さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

ケアマネさんの口から初めて施設入所の話が出ました

2021-11-24 23:49:53 | 特養などのこと
昨日のデイサービスはさっちゃんはほとんど眠っていたそうです。
お風呂だけは起こして入ってもらったようですね。
ショートステイの影響なんでしょうか? 
いつもよりも疲れているのでしょうかね?
家に居ても、1日中眠っているような日もありますから、ショートステイが原因だとばかりは言えないでしょうが。

今日もさっちゃんはよく寝ています。
せめて正午前には起きて欲しいので、カーテンも開けて、ダイニングとの間の戸も開けておくのですが、ぐっすりと眠り続けています。
結局、1時に声掛けをし、起きてもらいました。
1時半から食事をし、ケアマネのT口さんが来られる直前に食べ終わりました。
そう、今日はいつもの月に1度のケアマネさん来訪の日だったんです。

今日のケアマネさんはいきなり12月の利用票や居宅サービス計画書の説明から始まりました。
いつもはさっちゃんの話し相手をひとしきりしてくださるのですけどね。
多分、この後ほかの用事がすぐに入っていたのでしょうね。

そんな書類関係の話が終了して、最後のひと時、こんな話題をケアマネさんが僕に振りました。
「施設入所とかは考えておられますか?」と。
僕は「特養とかのことですか?」と確認します。
「そうですね。もし考えているのでしたら、すぐには入所できないので、早めに申し込んでおいた方がいいかと」
入所申し込みをしてから、どれくらいで入所できるのか等の話題をひと通りしてから、
「入所に関してはどのように考えておられるのですか?」と聞かれました。
僕は現時点ではまったく考えていないこと、とは言え将来そういう選択肢もあることは理解していると話しました。

また、可能な限り在宅介護を続けていきたいとも話しました。
それに今のさっちゃんの状態は一時期よりも穏やかで、僕にとってもになっていること。
その穏やかさがさっちゃん自身の変化によるものなのか、僕自身の成長によるものなのか分かりませんけどね。
僕だって若干は成長したでしょうけれど、さっちゃん自身が穏やかになっている気がする、そう話しました。
穏やかと言えば聞こえのいい表現ですけれど、様々なことへの感受性が弱くなったことでもあります。

2016年に認知症だとの診断を受けてから、さっちゃんの状態は年々急速に変化しています。
どちらかと言うと、肉体的にも精神的にも不活発になっていってますから、必ずしも介護が大変になる部分ばかりではありません。
トイレに関しては、オムツ生活になってから、それ以前のお漏らしアクシデント騒動みたいなことがなくなって、実にです。
食事にしろ、服薬にせよ、全介助だったり、食事に混ぜて分からないように飲んでもらうことの方が僕としてはなんです。
この6年間近くの変化の様子からも、今後2、3年でさらに大きく変わることは推測できます。
どういう風に変化するのかまでは想像も出来ません。
そういう点を考慮して、ケアマネさんが施設入所のことをこの段階で口にされたのも理解できます。

僕はケアマネさんに言いました。
「可能な限り一緒に暮らして行きたいんです」
「今の介護生活が出来なくなりそうな要因が芽生え始めた時に、施設入所のことも考え始めます」
「今はそんな要因はありませんから一切考えていません」


まあ、確かにそんな要因が突発的に発生することもあるでしょうから、ケアマネさんのおっしゃる理由も分かりますけどね。
ケアマネさんは「そうですね。それでいいと思いますよ」とおっしゃってくださいました。
おそらくそれは単純な同意ではなくて、僕の考え方への尊重だと思います。


ケアマネさんがいつもより早めに帰られ、それから僕とさっちゃんは散歩に出かけました。


▲14:45。サザンカの花と青空をバックにさっちゃんを撮りました。顔を隠すので、のっぺらぼうになってしまいましたね。


▲14:48。奥多摩の山々もよく見えています。


▲14:52。照葉常緑樹に映るふたりの影。


▲14:57。この道は二人で手を繋いで歩くと、自転車がすり抜けられません。後方から来る自転車の接近を常に気に掛けなければなりません。右の森は多摩川河川敷の自然林です。


▲15:27。今日は少しだけ散歩の距離を延ばしました。1時間コースです。この近辺の今年の紅葉はあまり良くないように感じますが、どうなんでしょうね。鮮やかに紅葉せず、少し枯れた感じの紅葉です。鴨は1羽だけいました。ほとんどの鴨は番(つがい)でいるのですが、こいつだけはいつも1羽です。多分、同じ鴨だと思います。パートナーに先立たれたんでしょうか?
コメント
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