怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

救命講習

2011年11月21日 | いろいろ
救急救命講習に参加することになった。
  
私は日本でも経験があるので興味を持って受講することができた。


受講経験はあるが、すでに5,6年前のことだ。この原因不明で倒れている人をこの姿勢で横たわらせるのを日本語でなんと言ったか忘れている。
意識の確認や気道確保などは日本のそれと全く同じである。


顔を消してあるこの指導者の女性は看護師だそう。

ヘルメットを取る練習。

これは確か、日本の講習ではなかったような。救命講習の内容は国際的に年々変わっていくので、もしかしたら現在の日本でもあるのかも。
アメリカではヘルメットを取らない、と指導しているそうだ。

さまざまな怪我や疾病について学習するのだが、一番の「華」はやはりドイツでもこれ。
心配蘇生法。



こちらの人形モデルは男性だ。名前はコンラートだぞ。腹の部分までしかないのがちょっと不気味だが、予算の都合日本のものより短いのか?さすが、エコいドイツ。


人工呼吸の練習のため、顔部分は取り外しのできるゴム製。洗って再利用ってところがさすが、エコいドイツ。
一つ一つ顔が違うのは楽しい。隣の人のと比べて笑っていたわたし達。


裏を見ると、デンマーク製。なぜかよく覚えているのだが、日本のこの練習用機材はノルウェー製だった。
北欧はこうした物資を製造して生きているのかい??
右、ビニールの掃除機のゴミパックのようなものを顔に取り付けて練習。


心臓マッサージ。どの部分に手を当てるか、という説明がちょっと理解しにくかった。言葉の壁もあるが、日本ではそんなに複雑に説明しなかった記憶もある。


はい、一番抵抗ある人工呼吸の練習。
指導者は「ちゃ~んと、キスしなくてはいけませんっ!」と声を上げる。


順番に練習。
私は日本での経験のせいで、他の人たちと比較して上手にできたものだ。

講習内容を比較してはいけないが、やはり、日本のほうが道具がきちんと揃っていたりするので、単純に日本のほうがよく見える。
とはいえ、この指導者の熱心な様子には感謝。私の拙い質問にもきちんと答えてくれたし。
3日間、約16時間。30ユーロの講習だ。


この講習でAEDは機材の紹介だけで終わった。しかも、この写真のは見本製品で使えるものではないのだそう。日本では実際に使う講習をするのだろうか?

後日届けられた受講終了証明書。

これも日本のと比較しちゃったら悪いけど、まあ、こんなものだろう、ドイツでは。
でも、単純にうれしい。やったぁ~
右、裏面の写真の左側に私の名前と生年月日が記載されている。


救急救命講習は講習自体も面白いし、実際、役に立つことがあると考えて皆さんにはぜひ受講をお勧めしたい。




12 コメント

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はじめまして (ゆーほ)
2011-11-25 02:01:38
りすさんのブログ、楽しく読ませていただいています。
私はイタリアでイタリア人の夫と2人暮らしですが、子供もいないので、将来、まさかの時のために、こういう研修を受けときたいな、と思った時期がありました。が、何かのきっかけがないとなかなか行けないような感じそのままでした。
写真を見せていただいて、こうやって他の人と一緒ならなんとか習えそうかもしれないし、りすさんのように、日本でいちど経験してみる手もあるかな、とこの記事をみて思いました。
まあ、実際にやれるかどうかは自信がありませんが、貴重なヒントを戴きました。ありとうございます。
これからも読ませていただきますね。では。
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3日間もやるのか (突撃工兵)
2011-11-25 23:37:40
3日間で16時間とはまともにやりますね、一日だけの日本の講習も私には優しいですw日本はAEDの実演ばかりです。やはり全ての事業所に放り込んでいるだけ合って力の入れ方も半端無いw
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Unknown (ゆーほさま、)
2011-11-26 04:15:57

コメントをありがとうございます
私のブログは日本かドイツに在住している人しか興味をもたないだろうなぁ~、と思っていたのですが、
意外と他の国々にお住まいの方々からもコメントをいただくので驚いています。

日本の知人に勧められて書き始めたのですが、次第に同居生活の鬱憤晴らしになり、最近はまた別の感覚で書いています。
いつまで続けることができるかわかりませんが、よろしくお付き合いをお願いします。

今年の日本の震災のこともあり、救命講習を是非復習したいと思っていたところに、ドイツで経験することができ、偶然のきっかけですが本当によかったです。

ご帰省時、またはお住まいの地域で受講できることがありましたら、是非経験してください。
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Unknown (突撃工兵さま、)
2011-11-26 04:23:36
えええ~
日本はAED実習するのですかっ。こちらみたいに「偽物」を観察して終わり、っていう情けない状態とは違うっ!
豊富な電力事情を反映しているような。(おっと、微妙な発言、やめておこうっ)
「すべての事業所に放り込んでいる」って会社単位で受講義務があるのですか。
それも凄い。

実際、電気を入れて使ってみるのでしょうか?
緊急救命室「ER]で、除細動器を使う場面がたくさんあるのですが、うっかり患者に障って医師(Drカーターだったと思う)が気を失ったシーンを思い出します。
で、講習では「フリ」で終わるのではないか、と予想していますけど。
どうなんでしょ。ああ、やってみたいっ
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インゴルシュタッドとイタリア (ゆーほ)
2011-11-26 17:49:29
りすさん WELCOMEありがとうございます。
海外生活の中で、とまどったり、発見があったりと、
国が違っても共感することがたくさんあるのだと思います。

所で、イタリアのカラーラ市で、毎年インゴルシュタッドの人たちを迎えて
ビール祭りSeptemberfestが盛大に行われているのをご存じでしたか?
もう35年も続いているそうです。(姉妹都市なのだそうです)

このSeptemberfest のサイトの中でも
インゴルシュタッドを紹介するページがありますよ。
http://www.september-fest.it/page-ingolstadt.asp
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姉妹都市 (ゆーほさま、)
2011-11-27 16:35:42
な~るほど、姉妹都市にお住まいなのですね?(書かれていないけど勝手に決定)
春に行われた市の見本市でインゴルシュタットが姉妹都市の宣伝をしていたのを思い出します。
そのときはハンガリー人に日本語を教えていた関係でハンガリーの姉妹都市にしか意識がいきませんでした、失礼。

出張ビール祭りですかっ!!
まあ、日本でも全国各地でドイツの真似事をしていますからさほど珍しいことではないとは思うんですが、
この街の人々まで迎えて行う、というのは根性入れ方の桁が違います。
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ふふふ... (ゆーほ)
2011-11-28 17:35:23
ドイツの民族衣装を着た楽団の人たちと一緒にProst!(乾杯)と言いたくて、
往復4時間かかりますがカラーラ市のビール祭りへは3回行きました。
りすさんのブログで「インゴルシュタット」の文字を見た時には
「おお~あのビール祭りの!」と思ってましたのでつい書いてしまいました。
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Unknown (ゆーほさま、)
2011-11-28 23:51:18
カラーラ市往復4時間のところにお住まいですね。

イタリア生活はいかがでしょう?
ドイツ語講座に何人かイタリア人がいましたが、皆さん明るく朗らかで良い印象でした。
ジローラモの著書も読んだことがあります。
著書名も著者も忘れたのですが、奥さんが日本人で旦那さんがフランス人の夫婦がイタリアに住んだ生活事情に大笑いしたことがあります。
NHKラジオイタリア語講座を何気に聞いていたことがありますが(そのあとの中国語講座で勉強していた)めちゃくちゃな明るい雰囲気に驚かされたものです。
ってわけで、イタリアには興味無いのにすでにいろいろ接してきていたわたしです。

来年はミュンヘンのオクトーバーフェストにいらしてください。
って、私は行くことを禁止されていますからそこでお会いできる可能性も無いのですが・・・・
なんだったら、インゴルシュタットまでいらっしゃいますか。
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その著者は... (ゆーほ)
2011-11-30 03:13:15
旦那さんがフランス人でイタリア在住=タカコ半沢メロジーさんではないでしょうか?
「イタリアですっごく暮らしたい」という本を私も読みましたが、郵便のトラブル
など書かれていて、イタリアでは暮らしたくなくなるような印象でした(笑)
まぁーイタリア人は憎めない所があるかもしれませんね。
私はフィレンツェ郊外で地味~に暮らしてます!りすさんの話をすると、夫が
ドイツの地図を広げてインゴルシュタットの場所を確認していました。
私たちには親しみのある存在、訪問の可能性はゼロではないかもしれませんねー
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そうかも。 (ゆーほさま、)
2011-11-30 03:52:57
著者名、そうかもしれません。
図書館で借りて読んだもので、なかなか記憶にとどまっていません~

そう、実際、そちらでお暮らしになって、あのようなさまざまな現象が本当に起こるのですか?
印象的なのは、浴室改装か何かのとき、頼みもしない円柱が「ドーン」と作られ、
「この方がここにふさわしい」と堂々と職人に言われた、って部分です。
イタリアには住めない、って私はおもったものです。

某ドイツ在住友人はイタリア人と結婚してイタリアにしばらく住んだのだそうですが、あまりの凄まじい環境に耐えられなくて再びドイツに家族で戻ってきた、と話していました。
現在推定年齢60歳代くらいの人なので、昔といまは違うのかしら?

って、私、何気にイタリアに興味あるのかしら?
暖かい国が好きな私、もしかしたら、合っているかも。

義姉は家族でよくイタリアに行きます。
大好きなようですよ。私も同行したいものです。(夫が許さないだろう~、あははは~)
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