さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今週は木曜日と金曜日のデイサービスに出かける朝、2日続けて朝食を食べてくれませんでした

2021-07-31 23:32:55 | 生活の一場面
デイサービスに出かける日の朝は、さっちゃんは8時前後に起床します。
ダイニングと寝室との間の戸を全開にし、寝室のカーテンを開け、ダイニングのテレビの音量も普通の大きさにします。
そんな中、木曜日のさっちゃんは自分で上半身を起こしていました。
「今朝は調子良さそうだな」と思ったのも束の間、立ち上がらせようとすると、体をぐた~っとさせて、また布団に横たわろうとします。
僕はさっちゃんの脇の下に手を入れて立ち上がらせ、ソファまで連れて行きました。
ソファでもさっちゃんは頭を後ろに倒して寝る姿勢になってしまいます。

着替えさせるのが大変でした。
靴下とズボンは何とかなるのですが、Tシャツはさっちゃんの協力がなければ難しいんです。
両腕を万歳するように上げてくれませんし、Tシャツを掴んで、全然動かなくしてしまうんです。

それでも何とか着せて、食卓の椅子に座ってもらいました。
ここでも目をつむって寝ています。
これは朝食どころではなさそうです。
時間もかかってしまいましたから、朝食を全部食べる時間も取れそうにありません。

いつものように玄関で運動靴を履いてくれそうにありませんでしたから、椅子に座ったまま僕はさっちゃんに靴を履かせました。
電話がかかって来て、僕はさっちゃんを両腕で抱えるようにしながら、階段を降りてもらいました。


そして、金曜日の朝。
この日の朝は眠たい訳ではなさそうです。
ただ、理由は分かりませんが、起きたその時から機嫌が超悪い!
僕に悪態の言葉(そんな感じに聞こえました)を投げつけ続けるんです。
布団から立ち上がることに抵抗、ソファまで歩くことに抵抗、ソファに座ることに抵抗!

寝巻きを脱がせることにも、当然抵抗します。
ズボンはそれでも何とか脱がせることが出来たんですが、上着は大変!
さっちゃんが寝巻きの袖口を掴んで離しませんから、どうしようもありません。
さっちゃんは無理矢理脱がそうとする僕を叩いたり蹴ったりします。
僕もそんなさっちゃんの足や手を平手でピシッと叩き返します。
まさに格闘です。

寝巻きの上着を裏返すような感じで脱がすことは出来ましたが、さっちゃんはまだ袖口を掴んだまま。
裸ん坊のまま連れ出すことは出来ませんから、何とかして着替えてもらわなくてはなりません。
さっちゃんと僕との格闘もどんどんヒートアップしていきます。
声も大きくなります。
さっちゃんが僕の非道を非難するような感情を込めて、叫びます。
僕だって対抗して大声になってしまいます。
「ちゃんと着替えてよ!」

掴んで離さなかった寝巻きを僕は力ずくで奪い取りました。
さっちゃんはリハパンだけの完全な裸ん坊。
ここからTシャツを着せる格闘に突入します。
普通はTシャツを被るように頭も腕も入れ、頭をまず通しますよね。
さっちゃんには恐らくその方法では難しいんだと思います。
頭だけを通すことは簡単でしょうが、腕を外に出すのが難しそう。
Tシャツを頭に被せても、その中で腕を上に上げてくれそうにありませんからね。
それでどうやっているかというと、最初に両腕を通してもらいます。
最後に頭を通します。
その二つの方法を僕自身がやってみると、大した違いは感じないのですが、さっちゃんに対してやるとなると大違いなんです。
両腕に通ったことが確保された状態で、両腕を万歳してもらって頭を通します。
確実に腕は通され、頭が通されるんです。

さっちゃんにTシャツを着てもらおうとしている間もさっちゃんとの格闘は続いていました。
想像してもらうと容易に分かりますが、さっちゃんが僕を叩こうと腕を動かしながら、Tシャツを着せるなんて完全に不可能なんです。
で、どうするかと言うと、力ずくしかありません。
さっちゃんの両腕を力ずくで制御しておいて、その間に着替えさせたいんです。
腕を通すことが出来ても、気を抜くと腕もすぐに抜いてしまいます。
そんな失敗を何度も繰り返しながら、最終段階の頭を通すところまで来ましたが、失敗に継ぐ失敗。
数度目でやっと頭を通すことに成功しましたが、腕を万歳状態にしっかりと上げてくれませんから、頭がなかなか通り切りません。
数秒間、Tシャツが頭を締め付け、さっちゃんは苦しそう。
何とか頭を出して、やっとTシャツを着ることが出来ました。

靴下を穿かせるのも大変。
当然、僕を蹴飛ばそうとします。
僕だって声が大きくなり、さっちゃんの脹脛を平手でピシッと叩いたりしてしまいます。
「ちょっとじっとしててよ!」
さっちゃんが非協力的なのはそのままなんですが、僕を蹴飛ばしたりの荒業は出さなくなりました。

ズボンに足を通すのは問題ありません。
ソファから立ってもらって、ズボンを上げなくてはなりませんが、さっちゃんは立ち上がってくれません。
かっかと頭に来ている僕は、さっちゃんを力ずくで立ち上がらせます。
ちっちゃくて軽いさっちゃんですから、それは簡単なんです。

そして、食卓の椅子まで引きずるようにして連れて来ました。
時間も経ってますし、食べてくれそうな雰囲気ゼロです。
前日同様、椅子に座ったままで運動靴を履かせ、さ~てどうしようかと思案。
木曜日は眠たいだけだったのですが、金曜日は何やら凄く怒っていて、抵抗が激しいんです。
それで、まだ電話はかかって来ませんが、もう外に連れ出すことにしました。

椅子から立ち上がることにも抵抗します。
手を強く引っ張って、玄関の外まで連れ出しました。
35段の階段を下りなければなりません。
途中3、4回階段に座り込もうとしましたけれど、さっちゃんの脇の下を持っている僕の左手で持ち上げてしまうんです。
しっかりと歩いて下りようという意思が弱いので、グラグラしながらやっと下りました。
棟から出ても、進みたくなくて抵抗するさっちゃんの足取りはフラフラしています。
さっちゃんには歩く気がないからです。
それでも何とか、デイサービスの車が見える位置まで歩いて来て、さっちゃんは植え込みのある端の段差に座り込みました。

数分待ったでしょうか。
電話がかかって来て、さらに少し待つと、車が到着。
スタッフさんに今朝の状況を説明し、飲めなかった薬と結べなかった髪用輪ゴムを渡しました。
さっちゃんはまだ怒っていて、それほど激しくではありませんが、スタッフさんにも抵抗していました。

時間が経過し、デイサービスからさっちゃんが戻って来ました。
スタッフさんの報告では、この日は昼食もおやつもほとんど食べなかったようです。
水分は600ccほどおしっこも3回出たそうです。
僕が「大変だったでしょう?」と聞くと、スタッフさんは少し笑っていました。
恐らく凄く大変だったんでしょうね。
スタッフさんは「排便がないので、気分が悪いじゃないですかね」とおっしゃってくれていました。
確かに、金曜日は前回の排便から9日目ですし、木曜日からは明らかにお腹が張っていますから、気分に影響しているのかもしれません。

夕食も木曜日はほとんど食べていません。
金曜日も食べてくれそうな雰囲気ではありませんでしたから、作りませんでした。
さっちゃんが8時ころ起き出して来たので、プリンを出してみました。
小さなプリンですが、全部食べてくれました。
続けて、ヨーグルトを食べてもらいました。
でも、半分くらい食べて、途中で席を立とうとします。
もうこれ以上は食べてくれません。
ただ、少しだけでも食べてくれたので、ほんのちょっと安心しました。

そして今日土曜日、11時半ころさっちゃんが自分から起き出して来ました。
僕は何となく予感もしたので、そのままトイレに連れて行きました。
パッドが便で汚れています。
便座に座ってもらって2、3分排便がありました。
それまでも強く張っているお腹をマッサージしていましたが、急にお腹の張りが無くなりました。
見事な太くて大きな便が2本出ていました。

その後、いつものオートミールとヨーグルトを完食!
木曜日と金曜日はおそらくさっちゃんも排便がありそうでも出なくて、苦しかったのでしょうね。
着替えもとても協力的で、問題なく出来ました。
4時ころにはおやつに無印良品の不揃いバウムを食べました。
全部食べると400kcalほどですが、さっちゃんは250kcal分くらいは食べたでしょうかね?
夜はゴーヤチャンプルーを作りました。
バウムクーヘンを食べてさほど時間も経っていないので、あまりお腹が空いてはいなかったんでしょう。
それでも、半分ほどは食べてくれました。
メニューはゴーヤチャンプルー、花豆、クリームチーズ、かぼちゃサラダ、玉子かけご飯です。
さっちゃんは途中で席を立って、そのまま布団で寝てしまいました。

木曜日からのさっちゃんの不調は便秘のせいだったようですね。
今日表情も明るく、笑顔も多く、怒ることもありませんでした。
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梅雨になって、この冬に痛くなった右肘が再度痛み始めました。で今日、病院へ行って来ました

2021-07-27 23:57:42 | 僕の病気や体調
僕の右肘が痛むのは岩登りが主な原因だと思います。
去年の12月頃に初めて痛みを感じて、いったんは痛みが消えましたけれど、再び痛み始めたんです。
梅雨入りした6月頃からまた痛み始めました。
もっとハードに岩登りをしていた頃にはこんなことはありませんでしたから、原因は単純に岩登りをしていることだけではないようですね。

まず考えられる原因のひとつは、加齢です。
加齢によって筋肉が弱って来ていること、筋肉ばかりでなく腱や骨も弱っているのかもしれません。
加齢とも関係がありますが、長年の負荷の蓄積が今になって現われたのかもしれません。
体全体を使ってバランスを取る、つまり腕の力に頼り過ぎない登り方をしていれば、肘に綻びが出ずに済んだのかもしれませんね。

まあ、原因の究明は兎も角として、現実にある痛みを改善せねばなりません。
前回2月4日に行った整形外科へ再度今日行って来ました。
台風接近中の関東地方でしたから、ナウキャストを見ながら、雨の合間を見て自転車で行って来ました。

症状等は前回とまったく同じですから、以前書いたブログを参考にしてください。

12月ころから僕は右肘が時折痛むようになりました。それで今日、整形外科で診てもらいました

今日は午前中に行き、レントゲンは撮りませんでした。
お医者さんは炎症を起こしている箇所をピンポイントで押さえるんです。
「よく場所が分かりますね」と僕が言うと、「だってここ腫れてるでしょ」と言うんです。
専門のお医者さんだから分かるんでしょうが、全然腫れてるようには見えませんけどね。
「注射打ちますか?」と聞くので、「注射で痛みが消えたんですよね。今日も打ってください」と返事しました。

お医者さんは肘のストレッチを日常的に行なうように繰り返しアドバイスしてくれました。
普段の生活の中でもですが、とりわけ風呂上りはいいそうです。
もちろん、肘に負荷がかかる運動(僕の場合岩登りですか)をする場合、運動をする前と最中と後にストレッチするよう言われました。
そんなに出来るかな~ぁ?
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世間的には4連休の初日、猛暑の日和田でクライミング。F沢さんはクライマーとしての一人前のスタート台に立ちました!

2021-07-24 23:56:17 | 僕の自由時間
梅雨の長雨の影響で実に1ヶ月ぶりの日和田での岩登りトレーニングです。
この1ヶ月の間に気温もぐんぐん上昇しましたから、猛暑の中での岩トレになりました。
暑い夏の岩トレは経験がないことはないのですが、かなり昔にあったとしても1度や2度程度でしょう。

東京都には緊急事態宣言が発令されているにも関わらず、道路は行楽に出かける車で溢れていました。
いつもより時間がかかって巾着田駐車場に到着。
でも、入り口には満車の表示。
河原にもBBQやデイキャンプの人たちでいっぱいです。
この河原でそういうことをするのは禁止だったはずですが、駐車場の職員さんもいますから、解禁になったんでしょうね。
駐車場は数台待ちだそうですが、皆さん今来たばかりでしょうから、何時になったら帰ることやら・・・・
僕たちは他の駐車場所を探すことにしました。
大っぴらには言えないスペースに駐車し、岩場へ向かいました。

こんな暑い日なのに、岩場には先客が数人。
岩場は完璧に乾いています!

やる気満々のF沢さんに「どこ登る?」と聞くと、「4級+のルート」と即答。
「リードする?」と聞いても、「する」と即答です。
若者には1ヶ月のブランクなんか関係ないようですね。
ただ、先週の木曜日から時々ボルダリングジムに通うようになったそうです。
クライミング感覚はますます研ぎ澄まされているようですね。

この日の1本目から男岩西面のクラックルート、上部クラックをレイバックで抜けるルートにチャレンジです。
グレードは4級+。


▲11:11。下部もクラック沿いに登ります。そこも最初の核心部で4級+です。こういう岩はF沢さんの得意分野ですから、問題なく通過していきました。ギラギラした陽光が南(右)から照り付けて、眩しくて、岩のホールドがよく見えないこともありました。


▲11:19。上部核心部直前のF沢さん。さすがにこの部分では突破するのに時間がかかっていました。今彼女がいる場所の左上にV字に開いたクラック(割れ目)が見えますが、V字の中へ入るような感じで登って行きます。F沢さんは一度安定した場所までクライムダウンして、短時間休んで再チャレンジしました。レイバックの体勢に入ると楽なんですが、そうしなかったのでバランスをとるのが辛そうに見えました。でも、見事リード成功! 大したもんです!

日和田にあるポピュラーなルートで4級+のルートは3段フェースルートとこのクラックルートの2本です。
ですから、日和田での4級+ルートは卒業したことになります。
僕の考えでは、クライマーとしての一人前の基準は4級+ルートのオンサイト能力だと考えているんです。
つまり、日和田でこの2本をリードしたということは一人前のクライマーのスタート台に立ったことを意味しています。

F沢さんがこれから飛躍的に成長していくことは確実です。
当然、今の僕なんかはすぐに追い付き追い越して行くでしょう。
でも、まだ教えたいこと、身に付けて欲しいことはたくさんあります。
今しばらくは教師役が出来ることでしょう。
その役目が終わったら、次は僕が教わる番でしょうね。


▲11:46。再度同じルートに挑戦するのかなぁと思っていたら、「別のルートがいい」と言うので選んだのがこのルート。グレード的には4級~4級+。男岩西面の裏側、男岩東面なんです。一般的には東面という呼び方はせずに、南面に含めてしまっているようですね。でも、写真の日陰になっている部分は強いて呼べば東面でしょう。この日陰の東面とその右に続いていて日が当たっている岩場との境い目、東面の最下部を右上へ斜上するルートを選びました。最上部では左にチムニーがありますから、そこへ入ります。僕の説明が足りなかったようで、F沢さんは上部で東面の右の岩場を使っていました。でも、僕が登って欲しかったルートも簡単にリード出来たと思います。

まだ他にも、4級~5級のマイナーなルートがありますから、今後チャレンジしてもらおうと思います。


本当に暑いですね!

F沢さんが女岩西面を登ってみたくて仕方ないようでしたから、登ってみることにしました。
今のF沢さんには全く歯が立たないレベルです。
まあ、それを実感してもらうだけでも意味があるでしょう。
トップロープのセットはF沢さんに任せました。


▲12:19。女岩西面には単独のクライマーが二人いました。写真はより年配の方で、ど真ん中ルート5.11aにザイルをセットしています。すごく上手です。一時期、日和田の主だったY田さんのことをご存知で少しだけ教えてくれました。この方はY田さんに手ほどきを受けたんだそうです。


▲13:12。トップロープのセットが終わり、早速F沢さんがチャレンジ。下部は簡単です。何の問題もなく登れます。もう一人の単独のクライマーさんはさらまん5.11b(さらに真ん中の意味)にザイルをセットしました。


▲13:33。上手な二人がF沢さんにアドバイスしてくれます。写真の場所からはレイバックして体を上げていきます。でも、F沢さんも僕もレイバックで体が上がりませんでした。この日はここが限界。


暑くて気分も少し萎えていますし(F沢さんはどうかな?)、帰りの道路の混み具合も気になりますから、この日はこれで終了。
道路はさほど混まず、帰宅してからゆっくりとシャワーも浴びることが出来ました。
でも、そこからがちょっと大変!
帰宅してから水分をかなりの量摂ったことはいいのですが、どうやら僕は暑さにやられてしまったみたいでした。
さっちゃんを迎えた後も体の怠さが抜けずに、結局夜の8時まで寝てしまいました。
それから、さっちゃんに何か食べてもらおうとしたのですが、さっちゃんもすでに睡眠モードに入ってしまっていて、何も食べてくれません。
その後、僕は小さめのカップラーメンだけを食べました。

熱中症の軽い症状が出ていたのかもしれませんね。
軽い熱疲労による倦怠感があったのだと思います。
クライミング中にももっと水分をたくさん摂って、塩飴なども嘗めた方が良かったでしょうね。
次回からは気を付けたいと思います。
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昼が猛暑でも日没時の多摩川土手には涼しい風が吹き渡ります。それに加えて今日は満月が・・・・

2021-07-23 23:53:29 | 散歩
水曜日は病院への往き帰りで90分も歩きました。
昨日の木曜日は僕が疲れてしまって、寝てしまったんです。
今日は3日ぶりにいつも通り散歩に出かけることが出来ました。

どうせ散歩に出るのですから、夕景の美しい時間帯がいいですよね。
夕方でもまだ陽が高いと西日が暑そうですし、明るさも昼間とさほど変わりません。
いろいろと考えた結果、日没時刻の30分前に家を出るのがいいのではと考えたのです。
東京の日没時刻は今18時52分です。
と言うことで、18時20分ごろに家を出ることにしたんです。
でも、さっちゃんとトイレに入ったり、着替えてもらったりしてると、思いの外時間がかかります。
結局、家を出たのは18時30分の少し前でした。

さっちゃんは歩くことは好きですし、散歩の中で目にする花や景色、吹き付ける風、鳥の囀りなどにきっと心動かされているはずです。
今日も花壇に咲いていた桔梗の花を見て「綺麗ね」と言っていました。
強いビル風を全身に浴びて、何やら喋り体を捩ります。
言葉や動作や表情で表現することがほとんど出来なくなっているさっちゃんですが、時々心の動きが伝わって来ます。
感動したり喜んだりする心が、僕と同じように活動していることを微塵も疑っていません。


では、今日の散歩の様子です。


▲18:39。家を出る時間が10分ほど遅れたせいで、夕陽は山の端に沈んでしまっていました。夏雲を縁取っている金色が夕陽の名残のようですね。


▲18:42。浮かぶ雲はまだまだ夕陽に照らされています。北の空や東の空の雲も赤く黄色く色づいています。


▲18:43。さっちゃんに「ここに立っててね」と言って写真を撮ろうとするんですが、さちゃんは僕の方へ歩んで来てしまいます。この写真の場所くらいまで近づくと、落ち着くのか動かなくなりますから、パシャリ。


▲18:58。散歩をしながら、こんな方向にこれほど低い空に浮かぶ満月を見たのは初めてではないでしょうか。「月、満月だよ」と指差すと、さっちゃんは何やら感嘆の声を上げたようです。満月を見ると、嬉しそうでした。

散歩でしっかりと足の運動が出来たせいでしょうか、帰りの階段では手摺りを使わずに上ってましたね。
もちろん、僕と手は繋いでますけれど。
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猛暑の真昼にトータルで90分間もさっちゃんは歩きました

2021-07-21 23:45:51 | 言語リハビリ
今日は6月9日以来の言語リハビリです。
1時からの予約なのですが、夏は往きも帰りも猛暑の中の歩きになります。
今日の11時過ぎ、熟睡しているさっちゃんをそろそろ起こさなければと思っていました。
でも、こんなに暑い中、さっちゃんに駅までそして病院まで歩いてもらうのは可哀想だなとも感じていました。
ですから、タクシーで行くことも考えていたのです。
タクシーで行けば3000円くらいはかかるようですが、全然歩かなくてもいいのです。
それに、歩いたり電車に乗ったりのストレスがかかりませんから、病院に着いても不穏気味にはなっていないと思います。

でも結局、タクシーは使わないことにしました。
たとえ不穏気味になったとしても、病院に行って言語リハビリをして帰って来る、その全てがさっちゃんにとっての体験だと思ったからです。
とは言え、雨の日とかはいつかタクシーを使ってみようと思います。

さっちゃんは朝食をしっかり食べてくれました。
ヨーグルトまでは行きませんでしたけれど、も飲めました。

さっちゃんは以前は駅まで20分で行っていました。
今の僕も同じです。
でも、今のさっちゃんは急いでも25分はかかります。
通常は27、8分はかかるでしょう。
途中で何が起こるか分かりませんから、家を電車の時間の40分前に出ようとしています。
でも、何かとバタバタしてそんなに余裕たっぷりには出かけられません。

今日もそうでした。
31分前に出かけました。
まあまあ順調な方ですね。
最長90秒足止めを喰らう国道が出発して数分後に現われます。
いつも歩く横断歩道ですから、100m以上手前のある目印の場所で信号が赤になるタイミングが横断歩道を渡れるか否かの目安になっているんです。
その目安の10mほど手前で信号が赤に変わってしまいました。
つまり、僕の足で普通に歩いても横断歩道の信号が点滅してしまう可能性があります。
さっちゃんの足では横断歩道直前で信号が赤に変わってしまうでしょう。
90秒ももちろん痛いのですが、それ以上に90秒もじっと待っていなくてはならないことにさっちゃんが耐えられるかどうかが大問題なんです。
精神的にイラついて、かなり不安定になるでしょうね。
ですから、ちょっとだけさっちゃんを急がせました。
急がせる僕に怒り始めて、歩くことを拒否する可能性もあるくらいの急がせ方でした。
結果は、間に合いました。
途中で信号が点滅し始め、残り2、3mのところで赤に変わりました。
さっちゃん、よく歩きましたね。
こんな暑い中を。

さっちゃんも歩きながら「暑いねぇ」と言っていました。
正しく言えていましたから、心の底から暑いと感じていたんでしょうね。
さっちゃんにはもちろん帽子をかぶってもらっていますが、それに加えて本当は日傘も差してあげたかったんです。
でも、以前にもブログで書きましたが、さっちゃんに傘を差してあげるのはとても大変。
時刻も12時台ですから、日陰もほとんどありません。

最後の関門は改札口への最後の数十段の階段です。
エレベーターに乗ろうかなとも考えたんですが、頑張ろうと・・・・
ただ、最後の最後で転んでしまいました。

さっちゃんが階段で転んだり突っかかってりする原因は以前にもブログで書きましたけれど、こんな理由です。
・足を上げる高さが足りなくて、次の段の階段に爪先がぶつかってしまう
・足を運ぶ幅が短くて、だんだんと階段の手前に足が乗り、ついには足が乗らなくて突っかかる

最近はこの2つに加えて、もうひとつ出て来ました。
下りの時なんですが、
・すぐ下の段をよく見ていないのか、もうひとつ下の段まで足を下ろそうとする
そんなことをすると、当然つんのめってしまいます。
すごく危険。
これも、最近ブログに書きましたが、さっちゃんの右手を僕の右手で取り、僕の左手はさっちゃんの右脇の下を持つんです。
さっちゃんの歩幅が大き過ぎるな、危険だな、と分かったら左手でさっちゃんの体を支えるんです。

今日の原因は2番目の理由で、踏み外したようになって、バランスを崩しこけたんですね。
しばらく痛そうにして倒れていましたけれど、大丈夫でした。
この日のさっちゃんはよく歩いてくれて、25分で駅に到着しました。
それにしても暑い!


電車を降りた駅から病院までは20分かかります。
去年くらいまでは15分もあれば大丈夫だったのですけどね。
病院に近づいて来ると、疲労からかさっちゃんは不穏気味になることがあるんです。
病院を目の前にして「もう帰る」と言ったりすることがあります。
でも、今日はしっかりと最後まで歩き通してくれました。


病院の中ではずうっと何となく不穏気味でした。
なんとか対応しながら、無事に終了。


帰りの歩きですが、さっちゃんはしっかりと歩いてくれました。
僕と一緒に歩いてくれなかったり、違う方向に勝手に歩いて行ったりすることもあるんですけれど、今日はしっかりと歩きました。
今日のような暑くて暑くて嫌になってしまうような日でも、歩くことだけは止めないさっちゃんです。

さすがに最後の自宅までの歩きの時は僕と繋いでいる腕に体重をかなり預けて来ました。
もかなり曲がって来ていて、前のめりになりながら歩くんです。
なかなか真っすぐは歩けなくて、僕と繋いでいるさっちゃんの右腕を中心に時計回りに歩いてしまうんです。
僕は平地ですけれど、さっちゃんを両手で支えながら歩きました。

団地に着き、最後に階段を上ります。
腰が曲がっていて、手が階段に付きそうです。
さっちゃんの右手を僕が持ち、左手は手摺りを掴んでいます。
ところが、8段目でさっちゃんは階段に躓いて転んでしまいました。
原因は駅の階段で転んだのと同じです。
でも、今回はなかなか自力では立ち上がれません。
8段目上った場所は踊り場ですから、そこにまずは座ってから立ち上がってもらいました。
そこからは下る時と同じように僕はさっちゃんを脇の下で支えながら階段を上りました。
さっちゃんも疲労していたので、足が高く上げられなかったんでしょうね。


家に着くと、冷房をつけ、さっちゃんのズボン、靴下、Tシャツを脱がせました。
リハパンの腰の辺りを何枚ものティッシュで汗を拭き取りました。
リハパンは暑くて蒸れるはずです。
自分が穿いていることを想像しただけで嫌になります。
トイレにも連れて行きますが、おしっこは出ません。
何故かさっちゃんは上機嫌で、便座に座ってを唄っています。
トイレを出ると、消毒用のウェットティッシュで両手を拭き、冷たい飲み物を飲んでもらいました。

少し落ち着いてから、さっちゃんと僕は布団で横になって体を休めました。
散歩はさすがに行く気にならず、6時半くらいから夕食のおかずを作りました。
本当はお味噌汁も作るんだったのですが、そこまでは気力が湧かず・・・・
作ったおかずは冬瓜のひき肉あんかけ、です。
マイタケと生キクラゲも加えました。
僕が用意した夕食をさっちゃんは全部食べてくれました。
それでも、ごく少量ですけれど、食べてくれると本当に嬉しいですね。
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掛かり付け医の先生のところへ、今日の夕方行って来ました

2021-07-19 23:54:10 | 病院
さっちゃんの掛かり付け医の先生は今住んでいる場所に引っ越して来る前からお世話になっている先生ですから、20年以上にはなるんだと思います。
ほぼ月に一度は診てもらって薬を処方してもらっています。
最初に認知症テストをしてくださったのもこの先生ですし、認知症専門の先生を紹介してくださったのもこの先生でした。
認知症専門の先生がすぐに異動となったので、今通っている大きな病院の先生を紹介してくださったのもこの先生です。

月に一度、薬が残り少なくなったら処方箋を貰いに行くのですが、血圧を測り、聴診器をあて、最近の具合を聞いてくださいます。
(今日の血圧は上が120くらいで下が100くらいでした。
下がちょっと高いですね。
まだ暑い中をあまり水分も摂らずに歩いたせいでしょうか)
そして、時々血液検査等をしてくれるんです。
これまでは月曜日の3時ころに行くことが多かったのですが、真夏のいちばん暑い時間帯を歩くのはさっちゃんに可哀想です。
と言う訳で、午後は3時から6時までですから、家を5時15分に出ることにしました。
クリニックまではおよそ徒歩30分。

また、僕は薬の残量をメモしていきます。
例えば今日ですが、
アリセプト5mg:4錠
エゼチミブ10mg:4錠
酸化マグネシウム330mg:14錠
エパデールS900:18包
ラコール(経腸栄養剤):14個

でした。
(メマリーはN川先生が出してくれています)
酸化マグネシウムとエパデールは朝夜2回飲むのですが、夜は飲まずに寝てしまうことがあるので、残量も多くなります。
それに、夜は酸化マグネシウムを先に飲んでもらいますから、エパデールの方が多く残り易いんです。
ラコールはあまり厳密に数合わせはしないみたいですね。
1日1個(200cc)なんですが、さっちゃんの水分摂取量は少なくて、月に20個ちょっとしか飲めていないんじゃないでしょうか?

その水分のことですが、先生も水分を多く摂るようにと心配してくれています。
夏ですから、「氷なども口に含ませてあげたらいいですよ」「カルピスとかを凍らせるのもいいですよね」とアドバイスしてくださいました。
試してみようと思います。
でも、さっちゃんはあまり氷を使わないし、食べない人でしたから、どうでしょうかね?
「塩飴も今の時季いいですよ」ともおっしゃってくれましたが、さっちゃんは飴を嘗めることが出来るのかなぁ?
塩飴は家にありますけどね。

病院の次は薬局に行きますが、さっちゃんはもう待ちくたびれたようです。
病院でも待ちましたし(ほんの少しですが)、薬局でもじっと座っていなければならないとなると、さっちゃんは我慢できません。
立ち上がって、「行こ」と言いますが、僕が相手にしないので、仕方なく座ります。
出口がどこなのか分からないせいもあるんでしょうけどね。
まあ、薬局でもそんなに時間はかかりませんから、散歩をしながら帰ることにします。



▲18:22。いつもとは少し違う多摩川とその奥の山々の情景です。いつもの散歩コースよりは2kmほど上流なんです。


▲1:27。「さっちゃん、こっち向いて」と言っても、向いてくれませんでした。でも、こういう角度からもいいですね。


▲18:31。関東の梅雨明けを今日宣言したようですね。晴れた日の沈む太陽は鮮やかですね。

帰宅すると、もう7時前でしたから、すぐに夕食を食べてもらいました。
でも、ほとんど食べてくれませんでした。
お腹空いてないのかな~あ?
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今日のさっちゃんの昼間ですが、僕よりずっと寝てなかったですね

2021-07-18 23:58:17 | 散歩
昨日のブログで、さっちゃんは昼間でも半分以上は布団の中に入っている、そう書きました。
でも、きょうのさっちゃんは布団にはほとんど入りませんでしたね。

僕は珍しくアラームなしでも7時半に起床しました。
さっちゃんも11時くらいには自分で起き出して来て、朝食タイム!
その後、普通なら布団の中で過ごすことが多くなるのですが、今日は違いました。
僕の方が何故か眠たくて、布団で横になってしまいます。
自分だけ布団の中にいては、さっちゃんのことが心配なので、さっちゃんも一緒に誘って寝るんです。
でも、さっちゃんはすぐに布団から出て行ってしまいます。
僕は布団の中からさっちゃんの行動を観察しているのですが、そのうち寝てしまいます。

そんなことを繰り返していると、すぐに5時になってしまいました。
僕はテレビを点けて、大相撲の千秋楽これより三役だけを観戦しました。
その後、食器を洗って、今晩のおかずのサラダで使うブロッコリーを茹でます。
茹で終わってから、さっちゃんを散歩に連れ出します。
今日は昨日のような抵抗はなく、普段通りに喜んで出かけてくれました。
いつもよりも遅い6時半出発です。
今日は暑い1日でしたからね。

歩き始めると、同じ棟の上の階から呼ぶ声がします。
僕がこの棟の自治会役員を初めてした年にお世話になった方です。
5階から「今日は暑いねぇ!」と。
「土手は涼しい風が吹いていますよ」と僕。
彼はその役員をしていた1年間の半ばに奥様が怪我をして入院、怪我の影響で認知症がかなり進行してしまったんです。
奥様の入院期間中、僕が彼の役務を引き受けた縁で、その後も親しく挨拶を交わすようになりました。
散歩に出かけた際も、ほんのたまにですが、今日のように彼が僕とさっちゃんの姿を見つけると、必ず声を掛けてくれます。

多摩川の土手に出て、土手の道から芝生の広場へ入りました。
その際、僕は指さして、さっちゃんに示します。
すると、さっちゃんが「こっち行くの?」と早口で喋りました。
「そうだよ、こっちへ行くよ」と僕。
赤ん坊がいろいろと初めての言葉を発するのを聞く喜びとは違うでしょうけれど、少しは似た感情のような気もします。


▲18:39。さっちゃんのズボンは部屋着のままの半ズボン。


▲18:40。東京の日没時刻は18時55分ですから、太陽はすでに山の端へ沈んでいると思います。鮮やかさは今日の夕景にはありませんが、夏らしい夕暮れですね。

月は半月、上弦の月でした。
さっちゃんに途中3度、月を指差し「月だよ。綺麗だね」と言いました。
2度は月を見つけて、眼が少し輝いたような気がしましたが、1度は見つけることが出来なかったようですね。
そんな時って、見つける気がないんですよね。


7時15分くらいに散歩から帰って来ました。
最後にサラダのレシピを。
ブロッコリー、アボカド、キウイ、バナナ、茹でたソーセージ。
これらをさっちゃんの口に入るサイズに細かく切り分けます。
大きめのボウルに入れ、マヨネースで和え、最後にヨーグルトを入れて混ぜます。
それだけ。

ヨーグルトは水っぽくない方がいいので、今日はカスピ海ヨーグルトを使いました。
アボカドが熟してなくて硬かったので、さっちゃんは口から出していましたね。
さっちゃんは箸では滑って掴めませんから、僕が食べさせてあげました。
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今日の夕暮れ時、さっちゃんを散歩に誘いましたが、気分が乗らなかったようです

2021-07-17 23:59:40 | 今日一日の暮らしぶり
前の晩はそれほど遅く寝たわけではなかったのですが、気持ちよく寝ることが出来て、僕が起きたのは10時半ころでした。
僕は朝食を食べたり、洗濯をしたりしていましたが、さっちゃんはぐっすりと眠り続けていました。
さっちゃんに何も用がない日には早く(と言っても午前中に)起こすか否か、考えちゃいますね。
普通なら「早寝早起きは三文の徳」と言うほどですから、せめて午前中には(可能なら10時くらいには)起こしたいものです。
でも、そうしてもどうせ椅子やソファで寝てしまうんですよね。
椅子で寝るくらいならと、僕はさっちゃんを布団へ連れて行く、そんなことは日常茶飯です。

さて、そんなさっちゃんが起きて来て、寝巻きを着替えたのは何時だったでしょうか?
よく覚えてはいませんが、1時過ぎくらいだったのでは、と思います。
さっちゃんは夜寝てから翌日完全に起きるまで(途中、トイレ等で一時的に起きることはあるのですが)余裕で15時間くらいは寝続けます。
さっちゃんは起きてから2時くらいだったでしょうか、朝食(遅い昼食ですね)を食べました。
いつものオートミールとヨーグルトをしっかりと食べました。

さっちゃんはテレビ観覧にはほとんど興味がありませんし、何かしたいことがある訳でもありません。
当然、退屈なんでしょうから、すぐに眠たくなるみたいなんですね。
そうなると、上でも記したように、布団へと連れて行くことになってしまいます。
寝ている15時間以外の9時間のうち半分以上は布団の中にいると思います。
トータルすると、1日20時間ほど布団の中ということになってしまいますね。

昼間は特にそうですが、しょっちゅう起き出して来ますし、本格的に眠っている時も何やら喋っていることが多いんです。
寝言ではなさそうですし、半分は目覚めた状態で何やらブツブツと喋っているように思えます。
さっちゃんは眠りが浅いのかもしれませんね。
睡眠時無呼吸症候群かもしれないと、時々さっちゃんの寝息を注意深く聞いているのですが、そんな感じはまったくありませんね。


夕方、陽が西に傾いた頃、僕はさっちゃんと散歩に出かけようと、寝ているさっちゃんを起こそうとしました。
「散歩行こ」「出かけるよ」などと何度も何度も声を掛けますが、さっちゃんはぐっすり眠ったまま。
起きてくれないんじゃ、どうしようもありません。
僕は諦めざるを得ませんでした。

でも、6時半過ぎ、さっちゃんが起き出して来ました。
今が最後のチャンスです。
もう部屋着のままでいいので、運動靴を履くために靴下だけは穿かせようとしました。
すると、さっちゃんは機嫌が悪い!
足を素直に出してくれず、バタバタ動かしたり、僕を蹴っ飛ばそうとしたり・・・・
これには僕は力で対抗できますから、何とか靴下は穿かせることが出来ました。
散歩に出かける時は、その雰囲気が伝わるのでしょう、素直に従ってくれることの多いさっちゃんだったのですが、今日は違いました。
玄関へもなかなか来てくれません。
さっちゃんの手を強く引いて、やっと玄関まで連れて来ることが出来ました。
それでも、運動靴を履いてもらうことは出来ませんでした。
運動靴に近寄ってくれないのです。
お手上げです。
僕は散歩を諦めました。

さっちゃんには食卓の椅子に座ってもらいます。
せっかく穿いてもらった靴下を脱がせます。
さっちゃんは僕を蹴飛ばそうとします。
僕もそれは予期していますから、上手に脱がせましたけどね。

そして、何か食べてもらおうと思いました。
でも、こんな気分の時にさっちゃんが食べてくれる訳はありません。
まずは、花豆5個とクリームチーズを小皿に入れて持って来ました。
僕は小さく分けたクリームチーズのひとつをお箸でさっちゃんの口元に運びます。
さっちゃんは食べようとしません。
何度そうしても拒否です。

30分後くらいに、また起き出して来たさっちゃんに食べてもらおうとしましたが、同じく拒否。
朝食(遅い昼食)が遅かったので、本当にお腹が空いていないのかもしれませんね。

そのまた30分後ほど、再び起きて来たさっちゃんにクリームチーズの小さな欠片を口元に運びました。
食べてくれました!
焦らせずに、ゆっくりと、Kiwiのクリームチーズと花豆5個を食べてもらいました。
続けて、プリンを1個食べてもらいました。
夜の分のもプリンに混ぜて飲んでもらいました。

気を良くした僕は、以前作って冷凍しておいた麻婆茄子(豆腐も入っているんですが)を解凍、温めました。
でも、これはいくら僕が根気よく食べさせようとしても、一口も食べてくれません。
眼もつむったままになって来ましたから、もう潮時です。
さっちゃんを布団に連れて行きました。
8時半ころだったでしょうか?

その時は、また起きて来るだろうと思って、寝巻きには着替えさせませんでした。
でも、さっちゃんは起きることなく今(夜中)も眠り続けています。

食事中は機嫌が悪いということはありませんでした。
何故どうして、散歩に誘った時だけさっちゃんの機嫌が悪かったんでしょうかね?
凄く暑かった(寝室だけは冷房してます)今日の日の夕暮れ時に、涼しい風の吹いている(はずの)多摩川土手を散歩したかったのにな~ぁ!
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日和田の岩場はびしょ濡れで岩トレ中止、夕方さっちゃんは心配してたパターンでお漏らししてしまいました

2021-07-16 23:56:15 | トイレ・排泄
気象庁からの発表はまだありませんけれど、関東地方の梅雨はもう明けたようですね。
でも、昨日木曜日日和田の岩場はびしょ濡れで岩トレは出来ませんでした。
その前日夜の天気予報でも、岩トレが出来るかどうか不安だったのですが、とにかく現場までは行ってみるしかないと考えたんです。
昨日の早朝時点で、F沢さんに「やっぱり駄目そうだから今日は中止にしよう」と連絡することも考えたのですが、まだ可能性に期待する自分もいたんです。

ナウキャストで確認すると、細長く南北に連なった雨雲が日和田のある埼玉県日高市に向かっていることが分かります。
ただ、東西に幅の狭い雨雲ですから、数キロ西か東にずれてくれるだけで日和田の岩場は救われます。
僕はそんな淡い期待を抱きながら、ナウキャストも常に確認しながら、F沢さんの車に同乗させてもらいました。

巾着田の駐車場を歩き始めた時にはまだ傘を差す必要はありませんでした。
雨雲は東京都と埼玉県県境の200mもない低い丘にぶつかって、消えたり細かく分裂したりしています。
その雨雲はまだ前衛の弱い雨雲で、その後ろ(南)からは雨雲本体とも言うべき豪雨をもたらす雨雲も続いています。

岩場への山道を登って行きました。
日和田の岩場では夜中にもかなりの雨が降っていたようですから、まだびしょ濡れだとは容易に想像できます。
風もありませんし、湿度も高いままですから、岩場が乾くはずもありません。
でも、僕は極々小さな希望を抱いていたんです。
女岩西面です。
ここは壁全体が前傾していて、もしかすると濡れていないかもと期待したんです。

岩場に到着しました。
F沢さんが早速岩場を確認しに行き、「濡れてる」とがっかりした声を発しています。
いつも登っていた男岩南面は湿気っているなんてレベルじゃあありません。
完全にびしょ濡れです。
この瞬間から強い陽が差して風が吹き続けたとしても、乾くのには1時間以上かかるでしょう。
僕は淡い期待を胸に女岩を見に行きました。
でも、残念。
前傾壁もびしょ濡れ。

ナウキャストで再確認しますが、変わらずに雨雲は日和田を目指しています。
即決です。
下山し、帰ります。
F沢さんはクライミングジムに行ってみようかなと考えているようです。
僕は火曜日以来延び延びになっていた里芋と鶏肉の煮物を作ろうと思いました。
駐車場に着く前に、雨も少し降り始めました。
車で帰り始めると、激しい雨が降って来ました。
日和田の岩場もこの雨に打たれているようです。
F沢さんには可哀想でしたが、僕には岩場往復の山道を歩けただけでも楽しいひと時でした。


帰宅すると、昼食を食べ、録画した番組を観て、里芋と鶏肉の煮物を作りました。
冬瓜と竹輪も加えました。
4時過ぎて、さっちゃんがデイサービスから帰って来ます。
デイサービスでは1度もおしっこをせず、水分も400ccしか摂らなかったとのこと。
NHKの相撲中継は大関と横綱の取り組みだけ見ました。

僕はさっちゃんと散歩に行こうと思いました。
少し前から午前中の雨が信じられないくらいに青空が広がっていました。
真夏の青空です。
日没が近づき、涼しい風も吹く中をさっちゃんと散歩に行こうと思ったのです。
出かける前に、僕はトイレに入りました。

僕はトイレから出てダイニングに入ると、さっちゃんの異様な姿が飛び込んできました。
リハパンを脹脛まで下ろしているさっちゃんの姿です。
前々から僕が恐れていたパターン。

つまりこうです。
今のリハパン+パッドになる前、普通の布製パンツだった頃はトイレに間に合わずに漏らしてしまうことが頻発しました。
しかし、リハパン+パッドの生活になると、漏らしても全部パッドが吸収してくれます。
おしっこを漏らして、フローリングの床や畳や布団がおしっこで濡れる心配はなくなりました。

でも、でも、本当にそうなんでしょうか?
ただ1点、心配なケースがあるんです。
それはさっちゃんが自分でパンツを下ろしておしっこをすること、、、、トイレ以外の場所で。
大抵の場合、さっちゃんの行動には僕の眼が届いていますから大丈夫なんです。
でも、僕の眼が届かないことだってないわけではありません。
まさに今回がそうでした。
僕はトイレに入っていたんです。


さっちゃんのリハパンを足元まで下ろしている姿に接した僕はすぐに行動に移りました。
ダイニングの床がまだ濡れていませんでしたから、そのままの状態でさっちゃんをトイレに連れて行きました。
便座に座ってもらい、さっちゃんの足元の床を見ると、点々とおしっこがこぼれています。
ここへ歩いて来たコース上を見ると、もっと多くのおしっこがこぼれていました。

僕はすぐ眼の前にあるトレペで拭きました。
でも、トレペだけで拭き取れる量ではありません。
雑巾とタオルを動員しました。
ダイニングでさっちゃんが立っていた場所からトイレまで、まずは大雑把におしっこを拭き取りました。

さっちゃんは自分が失敗をしでかした自覚があるのか、大人しく便座に座り続けてくれています。
パッドはもちろん濡れていましたが、リハパンも濡れていました、ズボンも濡れていました。
全部脱いでもらって、脚や足の裏をトレペで拭いてあげます。
それだけでは綺麗になった気がしませんから、消毒用ウェットティッシュで同じく何度も拭いてあげました。
立ってもらって、お尻や太股も同じように拭きました。
本当はシャワーで洗ってあげるのが一番なんでしょうが、今日金曜日がデイサービスで入浴の日ですから、これで大丈夫だろうと思ったんです。

さっちゃんに新しいリハパン+パッドを穿いてもらい、寝室でズボンも穿いてもらって、一件落着。
すでにもう日没の頃になっていましたから、散歩は中止です。
さっちゃんには布団に入ってもらい、もう一度広い範囲をウェットシートで拭き掃除しました。


▲19:09。午前中の雨が嘘のような晴天になっていました。久し振りにすっきりとした夕景です。我が家のベランダから眺めてみました。写真の左上にはが見えています。これもまた久し振りですね。


▲その月のアップです。6日目くらいの月でしょうか?


今回は僕の感情は平静でした。
怒りや憤りやイライラなどの感情は起こりませんでした。
僕自身がトイレの中にいて、対応してやれなかったことも原因のひとつですから、僕にも責任がありますしね。
逆に、さっちゃんの意識の中に「パンツを脱いでおしっこをする」という行動様式が残っていたことに驚いたほどです。
最近は自分からそうすることはまずなかったと思いますから。

夕食後、さっちゃんは寝て、僕はトイレに入りました。
便座に接している左足太股がじっとりします。
便座カバーも濡れていたんですね。
これで便座カバーの交換は火曜日1回、水曜日2回、木曜日1回となりましたね。


ついでに、今日金曜日散歩の写真も載せておきます。


▲18:26。夕暮れの逆光でさっちゃんの顔を撮るのは難しいですね。


▲18:27。この青空です! 梅雨はもう明けたと思いますよ。


▲18:39。奥多摩の山にはもう真夏の雲がかかっていました。
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トイレの便座カバーを昨日は1回、今日は2回替えることになりました

2021-07-14 23:56:23 | トイレ・排泄
6月30日に排便があって以降、さっちゃんは7月に入ってからは排便のない日が続いていました。
1ヶ月少し前にも排便のない期間が長く続いたことがありましたけれど、その時同様とても心配しました。
超久し振りの排便の場合、さっちゃんが苦しむケースが多く見られるからです。

先週末あたりからその心配は具体的になって来ていたのですが、昨日やっと排便がありました。
デイサービスであったのです。
スタッフさんから「これくらいのが2本出ましたよ」と報告を受けたのです。
指を広げてその長さを教えてくれました。
やっと出たか~~~、と僕は安堵。

でも、13日目にしては量が少ない気もしました。
さっちゃんがトイレに入った時にお腹を触ってみると、まだ少し張っているように感じます。
その心配は的中し、そのさっちゃんがトイレに入った際にパッドを見ると少しの便で汚れています。
これはまだ完全にはさっちゃんの便が出切っていない証拠でしょう。


ところで、さっちゃんを便座に座らせるのにはいろいろと気遣いが必要です。
大きく言うと、次のふたつの気遣いです。
●便座に座る前にリハパンを完全に下ろす
●便座の正しい位置にお尻が来るように座ってもらう


パッド(リハパンとのセットです)に関してですが、以前は腰を下ろしながらリハパンも同時に下ろしていました。
すると、さっちゃんは座ることにばかり意識が行っていますから、パッドの状況に関わらず座ってしまいがちです。
極端な場合、パッドがまだ太股の位置にあるのに座ってしまうんです。
すると、パッドの吸水面(内側)がリハパンの腰側と接触してしまいます。
パッドが尿を吸っている場合はそれほどの被害ではないのですが、パッドに便が付着している時は被害甚大です。
まあ、リハパンも交換するだけですけどね。
ですから、早く座りたがっているさっちゃんを制しながら、立った状態でリハパンを膝よりも下に注意深く下ろすようにするんです。
便が見えたなら、座った後で慎重にパッドを外します。

次の、便座の正しい位置に座ってもらう件ですが、これが意外と大変なんです。
さっちゃんが座る際にはある程度勢いがある状態で腰を下ろしますからね。
その途中の僅かな時間でさっちゃんのお尻の位置をコントロールするのは至難の技です。

そんな失敗を昨日は1回、今日も1回してしまいました。
昨日の1回は上記ののこと。
パッドに便が付着しているということは、お尻の肛門周辺も便で汚れているということ。
昨日の夜は便座の手前に座り過ぎて、便座カバーの(僕から見て)右側先端を汚してしまいました。
今日の1回はさっちゃんが起床したの最初のトイレで。
パッドには大量の便が付着していました。
扁平になって、水分もかなり吸われていましたが、立派なウンチ3本分くらいです。
前後は正しい位置だったのですが、左右が(僕から見て)右すぎました。
ですから、さっちゃんが立ち上がると、便座カバーの右側の中央部に汚れが。
もちろん、さっちゃんも立ってもらった姿勢で汚れている左太股を綺麗にしてあげました。

そして、今日もう1回ありました。
それは便座への座り方が問題だったのではなく、どうやら最初から左太股に付いていたようなんです。
トイレには7時ころ散歩から帰って来てすぐに入ったのです。
散歩中に股の間を押さえたりすることはなかったのですが、左手で左の太股の横やら後ろやらを押さえていました。
「太股の筋肉が痛いのかな~」などと思ったりしていたのですが、脚も引きずりませんし、階段も苦なく上ります。

トイレに入ろうと、リハパンを下ろそうとすると、大きなウンチが今まさに出て落ちて行こうとするところでした。
超慎重にリハパンを下ろし、パッドに載ったモノを見ると、大きくて太いのが3本。
僕の目の前で便座に座っているさっちゃんの表情がすごく穏やかです。
あ~! これで全部出切ったな、そう思いました。
リハパンもほんの少しですが汚れていましたから、リハパンも交換しました。

それで、いざ立ってもらうと、便座カバー右側中央が汚れています。
汚れているばかりか、小粒な便も1個載っていました。
おそらく散歩中に、リハパンから小粒な便1個が転がり落ちて、左太股に付着したんでしょうね。
さっちゃんの左太股なども、消毒用ウェットティッシュでしっかりと何度も拭いてあげました。

こんな訳で、昨日1回、今日2回、便座カバーを交換したんです。
でも、我が家には便座カバーが3枚しかありません。
1枚足りなくなってしまいますよね。
ところがどっこい、大丈夫だったのです。
今日の正午過ぎ、僕は洗濯をしました。
今日は雨がちな日だったんですが、そのまま明日まで干しておこうと思ったんです。
明日は日和田に行くので、洗濯する時間はありませんからね。

これまでも便座カバーが便で汚れることはありました。
でも、それほど滅多にはありません。
それが2日で3回もあったのですから、本当に珍しいことでした。
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