大学病院の近くで、ふと

2007-07-17 00:37:05 | 市民A
友人が、都内の巨大病院に緊急入院したので、お見舞いに行った。大学系の病院で、ナースさんが美しいのが有名で、別名「美形医大」というらしい。

そして、面会可能時間を間違えたため、30分ほど時間をつぶそうと、近くの芝公園に行く。が、微妙にベンチに空きがなく、しょうがなく車椅子用のスロープにとりつけられたステンレスの手すりに座ってみる。ちょうど両足が地上から離れ、ブランコのように気持ちが軽くなる。都会のどこにでも非日常的世界がある。

しかし、空中で足をブラブラさせていると、早い話が「あぶない」わけだ。小学生の時に鉄棒で遊んでいた時とは、体型も運動神経も違うのだから、一応、慎重にはなる。そして、その「手すり座り」と「大学病院」のイメージから、ふいに「ZARD」を思い出してしまった。本当の原因は明らかにされてないようだが、信濃町の慶応病院の非常階段の手すりに座っていて、後ろに落ちたのではなかっただろうか。未だに事故か自死かはっきりしないが、わざわざ、そういう方法を選んだりしないだろうから、事故だったのではないだろうか、と思う。


ほんの最近、やっとZARDのアルバムを落ち着いて聴けるようになったのだが。彼女が作詞した歌詞(ほとんどの曲は自分で作詞している)の、そのどこにも「病気や死」といったものを感じさせるイメージはない。さらに、「過去」や「思い出」というのは、必ず、現在につながってきて、さらに未来志向になっていることがわかる。相当の上昇気流に乗った、強い生命力がある。声は高音のところで弾けるように伸びる。

彼女だって、「過去の思い出」や「失敗」や「苦労」とかまったく考えないわけじゃないだろうから、作詞の時に、「あえて」未来志向に作っているのだろう。そういう意味で、強いプロテストソングなのかもしれないが、そのプロテストの相手は、「社会」や「秩序」というところではなく、「自分の中の弱い気持ち」に対して、というインナープロテストなのではなかったのだろうか。

 君に逢いたくなったら...
 その日までガンバル自分でいたい
 これが最初で最後の恋に
 なればいいなと思う

 青く暮れかけた街並み
 また思い切り騒ごうね


一方、最近、定年間近な年配者との会食が何回か続いたのだが、「過去に生きる人」というのも、大勢いるのだなあ、と唖然としているところだ。美しい日本論かあ・・


夏の午後の陽射しが一層強くなり、公園の蝉の声が多数重なり合い、颯爽と手すりから飛び降り、美形医大へ向った。

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新たなダイエット食品か?

2007-07-16 00:00:16 | あじ
ミートホープ社事件もけしからないのだが、まだ日本人には理解できる一線がある。肉に混ぜたのが、ブタの心臓とか別種の肉とか、要するに食べられるものである。しかし、どうも中国にいくと、ペットフーズにプラスティックを混ぜたり、どう考えても理解不能な部分がある。もっとも、そういうことの積み重ねで平均寿命が7年も違うのだろう。今度はダンボールだ。

2007/07/12-06:17 「段ボール肉まん」違法販売=劇物で加工し具と偽装-北京
 【北京12日時事】中国中央テレビ(電子版)は12日までに、北京市朝陽区の一部露店で、段ボールとひき肉を混ぜて具にした「偽装肉まん」が違法に販売されていたと報じた。販売業者は同テレビの取材に対し「段ボールと肉の割合は6対4で、コストを下げるために行っている。自分では食べない」と証言した。
 日本ではひき肉偽装事件が発覚したが、北京市当局は段ボールを使った偽装肉まんは極めて悪質なケースだとして、違法加工拠点に対する取り締まりを進めている。
 問題の肉まんは、使用済みの段ボールを劇物のカセイソーダに浸して黒っぽくした上で、粉々にしてひき肉と混ぜ、肉まんの具として約10分間煮込んで作られる。段ボールとひき肉が混ざった具は、外見上は本物と見分けが付かないという。


手口を解説するのも変だが、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は、製紙の時にパルプを溶かすのに使われている。要するにダンボールをボロボロにするのに使われたのだろう。背景としては、同じ古紙といってもダンボールは新聞紙と違って、中に空気が入っているため、嵩が膨れて、トラック代(物流費)が高くなりすぎて採算に合わないとされ、ジャマ物になりがちである。ジャマなダンボールが肉の替わりになるというのは、まさに一石二鳥ということ。そして、古来、中国では一石二鳥というのは、大変評価が高いことわざになっている。

しかし、いくらなんでも苛性ソーダでボロボロになったダンボールくずは水洗いはしたのではないか、と思うのだが、最終的にはひき肉と一緒に煮込んでしまったら、同じ味になったのだろう。たぶん、ダンボールには固有の味などないだろうから、味付けは別の代替肉を使うより簡単だったのではないだろうか。

そして、ダンボール対肉比率が6:4というのもすごい。かなりのダイエットメニュウだ。何しろ、紙の原料のセルロースは人間には消化できない。そうすると、どういうことになるかというと、最終的には、食べた翌日には大量の排泄物と化すわけだ。日本でも、この事件を参考に、新たな快便健康食品ができるのではないだろうか。

そして、気になるのが中華料理店。実は、近日中に、テレビ出演などで有名な中華料理店で宴会の計画があった。万一、マーボ豆腐の中からダンボールのガムテープの切れ端とか出てくると困るので、事前に食事に行ったのだが・・

こういうのは、疑い始めるとキリなくなるものだ。スープに入った鶏肉は、煮込まれて味が抜けていて、爬虫類ではないか?とか、レバニラ炒めのレバーは?ニラは?紹興酒の甕の底に沈んでいる澱は天然のものなのか、あるいはプラスティック?砂糖?抗生物質?

おそらく、もっとも正しい検査法は、宴会の席に料理人本人(または家族、または愛人)を座らせ、皿仲間に加えることなのだろうか。

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夏の嵐

2007-07-15 00:00:12 | 市民A
連休に台風がきて、大荒れである。他人事ではなく、これから関西に行こうとしているのに、飛行機や新幹線はピンチだ。どうなることか予想がつかない。

ところで、嵐の中で、突然思い出したのが、約1ヶ月前の通勤電車の中のできごと。それは、ある朝だった。

いつも乗っている東急田園都市線は、地域住民が少しずつ増えているので、かなり混んでいる。車中で小さな文庫本を読むのがやっとのスペースしかないのだが、携帯メールをしている人は多い。しかし、単に立っていても、自分の前に背中向きで立っている女性がメールを打ち始めると、どうしても肩越しに内容が目に入ってしまうことがある。別に覗くつもりはなくても、目の前で表示されれば、どうしても見えてしまう。

そういう状況の中で、事件があった。

私の前に背中を向けて立っていた美形の女性(引退前の森高千里似)が、携帯メールを見て、突如泣き出したのだ。「失恋メール」か?・・

まあ、事情はわからないが、悲しいことがおきたのだろう。

ところが、悲しみから復帰すること3分で、彼女は気持ちを取り直したのか、突如、メールを打ち始めたわけだ。それが私の目の前20センチというところだ。

「○○くん、7月15日の○○ホテル、やっと予約できたよ。○時に羽田で、(以下略)」って・・。

要するに、この女性、最初に有名ホテルの予約をとってから、本命Aくんを誘ったものの、失敗。思わず涙・・。

そのため、3分間で気を取り直して、補欠Bくんに切り替えということだろう。

「やっと予約」というのは、もともと二股をかけていて、Bくんには、もしかしたら予約が取れるかもしれないが取れないかもしれない(実際はAくんと旅行に行くことになれば、知らんぷり)と事前工作を張っていて、そのためのタイムラグを埋めるための「ウソ」ということだろう。

台風の中、果たして彼らは目的地に到着できたのだろうか。いや、もう羽田のホテルでいいや、ということになるのだろうか。さいわい、欠航になれば、航空運賃は全額払い戻しだ。


ところで、恒常的に他人の携帯メールを覗くというのは趣味ではないが、以前、結婚願望者の守り神である出雲大社に行った時、少し暇だったので、絵馬に書かれた他人様の秘かな願望を読みふけってしまった。それこそ、願望は三高どころじゃない。五高、七高、十高だった。これじゃ日本が晩婚化するのも無理は無い。そういうすばらしい結婚相手は、決して地球上には存在しないということを確認するために、30年・40年が必要なわけだ。

言い換えると、恋愛小説やドラマが存在できるのも、「理想の相手はフィクションの中にしか実在しえない」という事実によるのだろう。そこは、渡辺淳一やヨン様のいる世界である。

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日本将棋用語辞典

2007-07-14 00:00:00 | しょうぎ
知人から、「日本将棋用語辞典」をいただく。そう安い本ではないが、もっと将棋用語を駆使してブログを書けということだろうか。

実際は、毎週土曜日に「しょうぎ」関連ブログを書いていて、詰将棋1題出題しているのだが、将棋マニア以外の方にも読んでもらえるようにできるだけ配慮しているので、易しさに傾いているのかもしれない。



将棋用語でも、一般的な用語については、だいたい知っていて、知らないのは、かなり一般的ではないことなので、この本で逆に面白いのは、強豪棋士のインタビューをまとめたコラムかもしれない。米長、中原、島、森下、・・。その中で、ただ一人、ガチンコで「勝負のコツ」を明らかにしている棋士がいる。「どうやって勝つか」という、かなり「営業秘密」にあたる部分だ。

その自分の営業秘密を大公開している棋士の名前は・・・羽生善治である。いつも思うのだが、若いときに発表した「羽生の頭脳シリーズ」はじめ、自分に不利ではないかと思われることを、どんどん発表する。

その秘密というのは、結構、簡単な話なのだが。

 1.と金を作ること→敵の王将の反対側でもいい。

 2.銀の価値は低い→銀と桂、香の交換は大した損ではない

 3.金は重要。将棋は金を攻めるゲーム→金桂交換は大損害

 4.銀は金取りに打てる駒というのが重要な点→攻撃側、金銀交換のすすめ

 5.飛と角は大差ない→飛の方が重要と思われているのは、ついでに飛で桂香も取られるから


一般的には、と金はあさっての方に作っても効果は少ないと思われるが、羽生さんは、反対側でも大きいと思っている。

また、銀と金はたいした差はないと思っていたのだが、羽生将棋では、飛車と角と金がほぼ同格の駒で、銀と桂と香が同格の駒らしい。まったく、この秘訣を知ったのが遅すぎるわけだ。


ついでに羽生さんの名人戦のこと。誰もが18世名人は羽生さんの席と思っていたのに、森内が永世名人になってしまった。案外、このまま永世名人になれないかもしれない、などと予感があるのだが、本人はあまりこだわっていないのではないかと感じている。いまさら19世名人になったとしても、大山康晴や中原誠の名人在位期間に追いつくこともないだろうし、例えば江戸時代最強棋士といわれる「天野宗歩」だって名人ではない。ついでに最強の力士「雷電為右衛門」にしても、大関どまりだった。最強の政治家、小沢一郎も?

ところで、明日(7月15日)は第23回詰将棋全国大会が神戸で開かれる。羽田=神戸空港のスカイマーク便を10,500円(正規料金)で購入してあるのだが、どうも台風。果たして何時頃に、神戸に到着するのだろう。早ければ10分の遅刻で1時開始の会場に到着できるのだが・・



先々週、6月30日出題の詰将棋の解答。

▲9六飛 △2二飛 ▲8七玉 △8九玉 ▲9九飛 △同玉 ▲3三角 △8九玉 ▲8八角成まで9手詰。

双玉、初手逆王手、攻め方玉移動、飛車捨て、限定遠打といろいろな小技を繰り出してみた。まあ、一目で「フンッ」と、解る人もいるだろう。



今週の問題は、実験手筋。作意は途中でわかるはず。注意深く考えないと、手数を間違える。手数の割りに難易度は低いのは並べ詰み方式だからだ。

いつものように、わかったと思われた方は、コメント欄に、最終手、手数、酷評を記入いただけば、正誤判断。

ロシア・東方ファンドのサマーセミナー

2007-07-13 00:00:27 | 投資
ef367d01.jpg数日前に都内のあるホテルでインベスコ・欧州東方拡大株式ファンドの説明会があった。わざわざロンドンから来日したこのファンドの運用主担当者であるリーズベス・ルーベンシュタインさんによる講演だ。

そして、普通ならば、このセミナーを聞いてから、「これはいい」と感動してファンドに投資するのかもしれないが、実は、このファンドに投資したばかり。それからセミナーに出るというのでは、順番が違うのではないか、と思うかもしれないが、それは人それぞれ。馬券を買うのではないのだから、一度買っても嫌なら売ればいい。逆にいくらセミナーを聞いても、買わないなら講演を聴く意味がないのかもしれない。


ef367d01.jpgそれで、何より驚いたのは、リーズベスさんは女性だった。普通、ロシアや東欧のように新興国のダイナミズムを分析するのは男性の方が向いているような気もするが、まず、講演を聴くことにする。

最初は、一般的な欧州・東方のリターン率から。世界平均をはるかに上回っている。この牽引力は石油、天然ガス、鉱物資源といった分野かと思っていたが、現在は内需主導というのだそうだ。最近は、原油価格の推移と株価の連動性がはっきりしていないとのことだ。

ef367d01.jpgそしてルーズべスさんが強調していたのは、ロシアの一人当たりGDPの低さ。要するに、今は所得が低いから、これからどんどん内需関連の需要が増えるだろうという分析をされていた。

が、それってそうなのかな。日本では、所得が低いと、より貯蓄に回したりするのだが、私にはロシア人の考え方は、よくわからない。話を聞いているうちに、「ローン(サラ金)会社」と「ウォッカの会社」は買いだろうと思っていたら、講演の後半で、実際に買い込んだ会社として、ローン会社とウォッカ会社があると話されていた。予想通りだ。


ef367d01.jpgところで、このリーズべス・ルーベンシュタインさんだが、プレイボーイ誌と契約したりはしないのだろうか?






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ついに公開

2007-07-12 00:00:38 | スポーツ
女性線審アナ・パウラ・ヂ・オリヴェイラ(Ana Paula Oliveira)さんシリーズもついに最終回(たぶん)。ついに、ブラジル版プレイボーイ誌が書店の店頭に並ぶ。あくまでもブラジルの話。日本で購入するにはいくつかの困難が予想される。

しかし、この人、本当にどうしてこういう勘違いをしてしまったのだろう。やはり「カネ」かな。線審の給料は安いだろうと一般的に推測。さらにサイン会とかやってるようだ。もう一度、ユニフォームを着て、グラウンドに立つ日がくるのだろうか。

脳内メーカーの続き(MRI)

2007-07-11 00:00:11 | 市民A
7d779eb4.jpg先日、「愛と欲望と友情とH大好き」の脳内を披露してしまったのだが、それでは物足りず、脳神経外科へ行く。微かな兆候かもしれないが違和感があった。

1.右のコメカミに、時々弱い圧迫感がある
2.10年前から続く左上の親知らず(既に抜歯済)からの時々の鈍痛
3.会話の中で、突然、ある単語にどもる(不規則)

9年前にMRIで検査した、以前の住所に近いクリニックへ行く。当時65歳の院長が健在かどうかはわからないが、同じところの方がいいだろうという単純な発想だ。当時、院長は「私にかかって、ダメならあきらめるしかないよ。日本屈指の名医なのだから」と言われていたが、そういう言い方をされると、つい信用してしまうものだ。実際は、左の耳の上の硬膜が厚いということで、それだけの話だった。「昔、頭をぶつけたことがあるんでしょう」で終わり。

そして、今回、再チャレンジしたのは、そろそろ同じくらいの年齢の知人が、駅でバタン、ゴルフ場でバタン、朝のトイレでバタンとか、ぼちぼち始まっているのと、自分自身、今の職場にいつまでいられるか、客観的にみて危ないものを感じているからだ。大手企業の孫会社なので、系列から落下傘重役が降りてくると、結局、年下の役員の部下になったり、要職から閑職に回されたり、やがて追い出されるというのは世間の常だ。その時、今更、宮仕えというわけにもいかないだろうし、個人事業でも始めなければならないだろう。そして、問題は体力に対する自信または不安ということだ。まあ、はっきりしておくべき問題。

しかし、これを脳ドックとして受診すると大枚6枚程度が必要になるのだが、私のように症状持ちが検査すると保険適用になる。


ところが、「日本屈指の理事長」は長期病気療養中。かわりの医師が担当するが、さらに詳しく聞くと、5年を過ぎたカルテとフィルムは廃棄していると言われた。せっかく遠くまで来たのに・・(MRI画像は、比較することにより有効性が高まるのだから、廃棄するなら、希望する個人に渡してしまえばいいのにと思うのだが、そうはいかないのだろう)

そして、この代理医師は、ちょっと多弁なのだ。

医:頭が痛いといっても、差し込むようでもなければ、ズキズキするわけでもなく、単に指で押されるようなわけですね。それも強く押されるわけでもなく軽く、時々ですか。どんなものかな。一日に1回ですか、2回ですか、それとも1時間に何回とか・・

葉:あの・・、あくまでも微かにってことですよ

医:頭が痛いといっても硬膜は脳の外側だし、あまり重要な問題でもなさそうだし、まあ、脳の中は外からは見えないからなんともいえないけど、不安と言えば不安ですかね・・

葉:はあ、・・

医:どもるっていっても原因は色々あるから、脳というわけでもないですよ。

葉:脳の場合もあるってことですよね。こどものどもりと違って、例えば○○先生とか言おうと思って、kッkッkッkッってなっちゃうのですよ。最近はどもる数行前から危険を察知してその単語を回避するので目立たないのですが・・

要するに、医師がペラペラしゃべり続けて、その合間をみつけて患者がツッコムわけだ。待合室には大勢の患者が「不治の病(老化)」を抱えて待っているのに、こんなにおしゃべりに時間をかけていいのだろうか。医師の過剰なおしゃべりの方が精神的疾患じゃないかって思ってしまう。


そして、MRIと担当医師の予約を取るのだが、同日予約が困難なため、別々に出向くことにする。

結果は・・

7d779eb4.jpg「まったく異常なし」とのこと。「悪くなったらまた来てください」というのは、やや変な会話ではある。

ところで、9年前には心に余裕がなかったのだが、今回はなぜか落ち着いて自分の脳の断層写真を見ることができる。どうも大脳の切れ込みや皺がかなり深い。右脳と左脳と分かれたそれぞれがさらにいくつかに分割してブロック化しているように見える。つまり、右前脳、右中脳、右後脳みたいな感じだ。これが詰将棋作成の秘密だ(と、おおげさに)。

さらによく写真を確認すると、脳の上の方は頭蓋骨が狭そうに見えるほど詰まっているが、下の方はまだ脳の発達する余地があるように見える。運動能力をつかさどる小脳の方だ。小脳が発達するように「ビリー・ブート・キャンプ」でもやってみようかなって・・。

そういえば、先々週ビリーの来日中に、半蔵門線の青山付近から三越前まで乗っていた男はビリーのそっくりさんだったのだが、本物かどうか見分けがつかなかった。フィナンシャルタイムズなど読んでいたのだが、既に数十億円を蓄財したそうなので、案外、日本には運用のために来たのかもしれない、などと想像してしまうのである。(またも話が曲がってしまった)


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読まない本を買うブックフェア

2007-07-10 00:00:47 | 書評
584cf1e5.jpg毎年、この時期には東京国際ブックフェアに行くのだが、行くと、来場記録が残り、また来年、招待状が送られてきて、また行く。有明のビッグサイトは、遠いし、クルマでも電車でも高い。会場では、書籍の全集とか、バッハの全集50枚組とか、危険な商品があって、間違って衝動買いしたときのため、クルマで行く。なにしろ、有明まで、高速代をケチって走るには、年季がいる。さらに、そこには、まったくまともな昼食を出す高級レストランもない。

そして、会場の入り口の、「まったく最低の受付システム」を20分で突破して、やっと会場に入る。あるグレードの学校で私のかなり先輩にあたる椎名誠氏の講演会があるが、パス。なんとなく、チョイ面白そうな話を聞いて、それで終わりという予感がする(私の人生を変える、まったくすばらしい話だったかもしれないが・・)。

そして、この東京ビッグサイトは正方形的会場なので、碁盤の目のように仕切って各社のブースが配置されるので、中の方のブースは何度も前を通るが、端の方のブースは全部回れない。大手も中手も小手も出版社が営業マン(ウーマン)を狩り出して、ゴミのような宣材を配っている。


一時間半の散策で、結局、思いもかけなかった3冊を購入。

 1.有機化学美術館へようこそ 佐藤健太郎(技術評論社)

 2.薬は体に何をするか 矢沢サイエンスオフィス(技術評論社)

 3.レトリック辞典 野内良三(国書刊行会)

しめて7000円位の2割引。

584cf1e5.jpgどれも、少し難しいのだが、まったく歯が立たないレベルではないような、あるような・・

ただし、三冊目のレトリック辞典だが、・・・

昨年のブックフェアで買った、この本の姉妹書である「日本語修辞辞典」は、まだ机の上で横積み状態になって、長い眠りを貪っているのだが・・


それと、一応ブックフェアは「おまつりの一種」なのだが、こういうものって、「元気に参加している社員」と「嫌だ嫌だと参加している社員」って、完全二極化のように見える。もちろん、「嫌だ派」は大手出版社であるのは言うまでもない。技術評論社と国書刊行会は結構、気合が入っていたような。「社員のボーナス財源」かもしれない。


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二兎を追うもの・・

2007-07-09 00:00:23 | スポーツ
同じ話ばかり繰り返して恐縮だが、ブラジル人女性アナ・パウラ・ヂ・オリヴェイラ(Ana Paula Oliveira)さんのこと。

6月26日号「サッカー女性審判の活躍?」と7月4日号「ブラジル女性が線審だった場合」で紹介したとおり、彼女はワールドカップ出場を目指すFIFAの公式線審であるのだが、一方でPLAYBOY誌と今年7月号の契約をして、既に撮影は終わり、発売直前である。

その二束のスパイクをはく彼女に二つの大問題が発生しているらしい。

一つの問題は、彼女の所属するサンパウロ州サッカー協会の行うフィジカル・テストに失格したことだ。このため、9月は線審ができないらしい。その後は、またテストがあるらしい。テストというのは、簡単にいうと足の速さということで、何回か走って規定の足の速さが必要になるということらしい。男性より女性の方が一般的には足が遅いため、このテストに合格するためには、かなり日頃のトレーニングが必要になるはずだ。

そして、二つ目の問題は、彼女は、現地では、「貧乳」であるということらしい(あくまでも「噂」だが)。もちろん、漏洩をはじめた画像からみて、「貧乳」とは言えないような気もするが、あくまでも「ブラジル人としては、・・」ということだろう。

そして、この二つの問題は、実は、表裏一体ではないかという説があるようだ。

つまり、元々、貧乳だったのは、審判をするために、トレーニングで走り過ぎていたから、ということ。そのため、モデルをするために、トレーニングをやめ、体にボリューム感をつけた結果、足が遅くなった、ということだ。

二兎を追うもの一兎をも得ず、というのはまさにこういう事例のためにあるのだろうか。

そして、すべては7月10日発売のブラジル版PLAYBOY7月号で明らかになるのだろうか・・


しかし、二兎を追うものがいつも失敗するということでもないだろう。名案がある。

足が少し遅いだけなら、日本サッカー協会に移籍すればいいんじゃないだろうか。さらに日本版Playboy誌とも契約すれば、もっといい。日本でなら十分に豊乳だ。

さらに、来日時に、先行紹介ブロガーを招待しての撮影会があれば、もっと最高なのだが・・。

金門島流離譚(船戸与一)

2007-07-08 00:00:16 | 書評
569a095b.jpg小説の華の一つが恋愛小説だとすると、もう一つの対極は冒険小説。というのは単に個人的意見だ。恋愛小説と冒険小説を組み合わせると、007シリーズになるのだが、それはなかなか成立の難しいところがある。冒険小説の親戚には推理小説というのがあり、これも推理小説を冒険小説を組み合わせるとうまくいかないことが多い。それは、読者の中には、冒険小説と推理小説を同格に考えている人が少なく、冒険小説派と推理小説派が分かれているからだろう。

そして、冒険小説の日本での一人者の一人である船戸与一が描く、「金門島流離譚」は、舞台は金門島。場所は台湾海峡の西側。つまり中国本土のアモイから僅か2キロの場所にある人口7万人の小島なのだが、そこは台湾の実効支配下にある。

なぜ、そんな中国に近いところに台湾があるのか、というのには、語ると長い話になるのだろうが、もともと台湾を日本が支配していた頃に金門島も日本支配下にあったことかららしい。そして国共内戦の後、外省人として国民党が島に渡ってきて台湾人と武力抗争を行い、多数の死者を出す。その後、台湾はこの島を中国に対する不沈空母化してしまう。要塞都市である。

従って、中台全面戦争になれば、この浮沈空母化した島で大戦争が起きるのは目に見えている。

569a095b.jpgそして、ストーリーは主人公藤堂が、由あって金門島に住み着いて商社事業を展開。ふとしたことで彼の周りに次々に奇妙な登場人物が登場し、ほぼ全員が次々に殺されていくことになる。約半ダース以上の死者が出る。そして、こんな終わり方でいいのだろうか、という思いもかけないエンディングが用意されている。冒険小説では掟破りとなる展開だ。

主人公藤堂は、警察に逮捕される。

そんなイージーなフィナーレでいいなら、私にだって冒険小説が書けそうだ。警察から一線下がったところに倫理観をおき、なるべくアウトローの世界で完結させるのが冒険小説の定番フィナーレと思っていたが、これでは恋愛小説のエンディングに産婦人科での出産シーンを持ってくるようなものかもしれない。要するに、いつもの船戸小説群からすると、「話が短い」ということかもしれない。

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「谷川名人誕生の間」に踏込む

2007-07-07 00:00:15 | しょうぎ
253abdf9.jpg所用があって、最近、箱根仙石原高原にあるホテル花月園に行った。箱根でも仙石原は高い場所に位置していて、温泉の湯質は素朴で安心できる(これ以上詳しく書くと、箱根の別の場所から反論がつきそうなので、書かない)。

競輪関係の出資会社ではあるが、ここは幾多の将棋タイトル戦が開催された老舗である。東京に比較的近いということもあり、7番勝負の第六局、第七局といったタイトルが決まる終わりの方に組み込まれることが多いため、羽生全盛時代には、挑戦者がここまで到達することが非常に少なくなったということだそうだ。

花月園に行った理由は、しかし、神奈川県のある将棋関係の集まりに参加するため。プロ棋士、セミプロ的、将棋連盟下部組織などの代表者たちの集まりである。さらに、もう一つの理由に、「特別対局室」を見せていただけるということがあった。

なにしろ、特別対局室と言っても、普段はどこにあるか、はっきりさせていないのである。お客様の宿泊に使っているわけだ。対局が決まると、その日に合わせて準備を進めていく、という流れだそうだ。大勢で対局室の見学に行く。総支配人から直に説明していただける。

253abdf9.jpg○階の○11号室がその特別対局室だった。実は、思ったより狭い感じだ。床の間に向って右側に継ぎの間があって、立会人や記録係はそこに座り、さらに部屋の入り口に一段下がった板の間があり、取材記者達は対局前後に、そこまで入れることになっている(主催紙記者のみが対局室の畳に上がれる)。

総支配人の話では、最近の棋士は闘志を表に出すことがないが、以前は、勝敗によっては感情をむき出しにして、勝負に負けた深夜、ホテルには何も告げず、靴を残して、ホテルのスリッパのまま帰京された棋士もいたそうだ。当然ながら自殺したのではないかと、翌朝は広いホテルの庭園内の大捜査が行われたそうだ。

そして、総支配人がもっとも感動したのが昭和58年に行われた第41期将棋名人戦第6局。加藤一二三名人に挑戦した谷川浩司八段が史上最年少の名人を奪取したのが、この部屋だったということだそうだ。当時21歳。

つまり、この部屋の床の間側に加藤名人が座り、入り口側に谷川八段が座っていたことになる。なにげなく、その場所にある座布団に座ってみるが、それだけである。

この○11号室の奥にある○12号室がタイトルホルダーの部屋で、手前の○10号室が挑戦者の部屋、○09号室が正立会人の部屋である。当日私が使った○08号室は副立会人の部屋なのだろう。

253abdf9.jpgさらに、ホテルの特別展示として阪田三吉書の扇子があった。「馬」という字だ。通常は、こういうときには左馬を書くのだが、普通の馬の字だ。サインのかわりに「三」と署名している。阪田扇子の後ろに見えるのが、大山康晴扇子。「金千歩一」と書いてあるが、右から読んで一歩千金(いっぷせんきん)と読む。一歩、歩けば、一千万円儲かるような熟語だ。


ところで、この日の会合は神奈川県のアマチュア団体の集まりなのだが、酒席ではプロ棋士も交えての懇談が行われたのだが、女流問題では、例のように意見が対立。すっかり雰囲気が悪くなってしまった。神奈川での最大の将棋イベントは、毎年8月に行われる「京急将棋まつり」なのだが、女流棋士の処遇に関してもめごとがあったらしく、スポンサーである上大岡の京急百貨店側からの、「両団体を呼ばなければ大会中止!」とのおコトバで、とりあえず休戦状態になったらしい。

しかし、現在のスケジュール案を見たところ、8月16日(木)から19日(日)の4日間の各種イベントの中の最も暑い戦いが19日14時から組まれている。

中井女流六段 対 斎田倉敷藤花戦 (副題:そこには負けられない一戦があった)

注:--中井対斉田戦は、理由不明で、中止となる--

独立グループと残留グループのトップ同士の対決である。たぶん、女流棋士の歴史に残る一戦だろう。

その他、8月17日午後には羽生さんが登場。8月18日14時30分からは「塚田・高群×千葉・千葉」夫婦目隠し対局というのが組まれている。「夫婦目隠し対局」という呼称にするか「仮面夫婦対決」にするか、まだ決まっていないようだ。もちろん、「偽装結婚」は犯罪だが、「仮面夫婦」は合法だ。


253abdf9.jpgさて、6月23日出題分の解答。


▲7四金 △5五飛 ▲6一玉 △5二銀 ▲同竜 △同飛 ▲8四香 △9一玉 ▲8二銀 △同飛 ▲同香成 △同玉 ▲8四飛 △9一玉 ▲9二歩 △同玉 ▲8三金 △8一玉 ▲8二金まで19手詰

初手から5連続王手の掛け合いをすることになっている。まあ、趣向の割りにつまらない。


253abdf9.jpg今週の出題はまたも飛び道具。

ちょっと展開が荒っぽいかもしれない

いつものように、わかったと思われた方は、最終手と手数と酷評の方をコメント欄にいただければ、正誤判断。







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ワインと国際政治

2007-07-06 00:00:54 | 市民A
69485be6.jpg先週、西川恵さんの講演を聴く。たまたま、新潮新書で上梓された「ワインと国際政治」という著書の関連講演でもある。

最初に、恵さんといっても男性である。1947年生まれと言えば今年60歳。現職は毎日新聞専門編集委員。1971年に東京外語大学から毎日新聞に入社してから、テヘラン・パリ・ローマ支局を経て、2001年まで外信部勤務。そのパリ支局で、グルメの味を覚えてしまった。そして、いつしかフランス政府が開く晩餐会のメニューが、招待客によって微妙に異なることを発見。そこからエリゼ宮の奥深くへ取材を続けるという特技を見つけたそうだ。

講演では、パリの饗宴について、そしてフランスと米国の差について、そして最後に、晩餐会を通してみる日本の皇室外交についての分析、という展開であった。

まず、パリエルゼ宮の厨房だが、料理人は22人だそうだ。そして彼らを代表する料理長だが、ドゴール時代から数えて僅か歴代3人ということだそうだ。要するに味が変わらないことを重要に考えているのだろう。そして、問題の大統領主催の饗宴で供される料理のメニューだが、決定にいたる第一段階では、執事長が素案を作るそうだ。基準は三段階。要は、松竹梅だ。国の格と時の大統領の個人的親しさで選択するそうだ。

次に、この執事長の提案メニューに対して、最終修正をはかるのが大統領自らということになる。料理の内容はともかく、もっとも重要なのはワインである。普通は、乾杯用のスパークリングワイン、そして白ワインに続き、メインの赤ワインとなる。要するに、原案より、格下げしたり格上げしたり、すべて大統領の一存にかかっている。

69485be6.jpgこのあたりの微妙な駆け引きがフランス外交の機尾ということかもしれない。まさにパリはEUの交差点である。

ところがシラク大統領の時は、大統領だけではなく大統領夫人であるベルナイト夫人が厨房に口を突っ込んであれこれ干渉していたそうである。そして、今後、もっとも心配なのは、新大統領のサルコジだが、酒を飲まないそうである。したがってワインのチョイスなんてやりようもないのだろう。(おおた注:もっとも、サルコジ夫人のことはよく知らないのだが、お互いに家庭を捨て、愛人を作り別居していたこともある。たぶん、ワインのチョイスは夫人の仕事になるのかもしれない。)


次に米国ホワイトハウスの厨房だが、こちらは元々、大統領夫人が取り仕切ることになっているそうだ(まるで徳川時代の大奥みたいだ)。こちらも規模はエリゼ宮と同程度らしいが、料理長はよく替わるそうだ。この40年間で7人ということ。今の料理長は、ブッシュ二期目の時に前任者をクビにして、内部昇格させたらしいが、フィリピンからの移民でさらに女性ということだそうだ。

そして、その前の料理人はクリントン時代にヒラリー自身が市中のレストランからスカウトしてきたそうで、得意は魚介類を中心としたカントリー料理だったそうだ。そして、その前は権威ある正統派フランス料理の方。

すると、個人的に思うのは、米国男性にとって、次の大統領選の最大の問題は、ヒラリーが大統領になった場合、誰がホワイトハウスの厨房を牛耳るか、ということなのかもしれない。ビルが大統領の時は、ヒラリーだったわけだから、ヒラリーが大統領になれば、晩餐会のメニュー選びは、ビルの仕事になるのかもしれないが、鱈の白子や手巻き寿司丸かじりなどが好みじゃないか、とちょっと危惧。


そして、西川氏の話題は大きく変換し、日本の皇室外交について、海外訪問の時に受ける各国別の饗応について。もちろん、天皇は国民の象徴ではあるが、政治的な意味はないものとされている。が、海外に出れば、そういうわけにはいかない。日本人代表として「政治の話を避けながら」外交してこなければならない。

先日(5月24、25、26日)、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国を順に訪問した時も、多大な歓迎を受けたそうだ。しかし、西川さんの意見では、政治性がないと言っても十分に政治的な訪問だった、ということになる。まず、この訪問に先立ち、一年ほどの間に、この三国を訪問する議員、大臣が多かった。つまり、唐突間を消すために、地慣らしをしていた。また、来年1月にはリトアニアに日本大使館を設立するようだ。

それは、一つは中国の積極外交に対抗するためであるし、かたや対ロ的には、領土問題の一環である。バルト三国もロシアに対する領土問題を抱えている。ロシアに対して、右と左とで、同時にゆさぶろうというのだろう。


最後に、天皇・皇后両陛下の、5月24日エストニア訪問の時の昼食会のメニューと26日リトアニア訪問の際の昼食メニューが判明したので紹介する。

エストニアでの昼食会 07年5月24日
<料理>
スズキのグリルと蟹を練りこんだパスタ、香草のピュレとサラダ
子牛のサーロイン、アスパラガスとビート添え、キノコソースで
ルバーブの香草と苺
ババロワとマスカルポーネのアイスクリーム
<飲物>
ムスカデ セーヴル・エ・メーヌ・シュルリー 05年(フランス)白
イランシー 05年(フランス)赤
ポルザマール・クルドネ 92年 (エストニア)デザート・ワイン

リトアニアでの昼食会
<料理>
オヒョウ、鱒、カワカマスのスフレ、白アスパラとルッコラサラダ添え
ローストダック、野菜とポテト、アーモンドケーキ添え
オレンジとコワントロー・リキュールのパフェ、苺とホワイトチョコレートソース
<飲物>
カルドナ ユメ・テーレ キエティ 06年 (イタリア)白
ラロシュ ヴィニャ・プント・アルト ピノノワール 05年(チリ)赤

ということだそうだ。私のいつものお昼と同じレベルだ・・


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QE2のままかな?

2007-07-05 00:00:03 | マーケティング
豪華客船クイーンエリザベス2世号が、ついに長い航海いピリオドを打つことになった。が、スクラップにされるのではなく、さらにこき使われることになった。中東ドバイのビーチでホテルとして余命を送ることになる。

The Queen Elizabeth 2 cruise liner has been sold for £50m and is to become a floating hotel in Dubai.
The 70,000-tonne vessel, launched by the Queen in 1967, has been bought by a private equity firm, Istithmar, which has pledged to recreate the ship's original interior decor.

The ship has sailed on 25 world cruises and carried more than 2.5 million passengers during its 40 years in service.

Istithmar, the investment arm of Dubai World, now plans to build a pier to berth the ship off the coast of the United Arab Emirates.

The Dubai World chairman, Sultan Ahmed bin Sulayem, said: "The QE2 is without a doubt one of the wonders of the maritime world and is easily the most famous serving liner in the world today.
"Dubai is a maritime nation and we understand the rich heritage of the QE2. She is coming to a home where she will be cherished."

The QE2 is the longest-serving ship in the 168-year history of the Cunard line and is currently owned by Carnival, the world's largest cruise operator.

At 293m (964ft) long and 32m (105ft) wide, she can carry up to 1,900 passengers and more than 1,000 crew members.

In May 1982, she was used as a troop ship in the Falklands war and set sail for St Georgia in the South Atlantic on May 12 1982 with 3,000 troops on board. She arrived safely back in Southampton on June 11 following her war service and continued as a passenger liner, crossing the Atlantic more than 800 times.

The ship will be delivered to Dubai World in November 2008 and, from 2009, will be berthed at one of the piers at Palm Jumeirah, the smallest of three islands shaped like palm fronds being built by the Dubai government-owned developer Nakheel off the Dubai coast.

Istithmar, which also owns the shipping company P&O, will create an on-board museum celebrating the ship's history and is hoping that the refurbished vessel will attract celebrities and tourists from around the globe.

The Cunard president and managing director, Carol Marlow, said: "We are delighted that there will continue to be a permanent home for her when her legendary career as an ocean liner ends. That will enable future generations to continue to experience fully the ship and her history.


cb74ad4f.jpg知る人ぞ知るということで、この記事に登場する、パーム・ジュメイラは”地上の楽園”、”アラビアンナイトの再現””ビーチの誘惑”まあ、様々な美辞麗句が並ぶ、人工的に作られたビーチとしては世界最高のホテルが並ぶ。例えば7つ星とかだ。まったく似つかわない格安海外旅行パックの阪急交通社までツアーを組んでいる。確か、マイケルジャクソンもこの辺にいたような、いなかったような・・

そこに、さらに新たなホテルとして、クイーンエリザベス2世号が加わるというのだ。1967年の進水以来40年、5千万ポンドは日本円で125億円。2008年11月に引き渡され、2009年からフローティングホテルとして使われるそうだ。

QE2を買ったのはドバイワールド社。社主はイスティスマー氏。既に大手海運会社のP&O社を買収しているそうだ。景気のいい話でご同慶の限りである。

しかし、よく考えると、この「クイーン・エリザベス2」というのは、現在の女王のこと。女王は40年前の進水式の時は主賓でシャンパンを割ったはずだ。進水式の華は、この金の斧でロープを切る瞬間。シャンパンが船体にぶつかってビンが割れることになっている。女性専門の仕事だ。残念ながら、その後、英国皇室は女性に恵まれない。現在の皇太子妃の名前など付けると(ホテル・カミラ=不倫ホテル。ホテル・ケイト・ミドルトン=破局ホテルなど)、いずれ難破しそうな感じがする。

そして、個人的に気になっているのは、船(ホテル)の名前だ。つまり、今のままだと、個人(つまり女王)の名前をホテルにつけていることになる。何かライセンスフィーとか使用料でも払うのだろうか。あるいは、英国王室側が、「名称使用の禁止」とか申し立てることはないのだろうか。もちろんホテルの名前が変われば、価値は激落だろう。


ところで、日本にはあまりフローティングホテルの話は聞かない。一時、ワールドカップの時に、地方都市で、臨時的なホテルとして検討されたらしいが、現在はあまり聞かない。やはり、ホテルとしては住みにくいのだろうか。

まあ、変わったところでは、ラブホテルチェーンの石庭グループが全国に展開している「クイーンエリザベス○○石庭」というモーテルがある。外観が船の形をしているだけで普通の建物だ。有名なのは東名高速横浜町田インターのそばにあって、ドライバーの誰もが目にしているはず。クルマを駐車場に近づけると、ドラの音が鳴るという噂がある。船室に似ているのは部屋の狭さだけだという噂もある。こちらに対して英国政府からネーミングクレームがあった、という話は聞かない。さらにそばには「英国館」なる挑戦的なネーミングのモーテルもある。要するに日本と英国は同盟国だから、細かな問題は外交課題にしないのだろう。

あるいは、最近の英国王室の方々のラヴアフェアこそ、ホテルクイーンエリザベスの名に相応しいのだろうか。

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ブラジル女性が線審だった場合

2007-07-04 00:00:27 | スポーツ
弊ブログ2007年6月26日「サッカー女性審判の活躍?」の中で、ドイツでは初めての女性審判(28)が、本職は警官であることに対し、ブラジルの女性線審(26)はプレーボーイ誌と契約してもうすぐヌードを公開するらしいとの情報を書いた。

ドイツの審判の画像はまだ見つかっていない(というか、探していない)がブラジル人、アナ・パウラ・ヂ・オリヴェイラさんの撮影は、既に無事に終わったようだ。事務所で、できあがった写真をチェックしている本人の画像があった。テーブルの上の写真をよくみると、どうも芝生の上に寝そべっている。どこかのサッカー場を使ったのだろう。グラウンドの芝の上でマッパで、上を向いて脚を組んでいる写真と、ついに脚を開いてしまった写真があるようだ。脚を広げたほうにはネット配信用に黒い三角形が使われているが、ブラジルへ行ってプレーボーイ誌を買えば、黒い三角形はなくなっているはずだ。

しかし、サッカー線審がグラウンドでヌード撮影するということは、言い換えると、「女性教師が教室で」とか「ナースが病院の廊下で」とか「女性警官が白パトの中で」とか「OLが会議室の机の上で」とかいうことと同じかな。


そして、最近の彼女に誤審が多いとの話に納得できるのは、メガネをかけてディスプレーをチェックしている画像もある。今後は試合中でもメガネが必要だろうが、それは、もう一度グラウンドに立つことがあればの話だ。

最後に、事務所の中でも「お疲れ様」の乾杯は白ワインみたいだ。なんだか、ブラジルに行きたくなってしまうのだが、世界で最も殺人率の高い国であることを思うと、「雑誌の密輸」程度にとどめておくべきか・・な

ヴァイオリン狂走曲

2007-07-03 00:01:30 | 音楽(クラシック音楽他)
38dfb6be.jpg2007年のチャイコフスキー国際コンクール優勝(ヴァイオリン)者の神尾真由子さんのコンサートの広告が新聞の傍らに記載されていたが、当然ながら売り切れ。イープラスやチケットぴあで調べると、今後、こういう講演日程だった。

 8月12日 ミューザ川崎   (サマーミューザ)
 8月24日 香川県民ホール  (N響)
 8月27日 高知オレンジホール(N響)
 8月28日 大阪 梅田芸術劇場(N響)
 8月29日 浜離宮朝日ホール 
 10月6、7日 兵庫県立芸術文化センター

新聞に出ていたのは8月29日分。そして毎年楽勝で入場できるサマーミューザは、まだ油断してパンフレットも読んでなかった・・失敗だ!

チェックしてみると四国シリーズに若干の空席が残っているようだが・・・

まあ、二度と聴けないわけじゃないだろうけど、これから、チケットの値段が3倍になるということなのだろう。


ところで、彼女にケチをつけようとかいう気はまったくないのだが、この本来4年に一度のチャイコフスキー国際コンクールも資金難や会場難ということで困窮していたようだ。そこにスポンサーが現れたわけだ。

トヨタ、国際コンクールの主幹スポンサーに sankei web (2007/02/01 11:04)

【モスクワ】若手クラシック音楽家の登竜門として知られるチャイコフスキー国際コンクールが今年6月13~30日、モスクワで、日本のトヨタ自動車を主幹スポンサーとして開催されることになった。第13回コンクールを主催するロシア文化情報省のアムンツ次官ら関係者が31日、モスクワで会見し、明らかにした。

 それによると、1958年に創設以来、4年に1度開催してきたコンクールは昨年、資金難や主催側の準備不足などの問題で開催を見送った。しかし、今回はトヨタが、前回の約2・5倍に当たる約650万ドル(約7億9300万円)という巨大な総予算のうち3分の1を負担することになったという。


まさかとは思うが、日本に対するお礼がわりということではないことを強く信じたいものだ。

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