さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

12月、2回目のリモート面会へ行って来ました

2021-12-24 23:41:10 | 大腿骨転子部骨折
一昨日、A病院から電話がかかって来て、リモート面会が月1回から2回に規則変更されたことを知りました。
早速、今日は12月2回目のリモート面会に行って来ました。
天気も良く、風もありませんから、自転車で行きます。

病院で先月分の入院費の支払いを済ませ、少し早くリモート面会する部屋の前に行くと、すぐに部屋に通されました。
前の方たちも早く終わったようなんですね。
早くと言っても、予定では2時20分からだったのですが、2時15分と、5分早まっただけなんですけどね。

さっちゃんの姿が画面上に現われました。
さほど変化はないようです。
相変わらず目は閉じていて、寝てはいないようですが、覚醒レベルは低いのかな?
でも、車椅子に座っているような雰囲気ですね。

さっそく、さっちゃんに声を掛けます。
「さっちゃ~ん 目を開けてごら~ん」
「さっちゃ~ん こっちを見てごら~ん」

ちょっとうつむくと、
「さっちゃ~ん 顔を上げるんだよ」
ちょっと目を開けると、
「あっ、目が開いた。こっち見て~ さっちゃ~ん」
「あれ、もう閉じちゃった。目を開けてごら~ん」


僕は何度も何度も同じ言葉を掛け続けます。
さっちゃんはほとんど目を閉じっ放し。
一瞬開けても、すぐに閉じてしまいます。

「さっちゃ~ん ご飯食べてる~?」
「さっちゃ~ん よく寝てる~?」
「さっちゃ~ん リハビリ頑張ってる~?」
「さっちゃ~ん 自分で立てるの~?」

いろんなことを聞きます。
でも、返事はありません。


▲14:19。目を開ける時間が短いので、目が開いた写真は撮ることが出来ませんでした。髪が綺麗に梳かれていますね。

さっちゃんはリモート面会用の画面の存在を意識できていないんだと、僕は感じています。
その画面自体を注視することがないんだと思っています。
ですから、15分間の間ずうっと声を掛け続けるんです。
さっちゃんはその呼びかけにも意識が向いていないように思います。
でも、根気強く続けるしかありません。
前回のように、「はい」と返事をしてくれることがあるかもしれません。
画面に意識が向いて、誰だか男の人が映ってるなと思う瞬間があるかもしれません。
声に気付いて「さっちゃ~ん」と何度も言ってることに気付くかもしれません。
「さっちゃ~ん」が自分の名前だとは思わないかもしれませんが。

15分間で、目を開けていたのはトータルで20~30秒くらいだったと思います。
口をもにゃもにゃと動かして、何か喋っていたようなこともありましたが、これもトータルで10秒くらいだったでしょうか。
こんな感じで今日のリモート面会は終了しました。
後半にはさっちゃんのそばに居るリモート面会担当の女性が、さっちゃんの肩をポンポンと叩いたり擦ったりしてくださいました。
余りにも目を開けず、画面を見ず、僕に反応しないさっちゃんを起こして気持ちを僕に向けさせようとしてくださったのでしょう。
でも、そんなことくらいではさっちゃんは変わりません。


この日、リモート面会終了後、担当看護師が僕と話がしたいということで、面会室の外で待っていました。
男性看護師が来て、「さっちゃんの上の入れ歯が下顎の歯茎にぶつかって出血することがあるので、
歯医者に診てもらいたいのですが、いいでしょうか?」
と聞かれました。
当然、返答は「イエス」ですよね。
A病院の中には歯科もあるんだそうです。

僕はこの機会を利用して、さっちゃんのリハビリの様子について聞こうとしました。
でも、看護師さんは「私は看護師ですから」と、分からないとだけ言います。
それでもいろいろ聞くと、まだ自力では立てないようですね。
手を取ってなら立つことが出来るのでしょう。
僕がさっちゃんのリハビリの手伝いが出来ればどれだけ嬉しいでしょう!
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2 コメント

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Unknown (hanamarinagora)
2021-12-25 08:24:17
本当にどれだけ自分がリハビリをしてあげたいか、お気持ちすごくすごくわかります。メロンさん自身もご自愛して過ごしてくださいね。
むかしは (メロン)
2021-12-25 11:57:47
さっちゃんが50代後半の時、右足膝(脛骨最上部)が砕けるような骨折をしました。2度手術をして、トータル9ヶ月間入院しました。
その頃は僕も一緒にリハビリ室に入ったり、車椅子を押して病院の内外を散歩したり出来ました。
退院してからも、家からの散歩の距離を100m、200mと徐々に延ばしていき、山歩きも出来るようになりました。
一緒に居ると、僕自身も右膝が悪くて弱い錯覚を覚えるようにすらなります。山歩きをしていても、右膝を庇うような歩きになって、さっちゃんと同じ気持ちになることが出来たりもしました。
ですから、一緒にリハビリできれば、絶対に効果があると思うんですけどね。

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