20数年前迄、私達は神谷町で生活していました。その時分は、毎年障子紙を張り替えていましたが、その後 放たらかし。破れた障子紙がぶらさがり、穴だらけ。まるで、幽霊屋敷。 そんな中で、次女と孫が暮らしていました。
引っ越しの草臥れ序でに、障子6枚、張り替えました。部屋はさっぱりしましたが、私の体力は限界。
昭和20年代後半に建てられた木造家屋。相次ぐ近隣のビル建設に伴う地盤沈下で、建付けが悪くなり 障子はきしんでスム-ズに動きません。ボロボロのわが家と同じく私。私も、年々古くなって、最近はとみに 動きが悪くなりました。
今月のカレンダ-の言葉”人間は死を抱いて生まれ 死をかかえて生長する”と、ありました。 日々”死”に近づきつつある私、少しは成長しているのかしら?
世界を大混乱に陥れたコロナウイルスのパンデミック、この年になって出くわすなんて・・・。人が築きあげた盤石に思えた文明は、ウイルスに振り回されてしまうほど脆弱なものだったのですね。 あれこれいろいろ 考えてしまいます。