さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

熊本城大天守の真下まで入って見学して来ました

2020-01-04 23:57:16 | 熊本にて
今日はさつちゃんと熊本城の見学をしてきました。
震災前も僕もさっちゃんも熊本城は大好きでしたからたいがい訪れていました。
震災後は意識的に必ず訪れることにしています。
熊本城は熊本のシンボル、熊本復興のシンボルだからです。

昨年新規オープンした桜町バスターミナル、かつての熊本交通センターも復興しつつある熊本の象徴のような存在ですね。
バスで熊本の中心部の繁華街に行くと、この桜町バスターミナルに到着するのです。

まあ、ここのことはさておき、ちょっと小腹が空いたので、熊本城下の食と土産の観光施設に先に寄ることにしました。
「桜の馬場 城彩苑」と呼ばれているようですが、そこで鶏の唐揚げを3つ購入。
そんなこともどうでもいいんですが、ここに先に来たということはいつもの回るコースとは逆回りだということ。
でも、それが幸いしたようで、年末年始の期間限定で大天守の真下まで入れるという情報を真っ先に知ることが出来ました。
二の丸広場で入場券を購入し、解体されている西大手門を通り、大天守直下を西から南、そして東へと通るコース。


▲大天守へ向かって歩いているさっちゃんです。大天守の右下を歩いて、向こう側まで行けます。

僕としては大満足だったのですが、さっちゃんはバスを降りた時からこの写真の時も何故か不機嫌。
この写真の際も、僕とは手をつながず一人で歩いて行ってしまうんです。
まあ、この後も、機嫌が悪かったり普通だったり、さっちゃんの機嫌の変化にはなかなか付いて行けません。
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さっちゃんは散歩の歩みの遅いチワワのプリンに腹を立てます

2020-01-03 23:54:34 | 熊本にて
僕とさっちゃんは熊本に行くとほぼ毎日犬の散歩に行きます。
熊本の実家には8歳のチワワ、プリンという名前の犬がいるんです。
今日もまだ日差しの暖かい昼間に散歩に出かけました。

家から白川の土手まで行き、下流へ少し歩いて回って帰って来るコースなんですが、普通に歩くだけでも30分くらいでしょうか?
土手までは歩いて10分少しかかるのですが、プリンはあちこち臭いを嗅ぎながら進むので、やたら時間がかかります。
犬じゃないと分からない、近所の犬たちの様々な情報を尿の臭いなどから収集しているのでしょうね?
歩いてかかる時間の4倍以上はかけてプリンは散歩するんです。

そんなプリンと一緒に歩くさっちゃんはだんだんと苛ついてきます。
何かプリンにブツブツと文句を言っています。
いつも先行しているさっちゃんがプリンの後ろに来て、追い立てるようにしながら「早く行け!」と言いました。
リードの紐を手に取って引っ張ろうともします。
僕は「プリンの散歩だから、プリンにあわせて歩こうね」と言うんですが、さっちゃんには通じないようです。
あくまでもさっちゃん自身の散歩であって、そのペースを乱して散歩を楽しくなくするプリンはけしからんという訳。
ここのところ僕から離れず歩くようになっていたさっちゃんが20~30m先に行ってしまってます。
それ以上は進まずに、こっちを見ているんですが。

そんなことを繰り返しながら、30分ほど経過した時、プリンが急に家の方角へ向きを変えてリードを引っ張り始めたんです。
まだ白川の土手までの3分の2くらいしか来ていません。
昨日も同じくらいのところで同様に引き返しました。
一昨日はいつもの周回コースを歩き切ったんですが。
夜、Y子さんに聞いてみたら、最近はそういうことが多いんだそうです。
歩くスピードも遅くなったようですし、以前のように走ることもなくなったようですね。
もう齢だということでしょうか?

プリンが引き返そうとするので、少し遠くまで行っていたさっちゃんに手招きして呼び戻しました。
声が届くようになると「さっちゃ~ん!」と呼びました。

プリンはいつもそうなんですが、帰りはあちこち臭うことはしないんです。
ですから、帰りは速いんですね、普通の人の歩みと同じくらい。

帰ると、今度はさっちゃんのために散歩に出かけることにしました。
白川まで来たんですが、プリンとの散歩で気持ちが疲れたんでしょうか、あまり歩きたくないみたい。
僕は方針転換をし、駅のそばの喫茶店まで行って、コーヒーを飲みました。
そして、さっちゃんはマンゴーパフェ、僕はチーズケーキも。
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熊本の実家へ新幹線で行きましたが、大変でした

2019-12-31 23:57:35 | 熊本にて
熊本との行き来に新幹線を使ったことはありましたけれど、青春18きっぷで行き来しなくなってからでは初めてでしょうか?
さっちゃんが長時間の旅にだんだんと耐えられなくなってきたせいで、青春18きっぷも使わなくなったのですから。
それに新幹線は値段が高いですし、飛行機の方が安価な切符が手に入りやすいというのも大きな理由ですね。

飛行機を使うようになってからでは、正月休みに熊本へ帰るのは初めてだったでしょうか?
格安航空券を購入しようとネットで手続きし始めてビックリ!
正月の帰省航空券はあまり安くなってないんですね。
もっと早くから手続きしていれば安いチケットがあったんでしょうか?
とにかく新幹線よりずっと高い!
という訳で、今回の正月休みは新幹線で帰熊することになったという訳です。

昨日の朝早く、6時に僕は起きました。
前の晩に洗い残した食器を洗い、生ゴミを二重三重にくるんで冷凍庫にしまったり、まだ入れてなかった持ち物をザックに入れたりしました。
6時半くらいにさっちゃんを起こします。
前の晩にさっちゃんには早く寝てもらうために1時間ほど添い寝もしましたから、まずまずの寝起きです。
何度も「明日は熊本へ行くよ」と言っていたのに、なぜ早く起きなければならないのか、分からないみたいですね。
着替えもスムーズにいくよう、前の晩の暖房はそのまま付けっ放しにしていました。
寒いからと、布団の中に戻られてしまっては大変だからです。
そんなこんなで、至って順調に出発の準備は進みます。

しかし、ここで予期せぬ事態が!

さっちゃんがトイレに行くことになって、大をもよおし始めたんです。
便秘のさっちゃんがそろそろ出てもいいころではあったので、出発前にこれはいいと思ったんですが・・・・
ですから、ちゃんと出るまでじっくりと構えて待つことにしたんですが・・・・
10分待っても、20分待っても、出て来ません。
「もう出ないのかなぁ?」と聞いても、どうも駄目みたい。
それなりに踏ん張ってくれていたのに、残念至極!
逆に今日の熊本までの移動に大きな不安要素を抱えてしまうことになってしまいました。

途中の小さなことでのあれやこれやのアクシデントはここでは書きません。
まあ、いろいろありますよね。
さっちゃんは朝からまずまずの機嫌で、帰省ラッシュで混んでいる新幹線の自由席にもめでたく座れましたしね。
東京から岡山あたりまでは乗車率120%くらいだったでしょうかね。
博多行に乗ったんですけど、さっちゃんは大阪あたりで我慢の限界になってしまいました。
「もう帰るから」とか言い始めて、「私は降りる」とかも言い始めるんです。
僕もよほど次の駅で(大阪とか神戸あたりで)下車して、さっちゃんの気分が変わるまで駅構内を歩き回ったりしようかと思いました。
座席を立ち上がって後ろの方を見回したり、僕に反発して少し大きな声を発したりします。
どれくらいの時間がたったんでしょう?
新神戸の駅に着く前後だったでしょうか?
何とか荒れた気分も移ろって、普段の気分に戻って来てくれました。

無事に博多駅に到着し、熊本へのお土産とこの日初めての食事のサンドウィッチを買いました。
東京駅でお土産と朝食も買うつもりだったんですが、とにかく人、人、人で買う気力もそがれてしまっていたんです。
それに、新幹線内のトイレは混んでいましたから、常とは逆に水分摂取も控えてたくらいですから。

熊本へ向かう新幹線に乗り継ぎました。
熊本まではわずかな時間ですから、ここまで以上の混みようだったんですが、
1号車最前列の座席の方がさっちゃんの姿を見てなんでしょうか、座席を譲ってくださいました。
次の駅では、その隣りの席の方が「次で降りますから」と、僕にも座席を譲ってくださいました。
しばらくして、さっちゃんは目の前の出入り口通路に立っている若い女性にしきりに話しかけています。
笑顔を浮かべて、熱心に何やら話しかけてるんです。
その女性も優しそうな表情で、一生懸命聞き取ろうと、とても親身に耳を傾けてくださっています。
でも、ぜんぜん分かるはずありませんよね。
しばらくして、僕はその女性に「分からないでしょ、失語症なんですよ」と言ってあげました。
それからも、さっちゃんは彼女に語り続けていました。
彼女はさっちゃんの言うことに優しく耳を傾け続けてくださいました。
次に停車した駅で彼女は下車しました。
「ありがとう」と告げたかったんですが、すぐに見えなくなって言えませんでした。

そんな見ず知らずの方々の優しさに触れながら、熊本駅に無事到着。
ここでトイレに入ったんですが、なんとこれまた無事に快便!
新幹線の中でなくて良かったです。
新幹線のトイレはさっちゃんと一緒に僕も入るには狭いですし、揺れますし、何よりもよおした時に空いてるとは限りません。
最寄り駅まで在来線で行って、日没前には実家(と言っても両親ともいないんですがね)に到着していました。

さっちゃんは新幹線での移動にも耐えられない状況のようですね。
心配事が多くて大変です。
一気に東京から博多まで行くのを考え直した方がいいのかもしれませんね。
途中、大阪でも乗り換えるようにした方がいいのかもしれませんね。
次回、新幹線に乗る状況になったら試してみたいと思います。
でも、そのころはもっと大変になってるだろうなぁ。
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毎度訪れる熊本城と岡田珈琲に行きました

2019-08-24 22:28:01 | 熊本にて
熊本へ帰ると、必ず熊本城へ行きます。
もともと熊本城の立派さ、壮大さが好きだというのもありますが、
震災後はその復興のシンボルとしての熊本城を見守りたい気持ちが強いのです。
で、20日の日、暑い盛りの正午過ぎに訪れました。

お盆過ぎの、平日の、暑い盛りの時間帯ですから、いつもよりは観光客はかなり少なめでした。
暑いですから、あまりじっくりとは見て回れません。
さっちゃんも以前のように熊本城自体に関心は乏しいようですし・・・・
僕がのんびりとしていると、さっちゃんは僕をせっついて急がせるのです。


▲右の大天守は外観はほぼ整っていますね。左の小天守が復旧工事の真っ最中。他にも長塀がこれから本格的に復旧されるような様子でしたね。毎回見るたびに少しずつですが工事が進展しているようです。

さっちゃんも熊本城のことは大好きだったんですが、今はどうでしょう?
あまり関心がないように感じました。

その後、上通りの岡田珈琲へ。
ここはさっちゃんも僕も気にいってる喫茶店で、熊本へ来るたびに必ず行く店です。


▲さっちゃんがドリア、僕がカレーライスを食べた後のコーヒー。

さっちゃんは街をブラブラとそぞろ歩く楽しみも、あまり感じなくなっているようです。
のんびりと歩く僕を怒ります。
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熊本での小旅行―――青春18きっぷを使って吉野ヶ里遺跡を見学してきました

2019-05-02 09:45:07 | 熊本にて
青春18きっぷを使った3月の雪山山行ですが、日帰りで3回しか行きませんでした。
本当は雪山幕営でもう1回行くつもりだったのですが、悪天候で中止したんです。
それに行ければ、青春18きっぷ2枚分、さっちゃんと二人で計10回分を使いきることが出来たんです。

という訳で、まだ青春18きっぷが4回分残っています。
それを使って吉野ヶ里遺跡へ行くことにしました。
昔から1回は行ってみようと思っていた場所。
MちゃんやK君も誘ったんですが、それぞれに用事があるようで二人だけで行きました。

熊本から吉野ヶ里まではJRで2時間ほど、片道2130円でした。

この日は僕が夕食を作ることになってもいましたから、あまり遅く帰るわけにもいきません。
でも、吉野ヶ里公園を回ってみて、到底1日では回り切れない広さでした。
夏は暑そうですから、正月に帰熊した際にまた訪れたいと思いましたね。

さっちゃんも楽しめたようです。
まだこれくらいの旅なら、僕もさほど心配しなくてよさそうです。


▲ほぼすべての竪穴式住居の中に入ることが出来ます。意外と広くて、快適そうですね。たくさんありますけど、なかにはこの竪穴式住居の中で食事をしてもいい場所もありました。いったん公園の中に入ると、レストラン等はありませんから、お昼のお弁当を持参して、竪穴式住居の中で食べるのが楽しそうです。


物見櫓をバックにさっちゃんをパチッ!


▲13:30ころ公園を出たのですが、公園内で食事できませんでしたから、お腹がぺこぺこ。公園エントランスの建物にあるレストランで食事。さっちゃんもよく食べました。
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熊本へ戻ると、震災後は必ず熊本城へ行くことにしてます。桜がとっても綺麗でした

2019-04-03 23:08:23 | 熊本にて
昨日、東京を発って、熊本に来ました。
そして、今日は熊本城へ。
熊本城は大好きなお城ですから、熊本へ来るとほぼ必ず来ていましたけれど、
震災後はなおさら来るようにしています。
熊本にとっては復興のシンボルでもありますからね。

それに今日はお花見の楽しさも加わりました。
ピークは2、3日前だったようですが、まだまだ見ごたえのある美しいソメイヨシノでした。
ただ、いちばん桜並木の美しい通りは日曜までしか開放されてなくて、今日は通れなかったのが残念。
でも、通常のエリアにも桜はたくさんありますし、満足できました。

さっちゃんとももちろん一緒です。
桜を楽しんでいました。

市役所の14階へ上ってお城全体を俯瞰もしました。
その後、通り町の岡田珈琲へ。
僕はカレーライス、さっちゃんはオムライス。
さっちゃんは小食ですから、オムライスの3分の1は僕が食べましたけれど。
ちょっと買い物をして帰りました。


▲加藤神社手前の桜並木で。


▲右から大天守、小天守、宇土櫓。大天守は外見上は昔以上に美しくなりました。小天守は修復真っ最中です。
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熊本に一週間ほど行ってきました

2018-10-24 23:05:32 | 熊本にて
どれくらい以前だったか、僕の母親が認知症になって以来、
実家の熊本へはわりと頻繁に帰ることになりました。
さらにその前からも、さっちゃんにとっては僕の実家ですから
あまり居心地は良くなかったかもしれません。

それでも、熊本でだったり、熊本への途中だったり、熊本からの帰路だったり、
僕とさっちゃんとはあちこちを訪れて旅を楽しんでました。

さっちゃんが認知症になって変わったこと、
それは「もう帰りたい」と言うことが多くなったことです。
認知症は環境の変化に弱いようですからね。
今回も二日目には「帰りたい」と言うのです。
ただ、僕と二人だけで行動していると、精神的には落ち着くようです。
ですから、熊本でも可能な限り二人での行動を多くします。
そうすると、「帰りたい」とはあまり言わなくなります。

熊本に着いた翌日は熊本城へ。
その翌日は水前寺公園から江津湖へ。
さらにその翌日は日奈久温泉へ。
土日はどこへも出かけませんでしたが、
その翌日は街へ出かけました。

さっちゃんを一人で放っておくと、落ち込んでしまうみたい。
いつも一緒に何かをしていなければなりません。
東京の自宅ではそんなことはありません。
家の中で一緒でありさえすれば、比較的落ち着いてくれています。

ですから、このブログも書く暇が見つかりませんでした。

昨日の夕方、東京の自宅に戻りましたが、
近所のインド料理店で無事帰宅のお祝いをしました。
さっちゃん「美味しい、美味しい」とよく食べます。

さっちゃんに聞いてみました。
「熊本は楽しかった?」
「もうちょっと長く熊本にいたかった?」

そう聞くと、さっちゃんは
「あったりまえでしょ」と答えたんです。

ちょっと寂しくなるとすぐに「帰りたい」と言ってたのに
熊本生活はまんざらでもなかったんでしょうね。
とはいえ、今日さっちゃんに熊本での話しを振っても
「え? そうだっけ?」と、熊本に行ってたことを忘れています。
ただ、毎日、プリンという名のチワワを
散歩に連れて行ってたことだけは覚えてました。



▲熊本城の戌亥櫓も角石だけで支えられています。


▲熊本の街(主に下通りと上通り)へ出た際にはほぼ必ず岡田珈琲に入ります。


▲水前寺公園にはこんな場所もあります。


▲日奈久温泉でお昼ご飯に入った喫茶店。さっちゃんと同じ席にNHKの番組でおなじみのベニシアさんも座ったみたいです。写真が飾ってありました。


▲日奈久温泉の温泉神社へは長い階段が続きます。
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