さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

相談員さんと話をし、介護医療院のことを知りました

2023-07-28 22:49:25 | 介護医療院

今日は1時半にさっちゃんが入院している病院の相談員さんと面談の場を持ちました。

暑い盛りの時間帯に、僕は自転車で病院へ向かいます。

暑いのは暑いのですが、風を受けながらですから、意外と心地よいものですね。

病院への道の途中には長~い登り坂があります。

その坂をのんびりペースで漕ぎ登っていると、後ろから「あっ、○○さん、こんにちは!」と声を掛けながら抜き去って行く自転車が現われました。

ケアマネのT口さんのようです。

自転車を停めて僕に話しかけないということは、次の訪問先に向かって急いでいるからなんでしょうね。

T口さんの自転車は電動アシストですから、速い! 速い!

そんなT口さんを僕は立漕ぎにチェンジして追いかけました。

何とか追い付くと、T口さんは「速いわね。病院へ行くんですか?」と聞きます。

「ええ、相談員さんと面談があるんです。必死で漕ぎましたよ」と僕。

T口さんのスピードは変わりませんから、やっぱり急いでいるみたいです。

 

そんなことがあって、療養病棟のナースステーションに行きます。

相談員の黒Nさんとデイルームで面談しました。

黒Nさんは僕が何のために来ているかは当然察していますから、いきなりその話題から話してくれます。

 

要約すると、以下のような感じです。

さっちゃんは痰の吸引を1日に数回行なっているので、老健に戻るのは難しいと思う。

なので、介護医療院に移るのがいいでしょう。

この病院の療養病棟は6ヶ月間がひと区切りで、6ヶ月以内に移動もしくは移動先の決定をしなければなりません。

 

介護医療院という施設名を初めて知りました。

容態が急変する可能性があるなど、医療を受ける必要のある介護保険施設入所者のニーズに対応できる施設が以前は無かったのだそうです。

そこで、2017年に法改正が行なわれ介護医療院が創設されたんだとか。

さっちゃんのように胃瘻での経管栄養や痰の吸引を常時行なう必要のある要介護者にはぴったしフィットした施設ですね。

近隣の介護医療院を2ヶ所教えていただきました。

すぐ近くにはまだないんですね。

 

さっちゃんは今現在、帯状疱疹を発症しているようですね。

さっちゃんは1995年5月に帯状疱疹で入院したことがあります。

相当痛かったようですね。

僕もその後、帯状疱疹になったことがありますが、さっちゃんの様子を見ていましたから、すぐに気が付き軽くて済みました。

 

黒Nさんはさっちゃんの移る先として、老健は無理だろうとおっしゃっていたのですが、念のためにI老健に聞いてみようと言ってくださいました。

I老健は夜も看護師さんがいるはずですから、吸引も可能かもしれません。

I老健が受け入れていただけるのなら、さっちゃんのことをよく知るスタッフさんも多いですから、僕としては安心ですね。

I老健入所中に、次の方向性を探ることが出来ます。

再び自宅介護が出来そうなら嬉しいですしね。

 

その自宅介護ですが、それが可能か否かの問題点はさっちゃんの移動方法にもあります。

以前のように車椅子を車に搭載して移動できればいいのですが、それが無理なら大変です。

病院から出るケースではストレッチャーのまま乗せて運べる車があるそうなのですが、I老健にはそのような車は無かったように思います。

リクライニングの車椅子を長く伸ばした状態のまま載せられる車もI老健には無かったと思います。

さっちゃんは普通の座った姿勢のままでいると、血液が脚の下部に滞ったままになってしまいます。

上半身、恐らくは脳が低血圧状態になってしまうと予想できます。

車椅子での移動が出来なければ、自宅介護になった場合、デイケアやショートステイが利用できなくなるかもしれません。

 

I老健が受け入れ可能かどうか、黒Nさんが聞いてくれるそうです。

そして、僕に連絡してくださるそうです。

その結果をみて、考えようと思います。

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久し振りにケアマネのT口さんから連絡が入って来て・・・・

2023-07-25 22:45:16 | 生活の一場面

今日の昼、1時20分ケアマネージャーのT口さんから電話がかかって来ました。

久し振りです、懐かしい感じすらしますね。

僕は最近のさっちゃんの様子を報告しました。

ひと通りの報告が終わると、T口さんが「介護保険の更新申請は済ませましたか?」と聞きます。

僕にはそんなことをした記憶はありませんから、「え~? なんですか? それって?」といった反応しか出来ません。

どうやら更新申請書が市役所から6月中に届いているはずのようなんですね。

7月中に申請しなければならないようで、「じゃあ、4時にお宅へ伺いますね」となりました。

 

その電話終了後、僕は大忙し!

何故なら、ここ何ヶ月間か我が家には誰も訪れることがありませんでしたから、部屋は荒れ放題なんです。

テーブルの上は封筒や書類や本や地図が山積みになっていますし、床は埃だらけになっています。

まずはテーブルの上の整理から。

開封せずにただ積んである封筒の中身をチェックし、片付けたり、捨てたり、再チェックすべきものは、それだけをまとめておいたり・・・・

すごく時間がかかります。

1時間ほどかけて最低限の整理を終え、テーブルを拭いて綺麗にしました。

 

続いて、床掃除です。

玄関、リビング、台所を掃除しました。

埃だらけですね。

吹き溜まりのような場所には、僕の髪の毛が大量に集まっていました。

部屋全体からすると、半分以下の広さでしかありませんが、たったそれだけの掃除に小1時間かかりました。

 

4時になり、T口さんが来られます。

しばらくは介護保険を使う予定はありませんから、一旦申請を解除して、別の時期に申請しなおしてもいいそうです。

でも、これまで通り継続で申請することにしました。

市役所からの書類はテーブルの上の積まれた書類の中に未開封のままで見つかりました。

他にも、現在のさっちゃんの主治医の先生の名前が書いてある書類も見つかっていました。

T口さんが明日の一番で書類を提出しておいてくださるそうです。

本当に有り難いことです。

 

T口さんとはさっちゃんの今後のことなどについてもあれこれと話をしました。

さっちゃんが車椅子に長い時間座れないような場合、どうやって移動するのか?

自宅介護になった場合、I老健でのデイケアやショートステイは利用できるのかどうか?

コロナ禍が今よりも収まり、面会頻度が緩和されて来たら、特養などのことも考えの対象になりうることなど。

どう考えるにしても、さっちゃんの現状を詳細に知る必要があります。

そのために、今の病院の相談員さんと話をして、いろいろと知ることが大切だと言うことになりました。

出来れば、今月中に面談が出来ればと考えています。

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さっちゃんの弟、T男さんが面会に来てくれました

2023-07-20 15:37:04 | 面会

昨日、20日ぶりにさっちゃんの面会へ行って来ました。

今回はさっちゃんののT男さんが一緒です。

念のために1階待合室に30分前集合とはしているのですが、僕は15分前に到着。

病院の玄関を入ると、すぐそこにT男さんがいました。

電車等の連絡がうまくいって、予定の1時間前には着いていたんだそうです。

 

いつもの窓口に行って、「さっちゃんの夫ですが、3時から面会予約しています」と言うと、

「じゃあ、病棟へ行ってください」と言われました。

「手続きの用紙に記入しなくてもいいのですか?」と聞くと「4月から変更になったので」と言われました。

「先月もここでその用紙に記入したのになぁ」と内心思いましたけれど、どうでもいいことなので、そのままエレベーターの人に。

病棟のナースステーションで別の用紙に記入しました。

 

T男さんは5人兄弟姉妹の中では唯一の男性です。

さっちゃんにとっても強く印象付けられている弟さんだと思います。

さっちゃんの反応が楽しみでもありました。

 

▲15:04。さっちゃんはT男さんをしっかりと見つめています。見つめる目に力がこもっているような感じがします。きっと、弟のT男さんだと分かっている、僕にはそう感じられました。

 

でも、T男さんはシャイな方ですから、あまりさっちゃんに語り続けるようなことがありません。

妹さん達の方が喋りかけ続けるのは得意ですよね。

そのせいかどうかは分かりませんが、昨日のさっちゃんは全然言葉を発しませんでした。

今後を見てみないと分かりませんが、言葉を発する機能が衰えつつあるとしたら悲しいですね。

 

▲15:05。比較的多く、昨日は目を開けてくれました。目には意志の力がこもっているように見えるのは、僕の贔屓目でしょうか?

 

昨日はリハビリ担当の方からの月に1回の説明がありました。

前回、僕の方から端座位についてお願いをしました。

「可能なら車椅子への移乗が出来ればと思うので、端座位のトレーニングもしてもらえませんか」とお願いしたのです。

それで、端座位をしてみたんだそうです。

でも、数分もすると、足が黒ずんでくるのだそうですね。

血液が足の下方に溜まってしまうみたいなのです。

脹脛や太股の筋肉がほとんど無くなってしまいましたから、血液を体の上方へ運ぶことが困難になってしまっているようなんですね。

脚の筋肉が第2の心臓だと言われていることは知っていましたけれど、これほどまでに大きな影響があるのですね。

 

体を起こすと低血圧の心配も生ずるのは理解できます。

ですから、胃瘻での経管栄養補給の際はどの程度体を起こしているのかも聞いてみました。

リハビリ担当の方ですから、詳細には知らないのかもしれませんが、「10~20度程度起こしているんだと思います」とのこと。

日常的に上体をさほど起こすことがないと、端座位も辛いのかもしれませんね。

 

今回の書類の中では、さっちゃんの最近の体重は21.9kgとなっていました。

1ヶ月前よりも0.3kg減りました。

脂肪や筋肉がなくなり、身体を形成しているあらゆる構成体も縮小していっているんでしょうね。

逆説的ですが、こんなさっちゃんを見るたびに、僕はさっちゃんの生命力の強さを感じます。

 

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 

2月のバレンタインデーに自宅へ戻って来たさっちゃんとは、2週間だけ自宅で一緒に過ごしました。

ショートステイ中に誤嚥による肺炎を発症し、入院。

それから、5ヶ月近くが経過しました。

2月の時と同じようには自宅介護できるようになるのだろうか? と不安感があります。

そのあたりの相談をそろそろ進めておかなければと考えたりしています。

 

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