世界的には、鉄道が元気

2007-07-27 00:00:15 | 市民A
c682555d.jpg地球に優しいという観点で言えば、飛行機、乗用車、トラックを利用するより鉄道の方がいい、というのは誰でも知っているが、飛行機よりは遅いし、クルマのように最終目的地にダイレクトで行ける訳でもない。鉄道は駅を拠点とした物流手段ということだ。皮肉なことに、日本の地方都市では、鉄道は、第三セクター化していて多くが累積赤字に苦しんでいる。

一方、アメリカでは既に多くのビッグネームの投資家が鉄道会社の株を買ったり、中国でも高速鉄道の計画が進んでいる。先日、NHK衛星でチベット地区への鉄道敷設が報じられていたが、沿海地区向けの初荷の大半がペットボトル入りのミネラルウォーターであるということが、現代中国経済の矛盾と狂乱と爆発を象徴していると思った。

ところで、欧州における高速鉄道網(計画を含む)の地図を見つけた。

じっくりと地政学的にながめてみる。

そうすると見えてくるのが、「EUの中心は、パリである」ということ。英国、オランダ、ドイツ、イタリア、スペインからの鉄道の交差点になっている。ロンドンもマドリードもその国内では中心だが国際的なハブにはなっていない。ローマなどは、単にイタリア国内の北から南への通過点。名古屋みたいなものだ。

しかし、もう少し見ていると、将来的に交差点機能(ハブステーション)になると思われる都市が見えてくる。

まず、フランクフルト。ここは、空路では欧州のハブになっていて、逆に個人旅行なら、ヒースロー空港経由で欧州各地行きの方が安く、すいているぐらいだ。鉄道もフランクフルト-ベルリン-ワルシャワというラインが見える。そしてブリュッセルからアムステルダムに向うライン。ハンブルグ-コペンハーゲン-スウェーデン方面といったラインである。

さらに、スイスとオーストリアは蚊帳の外なのだが、たぶんスイスは地形的な問題だろう。ウィーンは深い森の中に眠り続けるのだろう。

そして、もし仮に、老後に欧州に住むならと、鉄道地図を見ながら考えると、地図の左端、ポルトガルのリスボンから北に向ったポルトの周辺など、僻地感があふれていていいのではないだろうか。ポルトワインが旨そうではないか。さらに、元々、日本に西洋を最初に持ち込んだ国だ。カステラなどだ。私も文明堂のカステラは大好物だから、永住しても3時のおやつに困ることはないだろう。ただし、本当は、「カステラ」よりは「三笠山」の方が好きなのだが・・


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