野菜と花を育て美を眺め食を楽しむ
豆苗(とうみょう)
最近、スーパーでよく見かける。買ってきて野菜料理につかいました。
豆苗(とうみょう)はエンドウの若菜。元々は大きく成長したエンドウの若い葉と茎を摘んだもので、中華料理の高級食材だったが、最近は主に豆から発芽させた幼い状態のエンドウが根付き、またはカットされて販売されている。
豆苗としてエンドウの若菜を食べるようになったのは中国で、収穫される量も時期も限られるため、一部の高貴な人やお正月などの特別なときにしか口に出来ない希少品であった。日本に豆苗が登場するのは1970年代の日中国交回復以降である。1995年頃から、植物工場で豆を発芽させた状態の豆苗が栽培されるようになると、年間通して安定生産が可能となり、一般野菜として家庭にも浸透するようになった。
豆苗は、β-カロテンを豊富に含む。これはホウレンソウの約1.119倍に相当する。その他にもビタミンEやビタミンK・葉酸やビタミンCも豊富で、β-カロテンを含めたこれらの栄養成分は一般的な緑色葉物野菜(ホウレンソウ、小松菜、春菊、ニラ)の含有量を上回る。
炒め物やスープ、鍋物など加熱料理に使われる。ほのかなエンドウ豆の香りと甘味があり、シャキシャキとした食感が特長。アクが少ないため、下ゆで等の必要はなく、そのまま炒め料理に使ったり、電子レンジで加熱しておひたしなどにも使える。
根が付いた状態で販売されていることの多い豆苗は、可食部を切り取った後の根に水をかけて明るい日陰に置くと脇芽が伸びて再度収穫できる。季節や栽培条件にもよるが10日から2週間前後で茎が20cmくらいに再成長する。根の窒息に弱いので水を与えたら必ず排水して受け皿に水を溜めないのがコツである。
現在、日本で最も流通している根付きの豆苗は植物工場で水耕栽培される。そのため、農薬を一切使わずに栽培できる。また、天候に左右されず安定的な栽培が可能で、他の葉物野菜価格が高騰した場合にも通常と変わらない価格や品質で流通する。2011年11月には山梨県北杜市に国内最大の豆苗専用植物工場ができた。
昨年の昨日のブログ
*小蕪・赤蕪・紅芯大根の混ぜ合わせ甘酢漬け
先日、畑仲間の畑で紅芯大根と赤蕪を貰い、我が家の小蕪をスライスして混ぜ合わせ甘酢漬けを作りました。それぞれの味が合わさり大変美味でした。
① それぞれの蕪をスライサーで切る。 ② ①を混ぜ合わせ甘酢を加え出来上がり。 *甘酢は甘い梅干を漬けた液を使いました。
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