さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは2晩続けて夕食の完食! 久し振りにカレーライスを作りました

2021-06-30 23:57:22 | 食事・食器
今日は出かける用事もなく、午後3時くらいから夕食作りを始めました。
買い物にも行きませんから、家にあるもので何か作らなくてはなりません。
そして、作ろうとしたのはカレーライス。
さっちゃんはカレーライスをあまり食べなくなりましたけれど、ルーだけをおかずとして食べてもらおうと思います。

作ろうとしたカレーライスは野菜たっぷり牛筋カレー。
ただ、さっちゃんは牛筋を食べるのは大変です。
すごく軟らかくなるためには今日1日だけでは無理でしょう。
それで僕は牛筋を細かく切りました。
粗挽きひき肉よりは大きいですが、上手くつなげばハンバーグだって出来そうなくらいに細かく切りました。

タマネギ2個を弱火で炒め続け、唐辛子1本、クミンシード、桂皮も入れておきます。
その後、にんにく、しょうが、ターメリック、クローブ、コリアンダー、カルダモンを入れて炒めます。
さらに、よく掻き混ぜて液状にしたヨーグルトを加えて、水気が飛ぶまでさらに炒めます。
そこに牛筋470gを加え、続けて炒めます。
ここで塩と胡椒も入れておきます。
肉に火が通ったらトマト缶を1缶全部入れ、空の缶に2杯分の450ccくらいかな?)も加えます。

そこに、冷蔵庫に残っていた野菜を入れました。
人参はおろし器でおろしてから入れます。
他にもエノキ、ナス、ズッキーニ、冷蔵庫の中で干乾びかけていたオクラ、メイクイーンを入れます。

その他、本だし、ブイヨン、ローリエ3枚、醤油、何でも入れます。
もちろんカレーライスですから、エスビーカレーの粉が少し残っていたので全部入れます。
カレーライスのルーの素も2皿分残っていましたから、全部入れます。
あ、そうそう、ガラムマサラも入れましたし、ちょっと残っていたチャツネも全部入れました。


▲19:32。直径26cmの深めのフライパンで作りました。10皿分くらいありそうですね。


▲19:54。今晩のさっちゃんの晩ご飯。左下の玉子かけご飯から時計回りで。黒大豆煮物10粒とKiriクリームチーズ、野菜たっぷり牛筋カレー、たまごサラダ、焼売2個。焼売は1個を4等分しました。

本当は味噌汁も作ろうと思っていましたが、時間がなくて省略。
さっちゃんはなかなかお箸を使おうとしません。
今晩も僕が口に運んであげることになりました。
昨日よりは時間がかかりませんでしたけれど、40分間かかりました。
完食です!
素晴らしい!



▲20:54。毎晩こんな風なら嬉しいですよね。撮影場所は台所です。


▲21:08。僕の夕食。カレーライスとして食べました。久し振りのカレーライスです。さっちゃんが好まなくなりましたからね。辛いのも苦手になりましたし。たまごサラダはさっちゃんの分の残りです。700円台のスペイン産ワインとともに。2杯も食べてしまいました。
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一日が終わってみれば、今日はさっちゃんにとって記録的な日だったようです

2021-06-29 23:56:12 | 食事・食器
今日はデイサービスの日ですから、さっちゃんは早起きしなければなりません。
朝食も8時10分くらいからは食べ始めます。
今朝のさっちゃんは朝食をしっかり食べてくれました。
朝食はバナナとオートミールを牛乳で煮たものです。
そして、ヨーグルト。

デイサービスから戻って来た際には、スタッフさんが報告してくれました。
「昼食は完食です」と。
スタッフさんの言葉の雰囲気からも、昼食の完食が最近稀なことだったと分かります。

そして、夕食。
朝も昼もしっかりと食べたのなら、夕食はあまり食べないのだろうな、と僕は予想しました。
さっちゃんにはよくあることなんですが、朝も昼も完食ですから、お腹に入る余地はあまりないはずだからです。
ですから、さっちゃんがどれほど食べないか、それを記録しておこうと思ったのです。
これまでも夕食をどれくらい食べるのか、写真に撮ってみようと考えたことはありました。
でも、実際に撮ったのは今日が初めてです。


▲19:40。今晩のさっちゃんの夕食です。新しく作ったものはありません。随分と手抜きな夕食です。お味噌汁は昨日作ったのを温め直しました。左下の玉子かけご飯から時計回りで。コロッケ、お味噌汁、さつま揚げ、Kiriクリームチーズと黒大豆煮物。コロッケは玉子サイズですが、これをさらに10分の1くらいの小さなサイズにして、食べてもらいます。

自分で箸を持って食べることも出来るのですが、上手に掴むことが出来ません。
すぐに箸を置いてしまいます。
手掴みで食べても構わないのですが、さっちゃん自身ではなかなか食事がはかどらないのです。
結局、僕がさっちゃんの口へ運んであげることになってしまいます。

いつもなら半分くらい食べると、「ない」と言って食べることを止めたりします。
もう食べない、いらない、そんな意味なんだと思います。
そして、座っている椅子から立ち上がろうとします。
でも今日は、「ない」とも言わず、椅子からも立ち上がりません。
黙々と、僕が口元へ運ぶ食事を食べ続けるんです。

さっちゃんは少しずつしか口の中に入れません。
下の入れ歯は入ってないままですし、今日のおかずで言うと、さつま揚げなどはなかなか噛み切ることが出来ません。
飲み込むまでに長い時間がかかります。
ですから、今晩の夕食にも1時間半もかかっています。

奇跡のようにひとつ残らず食べてくれました。
それでもまだ食べられそうでしたから、バナナ1本持って来ました。
スプーンで小さく削り取りながら、口元へ運びます。
結局1本全部食べてくれました。


▲21:25。夕食後、トイレに入ったり、口腔ケアをしたり(協力してくれませんが)、寝かせつけたりしましたから、撮影時刻は遅くなっています。これほど綺麗に食べてしまうことは年に数えるほどしかありません。

今日は本当に記念すべき日だったと思います。
朝食、昼食、夕食とすべてを完食したんですから!
そんな日の夕食を撮影していたのも、偶然の奇跡のようなものですね。
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デイサービスのない日はさっちゃんは15時間くらい寝ています。ケアマネさんも訪問してくださり、さっちゃんは2度も散歩しました

2021-06-28 23:15:52 | 散歩
さっちゃんは昼間どれだけ寝ても昼夜逆転にはなったことがありません。
そんなこともあって、僕はさっちゃんが昼間寝ることに寛容になってしまいます。
デイサービスのない日はさっちゃんが無理なく自然に目覚める時まで寝かせてあげます。
そうすると、さっちゃんの起床時間は正午前後になってしまいます。
以前はもう少し早かったのですが、最近は正午すぎてしまうこともありますね。
こんなに遅い起床ではいくらなんでも良くないのではと僕も思うのですが、顕著な悪影響は見つかりません。
強いて言えば、朝食(昼食?)が遅いと、夕食までの時間が短いので、空腹になってくれない心配がありますね。

今日もそうでした。
午前中に一度起きてトイレには行きましたけれど、再び寝て、最終的に起きて来たのは1時ころでした。
それも僕が声掛けして、毛布とタオルケットを静かに剥がして、「おはよう、起きるよ」と呼び掛けてやっと起きたんです。
朝食(昼食?)を食べ、薬も全部飲んでくれました。
機嫌はまずまずのようです。

今日は月に1回のケアマネさん訪問の日。
2時に玄関のチャイムが鳴りました。
ケアマネさんが来ると、さっちゃんはケアマネさんに喋りかけ続けます。
僕に対してでは話せない話もあるんでしょうね。
一時期、ケアマネさんに僕への不満や苦情めいたことばかりを愚痴っていた(ように聞こえる)時期もありましたが、今日は普通の会話だったようですね。
ケアマネさんをさっちゃんが独占するので、僕はケアマネさんとほとんど話をすることが出来ません。
ケアマネさんもさっちゃんとの会話と見せかけて、時々僕への話を混ぜて来るんです。
まあでも、今日はそれほど話すこともありませんでした。

話を早めに切り上げて、ケアマネさんはさっちゃんを散歩に誘ってくれます。
さっちゃんには靴下を穿いてもらって、僕も部屋着から外出着に着替えました。
さっちゃんは右手は僕と繋ぎ、左手はケアマネさんと繋ぎます。
表情には出ませんが、さっちゃんはきっと喜んでいるはず。
多摩川土手のコースへ向かいました。
途中、いつもの虎毛模様の野良ネコが枯草のベッドに横たわっていました。
さっちゃんはそのネコに何やら語りかけていました。

ケアマネさんもまだ仕事中ですから、いつもの散歩コースを全部歩くわけにはいきません。
途中から別の道を引き返しました。
さっちゃんもいつもとは違う人との散歩を楽しく感じただろうと思います。


▲14:45。今日は曇りで、気温もさほど高くありませんでしたから、この時間の散歩も心地よく出来ました。多摩川土手を歩いて来て、我が家に辿り着く直前です。さっちゃんとケアマネさん。

夕方のいつもの時間、2度目の散歩に出かけました。
これまでは必ず上着のシャツを着せていたのですが、今日はTシャツだけ。
風が吹くと、最初に1回だけ「寒い」みたいな言葉を発していましたが、さほど寒そうでもないので大丈夫でした。


▲18:30。正式和名は知りませんが、俗称で多摩川キスゲと呼ばれている花だと思います。先週くらいから多く咲き始めました。夕方の光のせいなのか、カメラの性能のせいなのか、花の色が実際よりも赤味が強く出てますね。本当はもっと橙色です。

家に帰ると、すぐに夕食の準備です。
今日は新しく作るものはありませんから、レンチンしたり温め直したりするだけ。
ブロッコリーほんの少し、黒豆3粒、焼売3個、ゴーヤチャンプルーほんの少し、お味噌汁、玉子かけご飯。
僕だったら、ご飯は別にして、おかずは上記の分量の3~4倍は食べると思います。
この用意した夕食を半分ちょっとは食べてくれました。
ほとんど食べてくれない日もありますから、まずまず食べてくれた方でしょう。
食事が終わると、さっちゃんはすぐに寝ました。
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F沢さんが課題のルートを見事にリード! 一人前クライマーのスタート台に片足を載せました。これから快進撃の予感・・・・

2021-06-27 23:58:08 | 僕の自由時間
梅雨入り中の関東地方ですから、木曜日の岩トレも前週に引き続いて天気予報との睨めっこでした。
水曜日の夜までは日和田の岩場がある日高市は雨。
でも、木曜日の日の出前から雨はやみ、岩も少しずつ乾いてくれました。

今回も前の週に引き続き、F沢さんのリードトレーニング。
そして、目標は明確です。
男岩南面右側の3段フェースルートのリード。
4級+(カンテを使わない限定を加えてますから5級-かも)のルートの初リードを目指しているんです。
僕は誰に対しても言っているのですが、「4級+をリード出来るのが、クライマーとして一人前の基準」だと思っています。
しかも、オンサイト(初見でリード)能力を持たなければなりません。
本番の岩壁や岩稜に行って、どんな4級+のルートでも、初めて訪れる岩場をリード出来なくてはならないからです。
僕のこの基準は日本の1970~1980年代の古い基準だとは思います。
今はその基準ももっと上がっていますから、4級+のオンサイト能力は本当に最低限の基準なんでしょう。

そんな意識を静かに抱きながら、今回の日和田がスタートしました



▲11:00。1本目男岩南面の中央ルート。4級-くらいでしょうか? 出だしも真ん中からで、F沢さんのまだ登ったことのないところです。


▲11:03。最上部は中央の大きく開いたクラックですが、ここは何度も登っているF沢さんですから簡単に突破します。

続いて、僕がフォロウ。
ゴール地点でのF沢さんのザイルのセットはまずまずの合格点でした。
ちょっと可笑しな点もありましたけれど、安全には関係がなかったので、まあいいでしょう。
この日も、お互いザイルを結んだまま(アンザイレン)、まずは安全地帯まで移動し、ザイルを束ねて下まで歩いて降ります。
毎回懸垂下降をすると時間がかかりますから、数多くリードするためなんです。


▲11:34。2本目男岩南面左側のルート。西面との境のカンテのすぐ右の垂直なフェースから登り始めます。このフェース部分が難しく、4級くらいあると思われます。写真はそのフェースの終了点に左手がかかったところ。僕もフォロウして、このフェースはけっこう難しく感じました。と言うのも、まだかなり濡れていたからです。しかも僕は、2本目までは運動靴で登っていましたから。


▲11:36。最上部を越えていくF沢さん。最後は僅かにハングしていますが、簡単に越えて行きました。


さ~て、3本目!
ここからがこの日の本題!
男岩南面右側の3段フェースルート!


▲12:06。この写真の緩やかな出だしのフェースも4級-はあると思います。油断すると足を滑らせます。


▲12:14。F沢さんは見事に、そして軽やかに1段目も2段目も3段目もフェースを越えて行きました。大成功です! 初リードです!

続いて、僕がフォロウ。
岩の状態は前の週よりもいいと感じました。
ほんの少しの差ですけれど、濡れが少なかったと思います。

僕としてはここで昼食休憩を取りたかったのですが、燃えているF沢さんには通じません。
3段フェースを初めてリード出来た喜びに浸り、満足することなく、この今のリード出来た感覚を確実なものにしたいと言います。
続けてもう1回、リードさせて欲しい、とのこと。
僕はそんな熱意には抵抗できません。


▲12:39。4本目は再度の3段フェース。左手は頭の高さのまずまずしっかりとしたホールドを掴みます。右手はこの写真のようにアンダーで(手の平を上にして)岩を掴みます。F沢さんはもう1段下(30cmほど)の岩を同じくアンダーで掴んでいたのですが、それでは体を上に伸ばしにくかったようですね。


▲12:39。ひとつ前の写真から、まずは右足をこの写真の位置に移します。ほんの小さな引っ込みがあって、そこに右足を置くのですが、しっかりとかかるわけではなく、すぐに外れてしまうようなスタンス(足場)なんです。出来る限り、両足で体を支えるようにはするのですが、特に右足は頼りになりませんから、必然的に左手に負担がかかります。この写真のように右手を上に伸ばして、しっかりしたホールドを掴むまでの、僅か1、2秒間、落ちないように左手でホールドをしっかりと掴んでおかなければなりません。この写真のように右手でしっかりしたホールドを掴めれば、この1段目は乗っ越すことは容易です。F沢さんはこの一連の動作を問題なくスムーズにこなすことが出来るようになりました。


▲12:53。僕もフォロウして上でF沢さんに合流します。彼女はこの3段フェースを克服した充実感、満足感に満たされていました。本当に大したもんだと、僕も思います。ザイルセットもちゃんと出来ていましたが、セルフビレイを太いリングに取っていたのは減点ですね。と言うのも、日和田ではこの太いリングは懸垂下降用に設置されたものだからです。


▲12:59。これで、昼食タイムとなりますから、懸垂下降で降りることにしました。セットをすべて任せましたが、問題なく出来ていました。懸垂下降での失敗は大怪我や死に直結しますから、今後いつまでも怖さを忘れずに行なって欲しいと思います。

4級+(3段フェースは5級-かも)のリードがこの日初めて出来たF沢さん。
クライマーとして一人前のスタート台に片足を載せたと思います。
男岩西面のクラックルート4級+もリード出来たら、スタート台に両足載せたことになるのかな?

お昼を食べながら、僕はF沢さんに聞きました。
「家にいる時もイメージトレーニングしてたんじゃないの?」
すると、即答でした。
「ホールドもスタンスも全部頭の中に入ってますから。毎日登ってましたよ」

僕も若いころはそうでした。
頭の中だけではなくて、体も一緒に動いたりしてました。
距離感や力の入れ具合も含めて、イメージトレーニングしていましたね。

F沢さんはこの日を境に、絶対に躍進すると僕は確信しています。
まずは一人前のスタート台に立ち、多くのルートをリードして一人前となって欲しいですね。
そして、僕を抜くのは簡単でしょうから、そのさらに高みまで駆け上がって欲しいと思っています。


▲13:29。5本目は本当は男岩西面左側のクラックルート4級+にチャレンジしてもらいたかったのですが、他のパーティーがトップロープを掛けていました。で、女岩西面左側のチムニールート4級へ。このルートはF沢さんが初めて岩トレした日に登ったルートでもあります。もちろんトップロープで。そのルートを今回はリードで登ります。


▲13:30。チムニーとは煙突のことですが、岩登りでは体がすっぽりと入るような大きめの割れ目のことを言ったりします。体の向きや奥に入るか入らずに外気味に登るかなど、いろいろ考えさせられる課題が多いんです。F沢さんもブツブツ言いながら、それでもしっかりと正解を見つけて登って行きました。


▲13:41。女岩の頂上です。青空ものぞいて、陽も差していますね。

ここでザイルも外して、束ねて歩いて降りました。
この日のトレーニングは終了です。
前回、2時半くらいの下山になったので、今回は2時には下山スタートしなければと思っていました。
駐車場まで下りて、車に乗ってすぐ、雨粒が落ち始めました。
そして、激しく、猛烈な雨。
僕たちは用事がありますから早めの下山で助かりましたけれど、他のクライマーの方々はどうされたんでしょうね?
岩場がびしょ濡れになってしまったと思います。
天気に関してはこんな様子で僕たちは幸運でした。
雨に遭わず、ラッキーだったと思います。
帰宅して、この日はシャワーで体だけではなく、頭も洗う時間がありました。
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散歩は行かず、晩ご飯は作らず食べず、叩き叩かれ蹴り蹴られ、暗闇でじっと佇む

2021-06-26 23:45:55 | 生活の一場面
昨日の金曜日のこと。
さっちゃんがデイサービスから戻って来る前、3時半くらいから僕は布団で横になっていました。
長風呂から上がってすぐなので、疲れた体に眠気が襲って来たのかもしれません。
ほんのちょっとだけ眠ってしまった気がします。
でも、頭の横に置いたスマホがいつ鳴るか分かりませんから、ぐっすりと寝込むことは出来ません。
4時33分、電話が鳴り、さっちゃんを迎えに降りました。
戻って来ると、さっちゃんの手を除菌タイプのウェットティッシュで拭きます。

そして、僕は再び布団へ。
さっちゃんも僕の横に来て、横になりました。
しばし睦み合ったりもしますが、さっちゃんは機嫌が悪いのか、僕を押して遠ざけようとします。
僕は体を横たえ続けますが、さっちゃんは起きたり寝たりの繰り返し。
そのたびに僕を跨いで行きますから、僕は踏まれたりしないかと心配なんです。
それ以上に、僕に躓いて転ばないかと心配です。
一度なんかは、転んで尻餅をついたんですが、さっちゃんのお尻が僕の顔にぶつかって来て恐怖でした。
もちろん、転んで、さっちゃんが頭とかをどこかにぶつけないかの方が心配ですがね。
起きた時のさっちゃんは寝室を出てもすぐに戻って来て、行動把握はし易かったので、割と楽でした。

このころはまだ、散歩に行く気があったんです。
でも、僕は眠りに落ちてしまいました。
目覚めると、窓の外はまだ明るかったですけれど、もう7時でした。
この時刻からでは散歩は無理ですね。

起きていたさっちゃんをトイレに連れて行き、濡れたパッドを交換していると、排尿もありました。
でも、さっちゃんの不機嫌は帰宅後からずうっと続いていて、トレペで拭こうとする僕の邪魔をします。
トイレで便座に座っている時に、ズボンは脱がせてしまいましたから、トイレの後はさっちゃんを寝巻きに着替えさせようと思います。

寝室のソファに無理やり座らせ(いつもは素直に座ってくれますが)、靴下を脱がせ、寝巻きのズボンを両足に通します。
さっちゃんは抵抗しています。
僕を蹴るんです。

Tシャツを脱がそうとすると、もっと抵抗します。
もうすぐ脱げそうになって、さっちゃんは手でTシャツを必死で掴みます。
それで、どこかの縫い糸がほつれるような音がピチピチとしました。
それでも、なんとかTシャツを脱がすことは出来ましたが、寝巻きのシャツの上着に腕を通してくれません。
こればかりはさっちゃんの協力なくして、着てもらうことは不可能です。
あまりの抵抗に、僕も叩かれたりしますから、もう諦めました。
「勝手にしな」と、僕は寝室を後にしました。

しばらくすると、リハパンだけの裸ん坊のさっちゃんが寝室とダイニングの間の戸を開けました。
寝巻きのズボンも脱いでしまっていました。
そのままの格好で歩き回って、テーブルの椅子に座ります。
僕は寝巻きを持って来て、上着を着せてあげます。
今回はさほど抵抗もせずに着てくれました。
ズボンの時は少し抵抗しましたし、椅子から立ち上がってくれませんでした。
立ち上がってくれないと、ズボンを腰まで上げることが出来ないからです。
僕は力ずくで立ち上がらせ、ズボンを上げました。
力ずくで何かをすると、さっちゃんの心に怒りを生むだけだということは理解は出来ます。
でも、これくらいは仕方ないですよね。

寝巻きを着たさっちゃんを布団まで連れて行き、寝かせました。
もうすでに、夕食のことなんて僕の頭の中からは吹っ飛んでいました。
どの時点で夕食作りを放棄したのかは忘れましたが、作る気は完全に失くしています。
7時半の少し前でした。

9時ころまでは平穏な時間が続いていました。
さっちゃんが寝ていてくれましたから。
PCチェックをしたり、日本陸上選手権の男子100m決勝を観たりしていました。
あんな状態のさっちゃんが夕食を食べてくれるとは思えませんから、そのまま寝てもらいました。
僕だけ何か作って食べてもいいのですが、自分だけ食べるのも気が引けて、僕も何も食べませんでした。

そして、9時。
さっちゃんが起き出して来て、ダイニングとの間の戸を開けようとしています。
さっちゃんはその戸をなかなか開けられないので、いつも僕が先に開けてあげます。
顔の表情を見ると、さっちゃんの不機嫌は続いているようでした。
さっちゃんを布団の中に導こうとするのですが、さっちゃんは布団には戻りたがりません。
ダイニングに出て来て、僕に向かって喋り続けるんです。
意味ある言葉は切れ端も出て来ませんが、不機嫌で何やら僕に対して怒りを向けていることは感じられます。

僕は椅子に座って、さっちゃんの僕への怒りを受け止め続けるのも嫌ですから、台所の溜まった食器洗いをすることにしました。
すると、さっちゃんも台所まで来て僕への喋りを続けるんです。
喋るだけなら、僕も作業していますから気が紛れて大丈夫なんですが、さっちゃんがいろいろとちょっかいを出すんです。
そのちょっかいが僕は気になって仕方なく、ついつい怒ってしまうんです。
どんなことをするかと言うと、まだ洗ってない食器を触ったり、洗ってカゴに置いた食器に触ったりします。
この程度だと、注意したり(理解はしてもらえませんが)、軽く僕の体で阻止したりでなんとかなります。
ただ、繰り返されるので、だんだんと僕はイライラして来ますけどね。
三角コ-ナー(我が家は丸いですけど)の生ごみを触ったりします。
これをやられると、さっちゃんの手を洗ってやって、拭かなければなりません。
僕の手が食器洗剤で泡だらけの時も多いですから、本当に面倒です。

昨晩のさっちゃんはしつこく台所の僕のそばに来ましたから、僕の体で押して(手が泡だらけなので)遠ざけていました。
さっちゃんは寝室から僕の寝巻きを持って来たり、僕の枕を持って来たりするんです。
(何故だか僕のものが多いんです)
そのたびに僕は何らかの対処をしなければなりません。
何にも対応しなければ、持ってきた物を台所のシンクの中に置いて行ったりしますから。
ダイニングにあるものを持って来たりもします。
持って来ずとも、場所を移動させたり、床に落としたりもします。

そんなこんなに対処しながら、食器洗いもなんとか終了し、あらためてさっちゃんと僕は対峙しました。
僕は当然、さっちゃんを寝かせつけようとします。
でも、さっちゃんは目が冴えているようで、寝かせつけようとする僕に抵抗します。
イライラが募っていた僕はそんなさっちゃんを力ずくで布団に横たえようとします。
もちろん、寝る気のないさっちゃんを横たえたところで、すぐに起き上がって来るのは当然。
そんな肉弾戦のようなやり取りの中、僕の回し蹴りがさっちゃんのお尻に入りました。
僕もさっちゃんを回し蹴りで蹴ったのは初めてのこと。
すぐに「ご免ね、ご免ね」とさっちゃんの体を抱きしめて謝りますが、さっちゃんの不機嫌と怒りもMAXです。
抱きしめている僕を突き放します。

自己嫌悪で落ち込んだ僕は、この場から逃げることにしました。
寝室の小さな灯りだけ残して、ダイニングも消して真っ暗にしました。
そして僕はベランダへ。
さっちゃんは部屋の灯りの点け方がよく分かりませんから、仄かに明るい寝室に行くでしょう。
時間が経てば、さっちゃんの気分も変わるかもしれません。
僕のイライラやさっちゃんに申し訳なくて顔向けできない気持ちも前向きに変わるかもしれません。

ただ、何もすることの出来ないベランダで長く居続けることは困難です。
しばらくして、僕は場所替えすることに。
お風呂場に移動することにしました。
ダイニングとお風呂場の間には戸やドアが3つありますから、全部閉めると、お風呂場の灯りはほとんど届きません。
僕はお風呂場で『モーニング』を読んで過ごすことにしました。
これなら長時間滞在できます。

だいぶん時間が経ったとき、ガタ~ンと、大きな音がお風呂場まで響きました。
何か大きなものが倒れたような音に聞こえましたから、僕はすぐに見に行きました。
さっちゃんは無事なようです。
薬ケースを握りしめていました。
他にも何かのコードを持っていました。
そのコードはPCの電源コード。
僕はPCを目で追うと、床に落ちています。
あの大きな音の原因が分かりました。
多分、さっちゃんが電源コードを掴んで寝室へ歩いたので、引っ張られたPCが床に落ちた時の音なんでしょうね。

幾つか移動しているものを所定の位置に戻すと、僕は再びお風呂場に戻りました。
もちろん部屋を真っ暗にして。
さっちゃんの気分はまだ変わっていませんでした。
そんなさっちゃんのそばに居ると、僕も心が沈んでしまいますから逃げるんです。
さっちゃんも暗闇にひとり残されて、それはやっぱり嫌みたいです。
こんなことでさっちゃんの気分が変わるのかなあとは思いますが、こんなことをしてるのはむしろ僕のためなんですよね。
さっちゃんの前に出られる自分を取り戻すため、そうでない自分なので今はさっちゃんから逃げるため。

お風呂場で『モーニング』を読みながら再び時間が流れました。
僕はお風呂場を出てさっちゃんと面と向かい合う決意をしました。
何も自分自身に変化があったわけではありません。
ただ、このままでは埒が明かないと思っただけです。

お風呂場から出て、さっちゃんと顔を合わせると、さっちゃんの表情が少し和らいでいました。
布団に導くと、素直に横になってくれました。
10時でした。
それ以降、さっちゃんは深く眠り続けています。
結局、僕はさっちゃんに救われた感じですね。


そして、翌日の今日。
さっちゃんは昨日とはうって変わって気分がとても穏やかです。
僕もさっちゃんを愛おしく感じながら過ごすことが出来て、幸せなんです。
散歩へも行き、夕食もしっかりと食べてくれました。


▲18:34。今日の散歩です。さっちゃんの後ろには多摩川河川敷の森が広がっています。
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尿漏れパッドの重さが尿の吸収量最大目安を越えてしまいましたが、大丈夫でした

2021-06-23 23:56:54 | トイレ・排泄
さっちゃんは現在、リハパン+尿漏れパッド(以下、パッド)の組み合わせで使用しています。
パッドは尿漏れ3回分のを使っています。
1回分の排尿量は150ccで計算されているようですから、3回分となると450cc。
尿の比重は1.02とか、その付近ですから比重のままで計算してもほとんど差異はないでしょう。
パッド自身の自重は45gなので、単純に考えれば495gまでは大丈夫と言うことです。
まあ、比重のことも考えれば、切りのいいところで500gでしょうかね。

これまでも交換した際にパッドの重さを計ったりしていました。
途中からは重たい時だけ計っていました。
と言うのも、頻繁に500gを越えるようなら、今の3回分吸収のパッドを4回分とか5回分に変えなければならないからです。
3月くらいからだったでしょうか、パッドが重いことが時々あるようになりました。

3月16日:350g
3月26日:320g
4月5日:420g
4月10日:420g
4月14日:460g
4月21日:407g
5月19日:550g
5月21日:450g
6月23日:510g


今日の朝遅く、さっちゃんが起き出してトイレに入った際、ずっしりと重いパッドが久し振りに許容量を超えていました。
でも、リハパンに漏れ出してはいません。
それに、パッド全体に万遍なく吸収されているのかなと、普通は考えますよね。
でも、そうではなくて、明らかな偏りがあります。
パッドに万遍なく均一に吸収させたら、最大どのくらいの量を吸収できるのでしょうね?

上記記録のどの日だったかは書き留めていなかったので分かりませんが、1日だけリハパンにも少量漏れ出していたことがありました。
でもそれは、許容量の限界に近かったというよりは、横向きに寝ていたため発生した現象のように思います。
パッドも縦方向に二つ折りになるような傾向がありますから、幅が狭くなる可能性もあるのでしょう。

どちらにせよ、今日は500gの最大許容量は超えていましたが、問題は発生しませんでした。
まだしばらくは3回分のパッドで大丈夫そうです。
寝る前や起きた時、昼間も時々トイレに入ってもらうようにすれば、いいと思います。
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雨で中止も危ぶまれた日和田での岩トレは、天気も好転し、充実したものになりました

2021-06-19 23:59:43 | 僕の自由時間
一昨日木曜日の岩トレは前の週に引き続き、日和田で行なうこととなりました。
今週から関東地方も梅雨入りし、雨も多くなり、天覧山の岩の方が日陰で乾き難いからです。
それに、天覧山ではグレードの高い難しいルートを登攀していますから、岩が湿っているだけでも影響は大きいんです。
それでも、水曜日の午前中までは、木曜日の予報は1日中雨ということになっていました。
でも、水曜日の午後からは木曜日の予報が好転。
最終的には、水曜日の夜になって日和田での岩トレを実行することに決めました。

木曜日の朝9時にF沢さんが僕を車でピックアップしてくれます。
巾着田の駐車場に停め、日和田の岩場を目指します。
岩場に到着したのは10時半過ぎだったでしょうか。

この日もトレーニングの内容はF沢さんのリードです。
先週は僕も見本でリードしましたから、2ルート(延べ4ルート)しか登れませんでした。
この日の目標は4ルート(延べ6ルート)です。
リード練習の当面の目標は4級+のオンサイト能力獲得。
そのために、たくさんのルートをリードし、難しいルートもトップロープで練習することが重要。



▲10:57。これが男岩南面。今日は他に2人だけいました。西面で懸垂下降の練習をすると言ってましたね。南面は誰もおらず、独占状態! でも、まだ岩は少し湿っています。日当たりの悪い箇所や引っ込んだ場所は濡れていますね。


▲11:01。まずは先週F沢さんもリードした凹角から上部クラックに抜けるルート。F沢さんに「リードする?」と聞いたら「する」と答えがすぐに返って来ます。写真は下部の凹角をリードするF沢さん。


▲11:05。上部クラックを突破しようとしているF沢さん。ここがこのルートの核心部。


▲11:05。このルートの全貌です。4級-くらいかな? 朝イチで何の問題もなくリード出来ました。


▲11:17。2ヶ所のセルフビレイ、フォロウする僕の確保も合格です。先週学んだことがしっかりと定着していますね。


▲11:33。2ルート目南面左側のルート。左端は難しいので、左側の易しい箇所を選んで登るルートです。3級くらいでしょうかね。これもしっかりと登って、最上部は易しいルートではなく、少しハングした箇所を直上しましたから、4級-かな? F沢さんは初めて登るルートだということで、これはオンサイト(初見でリードすること)ですね。


▲11:48。1ルート目もそうですが、2ルート目も岩場からの下降は懸垂下降ではありません。ザイルは繋いだままで、安全地帯まで歩き、そのまま踏み跡を下っています。その方がたくさんのルートを登れますからね。この写真は岩場のいちばん高いあたりから撮ったものです。


▲12:00。3ルート目はこんなに空いている日でないと出来ないルートどりです。正式なルートとしてある訳ではありませんが、せっかくのチャンスなのでトライしてもらいました。南面の左下から右上へ対角線状に登って行くルート。3級くらいでしょうね。写真はその出だし。もちろん他にも右下から左上へ登ることも可能です。


▲12:04。右上のゴ-ルまでもう少し。ここもオンサイトです。青空もだいぶん広がって来ましたね。南面のほとんどは乾いて来ました。


▲12:18。僕がフォロウし、今回は懸垂下降で降りることにしました。ザイル等のセットをすべて任せましたが、問題なく出来ていました。

ここで昼食タイム。
たくさん食べても体が重たくなるだけなので、僕は菓子パン1個だけ。
西面を見に行きましたが、西側は陽が当たりませんから、まだ濡れていました。
西面の4級+のルートをやりたかったんですが、今日は無理ですね。


▲12:47。と言うことで、南面の4級+のルートにチャレンジすることに。でも、僕は右側のカンテを使わない独自ルールを設定しているので、5級-かもしれません。写真の中に3本の矢印がありますが、このルートは3段構成になっていて、この矢印部分の突破が核心です。とくにルート名はないようなんですが、僕は勝手に「3段フェース」と呼んでいます。本当は僕がまずリードし、F沢さんがフォロウ。その後、F沢さんがリードしたらいいな、と考えていました。で、F沢さんに「リードしてみる?」と一応聞いてみたんですが「する」と即答。その心意気に押されてしまいました。F沢さんがこの写真でいるあたりも意外と嫌らしい。


▲12:48。1段目にチャレンジ中。ここで重要なのは左手でいかに長くホールドを保持し続けられるか。1秒か2秒でいいのですけどね。そして、もっと大切なのは両足(特に右足)を少しでも高い位置に置き続けることが出来るか。これも2秒か3秒でいいのですけどね。この写真で説明すると、左手は今の左手の10cmちょっと右のホールド。左足はもう一歩上に上げ、右足は右上の日陰の部分に上げるんです。右足を置く場所がまだ濡れていて、滑り易かったので、いつもよりは難しかったですね。F沢さんはここで10分以上格闘していましたが、結局登れず。少し左の別ルートから登って行きました。まあ、別ルートだって4級+なんですけどね。

ちなみに、さっちゃんはこのルートをリード出来ていました。
身長が低いので、人が使わない細かなホールドを使うんですね。
この写真のF沢さんの顔の前あたりのどこかを掴んで(つまんで、と言った方がいいかな?)いましたね。
一体どこを掴んでるんだろうと、僕は探したんですけれど、掴めるようなホールドは見つかりませんでした。


▲13:10。右手でカンテを使わないという限定ルールが徹底できていない嫌いはありますが、2段目と3段目は何とか突破していきました。この写真は3段目。F沢さん、このルートと30分近く格闘していました。ファイトがありますね。

それから、僕がフォロウし、登り終えたらザイルで繋がれたまま歩いて降りました。
今度は僕のリードです。
昔はもっと楽に簡単にリードしてたのにな、と毎回思います。
今日は特に重要な箇所が濡れていたりしたので、難しくはあったのですが、それにしても、と思っちゃいますよね。
自分が絶好調だった時のイメージが残っていますからね。
しかも、緑内障の影響なんでしょうが、足元のスタンスがよく見えません。
手で触ったりして、前もって使えるスタンスを確認する作業も必要になってきます。
1段目をなんとか越えることが出来ました。
最低限の面目は保てましたね。


▲13:54。終了点に着いて、僕のザイルワークの様子。左の2つがセルフビレイ。右のひとつはフォロワーのための確保用。


▲14:00。F沢さんがフォロウして来ます。やはり1段目では苦労しています。結局、リードの際と同様、少し左のルートから登ることになりました。


▲14:11。3段目です。ここも右のカンテを使わないとすごく難しいです。写真の左上に黒っぽいボルトが2本、並んで打たれていますが、その上のボルトの少し先にホールドがあるんです。立ち込んで、思いっきり腕を伸ばしてやっと届く距離ですね。

もう2時過ぎてしまっています。
4ルート(延べ5ルート)登りました。
頑張ったと思います。
急いで降りて、帰る支度をしました。
3時ほんの少し前に車に乗り、帰路を急ぎます。
帰りは順調で3時45分には帰宅。
シャワーで体の汗だけ流しました。
お風呂から出てすぐ、なんと! 4時に電話が入り、さっちゃんがデイサービスから帰って来ました。
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今日、僕は新型コロナウイルスワクチンの接種をして来ました

2021-06-18 23:54:38 | 新型コロナウイルス
一昨日の予約についてはすぐ前のブログに書きました。
予約した翌々日にもう接種が出来るようになったとは、我ながら驚きですね。
幸運だと思います。
最初の予約をキャンセルした決断が良い方向に繋がってホッとしています。

最初の予約時にも、金曜日18日第一希望だったと、一昨日のブログでも書きましたが、その理由はこうです。
まず第一に、さっちゃんがデイサービスに行っている間に接種できること。
木曜日はクライミングをするので、その後が好ましいこと。
やはりデイサービスがある火曜日でもいいのかもしれませんが、副反応が木曜日のクライミングに影響したら嫌ですからね。
そして、18日が良かったもうひとつの理由は。
この日の午前中に歯医者さんと目医者さんに行くことになっていたからです。
同じ日に全部一緒に済ませたかったんですね。


という訳で、今日は怠惰な僕としては珍しく忙しく立ち回った1日でした。
まずは洗濯ですが、今日くらいしか晴れがないということなので、昨夕済ませて、干しておきました。
歯科は10時半予約ですから、さっちゃんを8時45分くらいに送り出して、まずは湯舟にお湯を溜めて長風呂。
昨日の日和田の帰りが遅くなって、シャワーを短時間浴びることしか出来ず、髪の毛を洗えなかったからです。
岩トレはヘルメットを被っているので、けっこう頭に汗をかくんですよね。

続いて歯科へ。
歩いて5分の場所にあります。
ここのところは2ヶ月おきにチェックしてもらっています。
今回、まずまずの状況が続いているということで、3ヶ月おきに変更されました。

いったん家に戻り、今度は自転車で眼科へ。
今日は視野検査をする予定になっています。
視野検査は目が疲れます。
視野は前とさほど変わっていませんでした。
左眼がより視野が欠けていて、中心部分付近が見えにくくなっています。
視力(矯正)は右眼が1.2、左眼が0.6でした。
眼圧は左眼が17で、悪くなっていましたね。
ということで、左眼だけに別の目薬をさらに追加することになりました。
アイファガンですが、この目薬は最初に差し始めた目薬でしたが、目やにや痒みが理由で止めたものです。
その点はやはり心配ですから、2~3週後に来てくださいと言われました。

眼科終了後、そのまま薬局へ行き目薬を購入、続いて隣りのいつも行っているスーパーで買い物をしました。
僕の昼のお弁当も買いましたから、帰宅した1時にすぐお弁当を食べます。
1時半には家を出て、自転車で接種会場へ向かうつもりです。
ただ、接種会場は僕の住む街の中心部ですから、その近くのお店でコーヒー豆、オートミール、プーアール茶を先に買う予定。

買い物が終わって、集団接種会場へ到着したのは2時5分ころでした。
僕の予約時間は2時15分からです。
待合室もあるのですが、接種会場とは別の建物の中だからでしょうか? 天気もいいので、ほとんどの方は外で待っていました。
僕はさっちゃんの時の教訓もあるので、接種会場の入り口のそばで待っています。

「2時15分から30分の予約の方、ご集合ください」とのアナウンスと同時に、僕は接種会場入り口に行きました。
係の方が「急がずにゆっくりお越しください」とも言っているせいもあるでしょうが、皆さんゆっくりと集合。
僕はもともとすぐ近くに居ましたから、余裕で先頭で接種会場に入ることが出来ました。
ただ、接種予約時間を10分ほど遅れて来た方がいました。
1時45分~2時00分が予約時間の方だったのですが、2時10分に接種会場に来られたんです。
その方はすぐに入れましたから、まあ、さほど慌てて急ぐ必要はないということなんでしょうね。
進行の具合はさっちゃんの時とほぼ同じですが、こちらの会場の方が効率的なような気がしましたね。
(さっちゃんとは別の接種会場になったんです)

順調に手続きが進み、2時18分にはワクチン接種完了。
経過観察の待合室で15分間待機して、2時33分には接種会場を出ることが出来ました。
さっちゃんの時よりも27分間も短い時間で出ることが出来ました。

今、夜中の12時過ぎです。
まだ顕著な副反応は表われていません。
夕方、少し左の手指が痺れる感覚がありましたけれど、すぐに収まりました。
今は左腕全体が靄に包まれたような軽い違和感があります。
接種箇所もまだ痛くはありません。
さっちゃんも翌日から痛がっていましたから、明日からなんでしょうかね?


僕は何となく病人気分に浸ってしまい、さっちゃんがデイサービスから帰って来ると、一緒に布団の中に入っていました。
散歩には行くつもりだったのですが、目覚めてみると7時過ぎ。
散歩は中止して、夕食にします。
今晩は何も作らないことにして、スーパーでもコロッケと煮物を買っておいたんです。

玉子サイズの小さなコロッケ5個のうち2個をさっちゃんに。
煮物の中でもレンコンや椎茸やコンニャクは噛み切れませんから除いて、厚揚げ、里芋、人参、さつま揚げ、大根を少しずつ。
甘く煮た花豆を数個、Kiriのクリームチーズを1個、それぞれみんな細かく分けて出しました。
箸を上手に使えないさっちゃんは、最初こそ箸を使おうとしますが、イライラが募るんでしょうね、途中で箸を放りだします。
そして、手掴みで食べ始めます。
僕も時々は箸を再び持たせようとしますが、そのうち手掴みのまま放っておきます。
さっちゃんの気持ちも分かりますからね。

煮物はお替わりもしました。
お腹がいっぱいになると、さっちゃんは席を立とうとします。
今晩も90%以上は食べてくれましたけれど、少し残っている時に席を立ちます。
ウェットティッシュで指を拭いてあげ、布団に連れて行ってあげます。
一度は起きて出て来ると思い、その際に口腔ケア(出来ないことがほとんどですが)や寝巻きへの着替えをしようと思っていました。
でも、今晩は一度も起き出して来ません。
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僕は最初の予約をキャンセルし、今朝、予約に再トライ! ネットには拒絶され、電話は繋がらず、さてさて結末は・・・・

2021-06-16 22:51:13 | 新型コロナウイルス
僕の住む街の4度目の新型コロナウイルス予約が今朝スタートしました。
1度目75歳以上だったのですが、4000人分と少なかったですから簡単に撃沈。
2度目75歳以上で、この時は容易にさっちゃんの予約が取れました。
それで、一昨日さっちゃんは1回目のワクチン接種をしたわけです。
3度目65歳以上になり、僕が予約にチャレンジしましたが、あまり良い結果ではありませんでした。
と言うのも、僕はさっちゃんがデイサービスに行っている間にワクチン接種をしたかったのですが、そんな枠はすぐに埋まってしまいました。
結果的に、さっちゃんがデイサービスから帰って来てからの火曜日6時台になってしまいました。
他になかったので、とりあえずその枠を押さえただけ、という感じです。

その後、僕はいろいろと考えました。
さっちゃんが家に居る時間帯での僕のワクチン接種ですから、さっちゃんと一緒に出かけなければなりません。
しかもデイサービスがあった日の夕方6時台ですから、さっちゃんは疲れて不穏になるかもしれません。
考えるうちに、この予約はキャンセルして、再度予約を取りなおそうと思う気持ちが生まれて来たんです。

僕の街のワクチン接種状況を調べてみました。
65歳以上人口は約3万人ですが、3度目までの予約で2万4千人分を予約する予定になっていました。
全員接種希望しているとしても、残りは6000人だけです。
4度目の予約も65歳以上ですから、倍率はこれまでよりも低いんじゃないかと想像できます。
接種希望しない人や迷っている人もいるでしょうしね。
それに慌てて予約せずに、のんびりと構えているタイプの人がここまで残っている可能性も高そうですよね。

さらに、僕の街は大きなミスをしてしまったんです。
最新の街の広報誌に4度目の接種予約受付再開の日を6月22日(火)と書いてしまったんです。
HPにはそれが間違いで、正しくは今日16日(水)だと訂正してあるのですが、高齢者にはHPを確認せずに広報誌の情報しかない方も多いはず。
つまり、それだけ競争相手が減るということです。

僕は月曜日の朝、一度取ったワクチンの予約をキャンセルしました。
そして、今日16日の朝に臨んだんです。


3度目の予約時のこともあるので、僕は最初からPCを2台用意し、1台は8時59分59秒にログインをクリックし、
もう1台は9時00分00秒にログインをクリックしました。
両方ともログイン出来ました。
と言うのとは、ちょっと違うかな?

ここで驚きのとんでもない事態が発生したんです!
よく意味は分からないのですが、「予約情報はありません」と出て来て、予約画面に行かないんです。
何度か繰り返してもまったく同じ。
予約確認画面からログインしましたから、それがまずかったのかなとも思い、HPのホームからスタートしてみましたが、それでも駄目。
電話をしてみましたが、当然ながら混み合っていて繋がりません。

突然、僕は悲嘆のどん底に突き落とされてしまったんです。
キャンセルしたことで、ログインするための僕の情報自体が抹消されてしまったんだろうか? とも考えました。
もしそうなら、今日はいくらやっても駄目なはずです。
諦め気分の中で、僕はログインをさほど急ぐこともなく繰り返していました。
あ~あ、このワクチン予約システムの不備によって、僕はワクチン接種が7月中には不可能になってしまったんだ! などと黄昏ていました。

・・・・・・・・

あれっ?!

いつもの「予約情報がありません」のコメントじゃない画面が出て来ましたよ。
しっかりと覗きこんでみると、あれれれれ! 見覚えのある予約画面じゃあないですか!
僕の気分は一挙に高揚し、急いで手続きを進めました。
予約スタートする前までは、確実に予約するために1回目の接種を7月9日(金)と考えていました。
予約は早い日から埋まっていくので、最初から遅い日を選んだ方が確実だと考えたからです。
この日の昼に取れれば、キャンセルする前の予約日より10日遅れるだけです。
でも、出て来たカレンダー画面は6月の分で全日予約の空きがあります。
3度目の予約時には6月はすべて埋まってしまいましたから、4度目のためにワクチン接種のキャパを増やしたんですね。
9時からだいぶん時間が経っているのに、6月のすべての日に空きがあるなんて!
ネットに接続している人の数自体が少ないからなんだと想像できます。

で、僕は即座に方針転換!
6月18日(金)をクリックしてみました。
明後日ですよ!
すると、昼も空いています!
空いている昼の中で一番早い時間帯14時15分~14時30分を選択し、その予約に進みました。
3度目の予約の際には、同様の進み方をして駄目だったことがありました。
タッチの差で先を越されてしまったんですね。
でも、今日は大丈夫でした。
予約完了です!

なんと! なんと! なんと!
キャンセルする前の予約日よりも11日も早い日に予約できてしまいました。
しかも、この6月18日(金)は3度目の予約の際の僕の第一希望の日だったんです。
さっちゃんと同じ週の4日後です。


話題は変わりますが、さっちゃんの副反応は注射箇所が痛いだけでした。
それも昨日の夜には消えていたようです。
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先日の夕食時でした。僕はさっちゃんに「ウルサイ!」と言われてしまいました

2021-06-15 23:00:18 | 食事・食器
さっちゃんの食欲がどうなっているのか、僕にはさっぱり分かりません。
1日に食べる量がたったあれだけでよく我慢できるなぁと思ってしまいます。
かと言って、食事量が少なかった翌日や翌々日に食べる量が増える訳でもありません。
僕など凡人は満腹になったり空腹になったり、食欲を巡って一喜一憂、右往左往するばかりです。
さっちゃんには凡人によくあるそんな様子が一切見られないのです。

凡人風情の僕などは腹が減っていたり、やけに美味いおかずだったりすると、ガツガツと喰ったりしがちです。
僕だって、そんなに貧乏臭く振る舞うことばっかりではありませんよ。
一椀一皿の美味を静かに味わうことだって出来ます。
渋くウ~~ンと唸ったり、その料理への蘊蓄を宣ったりも出来ます。
今のさっちゃんからはどちらの様子も感じたことはありません。
花や鳥や夕陽や月を見て感動することは多いのに、美味しい食事に感動することはないようなのです。
そうなんです、さっちゃんには空腹を満たす喜びや美味しいものを食べた感動は見られません。
ですから、僕がさっちゃんに願うことは少しでも食べて欲しい、少し食べたら更にもう少し食べて欲しい、それだけなんです。
2、3年前までは「美味しい」と言ったり、美味しい食事を食べた後には笑顔を浮かべたりすることがあったんですがね。)

さっちゃんは小さなものしか口には入りません。
軟らかなものしか噛むことが出来ません。
繊維質のものも食べるのは無理です。

例えば、冷奴は豆腐を1cm立方くらいに小さく切って、そのひとつひとつに醤油を垂らした削り節を載せて置いたりします。
先日、葉付の大根が美味しそうでしたから、葉をお味噌汁の具にしました。
さっちゃんはその大根葉を食べることが出来ませんでした。
さっちゃんにはあのシャキシャキ感を味わうのは無理なんです。

さっちゃんはを上手に使いこなせません。
スプーンも水平に保ち続けるのが困難です。
ナイフとフォークは多分それがなんなんだか忘れていると思います。

僕はさっちゃんの右手に箸を握らせますが、上手く使えないので諦めるのかいらつくのか、その内手から箸が離れてしまいます。
自分の指を使って食べたりしますが、それを無理に止めさせようとすると怒り出します。
指を使って食べること(インドではそうですしね。ただし、きちんとした作法があるようですが)も僕は許すことにしています。
とは言え、僕はティッシュで時々指を拭いてあげたり、隙あらば再び箸を持たせようとするんです。

数日前のこと、僕はさっちゃんに上記のようなことをしていました。
他にも、1本の箸で食べようとしているので、もう1本を右手に滑り込ませようとかしていました。
そんな時のこと、さっちゃんはいきなり「ウルサイ!」と大きな声ではっきりと叫んだんです。

さっちゃんは僕の手助けをお節介とか邪魔とか感じたんでしょうね。
そんなことはよくあることなんですが、僕が驚いたのはそこではありません。
「ウルサイ!」とはっきりとさっちゃんが喋ったことなんです。
「うるさい」という言葉自体も認知症になったさっちゃんからは初めて聞く言葉ではなかったでしょうか?

その瞬間の僕の感情は複雑でした。
嬉しいやら、悲しいやら、腹立たしいやら。
結果的にはこれをきっかけにしてさっちゃんは席を立ち、僕も「そんなに言うんなら、もう食べなくてもいいよ」となってしまいました。
でも、心の中では「ウルサイなんて言葉をはっきり喋ったよ」と少し感動していたりしてたんです。

そのまま布団の中に行って、寝てしまったさっちゃんは、もうその晩は一度も目を覚ましませんでした。
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