうと・・・・

2020-05-19 23:19:19 | 生活の一場面
布団で横になっていた僕は、ふと眠りから目覚めました。
すぐに横を見ると、寝床は空でさっちゃんがいません。
あれっ? さっちゃん、どこに行ったんだろう? トイレ探してるのかも?
一瞬、そんなことを思って、慌てて布団から起き上がろうとしました。

でも、そんな不安な気持ちもほんの一瞬のこと。
すぐに今の状況の認識が戻って来ました。
そう、今日のさっちゃんはデイサービス、1時間ちょっと前に出かけたんだった。
僕は腰が疲れたのでちょっと布団の上で横になってただけ。
時計を見ると、5分か10分ほど眠りに落ちていたようですね。

前にも似たようなことがありました。
僕の横にはさっちゃんが居て当り前、四六時中居て当り前。
今日のようなデイサービスの日、普段の当り前が表面からは消えても、無意識の心の中には在り続けているようですね。
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