読まない本を買うブックフェア

2007-07-10 00:00:47 | 書評
584cf1e5.jpg毎年、この時期には東京国際ブックフェアに行くのだが、行くと、来場記録が残り、また来年、招待状が送られてきて、また行く。有明のビッグサイトは、遠いし、クルマでも電車でも高い。会場では、書籍の全集とか、バッハの全集50枚組とか、危険な商品があって、間違って衝動買いしたときのため、クルマで行く。なにしろ、有明まで、高速代をケチって走るには、年季がいる。さらに、そこには、まったくまともな昼食を出す高級レストランもない。

そして、会場の入り口の、「まったく最低の受付システム」を20分で突破して、やっと会場に入る。あるグレードの学校で私のかなり先輩にあたる椎名誠氏の講演会があるが、パス。なんとなく、チョイ面白そうな話を聞いて、それで終わりという予感がする(私の人生を変える、まったくすばらしい話だったかもしれないが・・)。

そして、この東京ビッグサイトは正方形的会場なので、碁盤の目のように仕切って各社のブースが配置されるので、中の方のブースは何度も前を通るが、端の方のブースは全部回れない。大手も中手も小手も出版社が営業マン(ウーマン)を狩り出して、ゴミのような宣材を配っている。


一時間半の散策で、結局、思いもかけなかった3冊を購入。

 1.有機化学美術館へようこそ 佐藤健太郎(技術評論社)

 2.薬は体に何をするか 矢沢サイエンスオフィス(技術評論社)

 3.レトリック辞典 野内良三(国書刊行会)

しめて7000円位の2割引。

584cf1e5.jpgどれも、少し難しいのだが、まったく歯が立たないレベルではないような、あるような・・

ただし、三冊目のレトリック辞典だが、・・・

昨年のブックフェアで買った、この本の姉妹書である「日本語修辞辞典」は、まだ机の上で横積み状態になって、長い眠りを貪っているのだが・・


それと、一応ブックフェアは「おまつりの一種」なのだが、こういうものって、「元気に参加している社員」と「嫌だ嫌だと参加している社員」って、完全二極化のように見える。もちろん、「嫌だ派」は大手出版社であるのは言うまでもない。技術評論社と国書刊行会は結構、気合が入っていたような。「社員のボーナス財源」かもしれない。


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