義母が子供の頃は、この集落に2,3週間に一度パン職人がやってきたそう。
パン屋がなかったのだろう。
各家庭などを回って、そこで3,4週間分のパンを焼いていった。
朝食のために朝起きたら近所のパン屋に出かけて焼きたてのパンを手に入れる、というのは今も昔も街中の話なのだろうと思う。
今も、義両親たちは2,3週間に一度まとめ買いをする。
一つ750グラムの品だ。丸のまま買って、自宅で切る。(切るところを撮影したかったけれど、間に合わなかった)
小麦の他、ライ麦、スペルト小麦が使われている。ひまわりやかぼちゃの種、クミンシードなどの香辛料が混ぜ込まれているものが義両親たちのお気に入り。
小袋に分けて、冷凍保存しておく。
台所の調理台の隅にこんな風にその日の分を置いておく。
自然解凍だ。
この茶色い伝統的なパンは酸っぱくて、慣れるまで少々時間がかかる。慣れると一般日本人でもかなり好物になる。
ただ、冷凍したものを室温で解凍してそのまま食べるのは未だに少々抵抗がある。
軽くトーストしたほうがおいしいんだ。
義両親たちはまだ冷凍から完全に戻っていない冷たいスライスも平気で食べてしまう。
家庭用冷凍庫は1950年代以降に普及したものだったそうで、それ以前は常温でパン職人の焼いたものを置いておいたのだろう。
日本の夏場だったら2週間の保存は無理だろうな。
日本では米でさえ「開封後は1ヶ月以内にお召し上がりください」と印刷されてあった記憶がある。
気候の違いで食物の保存状況さえ違ってくるものだな。
ここの集落にも4,5年前にできたムラ店内にパン屋があるけれど、ウチはそこで買ったことは一度もない。
フレッシュなパンとは縁遠いウチの生活スタイル。
これがドイツの典型的な田舎生活のものかどうかはわからない。
近所の人たちがどのようにパンを食べているか観察する機会がないものね。
パン屋がなかったのだろう。
各家庭などを回って、そこで3,4週間分のパンを焼いていった。
朝食のために朝起きたら近所のパン屋に出かけて焼きたてのパンを手に入れる、というのは今も昔も街中の話なのだろうと思う。
今も、義両親たちは2,3週間に一度まとめ買いをする。
一つ750グラムの品だ。丸のまま買って、自宅で切る。(切るところを撮影したかったけれど、間に合わなかった)
小麦の他、ライ麦、スペルト小麦が使われている。ひまわりやかぼちゃの種、クミンシードなどの香辛料が混ぜ込まれているものが義両親たちのお気に入り。
小袋に分けて、冷凍保存しておく。
台所の調理台の隅にこんな風にその日の分を置いておく。
自然解凍だ。
この茶色い伝統的なパンは酸っぱくて、慣れるまで少々時間がかかる。慣れると一般日本人でもかなり好物になる。
ただ、冷凍したものを室温で解凍してそのまま食べるのは未だに少々抵抗がある。
軽くトーストしたほうがおいしいんだ。
義両親たちはまだ冷凍から完全に戻っていない冷たいスライスも平気で食べてしまう。
家庭用冷凍庫は1950年代以降に普及したものだったそうで、それ以前は常温でパン職人の焼いたものを置いておいたのだろう。
日本の夏場だったら2週間の保存は無理だろうな。
日本では米でさえ「開封後は1ヶ月以内にお召し上がりください」と印刷されてあった記憶がある。
気候の違いで食物の保存状況さえ違ってくるものだな。
ここの集落にも4,5年前にできたムラ店内にパン屋があるけれど、ウチはそこで買ったことは一度もない。
フレッシュなパンとは縁遠いウチの生活スタイル。
これがドイツの典型的な田舎生活のものかどうかはわからない。
近所の人たちがどのようにパンを食べているか観察する機会がないものね。
良く口にするパン
固くてあごが痛くなってくる
丸い固いパン。
口内炎だった時にあのパンの固い
皮の部分が口内炎に当たって
食べるのに難儀しました。
「ドイツ人は口内炎にならないのか?」
なんて当時の旅行の時に書いていた
日記に記してあります。
それ以来
何度もドイツを訪れていて
すっかりあの酸っぱいライ麦パンに
慣れてしまい、日本で食べるライ麦パン
が物足りなくなってしまいました。
しかし最近、名古屋でリューベックで
パン作りの修行をしたという
若い女性のやっているパン屋に出会い
ここ名古屋でも本格的な
ドイツのパンが楽しめるようになりました。
私もドイツ風のパンは好きで、時々近くの障害者施設のパン工房に買いに行きます。石臼挽きの全粒粉と自家製天然酵母で作られる重くて酸味のあるパンは、意外にも和風のお惣菜に合います。