大分県日田市豆田町は九州の小京都と言われ、昔懐かしい町並みがそのまま
残り天領地ということで奇跡的に手付かずの歴史的な建物も残っている。
その古い町並みの裏通りの一角にしっくり溶け込んだ 『ホテル風早』 がある。
林望氏の 『大人の知的旅行術』 や女性誌で紹介され一度訪れてみたいと
思っていた。願っていると叶うのか豆田への小旅行が実現した。
帯広から東京経由で福岡へ。空港から日田への高速バスで1時間15分。
大分県なのに福岡からが便利だというのは新発見だった。
ホテル風早もオフシーズンで少しお安く泊ることも出来た。
期待が大きければがっかりすることもあるけれど、噂にたがわぬ素晴しい
時間を過ごすことが出来た。ひとえにオーナーの理念によるものだろう。
食事への気配り、快適な寝具、日田杉を使用したお風呂、季節のハーブを入れた
ジャグジー温泉、図書室のような談話の出来るラウンジ、アットホームなスタッフ
本当に居心地のいいホテルだった。リピーターが多いのも頷ける。
豆田の人達も穏やかな雰囲気で街全体がゆっくり漂っているようだ。