花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

梅雨時の花々(その1)・瀬上市民の森

2016年06月29日 | 我が街・横浜

夏の暑さの梅雨晴れが続いた後は再び雨の日々・・・
咲きだしたアガパンサスや、そろそろ終わりのアジサイも雨に打たれています。

九州地方は豪雨の被害が出ているようですね
これ以上犠牲者が出ないことを祈ります。

市民の森の「瀬上池」へ(6月19日)
平日は趣味の会や友人との食事会などで出かけることが多々ありますが
休日は案外予定が入らず、梅雨時は特に気持ちが落ち込みがちになります。

そんな私の気持ちを察して写真仲間のSさんが、先週先々週と日曜日に誘いだしてくれました。
電話中に急きょ話が決まり、午後になって出かけた先は「瀬上市民の森」


「何も混んでいる鎌倉に行かなくても、近くの瀬上池周辺にアジサイが咲いているわよ」と・・・
遊歩道手前の横浜栄高校まで、Sさんのご主人が車で送ってくれました。


横浜で一番標高が高い円海山周辺の森ですから、アジサイもまだまだ生き生きとしていました

横浜市港南区・栄区・金沢区・磯子区にまたがる、鎌倉通じる広大な自然公園が有るのを御存知ですか?
鎌倉横浜に古代文化の基礎を醸成した地域でもあるそうです。


栄高校の裏側から瀬上池の池下広場に通じる細い遊歩道は、蛍の生息地としても有名な所です。

私がスタッフとして仕事をしていた地区センターからは歩いて行ける距離なので
12~13年くらい前の6月中旬、館長の先導でスタッフ皆で蛍を観にきた覚えがあります。

辺り一面に蛍が飛び交い、それはそれは見事な幽玄の世界で感動しました


当時、東〇建設がこの一帯をマンション群に開発する計画があり、反対運動が盛んでした。
歴代の横浜市長も同調し、「瀬上の森」は辛うじて守られたようですが・・・

「ちょっと以前よりも手入れが悪くて通行止めもあるわ」と、Sさんと話しました。
「今の市長は開発賛成派


ここが秘境のような「瀬上池」
以前はブラックバス釣りの子供たちの姿が見られましたが、この日は静かな静かな池周辺でした。

この所「お洒落な横浜」を紹介してきましたが、同じ横浜市内でも我が家近くには
この様な貴重な自然が残っているのです。


半夏生(はんげしょう)が咲いています。私たちは池のそばまで降りてみました。


父子で「ザリガニ取り」でしょうか・・・
息子が小さい頃は三鷹台に住んでいて、近くの「玉川上水」で良くとりましたね。

日当たりの良い水辺に群生する半夏生葉の表面だけが白くなるのが特徴・・・


夏至から11日目が雑節の1つの「半夏生」、今年2016年は7月1日だそうで
農家の人達はこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な年でも
この後は田植えをしないという習慣がありました。

この頃に咲くから「半夏生」という名前が付いたらしい・・・

カタシロクサとも呼ばれるドクダミ科の花瀬上池はトンボも見られる自然豊かな所です。




白いスイレンも咲いていました。


森の中は自然の造形美でいっぱい・・・


ちょっと残念な看板が見られました。


20年くらい前、ご近所仲間の4夫婦で2年続けてここでお花見をしました。
コンロと油と小麦粉と、そしてビール持参で、タンポポやスミレなどの野の花の天ぷらがおつまみでした。

あの頃は若木だった桜もすっかり大木になりました。我々も皆歳を取るはずですね。


鎌倉の天園に通じる尾根に出て、いっしんどう広場のベンチで休憩しました。
すぐそばの円海山にはトイレがあります。

私たちはメゾネットタイプの団地の横を下り、環状3号線に出ました。
森の中をノンビリお喋りしながら散策し、時々2人で思い思いにカメラを向けて2時間弱・・・

喉が乾いたのでファミレスでアイスコーヒー飲みながら更にお喋りを続け
雨が降りだしたので、車で迎えに来てくれたSさんのご主人に送られて夕方の6時に帰宅

淋しさで落ち込みそうな梅雨空の日曜日の午後を、楽しく過ごすことができました。
付き合ってくれたSさんと送り迎えをしてくれたご主人さま、ありがとうございました

              



5月中旬にタネを蒔いたモロッコインゲンも大きくなり、GWに苗を植えた
キューリとトマトが採れだしました。

虫と競争しながら食べた小松菜とレタスがそろそろ終わりです。
これらをSさんや防犯パトロールのお仲間に差し上げたら・・・


イカ大根にジャコにサクランボなど、たくさんの差し入れがありました。

キューリにつけるお味噌はSさんのご主人の故郷の、広島の手作り味噌だそうです。
毎晩美味しくいただいています。ご馳走さまでした。




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ブログ仲間と横浜散策・西洋館の「花と器のハーモニー2016」

2016年06月25日 | 我が街・横浜
今週は梅雨空が続きましたね

下駄箱の中のカビてきた夫の靴を処分し、雨がやんだら庭と畑の草取りに追われ
気分転換に観に行った映画がせいぜいのお楽しみ・・・

その最中に粗忽な事をしてしまい、今度はその処理に疲れ果てました。

すっかり間が開いてしまいましたが、遅まきながら爽やかな風が気持ち良かった
今月初めの横浜の風景をアップいたします

山手西洋館「花と器のハーモニィー」(6月3日)

初夏の好天に誘われて、八王子に住むブログ仲間のラッシーママさんが横浜にやってきました。
私が時々このブログにUPしている山手西洋館には「まだ行った事がない」そうなので
ご案内いたしました。

最初に訪ねたのは、港の見える丘公園に建つ「イギリス館」

窓の外は「イングリッシュガーデン」
そして館内はバラを初めとする花花であふれていました

お花をアレンジしている方々がたくさんいました。翌日から「花と器のハーモニィー展」が開催されるらしい


もう終わってしまった催しですが、何やら毎年開催されていて今年で16回目だとか・・・
ご興味のある方はこちらをご覧ください。

珍しい植物がぶら下がっていました食虫植物らしい


今年のテーマは「Living with Flowers ~横濱~」。
『館・花・器・人』がおりなす協奏曲や「花のある豊かな暮らし」を紡ぎだし、
誰でもできる身近なライフスタイルを提案しますと紹介されています。

私たちは次にお隣の「山手111番館」に入りました。

他の6軒の西洋館の花飾りはプロの企画だそうですがここだけは専門学校の学生の作品とか


私のOL時代は都心の美術館勤務でしたから、必然的に「草月流」の生け花を習い(芯・添え・控えが基本ね)
展示場に飾る仕事もありましたが、今回の斬新な作品に驚かされましたわ

山手111番館を見終わってから外の庭に出ましたイギリス館の前はバラ園がリニューアル・・・


「港の見える丘公園」のバラ園は有名でしたが、この春新しく「イングリッシュガーデンに」に変身しました。
こちらで紹介しています。


ラッシーママさんにはこの時のコースを案内しましたが、最後のバラが残っていてホッとしました

横浜のバラ「ハマみらい」が咲いていましたこちらは「カトリーヌ・ドヌーブ」



みなとみらいの海の見えるフレンチレストランでランチ
ラッシーママさんとはお昼前に桜木町駅で待ち合わせ、プカリ桟橋近くの海の見えるレストランでランチを楽しみました

ブログで知り合った同年代のお仲間同士ですフレンチの前菜は芸術的な美しさ・・・


スパークリングワインで乾杯し、季節に合った涼しげなフレンチ料理を楽しみました

ソラマメ?のスープお魚料理は「ビントロマグロ」のグリルだったかしら?


食べて喋って時間は瞬く間に過ぎていきます。

メインディッシュは鳥と豚・・・デザートはチョコレートケーキにシャーベット


普段畑の野菜中心の粗食の私は凝ったお料理を美味しくいただきましたが
月に何度もご旅行して、高級なお料理三昧のラッシーママさんは如何でしたかしら?

夜は「中華街で食べよう・・・」となりましたので、せっせと歩いてカロり―消費を頑張りましょうと・・・
赤い靴号のバスに乗って、山手西洋館巡りで歩きます。

「べーリックホール」

港の見える丘公園の「イギリス館」&「山手111番館」を見学し、イングリッシュガーデンを観てから
234番館に寄り、最後にべーリックホールに入りました。

横浜市の管轄ですから入館無料ですが、どの西洋館も夕方の5時で終わりです。
急いで観て廻りましたよ


竹とユリで造られたこちらの作品に目を奪われました

5時を過ぎてもまだお腹が空きません。
赤い靴号のバスで山下公園に下り、バラ園と氷川丸を眺めながらベンチに座りマタマタお喋りでした。

目的を作ってそれに向かって実現するために、一生懸命頑張ってきたというラッシーママさん
時間とお金に恵まれた今が第二の青春で、好きなことができて楽しいとおっしゃる・・・

それに引き換え私は33歳の時に腸閉塞で死の淵をみて、「人間明日生きている保証などない」と悟り
悔いなく生きるには「やりたい事は元気な内に」と、40歳前から日本国内の山々や温泉に行きまくり、
海外旅行も加わって、思い出はたくさん残ったけど、貯金はさっぱりできなかった

まるでアリ(ママさん)とキリギリス(私)のような二人ですわ

山下公園での画像はラッシーママさんがUPしていますのでご覧くださいこちらです。

横浜中華街でディナー
美味しい中華のコースをいただくために、もう少し歩いてお店に向かいます。
途中二つの中国のお寺を見学・・・

媽祖廟

2005年に建てられた「媽祖廟」は、航海を護る海の神様ですが・・・
自然災害や疫病・戦争・盗賊から人々を護る女神様として、現在でも中国大陸・台湾はもとより、
華僑が住む世界各地で信仰されています。

関帝廟
横浜の中華街は世界最大のチャイナタウンと言われています。
150年の歴史とともに歩んできた関帝廟は、一度は戦災で焼失したものの
ずっとこの街の発展を見守ってきたのでしょう・・・


横浜中華街でひときわ目を引くきらびやかな建物の関帝廟は 世界中のチャイナタウンにあり
祀られているのは三国志で有名な関羽(かんう)。

商売の神様として信仰される関羽は、異国の地で商売する華僑たちの心の拠り所だそうです。


こちらがディナーを予約したお店です。安くて美味しいお店でした

この日は1万歩以上歩いたのでビールが美味しかった!次々に運ばれるお料理です。


食べて飲んでお喋りして忙しい・・・

全部はとても食べられない・・・海鮮あんかけチャーハンは美味しいのに半分残しました


私は長男の甚六ならぬ「長女の甚子さん」で、ぼぉ~としていますが
ラッシーママさんは大勢の姉妹の下から2番目?、とても気づかいがあって頼もしい・・・

手を付けなかった「鶏のから揚げ」を、持っていたラップに包んで渡してくれました。
タッパーがあったら、あんかけチャーハンも持って帰りたいくらいでしたわ。

こんなに頼りになる方がご近所にいたら、私も心強いのにとつくづく思いましたが・・・
午後9時前にはJRの石川町駅で右と左に分かれてサヨナラしました。

たくさん食べてお喋りし、たくさん歩いて楽しい一日でした。
お誘いいただき感謝しておりますよ





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ワンゲルの会・総会参加と「三渓園」散策

2016年06月17日 | 庭園めぐり
梅雨空が続いていましたが、この週末はマークの予報が出ています。

ご紹介が前後しましたが、5月末に横浜市戸塚区の総合庁舎にて
「ワンゲルの会」の定時総会が開催されました。

出席者は32名、入会してまだ1年半の私が出席するのもおこがましい思いでしたが
会場が我が家からバスで20分で行ける近さなので、去年も今年も参加しました。

総会後、城島紀夫氏による「日本ワンダーフォーゲルについて」の講演があり、
近年はどの大学も山岳部やワンゲル部が廃部となり、スマホやPCの発達で
コミニケーション能力に欠ける学生が増えているというお話でした。


今回は崎陽軒のお弁当が出て、午後からは電車で移動し「三渓園」に繰り出しました。

「三渓園」散策(5月28日)

流石にワンゲルの会、JR京浜東北線の「根岸駅」からバスで10分の所を歩いて
「三渓園」まで行きました。

高速道路沿いに進み、スイレンの咲く池が見えてくると三渓園の南側に隣接している本牧市民公園です。
ここには友好都市の間柄にある横浜市と中国の上海市が、お互いの地にプレゼントし合った友好園があります。
上の画像は上海横浜友好園の「湖心亭」

尚、三渓園の駐車場は反対側の正門横ですが、本牧市民公園の駐車場の方が広くて安かったはずです。

ビヨウヤナギ「キンシバイ」が見頃を迎え・・・「湖心亭」の建つ池には白いスイレンが見事でした。


入園料500円を払って、南門から入場しました。
ただし私のような65歳以上の横浜市民は、浜カードや敬老パスなど証明するものがあれば無料です。


公園内は各自自由散策です。
前回の「平安鎌倉古道」を一緒に歩いたリーダーさんご夫妻が「三渓園」に詳しいので着いて行き
最初に「松風閣」の展望台に上がりました。

目の前には高速道路が走り、石油コンビナートのタンクが並んでいます。
私の娘時代の頃はすぐ前に海が広がっていたのですが、埋立てられ工場地帯となり・・・
すっかり景色は変わりましたね

「三重塔」(国の重要文化財)
京都の燈明寺にあったもので、1457年の建築。


園内の小高い丘の上に移築されどこから眺めても美しい、絵になる建物で
三渓園のシンボル的存在です。

三重塔横から眺めた風景、背景の建物は本牧界隈のマンション群です。


下に見える「大池」まで下ります。


こちらが正門に近い「大池」から望んだ三重塔方面の景色・・・
写真を趣味とする者にとっては三渓園の典型的なカメラスポットです

この日は梅雨間近を感じさせるうす曇りの空模様・・・
青い空を背景に撮影できなかったのが残念でした。


この5月末の土曜日は、丁度菖蒲が見頃で絵になりましたね。

三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原三溪の住まいがあった所です。
原三渓はこの土地に歴史的、文化的価値がある数多くの建築物を移築、保存し、
明治39年一般に公開しました。

175,000m2に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置され
現在、国の重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟が、横浜市により管理されています。

黄色のスジ模様はアヤメでなくて花ショウブ?
山小屋さんご指摘でカキツバタだそうです。
サツキも見頃で「サツキ展」もやっていました。


※ネットや夫の机の前に貼られている「菖蒲類の見分け方」という図には「アヤメの花弁のスジは網目模様」
「花菖蒲のスジは黄色」、そして「カキツバタは白」と記されいて、私はそれを信じてしましたが・・・?


この池の周りには、甘味処やお蕎麦屋さんもあり、ここで再集合でした。
殿方はビールを飲み、女性群はソフトクリームにパクつき・・・

一眼レフカメラを持参した私は、撮影に歩きまわっていました。
そしてここで解散・・・

お酒の好きな殿方は「中華街のお店に集合」だそうですが、大御所の理事さんが多く
新人の私は何人かの女性群と残り、再び三渓園内を散策しました。

臨春閣 りんしゅんかく(国の重要文化財)
1649年、和歌山県の紀ノ川沿いに紀州徳川家の夏の別荘として建てられたものです


花嫁・花婿の姿があちこちに見られました。
由緒ある建物で披露宴もできるとか・・・

お琴の師匠である山仲間はここで「観月演奏会」に参加しましたこちらで紹介しています

聴秋閣 ちょうしゅうかく(国の重要文化財)

1623年に、3代将軍徳川家光が京都の二条城内に造らせたものです。

4年前に撮影会で来ていますが、三渓園の中でもこの辺りは秋の紅葉が素晴らしいですこちらです

東慶寺仏殿(国の重要文化財)

鎌倉の東慶寺にあった仏殿を移築したものです。1634年建立。


この日は土曜日、ボランティアさんの姿が多く、面白おかしく説明してくれます。

「この意味わかりますか~?」
「お酒や肉、香辛料を食べた人は通っては行けないという標識です」

蓮華院

原三溪が大正6年に建てたもので、6畳と2畳の畳中板の茶室があり
土塀と壁には宇治平等院鳳凰堂に使われていた太い円柱と格子があるそうです。

園内のお茶室はサークルなどのお茶会にも使えますので、この日も和服姿のご婦人がたくさん見られました。

御門(横浜市指定有形文化財)

1708年(宝永5年)頃建築の、京都東山の西方寺にあった薬医門だそうです。

ここにも花嫁・花婿さんが・・・
こちらはモデルさんでしょうか?

「由緒ある建物のお部屋でお料理付き、40人で140万円の結婚式ができるから利用して」と
ボランティアさんは宣伝します。

「我が家の孫娘はまだ8歳だから、利用するとしても早くてあと15年後だわ」と答えると
Hリーダーの奥様が「何言ってるの、naoさんが結婚式すればいいじゃない」と・・・

「相手がいないから探して下さい」とふざけて返事したら、最近は身体を考えてお酒の席には参加せず
残って女性群と一緒に歩いたリーダーが「すぐにくたばりそうな金持ち探してあげる」ですって

先週から今週にかけて私はパソコンの不具合と孫守が続きバタバタしていました。
連日時間があると、PCのデーターのバックアップをする日々です
その上gooのメンテナンスが長引き、マイブログだけでなくお仲間のブログも見られず慌てましたわ。

我が家の駐車場の電動シャッターのリモコンも効かず(電池替えても動かない!)、車も知らない間に傷が
庭や畑も茂りに茂って、頭を悩ませています。

私の望むお相手は大金持ちでなくてもいいけど、PCと電気と車に強くて子供好き・・・
家と庭の維持や畑も元気にこなす面倒見の良い人が希望

今更同居はしち面倒くさいので、近くに住んで「夕食時だけ一緒にお酒が飲める人」が好い。

もっともそんな都合のいい独り者など居るはずないし、もし居たとしても私の歳では相手にされず
第一私は突然逝ってしまった夫がまだ忘れられな~い

我地域でPC相談室を開いている写真仲間のS氏に助けを求め、庭と畑はご近所仲間ののんちゃんご夫妻に・・・と
それぞれにお願いして頼りにしている昨今ですわ。


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親友の眠る墓前で語りあって・・・

2016年06月10日 | 日常の日記

我が家の庭の「アジサイ」が色付きました。

昨日までは鬱陶しいお天気が続いていましたが、今日は夏空が広がりました。
入梅はしたものの首都圏は水不足だとか・・・

短大時代の親友のtaeさんが亡くなって半年が過ぎこちらで悲しいご報告をしています。

6月1日の月命日の日に、横浜の高台に眠る彼女に会いに行ってきました。


梅雨間近を感じさせる空模様でしたが、横浜の中心街が見渡せる高台には心地よい風が吹いていました。

広い市営霊園には人の姿が殆ど見当たらず、静かな中で私はtaeさんとたくさん語り合って・・・
そして今の私の様子を報告しました。


taeさん、貴女はご主人様はじめ多くのご親族に愛され見守られながら
2年間の闘病生活を過ごし、皆に強烈な思い出を残しそちらの世界に逝ってしまいましたね。

私はまさか夫が僅か2週間の入院でこの世を去るなんて思いもよらず、
いまだに信じられない気持ちで過ごしています。

でも・・・
友人やご近所仲間たちに助けられ、たくさん歩いてたくさん喋って、
そしてたくさん食べて、6kg痩せた身体も2kg戻りましたよ。
今の体重がベストですから、このまま保たねばと思っています。

あなたの影響で始めた趣味のカメラを抱えて撮影を楽しみ、
山仲間やワンゲル仲間とのハイキングで心癒し、一見元気に過ごしていますが、
一人で家に居る時はいまだに涙がこぼれる日が多々あります

今までは「喪失感と淋しさ」が支配していましたが、
最近は「一人暮らしの不安と不便さ」を痛感・・・
いずれにしろ哀しみはまだ癒えたとは言えません。

OL時代の同期の仲間と「日本橋三越」へ
5月後半はお誘いがたくさんあって大忙しでした。


私が短大を卒業して入社した会社の社長だったS氏の作品が出展されている
チャリティー陶芸展が三越本店で開催され、同期4人で行ってきましたよ。


私が勤めた会社は石油会社でしたが、入った年に美術館が創設され、今年で50周年・・・
taeさんも上京の折には何度か、私の居る美術館を訪ねてくれましたね。

石油会社の創始者の御曹司だったS氏は今、その美術館の館長さんです。

どことなく親近感を覚える作品ですが売値は6桁以上いたします。


経済人たちのチャリティー陶芸展のようでした。


50年前は初々しい乙女だった同期4人も、全員孫の居るおばぁ~となりました。
(taeさんは早くに結婚しご長女さんが誕生だったので、上のお孫さんはもう高校生ですね)

4人で中華のお店でランチ、ビールで乾杯ボリュームたっぷりの中華丼セットで栄養満点


この後席を移してカフェでお喋り

私は三日連続のお出かけで、最初は参加を迷いましたが・・・
同期同志は遠慮なく話せて笑えて、雨の日の淋しさも吹き飛びました。
行って良かったと思っています。

taeさんと一緒だった短大時代も、しょっちゅう喫茶店で人生論や恋愛論などを語りましたね。
私の人生、何の悩みもなかった短大時代が一番楽しかったような気がします。

以前所属していたフォトクラブ仲間の写真展へ
5月の私の結婚記念日の日は写真仲間6人と賑やかに過ごし、去年のように感傷的にならずに済みました

去年はOL時代の仲間との食事会もドタキャンして、亡き夫と行ったMM21の日本食レストランで
半べそかきながら一人ビールを飲み過ごした私でしたが・・・


このフォトクラブは夫が亡くなった時点でやめましたが、今でも親しくして居るお仲間が数人いて
時々個人的な撮影会などに参加させてもらっています。

写真展を見た後は男女6人で居酒屋さんに集合写真論を熱く語りあいます・・・


ホッピーという飲み物を知ったのはワンゲルの会での親睦会
山仲間&写真仲間と飲む機会も増えて、だんだんオジサン化している私です

その点taeさんは甘いものが好きでお酒は苦手、趣味は社交ダンスにフラダンス・・・
アウトドァー派で日焼けした私とは反対に、カトレアの花のように艶やかで女らしかったですわ。


写真の公募作品展に入賞している方々もいて、たくさんの刺激を頂きましたが
私はそこまでの熱意は無し・・・

「待ち」が苦手の私は、出会いがしらの写真ばかりで満足しています。
taeさんのセンスの良い写真にも到底かないません

でも私の目を通して撮った写真も時々覗きに来てくださいね。


            

taeさんのお墓参りに行った報告を山形のご主人にメールしましたら
「ありがとうございます。仕事中はそちらに気持ちが向き、見かけは平静ですが・・・」
「家に独りで居ると日に何度となく遺影に話しかけている自分に気が付く昨今です」
「独りで生活していくスタンスが決まらないのです」との返信がありました。

taeさんを亡くされて半年、ご主人さまは今が淋しさの底かと思います。

taeさん、遺された者は本当に淋しくて辛い思いをしていますが、それでも生きていかねばなりません。
逝ってしまった人の思い出を子や孫に伝えていかなければなりません。

taeさん、ご主人さまをちゃんと見守っていてあげてくださいね。
そして私も人恋しくなったら、貴女のお墓の前で語りたいと思います。

PCの調子が悪く、画像の色が変
この更新も上手くできるか心配ですが、とりあえずUP致します。

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推定平安鎌倉古道・三島大吊橋(3)

2016年06月05日 | 街道歩き
6月5日(日曜日)、雨の朝を迎え、関東地方も「梅雨入り」したようです。


我が家の庭の「ムラサキツユクサ」も雨に濡れていました。

とかく気分が落ち込みがちになるこの季節、私はどのように過ごそうかと思案しています。
の日は「山登り&カメラ撮影」、の日は「庭と畑作業」
そしての日は「家の中の断捨離」と思っていますが・・・

中々思いどおりにはいきそうもありません

箱根「山中城跡」
5月20日、ワンゲルの会のお仲間と箱根峠から「平安鎌倉古道」を途中まで歩き、
箱根の里でお昼を食べ、1号線に向かって山道を歩き、やってきた城跡・・・


本丸跡には藤棚があるだけでした。

(その2)でも記しましたが、山中城は戦国時代末期に、小田原に本城をおいた北条氏が築城。

豊臣秀吉と不仲となった北条氏政は、秀吉の小田原攻めに備え、急遽堀や岱崎出丸等の整備、増築・・・
しかし翌天正18年(1590年)3月29日、増築が未完成のまま、7万の豊臣軍の総攻撃を受けました。
北条軍は4千で、必死の防戦もかいなく鉄砲と圧倒的兵力の前にわずか半日で落城したと伝えられています。


本丸跡から眼下の三島の街の向こうに、伊豆半島の「天城連山」が雲の上に見えていました。


今まさにNHKの大河ドラマ「真田丸」で、秀吉が北条に攻撃をかける所までをやっていて
山中城跡を見てきた私にはとても面白い

いやいや小田原城は去年の8月に寄ったしこちらです。
秀吉の知恵で造った石垣山の一夜城も、3年前にこのワンゲルのお仲間と行きましたこちらです。

歴史って結果が分かっているから・・・
高嶋政伸さん演じる北条氏政さんに「そんなに突っ張っていると滅ぼされてしまうわよ」と
突っ込みを入れたくなりますわ


自然と調和した美しい障子堀・・・

640年前の遺構がそのまま復元されている、石を使わない土だけの山城は
全国的にも非常に珍しいものだそうです。詳しいことはこちらをご覧ください。


一番奥の西の丸てっぺんの見晴らし台まで行くと「富士山」が見えていました
思った以上に広くて歩きがいのある「山中城址公園」です。



馬の飲料水に利用されていた「田尻の池」にはスイレンが咲いていました。


私はこれからも大河ドラマ「真田丸」を楽しみに見ることになりそう・・・

夫が生きていたら、多分彼も毎日曜日の夜の8時を楽しみにしていたと思います。
夫の本棚には池波正太郎の「真田太平記」全12巻がズラリと並んでいますし
4~5年前には二人で長野県の「上田城」も訪ねていますからね。

大吊橋「三島スカイウォーク」

35分かけて「山中城」をさぁ~っと見た後は、新名所「三島大吊橋」に向かいます。


車の往来の激しいコンクリート道路を40分歩いて下ってくると富士山と吊り橋が見えてきました。

2015年12月にオープンした新名所日本最長400mの大吊橋です


片道でも往復でも大人の通行料は1000円です。


富士山は少し離れた左側に見えますが、3時半を過ぎて雲も湧き逆光気味でちょっと残念!


橋の前で記念撮影です。

スタッフさんに「橋の上は風が強いから帽子を飛ばされないように」との注意を受けてから
皆で一緒に渡りました。


対岸に渡り展望台に登ると、沼津アルプスや天城連山が見えました。


橋は幅1.6メートル、すれ違いも大丈夫・・・
この日は夕方近くなり、団体様の姿はあまり見られませんでしたが

大きな駐車場には大型バスもたくさん並んで居ましたから
箱根からの帰りのトイレ休憩や、お土産購入には丁度良い場所なのかもしれません。
(無料で利用できるトイレはとても綺麗でした)

行きに乗ったバスの乗客も、我々以外の殆どの人がここで降りましたから人気なのでしょうが・・・
「吊り橋は話のタネに、一度渡ればそれで良し」という感想です。

4時45分頃のバスに乗り三島駅に向かいましたが
時間がなくて「三島大社」に寄れなかったのがとても残念

でも・・・
この日の歩きも三万歩を超え、風も爽やかで気持ちの良い一日でした





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推定平安鎌倉古道・三島大吊橋(2)

2016年06月01日 | 街道歩き
6月がスタートし、アジサイも色付きだして・・・
何となく梅雨間近を感じさせるお天気が続きます。

先週から今週にかけては連日お出かけが続き、ちょっと疲れ気味の私
ブログのアップも滞り、お仲間の皆様への所も読み逃げにて失礼をし申し訳ございません

「箱根の里」(5月20日)
前回ご紹介した箱根峠から平安鎌倉古道を下り、扇平で整備された山並み林道を歩いてくると・・・


「箱根の里」という大きな看板が現れました。


緑の中に建つ「箱根少年自然の家」と書かれた立派な建物に向かいます。

私たちはここで綺麗なトイレを借りて一休み・・・
(施設の詳しいことはこちらでどうぞ

周辺に箱根サンショウバラがこちらはウツギの仲間でしょうか


そして芝生広場のベンチでお弁当を食べることにしました

木々の間から富士山が見えています13人全員でテーブルを囲みます


気持ちの良い風が吹き渡る所でした


1時過ぎに出発、「箱根旧街道」近くの山中城址に向かいます。


リーダーさんが「ピンクの点線部分を歩いて行きます」と説明してくれました。


午前中はうす曇りでしたが、午後から太陽が照りだし緑がいっそう輝いて見えます。
前日は30度を越えた真夏日でしたが、この日は涼しくて吹く風の気持ち良い日でした。

「千社大明神」
歩いて行くと、こんもりとした杉林の中に風情ある鳥居が現れました。


「何神社かしら?」「ナントカ山と書いてあるけど・・・」
「行ってみよう」と、皆で階段を登ります。

階段横には「都忘れ」の紫の花が群生していました。


「千社大明神」と書かれた小さな鳥居の奥に、小さな祠が建っていました。
日本の山奥には、こうした素朴な神社があちこちにありますね。

静かな自然の中に、神聖な神様の領域があるというのは日本独特の自然崇拝でしょうか?
以前夫婦で行った「バリ島」のバリヒンズ―教も、神は山にいるという宗教だったことを思い出しました。


自然の山道が終わり「法生寺」入り口に出ました。
立派なこちらのお寺は寄らずに、一路「山中城址」を目指します。

「山中城跡」へ
(お仲間のK氏の画像をお借りしました)
一号線に出るとようやく「山中城址公園」の入り口です。
午後二時半になっていました。


公園内にある「駒形諏訪神社」に向かいます。

県指定天然記念物高さ25m、幹周6.2m!樹齢約600年のオオカシは、歴史を感じさせます


日本百名城に選定されている山中城跡公園は、戦国時代、後北条氏によって築城された山城です。


ここは、戦国末期、小田原を本拠とする北条氏が永禄年間(1558~70)に築いた国史「跡山中城跡」

信長亡きあと豊臣秀吉が勢力を強めると、秀吉との戦いが避けられないと考えた北条氏政は、
城をより堅固にするための改修にとりかかったが、完成前の天正8年(1590)3月、
豊臣方7万の大軍に攻められ、わずか半日で落城してしまったという。

(今、NHK大河ドラマ「真田丸」で北条氏政役は高嶋政伸さんが演じていますね)


本丸に向かう途中から箱根方面の山々が良く見えました。
夫と伊豆に行く時に良く通った「伊豆スカイライン」があの稜線を通ります。

一番右手の頂上に建物が見えているのが「十国峠」でしょうか・・・
山仲間と3人で「岩戸山」を歩いた時に、あの建物の中でアイスクリームを食べた思い出がありますね。


              

「カフェ・naoママ」

この時期は、夫が受けていた我家近辺のお庭の手入れに、後を引き継いだ後輩さん達がやってくる日が多いので
私も久しぶりに「キッチンnaoママ」ならぬ「カフェnaoママ」をオープン詳しいことはこちらで紹介です

手前に座る後姿が、夫でないのがちょっと切なくて
夫の思い出話も語ったりで、前向きになった私の気持ちが少々逆戻り

「お任せしていた庭の手入れも去年連絡がなくてどうしたのかと?」との
古い顧客様からも電話があり、気持ちが揺れ動く日々でした。

そんな時こそ無心になれるワンゲルの会での歩き、自然は大きなホスピタルですね
たくさん歩いて癒されました。



コメント (18)
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