さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃん、月曜日から糞闘努力しています!

2020-01-30 23:50:27 | トイレ・排泄
さっちゃんは便秘症です。
1週間から10日間隔で排便がありますから、僕にはよく分かりませんが、重症の便秘なんでしょうか?
でも、排便時に少し苦しそうですけれど、その他の健康状態には影響してなさそうですから重症とまでは言えないのでしょう。
お医者さんにも便秘薬を飲んだ方がいいのかを相談しましたが、現状では飲まなくてもいいでしょう、とのことでした。

そんなさっちゃんが今週の月曜日からちょっと苦しんでいます。
月曜日は便意をもよおしてトイレへ4回入ったのですが、何も出ませんでした。
トレペで拭いてもトレペは真っ白なまま。
でも、さっちゃんは何となく辛そうです。
これまでも少ないですが空振りの時はありましたけれど、さすがに1日に4回も続くのは苦しそうです。

トイレ以外ではさっちゃんは何も苦しさを訴えませんから、何か問題があるのかどうかは不明です。
僕が見て感じる限りでは、何も問題はなさそうなんですが・・・・

火曜日の朝、デイサービスの迎えが来る前の時間にさっちゃんはトイレで長くねばっていました。
狭いトイレには僕が座る用の牛乳パックで作った6角形の椅子が置いてあります。
さっちゃんの斜め右前に僕も座っています。
いつもは穏やかなトイレの中でのさっちゃんですが、この時は少々荒れ気味でした。
自分の苦痛の矛先を僕に向けているのでしょうね。
まあ、仕方のないことですから甘受します。
僕に「出て行け」「何であなたがいるの」などと言って、追い出そうとします。
僕の足や腹や胸を小突きます。
さっちゃんのお腹を指の腹で押してあげたりすると、いつもは大丈夫なのに、この時は僕の手を払ったりします。

ただでさえ大変な状況なんですが、さっちゃんの糞闘努力の裏で実は僕も糞闘努力していたんです。
僕自身も便意をもよおして来て、大変だったんです。
デイサービスお迎えの時間も迫っていますし、さっちゃんの排便作業は少しの進展もありませんから、ここらで打ち切りを提案。
半ば強制終了ですね。
さっちゃんをトイレの外に出して、僕が便座に座ります。
ギリギリセーフ!

デイサービスのスタッフの方に昨日からのさっちゃんの排便状況を二言三言で報告。
注意深く対応して欲しい旨、伝えておきました。
夕方さっちゃんが戻ってくると、さっそくその件の連絡が。
排便は1回あったようなのですが、少ししか出なかったみたいですね。

今週の水曜日は言語リハビリの前に脳神経外科の血液検査とその後の診察が入っていましたから、いつもより早く出かけました。
駅到着前にさっちゃんは便意をもよおして、駅の多機能トイレに急いだんですが、使用中。
これで2回目になりますが、男性用トイレの個室に向かいました。
洋式の個室は使用中でしたから仕方なく和式の方へ入ります。
右膝に古傷を持っているさっちゃんは右膝が120度くらいまでしか曲がりません。
実際には90度くらいに曲げてすることが多いようです。
中腰では長い時間同じ姿勢を保つことはきついですから、「和式トイレで大丈夫かな~ぁ」と思いましたが仕方ありません。
「こっちを向いて、足はここね」とか、さっちゃんに指示を出し始めます。
ちょうどそんなタイミングで向かいの洋式個室が空きました。
さっちゃんと僕は急いでそちらへ移ります。
何故だかここの洋式個室は和式に比べて広いんです。
さっちゃんもほぼ洋式ばかり使ってますから、使い方も覚えています。
男性用トイレの中でさっちゃんの声が響きます。
「黙っててね」と言っても無理ですから諦めていますが、トイレに入って来た男性は驚くでしょうね。

結局、やっぱり出なかったんですが、パンツが500円玉くらいに便で汚れていました。
その汚れをトレペで丁寧に広がらないように拭き取って、何重にも重ねたトレペを挟んでパンツを穿いてもらいました。
山には持って行っていますが、普段からアルコール入りのウェットティッシュを持ってた方がいいですね。

病院でのいろいろな大変な出来事は昨日のブログを読んでみてください。
その時にも書きましたけれど、採血だけでなく採尿もあったんですね。
最終的には採尿できずにキャンセルとなったんですが、2度目に採尿用多機能トイレに入った際に事態が大進展しました。

採尿するために入ったのですが、さっちゃんは便意をもよおし、いきみ始めました。
長時間変化がないので、「いったん拭いてみようか」と諦め半分でトレペで拭こうとすると、硬い塊が出てます、出て途中で止まってるんです。
(さっちゃん、ご免なさいね。話しを続けるよ)
その塊を掴むような感じでポキッと折るように下に落としました。
それで少し楽になるんだかは分かりませんが、しばらくすると、再び同様のことが。
そんなことを何回か繰り返して、長い時間その多機能トイレを占有していることもあって、いったん終了しようと思いました。
最後に何回もトレペで拭いて、終了。
ウォシュレットを使えればいいんですけど、さっちゃんは前後左右の指示を出すことが出来ませんしね。
驚いて飛び上がったりしても大変ですし。

その後、今日木曜日も含めてさっちゃんは便意を訴えていません。
今回の糞闘努力は水曜日の病院の多機能トイレで終戦となったようです。
あ~あ、よかった!

便秘の原因はいろいろあるようですし、さっちゃんは昔からそうでしたから、今さら改善策は望めないでしょう。
ただ今回感じたのは、力む筋力が低下してるのかなぁ、ということ。
そしてもうひとつ、筋力以前の問題で、力むこと自体をあまりしなくなっている感じすらあるんです。
ちょっと前までは自分で下腹部を揉んだりしていましたが、今回はそれがほとんど見られませんでした。

排便の糞闘努力(しつこい・・・・)は終わりましたけれど、さっちゃんは今日も夕食を食べてくれませんでした。
昨日の昼食後から今朝まで17時間もぶっ続けで寝たのに、今日も7時くらいから寝ています。
「夕食だよ、食べよ~」と声を掛けても、眠気の方が勝ってるようです。
ちょっと心配ですね。
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今日は病院で検査と診察、そしていつもの言語リハビリ。いろいろあって、帰宅後はぐったり!

2020-01-29 23:27:10 | 病院
今日は脳神経外科の先生の診察がある日、診察前に採血があるので9時までに病院に着かなければなりません。
朝が早いですから、朝食抜きで起床後すぐに家を出る予定です。
とはいえ、スムーズに事は進みませんから、起床後1時間ちょっと経ってからの出発予定。
電車も病院に9時直前到着できる便のひとつ前の便で行きます。
何かアクシデントがあっても(アクシデントはしょっちゅう発生)病院には間に合うように。

でも、今朝はやたら順調でした。
結局、さらに1本前の電車に乗れる時間に家を出ることが出来ました。
でも、やっぱりアクシデントが。
駅に近づくにつれ、さっちゃんは足の痛みを訴え、さらにどうやら便意もありそうなんです。
駅の多機能トイレは使用中でしたから、男性トイレに連れて入ります。
ここには個室が2つあって、洋式には誰かが入っていて、和式しか空いていませんでした。
狭い和室に入ってさっちゃんに指示し始めていると、向かいの洋式が空きました。
僕たちは洋式へ移動、洋式の個室は広いですね。
結局、排便は空振りに終わったんですが、パンツが少し便で汚れていました。
それを拭いて、折りたたんだトレぺを挟んでパンツを穿かせます。

結局、もともと予定していた電車に乗ることが出来ました。
これなら9時15分前には病院に到着できます。

ところが、病院の玄関間近でさっちゃんは何と!「帰る」と言い出したんです。
「もうすぐそこだから」「帰る方が時間がかかっちゃうよ」とか言いながら、半ば強引に病院へ連れ込みます。
さっちゃんと僕は病院に入ってからも、押しあったり引きあったり、時にはさっちゃんが大きな声を上げたり・・・・
何とか受付のある2階に上がるエスカレーターにさっちゃんを乗せることが出来ました。
再来者(予約者)用の機械の受付機で受付を済ますと8:55になってました。

その間、さっちゃんは長椅子に座っていたんですが、僕が採血をする場所を確認しようと10mほど先に歩いて行くと、
さっちゃんの姿がその長椅子から消えてしまっています。
周辺を見回すと、先ほど入って来たドアを出て行ってしまっています。
僕は追いかけてさっちゃんの元へ。
さっちゃんは元は花屋さんだった空き室に置いてあるベンチに座りました。
僕もそこへ入りますが、さっちゃんはそこから出ます。
そして、今度はパン屋さん横の電話コーナーの奥まった誰からも見えないスペースへ。
そこの床に座り込んでしまいました。
立ち上がらせようとしても、反発するばかり。
僕も今すぐにさっちゃんを採血へ連れて行くことは諦めて、長期戦の構え。
ある程度時間が経過すれば、さっちゃんの気分も少しずつ変わってくるはずなんです。
さっちゃんの様子は見えないんですが、さっちゃんがその奥まったスペースから出てくれば必ず見える場所で僕は座って待つことにします。

どれほど経ったでしょうか? もうそろそろいいかな、と思える頃合いで僕はさっちゃんを呼びに行きます。
さっちゃんの手を取って立ち上がらせようとします。
さっちゃんは僕の手を嫌がることなく握って、立ち上がってくれました。
なだめすかしながらではありますが、採血の行われる場所の受付へ。
≪検査詳細情報≫には採血日時が9:34になっていましたから、機械で受付を済ませてから採血まで40分もかかってしまいました。

実はここからもうひとつの難題が。
採血だけかと思っていたら採尿もあるんですね!
採尿はもちろん僕が立ち会って僕がコップに取らなければなりません。
でも、いつ出るかなんか分かりようもありませんし、ここのところの雰囲気ではおしっこが近々出そうには感じられないんです。
採尿用(もちろんそれ以外でも使用は可)の多機能トイレに入りましたが、出ず。

とりあえず、脳神経外科の受付へ行き、現状を説明し、どうすればいいのかを聞きました。
先生の診察は検査結果が出てからになるので、血液検査も後30分くらいはかかりますとのこと。
採尿に関しては無理ならばないままで先生の診察を受けられるか確認してみます、とのことでした。

ここでポッカリと30分ほどの時間が空いたので、二人で朝食を食べることにしました。
玉子の入ったパンとチーズの入ったパンを買って、飲みものはまだ残っている飲むヨーグルト。
それで二人分ですから、ほんのちょっとですね、特にさっちゃんは。
朝食後の薬も全部ちゃんと飲んでくれました。

脳神経外科の受付へ行く前に、もう一度採尿用の多機能トイレへ入りました。
採尿が目的だったのですが、今週月曜日から空振り続きだった排便が苦しみながらもそれなりに出ました!
10~20分くらい入っていましたが、採尿は出来ず!

脳神経外科の受付へ行くと、検査結果も出ていて、それなりに待つと、先生に呼ばれました。
血液の検査結果はどこも異常なく大丈夫とのこと。
そして尿検査はキャンセルでいいでしょうと。

この時間からリハビリテーション科へ。
予約時間が10時半からだった言語リハビリです。
すぐに開始したんですが、11時半でした。
この日も大したことは出来ませんでした。
終了は12時。

いつもより30分後の電車で帰り、駅前のお総菜屋さんでお昼を買って、帰宅したのが2時前。
お昼を二人で分けて食べて、疲れたさっちゃんは布団の中へ。
僕はパソコンのチェックなど最低限のことを行ってから、やっぱりさっちゃんの隣りの布団の中へ。
疲れました。

再び起きたのは6時半ころ。
昨日からの洗っていない食器を洗いながら、「今晩の食事はどうしよう?」と考えました。
食欲はさほどありませんし、さっちゃんが起きて来る雰囲気もありません。
で結局、作らないことにしました。
僕はカップラーメンだけを食べましたけれど。
このブログを書いている夜中の11時台になっても、さっちゃんは起きて来ませんから、このまま眠り続けるでしょう。

診察や検査が入ると、病院通いは本当に疲れます。

脳神経外科の先生に僕から「さっちゃんは最近になって怒ることが多くなりました」と言うと、
「それはこの病気の特徴ですね」と言われました。
さっちゃんの怒りはいろんなものに向かいますが、僕に対してがいちばん具体的で辛辣ですね。
まあそれは夫婦ゆえ仕方がないことなんでしょうね。
そんな理由なき怒りが僕に向けられるので、いっそう疲れ切ってしまうのでしょうか?
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ひょんなことで意識を失った振りをした僕は、1時間もじっとする羽目になってしまいました

2020-01-28 23:01:12 | 生活の一場面
日曜日の夜のこと、何のことで言い争っていたのか忘れましたけれど、よくある夫婦喧嘩をしていました。
さっちゃんが認知症になる前も夫婦喧嘩は僕が必ず負けていました。
負けた僕は家を飛び出して長時間帰って来なかったり、何日間も口を利かなかったりしたものです。
結局、どちらからともなく詫びを入れて収まることが多かったですね。

さっちゃんが認知症になると、必ず負けるというよりも負けるしかなくなりました。
さっちゃんには勝ち負けの判断基準が失われていて、負けを自覚することがないからです。
それに、言い争うと言っても、さっちゃんが何を言っているかが分かりませんから、何を言い返せばいいのか不明なんです。
たいがい一方的に僕が言われ続けて、僕は力なく何やら反論する程度。
ですから、そのフラストレーションの溜まり具合は半端ではありません。

そんな条件での夫婦喧嘩なんですが、ひとつ反撃方法を見つけました。
大人げないんですが、こんな方法です。
それは気絶した振りをすること。
さっちゃんは時々僕を叩いたり掴んだりすることがあります。
たまに押したりすることもあるんですが、その際に大袈裟に倒れ込むんです。
そして、意識を失って気絶している振りをするんです。
幼稚と言えば幼稚極まりないんですが、少しでもさっちゃんに僕のことを心配させることぐらいが反撃なんですね。

これまでも2、3回だったでしょうか、やってみたことはあるんですが、僕の演技が下手なせいなのか、一度も成功していません。
さっちゃんに鼻で笑われてる感じで終了。

今回、さっちゃんに背中を押されたので、僕は壁に大袈裟にぶつかって、そのまま崩れ落ちるように床に倒れ込みました。
上半身は畳の間、足は板の間にあります。
さっちゃんが何やらブツブツ独り言を言ってますが、なんと僕のことを心配しているような雰囲気!
どうやら僕の演技が成功したみたいです!
さっちゃんは僕の体を畳の間の布団まで移動させようと、僕を引っ張ります。
でも、さっちゃんの力では全然動きません。
体を横に向けたり、腕だけ引っ張ったりいろいろしますが、布団には近づきません。
非力なさっちゃんでも知恵があれば、体をうまく回転させながら移動させることは出来るはずなんですが、無理な話。

そんな試みをする合間合間には、さっちゃんは僕の体のあちこちをさすってくれます。
体を温めようとしているんでしょうか?
いろんなことをブツブツ言いながらさすってくれるんですが、その言葉は慈愛に満ちた雰囲気です。
本当に心配してくれているようです。

僕もこんなことは初めてですし、これまでは同様のことをしても失敗してましたから。
さっちゃんが本当に僕に何かあったようだと心配して、体をさすって温めてくれたり、布団に運ぼうとしてくれたりしているんです。
僕は気絶した振りを止めるタイミングが分からなくなってしまいました。

さっちゃんが僕の胸とかを強くぶってくれたりすれば、その衝撃で意識を取り戻したことに出来るんだけどな、とか考えていました。
でも、さっちゃんが僕をぶつわけありませんよね。
で、結局1時間も経過してしまいました。

ウ、ウ、ウ、と小声で呻きながら少し体を動かして、徐々に目を覚ました風に。
さっちゃん、「ああ、よかった」「あなたが・・・・で、よかった」と本当にホッとした口調で喜んでくれています。
何か申し訳ないような、僕自身も嬉しいような複雑な気分。
でも、嬉しい気分の方が勝ってましたかね。

その後は、さっちゃんは実に素直に寝巻きに着替えてくれました。
この日ばかりは僕もブログを書くことなく、僕としては早めの就寝。
さっちゃんと幸せな気分で布団の中へ。
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ちょっと遠くのスーパーまでさっちゃんと買い物に行ったんですが、何も買わずに帰ることに

2020-01-27 23:50:09 | 買い物
昨日の日曜日のこと。
3時半くらいにさっちゃんと僕は買い物に出かけました。
使い心地や使い勝手が良くて、しかもとっても安価なトイレットペーパーを買うのが目的でした。
ついでにそのドラッグストアの隣りにあるスーパーマーケットでも買い物をするつもりです。

そこまでは自宅からの直線距離が3kmほど、歩いて1時間弱かかります。
前日は岩トレに行けませんでしたし、運動も兼ねての長めの散歩ですね。

順調に歩いていたのですが、半分を超えたあたりからさっちゃんが僕に反発するようになりました。
湧き水の多い断層沿いの整備された散歩道を歩こうとする僕に逆らって、並行する普通の歩道をさっちゃんは歩きます。
手をつなごうとしてもつないでくれなくなりました。
当然喋っている口調も僕への文句のような内容ばかりになって来ます。

スーパーへ行くにはその断層崖の上へ10mほど登らないといけないのですが、さっちゃんはその道へ付いて来てくれません。
最初の階段に続いて、自転車を押して登れるような狭い坂道が出て来るのですが、そこでも付いて来てくれません。
さらにその先の山道のような土の小道でもさっちゃんは付いて来てくれません。
どんどんと勝手に先へ進んでしまいます。
その後も時々さっちゃんの前へ出て、すでに行き過ぎているので戻ってもらおうとするのですが、駄目です。

さっちゃんには「そっちじゃないよ」とか「もう帰ろうよ」とか強い口調で言うと、怒ってしまって反発するばかり。
少し不安になるよう、心細くなるよう仕向けるのが良策なんです。
で、後ろから尾行するような感じで見つからないように歩くんです。
さっちゃんは時々立ち止まっては後方へ目をやり僕を探しています。
でも、そればっかりではさっちゃんはどんどん先へ行ってしまいますから、ここで一計。
別の道から急いで先回りして、さっちゃんの前方で待ち受けることにしました。
さっちゃんが立ち止まって後方にいるはずの僕を探していました。
再び歩き始めたさっちゃんの真ん前に僕の姿。
少し驚いたように立ち止まりましたが、無視するかのようにさっちゃんは進みます。
すぐ先の公園でさっちゃんの手を取ると、さっちゃんは振り払いませんでした。

「もうすぐ真っ暗になるから家に帰ろ」と、僕はさっちゃんに言います。
さっちゃんも何やらウジャウジャ言ってましたが、疲れているようです。
割と素直に僕の行く方向に一緒に付いて来てくれました。
時間も時間ですし、これから買い物をしてもさっちゃんに悪いような気がして、買い物は中止することに決めました。
家へ帰る道すがら、さっちゃんは僕への文句ではなくて、何やら周囲の風景への文句らしき言葉をときおり連ねていましたね。

家に着くと、テレビでは優勝力士の表彰式が始まっていました。
2時間ほどの散歩でした。
疲れたさっちゃんを布団の中へ導きますが、またすぐに起き出して来ます。
それの繰り返し。
布団の所定の位置で寝てもらうのに必要な幾つかの作業を何回も繰り返すのは意外と大変なんです。
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岩トレに出かけたんですが、4時間経過して結局電車にも乗れませんでした

2020-01-25 14:58:57 | クライミング
今日の土曜日、K野さんが先々週に続いて日和田での岩トレを計画してくれました。
もちろんさっちゃんと僕も参加することにしました。
昨日からさっちゃんには「明日は日和田へ行こうね。山を歩いて、岩も登るからね」と言っておきます。
さっちゃんは「私も行く」と言って、その気になってくれていました。
日和田がどこで、具体的に何をするのかまでは分かっていないと思いますが。
先々週と同じ場所だと言っても、分かっているはずもありませんが。

今朝、僕は6時半起床、まずは自分の準備を片付けておきます。
7時過ぎてからさっちゃんを起こします。
素直に起きました。
尿漏れパッドを付けた専用パンツを穿いてもらい、山の衣服を身に付けます。
予定時刻よりは5分遅れましたが、順調に出発。

ですが、駅までの3分の1ほど歩いたところで、さっちゃん「私は帰る」と言い始めます。
寒いこととか、ザックがいつもより重いことなどが気分を低下させている理由なのかもしれません。
「せっかくここまで歩いたんだから、駅まで行こうよ」と説得を試みますが、気持ちは変わらないみたい。
つないでいた手もつないでくれなくなり、さっちゃんは勝手に歩いて行きます。
でも、何故だか進んでいるのは駅の方向。
そのまま前になり後ろになりしながら歩いて行くと、さっちゃんは駅への階段を上らずに左へと進んで行きます。
「駅はこっちだよ」と言っても、駅からも家からも遠い方へと歩いて行きます。

僕は予定の電車に乗ることは諦めました。
さっちゃんの手を引こうとすると、さっちゃんはすごく怒りますから、さっちゃんの進みたい方向へ行かせるしかありません。
K野さんには予定の電車に乗れなかったことをメール。
さっちゃんには行きたい場所があるわけではありませんから、途中立ち止まったりしながら悩みつつ進んでいます。
僕が前を歩いたら付いて来ることもあるので、そうしてみると、今日は付いて来ません。
むしろ、僕とは逆の方向を選びます。
さっちゃんの姿を1回は見失って慌てたり、道路の真ん中を歩くさっちゃんが車に轢かれそうになって肝を冷やしたりしました。

さっちゃんもあてどもなく町をさ迷っていますから、次第に心細くなったのでしょうか?
ずうっと僕には付いて来ようとしなかったのに、付いて来るようになりました。
僕は駅へ向かい、さっちゃんも駅に来たんですが、依然として「家へ帰る」気持ちは強いままです。
強引に駅のホームまで連れて行っても、次の電車まで30分近くありますから、さっちゃんをホームに留めておくのは至難の業。
9時過ぎたころ、いったん家に戻ることを僕は決めました。
そのことをK野さんにもメール、その後の返信には「すでに岩場」とありました。

家まではまずまず順調に帰って来ました。
僕の10mほど後ろを付いて歩いて来ました。
帰宅すると、僕は朝食を作ります。
朝食を食べ、気分も変わると、さっちゃんがまた日和田へ行く気になるかもしれません。
その狙いは的中し、さっちゃんと再度出かけることになりました。
僕のザックをひとつ大きなのに替え、さっちゃんのザックの重さを4kgから2.5kgに減らしました。
さっちゃんにはクライミングシュ-ズとヘルメットを僕の分まで持ってもらってたんです。

12時ころの電車に乗れば、1時半くらいには岩場に着くはず。
家を出て少しのところで、さっちゃんは靴の違和感を訴えました。
先々週もこの靴だったのですが、さっきもちょっとそんなことがありましたから、家に戻って履き替えることにします。
戻りながら、車の運転手さんの何が腹立たしかったのか不明ですが、大声で文句を言ったり、
近所の幼稚園では子供たちがはしゃいでいる声が気に障ったのか、子供たちに大きな声で文句を言ったりします。
さっちゃんは最近怒りっぽくなってますから、これは前頭側頭葉変性症の特徴的傾向かな、と思ったりもしています。
起きる症状のひとつに人格の変化があったりしますから。

家の玄関先で靴を普段履いている運動靴に履き替え、再度駅へ向かいます。
ところが、幼稚園を過ぎてすぐ、さっちゃんが転倒!
僕と手をつないでいましたから、路面に激突することはなかったのですが、「痛い! 痛い!」と叫んでいます。
痛いんでしょうけれど、骨とかにはまったく影響はなさそう。
でも、正午の電車には乗れない可能性もありますから、岩場到着が2時過ぎるかもしれません。
少し考えて、今日はもう諦めることにしました。

家に戻り、山の服を着替えさせ、さっちゃんは布団の中。
足は軽い打撲はあるようですが、大丈夫そうです。
最初に家を出てからすでに4時間が経過していました。

他の登山者はどうだかは知りませんが、山へ行く当日の朝、家を出るまでの気持ちは結構重苦しいものです。
面倒くさかったり、もう出かけるのを止めたくなったりもします。
でも、家を出て歩き始めた途端に身も心も軽くなるんですよね。
これから山で過ごす時間を想像すると、実に楽しく思えてくるんです。
さっちゃんも昨年くらいまではこんな感じがあったように思います。
山で過ごす時間を想像して楽しくなる、そんな気分を味わえていたような気がします。
でも、最近はそれが出来なくなっているような・・・・
山に実際に入れば楽しめているんですが、そこへ向かう前の段階ではその楽しさを想像できていないようなんです。
だから駅へ向かう途中、電車で山に近づいている途中、次第に高揚する気分が分からなくなってるようなんです。

家を出る瞬間まで僕が持つこともある重い気分を、さっちゃんは山に実際に入るまでずうっと持ち続けてるみたいなんですね。
山での楽しさを想像できるので、朝早く眠くても、ザックが重くても、冬の朝身を切るような寒さでも、耐えられるんですよね。
さっちゃんにはそれが想像できなくなっているのだと思います。
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さっちゃんは今晩の夕食を食べませんでした。理由はよく分かりません

2020-01-24 23:30:57 | 食事・食器
さっちゃんが夕食を食べないのは珍しいことです。
朝食を食べるのを拒否することはたまにあるんですけど、夕食はほとんど記憶にありませんね。

今日は半日のデイサービスから帰って来て、2時からは毎月定例のケアマネさんの家庭訪問。
その後、さっちゃんと買い物に行って、帰って来てからはさっちゃんは布団の中が多かったですね。
機嫌がとりわけ悪かったわけでもありませんし、強いて言えば、疲れて眠かったのかもしれません。

「食べない」と言って食べなくても、しばらくたつと忘れてしまって食べるかもしれませんから、
布団から出て来た頃合いで、「夕食食べな」と行ってみたのですが、やっぱり「食べない」と。
代わりに、歯磨きを省略無しでして、寝巻きにもきっちり着替えさせることも出来ました。
ですから、機嫌が悪かったわけではありません。

夕方にオレンジ半分とバナナ半分食べましたから、小食のさっちゃん的にはお腹があまり空いてなかったのかもしれません。
あまり心配しなくても大丈夫だと思います。
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前回、2ヶ月ぶりに出来た言語リハビリでしたが、今日はまったく出来ませんでした

2020-01-22 23:36:23 | 言語リハビリ
水曜日は言語リハビリの日。
先週、すごく順調に良いリハビリが行えたので、今日も期待していたのですが、物事はそんなにうまくは運びませんね。
家を出るころのさっちゃんの様子は普通だったでしょうか?
どちらかと言うと、今日の曇天に影響されたか、気分的には快晴という訳にはいかなかったようです。
病院が近づくにつれ、何となくさっちゃんの気分も沈んでいくような感じがし始めていました。
待合室でも何となく不機嫌な様子が少しずつはっきりしてきて、僕に対する文句の言葉も増え、かつ声も大きくなって来ました。
待っている間に血圧を毎回計るのですが、血圧計に腕を入れることを拒否。

STの先生が来てリハビリが始まりましたけれど、さっちゃんが喋り続けます。
先生の方を向いて椅子に座って欲しいのですが、横を向いて座ったまま。
先生がお願いしてもダメですし、僕がさっちゃんの足や肩を持って横を向かそうとすると、怒ってしまいます。
だいぶん経って、先生の方を向いて座り直してくれましたけれど、さっちゃんは何やら暗い雰囲気で喋り続けています。
気分を変えようと、先生は「歌を唄いましょう」と、「富士の山」を流して歌いました。
でも、さっちゃんは何の反応もしません。

さっちゃんは喋りながら僕への文句を言ってるようです。
時々、僕を指差したり、僕に「こいつが・・・・」と言ったりしながら喋り続けます。
そのうち、デスクに突っ伏したり、涙までは流していませんでしたけれど、喋りの内容が泣きごとになったりしました。

喋りの言葉の中に、はっきりと「私は帰る」と分かる言葉が何度も入って来ます。
とうとう椅子から立ち上がってドアを開けて外に出てしまいました。
無理やり押しとどめても、反発を喰らうだけですから、僕も先生も後を追うだけ。
さっちゃんは出口が分からずに、トレーニングルームの端っこまで行って立ち止まり、そこで先生と話しています。
僕が首を突っ込むと、さっちゃんの反発を煽りそうですから、僕は少し離れたところで見ていました。
先生が言語リハビリの部屋(完全防音になってるんです)にさっちゃんを連れ戻すと、
今は僕が同席しない方がいいだろうと一致した思いから、僕は外で待つことになりました。

何分くらい経ったのでしょうか? 先生が出て来られて、
「落ち着いたようなんですが、帰りたいという気持ちは変わらないみたいなので、今日はここまでにしましょう」と。
今日の言語リハビリは30分ほどで終了しました。

その後も、病院内で脱いでいたジャンパーを着てくれなかったり、飲み物を飲んでくれなかったり、手をつながせてくれなかったり・・・・
ジャンパーも着せてあげ、手も病院の外に出ると、つながせてくれましたけれど、さっちゃんはぶすっとしたまま。

地元の駅に戻って来ても、ぶすっと無口なのは変わりませんでしたけれど、下りのエスカレーターで突然尿意を訴え始めました。
すぐ近くの多機能トイレに駆け込みましたが、入った途端に「あ、出た」。
僕は急いで脱がせて座らせましたが、パンツはすでに濡れていました。
トレペでパンツを上下から挟んで二度三度おしっこを吸い取ります。
ズボン下はもちろん、ズボンも少し湿ってしまっていました。

水曜日のお昼はいつも駅前の総菜屋さんで弁当1個と惣菜少しだけ買って、二人で分けて食べます。
総菜屋さんから帰るころからはいつものさっちゃんにだんだん戻って来ているようでした。
家へ戻ると、昨日同様すぐにシャワー、パンツ、ズボン下、ズボンは洗濯カゴの中へ。
そして、昼食。

昼食後はさっちゃん眠たそうでした。
布団の中に入れたのですが、すぐに出て来てしまいます。
いつも同様なんですが、僕に一緒に布団の中に入るよう求めるんです。
僕も疲れていましたから、ちょっと布団の中で体を休めることにしました。
それが1時半くらいだったでしょうか?
僕は眠りに落ちてしまい、目が覚めたのは5時過ぎでした。

僕は起きて、テレビを点けて相撲を観ようとすると、さっちゃんも起きて来て僕の横に立ちます。
僕が台所へ行こうとすると、「どこへ行くの?」と聞きます。
「台所だよ」と答えて、台所へ向かうと、さっちゃんも台所まで付いて来て、僕の横に立ちます。

言語リハビリについても、僕なりにいろいろと考えることはあります。
そのひとつがさっちゃんにとっての僕の存在なんですが、リハビリ中に僕が居ない方がいいのかもしれないなあと、思ったりもします。
何かいい方策がないものでしょうか?
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さっちゃんは今日はデイサービス。おしゃべり、仮眠、お手伝い、体操、入浴と充実していたみたいですね

2020-01-21 23:40:43 | デイサービスや介護
火曜日のデイサービスは1日コース、9時から4時までです。
8:40ころに迎えが来て、16:30ころに帰って来ます。

さっちゃんの朝の様子はまあまあといったところ、良くもなし、悪すぎることもなし。
朝食は食べましたし、薬も飲みました。
でも、歯磨きには協力してくれませんでした。
下の入れ歯だけを洗い、GUMで口を漱いだだけ。

正午前にデイサービスから電話がかかって来て、一瞬ドキッとしました。
さっちゃんがまた事件でも起こしたんではと思ったから。
でも、違いました、良かった。
この先いつだったか、デイサービスに美容師さんが来るらしくて、調髪を希望するかどうか聞く電話でした。
2000円と安い(多分?)んですが、今回はパス。

予定通り夕方に帰って来ると、車のドアが開いてさっちゃんが僕の姿に気づくと、満面の笑みを浮かべます。
そんな笑顔が僕にはとっても嬉しいんです。
さっちゃんの手を取ると、車からぽ~んと跳ねるように飛び降りてきます。

スタッフさんが今日のさっちゃんの様子を手短かに教えてくれました。
「今日は一日中ずうっとお話しされていましたよ。途中、眠たそうでしたので、30分ほど寝ましたけれどね。
お台所も手伝ってくれましたよ。お昼の洗ったお皿を拭いてくれました」

さっちゃんの意味の分からないお喋りを忍耐強く聞いてくださるスタッフの方がおられるんですね。
有難いことです。
台所での手伝いといっても、一体何をしたんだろうと、一瞬思いましたが、お皿を拭くくらいなら確かに出来そうですね。

スタッフさんと別れて、さっちゃんと僕は散歩に出かけました。
いつもの多摩川土手のコースです。
家まで残り200mほどの道路上で、さっちゃんいきなりもじもじし始めました。
おしっこです!
10mくらい先の道路が直角に曲がる角のスペースまでさっちゃんを連れて来ましたが、限界間近!
その角でおしっこしました。
幸運にも車も人も通りませんでした。
トレペで1回だけ拭いて、パンツやズボンを上げます。

家に帰って、すぐにシャワーを浴びてもらいました。
パンツもズボン下もズボンも靴下も全部洗濯に回します。
散歩に出かける時、「おしっこする?」と聞いたのですが、途中、草むらがたくさんあるあたりでも聞けばよかったですね。
でもさっちゃんは、こんな出来事にはまったくの無頓着。
ショックを受けて落ち込むよりはいいですけどね。
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さっちゃんと二人で岩トレに参加させてもらいました。でも、山歩きがほとんどで岩登りは1本ずつでした

2020-01-20 23:53:18 | クライミング
1年くらい前までは僕の所属する山岳会で僕も岩登りトレーニングを企画実践していました。
昨シーズンも参加者にはみっちりとしたトレーニングをさせてあげられなかったんですが、最近はほぼ無理な状態になっています。
というのも、さっちゃんがその場からすぐに帰りたがるからなんです。
もちろん、岩をどしどし登ればそんなことはないでしょうが、登る意欲もないですし、登るとしても僕が密着していないと登れません。
僕はさっちゃんから離れて行動することは出来ないんです。

ですから、今シーズンはさっちゃんと僕がこういう状況なので、K野さんがリーダーになって計画してくれと頼んだんです。
K野さんが天覧山、日和田と計画してくれ、さっちゃんと僕は気楽に参加させてもらっているんです。

1月11日の土曜日、日和田での岩トレが計画されました。
僕とさっちゃんも参加させてもらいます。
K野さんにお願いして、僕たちだけ朝の集合も遅くしてもらいました。
後の電車で行って、岩場での現地集合を許してもらったんです。
さっちゃんは朝が早いと気分が沈む傾向がありますし、何かしらのアクシデントで予定した電車に乗れないことも考えられるからです。

実際は他のメンバーが乗った電車の1本後の電車に乗れました。
岩場ではすでにザイルを垂らして、トップロープで練習してました。
さっちゃんと僕は岩場の下で朝食。
朝食後も、さっちゃんの気分がどうも岩登りへ向いていないようなので、周辺の山を散歩してくることにしました。


▲日和田の岩場は日和田山305mの中腹にあります。多くのハイカーに親しまれている山で、コースもたくさんあります。岩場周辺にも多くのコースがめぐらされていて、さっちゃんと僕は何も持たずにちょっと散歩をしてきました。写真は日和田の女岩のすぐ上の方にある「見晴らしの丘」。


▲「見晴らしの丘」から岩場に戻ると、仲間たちは男岩南面左端のカンテ沿いのルートを登っていました。写真左の橙色のザイルがそれです。しばらく見学して、みんなと一緒に昼食。この日は風もなく比較的暖かな日でした。

さっちゃんは昼食後も岩を登る雰囲気ではありません。


▲それで、再び山を歩いてくることに。今度はちゃんとザックも背負って(登攀用具は置いて行きました)出かけます。先ほどの「見晴らしの丘」に直接行き、そこから今度は日和田山を目指しました。途中、神社直下の登山道は岩場が続きますが、さっちゃんは軽快に登って行きました。


▲多くのハイカーとすれ違ったり、抜かれたりしながら、日和田山山頂に到着。写真には写っていませんが、山頂はハイカーがいっぱいいます。僕たちは休憩もせずに山頂を後にしました。


▲岩場へ戻る周回コースへの分岐を最初は行き過ぎてしまいました。山頂からすぐだったので、こんなに近かったかな? と思って、少し先まで歩いたんです。なかなかそれらしき分岐も出て来ないので、ちょっとだけ休憩をとって、先ほどの分岐まで戻りました。その山道に入ると、写真のような立派な標識が。「こんな標識あったかなぁ?」。写真を見て気付いたんですけど、僕も他のクライマーたちも「おとこいわ・おんないわ」とずっと呼んできましたが、正式名称は「おいわ・めいわ」なんでしょうかね? そんな呼び方してる人ひとりも知りませんが・・・・・

軽いハイキングから岩場に戻って来たのは14:40ころでしたから、せめて1本はさっちゃんに登ってもらおうと思いました。
仲間たちは男岩南面の右側、僕が「3段フェース」と呼んでいる4級プラスの難しいルートをトップロープで挑戦中!
僕もそこを登らせてもらいましたが、何とかテンションかからずに(ロープにぶら下がることなく)登れました。
最近自分の岩トレが出来ていませんから、こんな登りじゃあリードは無理でしょうね。
何とか登攀能力を維持し続けなきゃ!


▲続いて、さっちゃんの番です。もちろん僕が登ったルートは無理ですから、さらに右隣りに僕が急いでトップロープをセットしました。そして、仲間の女性に確保を頼み、さっちゃんに登ってもらいます。RCCⅡで3級レベルのザイルの長さで20mほどの傾斜の緩い易しいルート。でも、上部で少し工夫が必要です。このルートは岩場のすぐ右を歩いて登ってアドバイスできますから、僕は常にさっちゃんのそばに居てあげられるんです。さっちゃんは登り始めると、そのことに集中します。クライマーだった頃の感覚が残ってるんですね。上部のちょっと難しい箇所も僕のアドバイスで登り切りました。写真はまだ中間部の易しい箇所ですね。


▲さっちゃんが登り終わった時には時刻はもう16時を過ぎていましたから、今日の練習はこれで終了となりました。さっちゃんと僕は1本ずつしか登りませんでしたけれど、仲間たちは腕を心地よくパンプさせたようです。さっちゃんも最後には笑顔を浮かべていました。

下山して、いつものうどん屋さんで反省会という名の打ち上げをします。
この日のさっちゃんはお酒を一滴も飲まないのに随分ご機嫌でした。
メンバーの顔なんだか発言なんだか、二度三度とさっちゃんの笑いのツボにはまったようで、ケラケラとよく笑ってました。
こんなことは初めてではないでしょうか?
僕も嬉しくなってしまいますね。
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2016年の忘事録/まだ残っていた積極性、失われつつあった習慣

2020-01-19 23:48:02 | 2016年の忘事録
忘事録とは忘れた事の記録です
また思い出すこともあるでしょうが
忘れるよりも もっと
新しい思い出を
作ればいいのです


この忘事録カテゴリーの文章はほぼその日付当時メモした文章のままこのブログに載せています)

2016年2月7日

僕が4~6日と2泊する仕事だったので、家に一人いるさっちゃんはその間、誰とも話すことがない。それを自覚し、ならばとN子さんの家へ行こうと、5日の晩は泊まったと言う。そんな風に積極的に行動してくれればいいこと。6日は僕も合流し、夕食。その後、二人で帰宅。

●季節の行事
例えば、ゆず湯とか豆まきとかバレンタインデーとかに対して、全く意識すらしていない様子。もともとそのような行事をとても大切にする人だったのだが・・・・
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