Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
毎日更新!

幻のレスキュー2022ルール ⁉

2022-10-07 | Rescue Rules 2022
先日、RCJJ(RoboCupJunior JAPAN)のHPで、「ロボカップジュニア・ジャパンオープン 2023 競技運営指針」が公開されましたが・・・レスキュー競技のルールは、2023年ルール適用だそうです。 ただし、12月末までに国際版のルール(英語版)が公開された場合で、公開されれば日本大会までに翻訳版を出すということでしょう。

じゃあ、12月末までに国際版の2023年ルールが公開されなかった場合は?
2021ルールで実施するようです。

で・・・あれ、日本語版の2022年ルールは?
どうも、ジュニアレスキューの2022年ルールは翻訳版が出されないまま、幻のルールになってしまったようです。



私は、RoboCup 2022 bangkok 用に、2022年ルールの審判講習会資料まで作成したのに・・・!

数日前に書きましたが・・・

10/3付けで 2023年ルール(DRAFT版)が既に公開されています。

Resuce Maze も 2023年ルール(DRAFT版)が公開されています。

なんと・・・Rescue Simulation (Webots-Erebus)  も 2023年ルール(DRAFT版)が公開されています。
このURLの new-simulation-demonstration というのが気になりますが(笑)
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あれっ レスキューの2022年ルールって出てたっけ⁉

2022-10-01 | Rescue Rules 2022
10月になりました。
そろそろ、ノード大会のエントリーが始まる頃だと思います。

で・・・

あれ、レスキューの2022ルールって出てたっけ?
英語版の国際ルールはもちろんありますよね。
RoboCup 2022 Bangkok でも2022年ルールでやりましたから・・・

RCJJのレスキュー技術委員会のブログを見てみると・・・

2022/7/3の記事に
・日本リーグ ラインエントリー(2023年ルール)
・日本リーグ メイズエントリー(2023年ルール)
の2つがあります。

じゃあ、WL(ワールドリーグ)のルールはどこに⁉
記事をさかのぼって辿っていくと・・・

2022/4/19の記事に
・WL レスキューライン2021年ルール
・WL レスキューメイズ2021年ルール
が見つかりますが、2022年ルールがありません。

2023年度は2021年ルールで実施するのかなぁ? それとも、これから公開するの?


ところで、さあ・・・
せっかく作って、公開されている、日本リーグの2023ルールなんですけど・・・

これがラインエントリー



そしてこれがメイズエントリー



タイトルの書き方が、まるで違っています。
ラインエントリーは
「ロボカップジュニア 日本リーグ レスキュー・ライン・エントリー ルール 2023」
メイズエントリーは
「レスキューメイズ・エントリー(日本リーグ) ルール 2023」
文字の大きさも、フォントも違います。
これくらい、統一しましょうよ! ねぇ(笑)
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RoboCup2022のお土産

2022-09-27 | Rescue Rules 2022
RoboCup 2022 のシンポジウムの日の最後の打ち合わせで配られたものらしいです。(私は参加していないので・・・貰っていません)


一応、キーホルダーなのかなぁ
いかにも3Dプリンターで作成した感じです。
こういうの、売店で売ったら・・・たくさん売れたと思うのですが、ねぇ
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2022_RescueSimulation_Rules_final02.pdf

2022-07-04 | Rescue Rules 2022
[RoboCupJunior Forum] Summaryというメールか届いたので、何気なく読んでみたら・・・

RoboCupJunior New Simulation Demonstration
June 27
Official rules for 2022
heres just a small update.
We released a new finalised version of the Simulation Rules for 2022.
You can download them on the official RoboCup Junior Website or through this link.

最近全く興味が無くなった、Junior の Rescue Simulation のルールが新しくなった、とのことです。
ルールのファイルが 2022_RescueSimulation_Rules_final02.pdf  になったということで、final だったのが final02 になったのか、そもそも2022ルールが突然出たのか・・・がわかりません。
が・・・もうすぐ世界大会、という土壇場でルールの更新版を出すのが凄いですねぇ。

パラっとしか見てませんが・・・私が提起した「hazard map の使い方がおかしい」はさ、採択されたようで「hazmat signs」という修正されました。

あとは・・・そのうち読もうと思います。

ただ・・・被災者発見の判断は変更されていません。 このままだと、経路の真ん中をロボットが進むと、被災者の発見ができたりできなかったり、不安定になるように思います。(実際のプラットフォームでは、経路の真ん中に居ても「被災者発見」と判断してくれるようですが・・・ルールとマッチしていないように思います。)
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ルールの解釈 !?

2022-06-17 | Rescue Rules 2022
皆さん こんにちは RoboCupJunior Rescue ルール研究家のM&Y父です。(笑)

今年の世界大会はタイのバンコクですね。
2019年のシドニー大会(オーストラリア)の後に2年間、オンサイトでの大会が出来なかったので、久々のちゃんとした大会になります。
私も、毎回のことながら・・・伊達や酔狂でボランティアとして参加するつもりです。

で・・・審判講習会用にルールを確認しました。

そのルール確認で・・・衝撃が走りました。(私が勝手に・・・ですが)
Rescue Line は、黒線を辿っていく競技です。
この競技で、ロボットがどのような状態になると、チェックポイントの得点が認められるのか知っていますか?

普通は
・ロボットの半分がチェックポイントタイルに入ったら
と回答すると思います。
さらに「黒線をライントレースしている状態で」という条件を付ける人も居るでしょう。

私自身も、チェックポイントの得点は
・ロボットが黒線に沿って進んでいる(ライントレースをしている)
 かつ
・ロボットの半分がチェックポイントタイルに入ったら
と思っていました。

しかし・・・これを確認したら・・・
・ロボットがチェックポイントタイルの中の黒線に沿って進んだ
が、チェックポイントの得点であり、ロボットが半分入ったかどうかは関係ない、とのことでした。

ルールを読んでみると・・・
4.6.3. When a robot reaches a checkpoint tile it will earn points for each tile it has passed since the previous checkpoint.
と a robot reaches a checkpoint tile と書かれていますね。
(私も含めて)この reach a tile を visit a tile(visit は4.4.6で定義されています)の事だと解釈していましたが・・・そうではないとのことです。

visit a tile はロボットがタイルに半分入ること(ルールの4.4.6)
reach a tile はロボットが該当タイルの中の黒線をライントレースしているこ
と、いうことらしいです。(ルールのどこにも書かれていない)

本当かよ!

で、この新しい解釈に従って、審判講習会資料を作っています。
(もともと、reach a tile の説明がルールに無いのがおかしい! 笑)

RCJJが公開している日本語の Rescue Line のルールでは
4.4.6 の visit a tile は「タイルに到達」
4.6.3 の reach a tile も「タイルに到達」
で同じ表現になっています。
これが、(細かく言うと)違うことだとは、誰も考えないでしょうね・・・


さらに、驚いたのが、他の得点イベントです。(ギャップやバンプなど)
これはルール4.6.1にまとめて書かれています。
4.6.1 Points are awarded per hazard when the robot has reached the subsequent tile in sequence.
と、確かに visit a tile とは書かれていません。 ここも reach になっています。(確かに!)
ということで、得点イベントは、次のタイルの黒線をライントレースしていれば得点になり、ロボットが半分入ったかどうかは関係ありません。

長年 RoboCupJunior に携わってきましたが・・・ルールの解釈で、こんなに衝撃が走ったのは初めてです。
私も、まだまだ、ですねぇ・・・(笑)
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RoboCupJunior "Robot Communication"

2022-05-22 | Rescue Rules 2022
RoboCupJunior Rescue Rules 研究家のM&Y父です。(笑)
これまで、このブログで何度も General Rules の通信について書いてきました。

で・・・本日改めて確認しました。
なぜかと言うと、懲りもせずにRCXでのプログラミングをしていて・・・「このPCとRCXの赤外線通信は、General Rulesに抵触するんじゃないかなぁ・・・」と思ったからです。



RoboCupJunior General Rules の「Robot Communication」では・・・
①競技の間は
②2台のロボット間の通信で
③Bluetooth の class1 or class2 または Zigbee の通信だけが許可される
(それ以外の通信を使用してはいけない)
ということですよね。
もう何度も書いてるから「しつこい」と言われそう・・・

改めて、General Rules を読むと、単に通信(Communication)と書かれているだけで、無線通信(Wireless communication)とも電波(Radio wave)とも書かれていません。
Rescue Line のルールでは 3.2.4 に Wireless communication と書かれています。(Rescue Maze  で同じ内容が 3.2.6にあります)
ここにも、電波とは書かれていません。

と言うことで、現状のルールをそのまま解釈すると・・・競技の間は無線通信は使えないよ、です。
だから、8分の競技の中で調整(Calibration)をして、その結果、プログラムを修正してPCからロボットに転送しますよね。このときに無線は使っちゃダメ! だから、有線で接続してプログラムを転送します。

ところが・・・RCXは、PCとロボットを有線接続することができません。赤外線タワーを使って赤外線で通信してプログラムを転送します。
これ、無線通信(Wireless communication)になっちゃいますよねぇ・・・

赤外線通信も無線通信ですよね。

だから、RCXを使ったチームは、競技の調整(Calibration)をしても、その場では「プログラムの修正→ロボットに転送」ができません。(笑)
(まあ、現実的に、現在の競技の中でRCXを使用しているチームは皆無だと思いますので、実質的には問題なし、ですけどね!)

で、一つ思い出したのが・・・
過去にある Rescue Maze のチームが、EV3の他に micro:bit  を搭載していました。micro:bit には(何かの)センサー(カメラだったかな)が付いていて、被災者を発見したと判断すると、micro:bit のLEDを光らせます。その光をEV3に取り付けた光センサーが感知して被災者発見の動作をする・・・という、仕組みのロボットがありました。

これは、ロボット内の複数のコントローラの通信に無線通信(光による通信)を使っていることになりませんか !?

真面目に考えるとこうなります。

と、余計なことを考えてました・・・
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2020 rules corrections (from TC) その後の調査

2022-04-29 | Rescue Rules 2022
ある人物から、forum の記事を渡されて・・・
ここに書かれている内容が、最新のルールにちゃんと反映されているか確認して・・・と依頼されました。

GWの最初の日ですが・・・午後は、凄い雨なので、暇つぶしがてら確認しました。


内容は・・・2020年ルールの公開後にルールの修正が必要になったので、修正内容を forum に投稿して周知したもののようです。

ところで、このルールの修正を forum に投稿して公開することは、ルールにも書かれている正しい手順なのですが・・・日本のチームはちゃんと確認しているのでしょうかねぇ!? 

投稿された記事を読んでいて・・・なんとなく思い出してきましたよ!
これ、2020年ルールが公開されたときに、ルールの矛盾点(バグ!?)を見つけて報告したヤツです。

では・・・この時の指摘が、最新のルール(2022年ルール)にちゃんと反映されているか確認していきます。

Rescue Line:

1. There are mentions of an “evacuation room” but this refers to the evacuation zone.
→OK  「evacuation room」という表記は無く、全て「evacuation zone」になっています。

2. (2.8.4) “evacuation point” should be replaced with “evacuation zone”
→OK 2022年ルールの2.9.4で、修正されています。

3. (3.3.5) A team is only allowed to participate in one league: Rescue line, maze, or simulation.
→OK 2022年ルールの3.3.5で、修正されています。

4. (4.6.2) “towards the evacuation zone” should be replaced with “towards the goal tile”
→OK 2022年ルールの4.5.2で、修正されています。

5. (4.6.6) seesaws should be included.
→OK 2022年ルールの4.5.6で、修正されています。

6. (4.5.5) “removed from the evacuation zone” should be replaced with “removed from the evacuation point”
→OK  2022年ルールの4.6.5で、修正されています。

7. The diagram on page 15 is outdated. A new version can be viewed here 
→OK 2022年ルールの4.6.3の下の図が修正されています。

8. (4.5.8) The rules should read: Multipliers values obtained throughout the scoring run will be multiplied together to the other points gained during the run.
→OK 2022年ルールの4.6.10で、修正されています。

9. (4.5.1) A ramp as a hazard accounts for all of the inclined tiles that make up one ramp.
→OK 2022年ルールの4.6.1で、修正されています。

10. (4.5.4) Add ramp into the statement of listing scoring elements.
→OK 2022年ルールの4.6.4で、修正されています。

章番号や項目の番号が微妙にズレてますが、ちゃんと反映されていました。

じゃあ、今度は Resceu Maze  です。

Rescue Maze:

1. (4.5.9) The rules should read: Successful Stair Navigation. A robot is awarded 5 points for navigating a set of stairs in either direction. A successful navigation means the robot moves from the bottom tile to completely on the top tile of the stairs, then down to the bottom tile without assistance, reaching the subsequent tile after the stairs.
→OK 2022年ルールの4.6.8で、修正されています。
新しく設定された階段ですが、もともとのルールの表記だと、どうなったら得点になるのかが良く分かりませんでした。2022年ルールでは、より確認になっていました。階段を上って下りて、「反対側のタイル」に到達すると得点になります。

2. (4.5.7 and 4.5.8) The two rules should be merged into: Successful Up or Down Negotiation. A robot is awarded 10 points for a successfully climbing up or down a ramp. The robot has successfully navigated through the ramp, when it moves from the bottom to the top tile (or vice versa), and is completely within the horizontal tile without toppling over.
→OK 2022年ルールの4.6.7で、修正されています。
もともとは、1つの傾斜路でも上りで20点、下りで10点と別々の得点が設定されていました。しかし、傾斜路は迷路内の経路の1つに組み込まれたので、必ずしも2回通るものではなくなりました。 という、大きな変更ですね。

3. (4.5.10 and 4.5.11) The references should be updated to 4.4.4 and 4.5.1
→OK 2022年ルールの4.6.9 4.6.10で、修正されています。(単なる誤記です。)

4. (4.5.13) the rule applies to all victims, not just visual victims.
これなんですけど・・・4.5.13ではなく4.5.14の間違いと思われます。
(ということで、2重の間違い)
→OK 2022年ルールの4.6.13で、修正されています。

この記事の最後に・・・
Apologies for a fairly large change
かなり大きな変更ですみません・・・という謝罪の言葉が掲載されています。
ということで、もうちょっとよく確認してから公開してください。(笑)
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RoboCupJunior Rescue 2022 Final Rules

2022-02-02 | Rescue Rules 2022

いつの間にか、RoboCupJunior Resce の Rescue Line と Rescue Maze の 2022 Final Rules が公開されていました。 一応「updated: 30-January-2022」と書かれているので、数日前ですね。

 

ルールが掲載されているのは

Rescue Line は、ここ https://junior.robocup.org/rcj-rescue-line/

Rescue Maze は、ここ https://junior.robocup.org/rcj-rescue-maze/

 

Draft ルールは昨年の10月に公開されていたので、それから3か月経ちました。

Draftルールを読んで、いろいろと感じたことを書いたのですが、それがどうなっている楽しみです。(笑)

 

RoboCupJunior Rescue Line - Rules 2022 Draft 01 - Re: The history of "M&Y"

RoboCupJunior Rescue Maze - Rules 2022 Draft 01 - Re: The history of "M&Y"

 

Final Rules は、そのうち読んでみようと思います。

 

Rescue Line と Rescue Maze は 2022 Final rules が公開されたのですが、もう一つの RCJ Rescue Simulation (Webots-Erebus) は、Draft ルールすら公開されていません。

これは、どうなるのでしょうか? (このまま、フェードアウト? ってことは無いよね!)

 

まぁ、何というか・・・今年も、ジャパンオープンや世界大会ってあるのかなぁ・・・って考えると、あんまりルールを読む気が起きないです・・・  

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RoboCupJunior Rescue Maze - Rules 2022 Draft 01

2021-10-29 | Rescue Rules 2022

前の記事はこちら RoboCupJunior Rescue Line - Rules 2022 Draft 01 - Re: The history of "M&Y"

 

さて、今度は Rescue Maze の2022ルール(DRAFT版)を見ます。

RoboCupJuniorのHPに掲載されているルールは、勿論英語なので、Google先生大活躍です!

 

Rescue Line と共通の部分はサクッと省略します。

以下は、私が んっ! と思った部分です。

2.2.1. Floors may be either smooth or textured (like linoleum or carpet) and may have deviations of up to 3mm in height between the tiles. There may be holes in the floor (approximately 5 mm in diameter), for fastening walls.

これ、タイル間の段差について書かれていますが、(実際には)タイル間の隙間もけっこうあるので、それについても言及して欲しい。(まあ、要望です)

 

2.2.2 b. Black tiles will be ad randomly at the start of each game.
2.2.3 b. Silver tiles will be placed randomly at the start of each game.

私はこれまで長い間、Rescue Maze の競技の運営を見てきましたが・・・(競技開始時に)黒タイルや銀タイルがランダムに配置されているのを見たことがありません。これ、現実的には実施不可能ではないでしょうか!?

 

2.3.1. Walls may or may not lead to the starting tile by following the left/right most wall consistently. Walls that lead to the starting tile are called "linear walls". The walls that do NOT lead to the starting tile are called "floating walls".

スタートタイルに接続している壁を linear wall と定義しているが、チェックポイントに接続している壁も linear wall にすべきではないでしょうか!? 

 

2.4.3.d. may be any shape including rectangular, pyramidal, pherical or cylindrical.

障害物が球状だと、例え重くても押すと転がるよね・・・そういう障害物は使っちゃダメじゃない!?

(リンゴやカボチャなら障害物に使っていいけど、スイカは困るよね!)

ところで、pherical って私の持っている電子辞書では出てこないのですが・・・また Queens English とかなのでしょうか? 私の辞書だと spherical が「球状」となっています。

 

2.4.6. Stairs of path x 30 cm space and maximum height is 2 cm.

たった2段の階段なのに、長さ60cmmの経路が必要だと、設置しづらいし意味ないよね。

普通に30cmのタイルの中で2~3段の階段にしてよ・・・

 

2.5.2. Victims are located near the floor of the field (located about 7 cm above the floor, see the figure below).

被災者は、床の近くに配置されます・・・って、壁の真ん中あたりに配置されるので、「床の近く」じゃないですよね。これ・・・壁の高さが30cmだったころの表現だと思います。(壁の高さが30cmなら、確かに床の近くに配置している、という表現も分かるのですが・・・

 

2.5.4 There may be objects that resemble victims in appearance but are not victims. Such objects should not be identified as victims by robots.

もともと、このルールは、熱を発する被災者(heated victim)だけしかない時代のルールで、いわゆる「ダミーの被災者」を定義するものだったのですが・・・現在、被災者の種類も増えたので・・・文字の被災者も「H」「S」「U」以外の文字のシールを貼るとか、「赤」「黄」「緑」以外の色(青とかオレンジとか)のカラーシールを貼るとか、というのを含んでいるのでしょうか? もし、そうなら、チームにとって(ロボットにとって)結構難しいと思います。

まだ、文字や色の被災者で「ダミーの被災者」を見たことはありませんが・・・

 

2.5.6. The temperature of the victim simulates human body temperature between 28°C to 40°C.

これは、熱を発する被災者の説明なので、 victim ⇒ heated victim ですね。

(文字の被災者や色の被災者が暖かかったら、ちょっと驚きます。笑)

 

2.5.9. Coloured victims are printed on or attached to a wall. Their size will be 16 cm². Three colours are used: red, yellow, and green.

文字の被災者は、重症、軽傷、無傷と説明があったけど、色の被災者は被災の程度の説明は無いの?

文字の被災者と同様に 赤色:重症 黄色:軽傷 緑色:無傷 の説明があると分かりやすいと思うのですが・・・レスキューキットの数からすると赤色も黄色もほんの軽傷のようですが・・・

 

3.2.1. The height of a robot must not exceed 30 cm.

ルールにはロボットの大きさが規定されておらず、高さ制限しかありません。少なくとも「スタートタイルに収まる大きさ」というルールを追加してほしいです。

 

3.2.2. Robots may not have any sensors or devices that enables it to 'see' over the walls.

これ、意味あるのかなぁ? おそらく、壁の高さを30cmから15cmに変更したときに追加されたルールだと思うのですが・・・

 

4.3 は競技開始の説明ですが・・・

4.3.8 得点走行を開始する直前に審判が壁を変更する
4.3.7 得点走行を開始する直前に審判がサイコロを振って黒や銀のタイルの位置を決める 
4.3.9 キャリブレーションを終えて得点走行を開始する
4.3.10 キャリブレーションをせずに得点走行を開始する

という内容が書かれています・・・時系列に並べると分かりやすいと思います。

4.3.9 キャリブレーションを終えて得点走行を開始する
4.3.10 キャリブレーションをせずに得点走行を開始する
4.3.8 得点走行を開始する直前に審判が壁を変更する
4.3.7 得点走行を開始する直前に審判がサイコロを振って黒や銀のタイルの位置を決める 
⇒その後に得点走行開始後に黒や銀のタイルを配置する(4.3.11)につながる

こういう順番が良いと思うのですが・・・

 

4.4.2 Any parts that the robot loses intentionally or unintentionally will be left in the field until the game is over. 

ロボットがパーツなどを意図して落とすのは良いのか? 例えば、ロボットがスタート地点に、戻ったことを認識するためにスタート地点に色のついたカードを落とすなど・・・かつては、機能を持つパーツ(色のカードは、スタート地点を表すという「機能を持つ」)を落とすことは、ロボット分離することになるので、3.3.1に反することになる、と解釈されていた。だから、単なるパーツを落とした場合は、そのままにするが、落としたことで何か機能するものは「落としてはいけない」または「審判の判断で取り除く」にしたらどうか・・・

 

4.6.6.Successful Speed Bump Crossing. For each tile with speed bumps passed, a robot is awarded 5 points.

スピードバンプの得点は、これまでの解釈だと

①スピードバンプが設置されたタイルにロボットが到達する。(到達する:ロボットがそのタイルに半分以上入る)
②その後に、ロボットが別のタイルに到達する

これで、スピードバンプの得点になっていました。だから、スピードバンプを乗り越えたかどうかは、関係ありません。(スピードバンプのあるタイルに半分以上入ってから、スピードバンプを乗り越えずにバックしてタイルを出れば、スピードバンプの得点!)

ということで、実際の運営に沿ったルール説明にして欲しいです。

で、やっぱり、バンプを乗り越えないのに得点が。得られるのはおかしいですよね、(スピードバンプのあるタイルに)入ったタイル以外のタイルに移動できたら得点、というのが良いのではないでしょうか!? (これはルールが悪いのではなくて、これまでの解釈が悪い!?)

 

4.6.7 Successful Up or Down Ramp Navigation. A robot is awarded 10 points for a successfully navigating up or down a ramp (i.e.: the robot can score a maximum of 10 points per ramp). The robot has successfully navigated through the ramp when it moves from the bottom to the top tile (or viceversa) and is completely within the horizontal tile without toppling over.

傾斜路の得点は、傾斜路を越えて、その先の水平のタイルに「ロボットが完全に入ったら」得点になります。

これが、他の得点(他はロボットが半分入ったら得点)と統一性が無いので、美しくないです。(笑)

 

4.6.8 Successful Stair Navigation. A robot is awarded 5 points for navigating a set of stairs in either direction (i.e.: the robot can score a maximum of 5 points per a set of stairs). A successful navigation means the robot moves from the bottom tile on one side of the stairs to the top tile and then onto the bottom tile on the other side of the stairs without assistance.

階段は、「階段を乗り越えて向こう側のタイルに移動出来たら」とあるが、向こう側のタイルに到達したら得点なのか? 向こう側のタイルに完全に入ったら得点なのか? はっきりしない。

 

4.6.10. The "exit bonus" condition is satisfied when the robot returns to the starting tile, stays there for at least 10 seconds to complete the scoring run.

脱出ボーナス(exit bonus)も、ロボットがスタートタイルに戻って停止するが、開始タイルに到達すれば良いのか? ロボットが完全にスタートタイルに入らないとダメなのか? はっきりしない。

 

はい、以上です。

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RoboCupJunior Rescue Line - Rules 2022 Draft 01

2021-10-21 | Rescue Rules 2022

いつのまにか、RoboCupJunior の Rescue Line と Rescue Maze の 2022年Draft ルールが公開されていました。

昔は、前年ルールとの変更点が赤く着色されていて、その部分だけを読んでいたのですが・・・最近は、最初から全部読みなおします。

何故かというと・・・変更部分の着色が間違っていたり、削除された部分は着色されなかったりして、結局変更部分がどこだか正確に表されていない場合が多かったからです。

今回は2021年ルールからの変更点はほとんどなく、ルール公開後に見つかったバグの修正などが組み込まれただけのようです・・・でも、全部読んでみました。

 

では、ロボカップジュニアのレスキュールール研究家の M&Y父 として研究の成果を報告します。(笑)

以下は、ルールを改めて読んでみて、んっ! と思ったことです。(昨年ルールから変更がない部分かもしれません)

 

1.1.2. The volunteers, referees and officials will act within the spirit of the event to ensure the competition is competitive, fair and, most importantly, fun.

競技の運営者が列挙されているのですが、ボランティア、審判、オフィシャルと並んでます。これ記載する順番が逆ですよね。

 

2.2.2. Competitors should be aware that tiles may be mounted on thick backing or raised off the ground, which may make it difficult to get back on a tile where the robot comes off the course. No provision will be made to assist robots that drive off of a tile to get back onto the tile.

この最後の文章は、「タイルから出たら」じゃなくて「フィールドから出たら(落ちたら)」ですよね。

だから

No provision will be made to assist robots that drive off of a field to get back onto the field.

が正しいと思います。

 

2.3.2. Straight sections of the black line may have gaps with at least 5 cm of straight line before each gap as measured from the shortest portion of the straight portion of the line. The length of a gap will be no more than 20 cm.

ギャップの説明ですが・・・

from the shortest portion of the straight portion of the line.

portion of が重なっているけど・・・これ誤記じゃないかなぁ・・・英語はこれで合ってるの!?

 

2.3.5. The line will end with a goal tile, which has a 25mm x 300mm strip of red tape in the centre of the tile, perpendicular to the incoming line.

ゴールタイルに貼られる赤テープの大きさですが・・・他のテープと合わせて 25mm×250mmにすれば統一されてスッキリなのですが・・・まあ、これは単なる意見です。

 

2.4.5. The number of checkpoint markers and their locations will be predetermined by the field designers.

チェックポイントマーカーの数の説明をしていますが、必要なのはマーカーの数では無くて、チェックポイントの数ですよね。

だから

The number of checkpoint and their locations will be predetermined by the field designers.

これが正しいのでは・・・

昔は、チェックポイントマーカーをチームキャプテンに渡して、チーム側がチェックポイントを決めていたので、(チェックポイント)マーカーの数が重要だったかもですが、現在はチェックポイントを運営者側が決めるので、マーカーは重要ではなくなりました。

 

2.8.6. Teams can choose between two different evacuation points, which are both right angled triangles with sides of 30 cm × 30 cm:
Level one: The evacuation point is a black triangle with a bump of 5mm along the side that does not touch a wall.
Level two: The evacuation point is a black triangle with 6 cm walls and a hollow centre.

ルール本文では Level one 、Level two ですが・・・

この絵(図)の Level 1、Level 2 と表現が合っていません。(まあ、これも単に表記の整合性の問題ですね)

 

2.9.1. Victims may be located anywhere on the floor of the evacuation zone.

2.9.4. The victims will be located randomly in the evacuation zone. 

どちらも被災者の配置の説明なので、片方で説明すれば良いと思います。(二度書かれると、しつこい感じ・・・)

 

3.2.4. Wireless communication must be used correctly as described on the RoboCupJunior General Rules.
Robots performing other types of wireless communication need to be deleted or disabled. If the robot has other forms of wireless communication equipment, the team needs to prove that they are disabled. Non-conforming robots may be immediately disqualified from the tournament.

「(General rulesnに書かれている以外の)他の種類の無線装置が搭載されている場合」という説明が2回出てきて、読み辛いです。これ、1つになりませんかねぇ・・・(これも、長いフェーズを二度書かれると、しつこい! 笑)

 

3.2.7. Robots must be equipped with a handle which is to be used to pick them up during the scoring run.

近年追加された謎ルールです。得点走行中にロボットを持ち上げるためのハンドル(把手)をロボットに装備しなくてはなりません。(必須ということ) なぜ、ロボットを持ち上げる必要があるのでしょうか? 逆に、得点走行中にロボットを持ち上げる必要が無いようなロボットを作りましょうよ! ねぇ。

 

3. Robot

昔は、ロボットの大きさの規定がありました。でも、現在は大きさの規定がありません。

審判をやる身としては、ロボットの大きさを規定して欲しいです。(少なくとも1つのタイルに収まる大きさになるようにルール化して欲しい。)

チェックポイントから再スタートするときに、チェックポイントの後ろ側に壁があったり、傾斜路があったりして、後ろ側に空間が無い場合があります。ロボットの長さが30cm(1タイル分)を越えているときに、スタート位置をどのようにすれば良いのか分かりません。またアームなどを下ろしても1タイルを越えない大きさにすべきと考えます。(アームを下ろして30cmを越えるロボットがアームを下ろしたまま競技進行停止になると、やっぱり困ります)

 

3.3.6.  A student will not be able to participate in the RoboCupJunior Bangkok 2022 if he/she has participated in any two of the following international competitions:

これまで Rescue Line で世界大会に2回参加したチームは、2022年のバンコク世界大会に参加できない・・・訳ではなく、バンコク世界大会に Rescue Line では参加できないだけで、他の競技だったら参加できますよね。

いっそ、全てのサブリーグで、同じサブリーグで2回国際大会に出たら、そのサブリーグには参加できない・・・にしても良いと思います。逆になんで、Rescue Line だけ、そういう縛りがあるの?

 

3.4.5. Students will be asked about their preparation efforts and may be requested to answer surveys and participate in video-taped interviews for research purposes.

いまどき「ビデオテープ」は使わないでしょう。普通に「録画してのインタビュー」で良いのでは・・・

 

4.2.2 The captain can move the robot only when they are told to do so by a referee.

これは、得点走行中の話ですよね。前提の文が抜けてます。

 

4.3.3. Calibration does not count as pre-mapping. 

これも、近年追加された謎ルールです。キャリブレーション(校正)はプレマッピングではありません。 そんなの当たり前ですよね。なんで、こんな説明が必要なのでしょうか?

 

4.4.4. Teams are not allowed to give their robot any advance information about the field. A robot is supposed to recognize the field elements by itself.

しつこいぐらいに出てくる、プレマッピング禁止のルール!

3.1.3. 、4.2.5 にもプレマッピング禁止の文があるので、すこし整理して欲しいです。(何度も書かれると、しつこい! 笑)

 

4.5.8. The rescue kit will be left in the exact location (even if it is located on the robot) when a lack of progress is called.

ロボットにレスキューキットを搭載した状態で競技進行停止して、ロボットを持ち上げた時にレスキューキットを落とすチームがありました。この場合、キットをロボットに戻して良いのかはっきりしません。ルールに書かれている通りに素直に解釈すると・・・競技進行停止が宣言された時にはレスキューキットはロボットに載っていたよね。じゃあ、(競技進行停止中にロボットから落としてしまったとしても)宣言された時の状態そのままにするんだから、落としたレスキューキットはロボットの上に載せて(戻して)から競技再開になるってことね・・・これでいいの?

 

4.6.8. When a lack of progress occurs between checkpoints (or checkpoint and exit) containing an evacuation zone, 0.025 for level one evacuation point, 0.05 for level two evacuation point will be deducted from each of the obtained multiplier (however multipliers will not be less than 1).

exit と書くと救助ゾーン(evacuation zone)の出口を意味すると思います。ですので exit ではなく goal tile が正しいと思います。

 

5.2.6. The poster should include name of team, country, league, robot description, robot capabilities, controller and programming language used, sensors included, method of construction, time used for development, cost of materials and awards won by the team in its country, etc.

正しくは country or region ですかねぇ。 これ、大昔の表現が、そのまま残っているのではないでしょうか。香港やマカオが参加するようになってから region の表現が追加になったと思います。

 

以上です。

あ~ 疲れた!(笑)

 

続きの記事はこちら RoboCupJunior Rescue Maze - Rules 2022 Draft 01 - Re: The history of "M&Y"

 

以下追補

10月のNESTロボコンの記事にも書きました追補です。

NESTロボコン2021 WLレスキュー - Re: The history of "M&Y"

 

4.5.7 If a lack of progress occurs in the evacuation zone, all victims (including ones that have rolled) will remain in their current position. Victims that are held by the robot will be placed roughly on the location of the robot when the lack of progress occurred in the evacuation zone. If a lack of progress occurs as the robot exits the evacuation zone whilst carrying victims, the victims will be randomly placed in the evacuation zone.

競技進行停止になったときの被災者の取り扱いです。

もし、救助ゾーンの中でロボットが被災者を運んだまま競技進行停止になったら、ルールでは被災者をロボットから取り除いて(外して、降ろして)被災者を(競技進行停止のときに)ロボットがいた場所に置きます。

これ、もし、ロボットが被災者をガッチリ掴んでいた場合、競技進行停止中にロボットを変形させて被災者を取り出すことになります。これは、「4.4.2 の競技中の修理禁止」と矛盾すると思います。

同様に、4.5.7.のルール後半では、ロボットが被災者を運んだまま救助ゾーンを出ると、被災者を取り外して再配置すると書かれています。これも同じように、ロボットから被災者を取り外すのにロボットの変形が必要かもしれません。

だから、競技進行停止の間にロボットを変形させない(=被災者を積んでいたら、積んだまま)というルールにするのが良いと思います。

 

レスキューキットは、競技進行停止時に何もしない(=ロボットに積んでいたら、積んだまま)なので、やっぱり現状のルールでは被災者とレスキューキットで扱いが違って、美しくないです。

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日本リーグ レスキュー 2022日本語版の公開

2021-07-03 | Rescue Rules 2022

RCJJ(RoboCupJunior JAPAN)のレスキュー委員会のブログに、タイトルにあるように2022年の日本リーグのルールが掲載されていました。

日本リーグ レスキュー 2022日本語版の公開

ところで・・・この「タイトル」おかしくないですか?

日本語版って・・・日本リーグだから日本語しかないですよね!? (笑)

こう書かれると、英語版が別に存在するみたい・・・

 

さて、変更点は・・・

主な変更点は
・被災者の色の変更
・被災者発見パフォーマンスの変更

と書かれていて、この最後の「等」というのが結構重要です!

 

内容を見てみると・・・

まず、赤文字が(ルールの)変更部分、青文字が文言の修正と書かれています。

そして、青文字がめっちゃ多い!

(これ、私が、これでもか! っていうくらい文言の修正を提案したからです。だって、これまでは機械翻訳のような意味不明の日本語が多かったので・・・てへっ)

いやっ、昨年のルール(日本リーグルール2021)に沢山のいちゃもんを付けたので・・・

ジュニアレスキューのNLルール

その責任をとって(!?)修正案を提示しました。

 

大きな変更点その1が、被災者の色ですね。(2.7 被災者)

これまでは、銀と緑のシールだったのですが、黒と緑に変更されました。(これは、避難ゾーンの入口の銀のテープと被災者を明確に区別するためでしょう。)

この変更によって・・・「この銀テープを被災者発見と間違っても誤発見にならない」が削除されました。

 

大きな変更点その2は、被災者発見のアピールです。(4.6.5)

緑の被災者は「5秒間停止」「その5秒の間、0.5秒間隔でランプを点滅」というパフォーマンスができれば30点の得点になります。同様に、黒の被災者は「5秒間停止」「その5秒の間、1秒間隔でランプを点滅」というパフォーマンスで15点の得点になります。

つまり黒の被災者には「黒の被災者専用の発見アピール」、緑の被災者にも「緑の被災者専用の発見アピール」が採用されたことは良いのですが・・・審判になったときに、とっさに(5秒間で)正しいアピールができているかちゃんと判断できるか、(ちょっと)心配です。

ところで「1秒間隔で点滅」というのは1Hz(ヘルツ)で点滅ということですよね。つまり、1秒の半分が点灯、1秒の半分が消灯するということですよね。(それとも、1秒点灯して、その後の1秒消灯の繰り返しのことでしょうか? それなら「1秒間隔で点灯と消灯を繰り返す」の表現かなぁ)

 

で、重要なのがここ

※ランプは何色であってもよい。但し審判が認識し易い位置、明るさであること。また、被災者発見及び以下 4.6.7 の脱出のパフォーマンス時以外は消灯しておくこと。

被災者発見(や、後に書く脱出のパフォマンス)のアピールをするランプは、これらのアピール以外の時には点灯したらダメだよ。ということです。

これ、審判側としては大変ありがたいルールです。

 

さらに・・・

4.6.6に追加された

また、被災者の探索動作であると審判が判断できない時(例えば、ランダムに停止して発見のパフォーマンス
を繰り返し、偶然に発見出来ること目的とした動作など)は被災者の発見と判断されない。

も、正しいルール追加だと思います。(ただ、こう判断するのは審判にとって負担です。)

このルールは良いのですが・・・私が問題だと思うのは・・・「誤発見のペナルティが削除されました」ですので、何回誤発見しても減点されません。いや、これでは、レスキューの競技ではないでしょう!(あくまで、私の個人的な意見です!) なぜ、誤発見のペナルティを削除してしまったのでしょうか???

 

さらにさらに・・・

4.6.7で、脱出ボーナスも「脱出ボーナス専用のアピール」が定義されて、そのアピールに成功したら脱出ボーナスが得られるようになりました。

(これまでは、偶然の脱出が多かったように思います) 

これも、正しいルール追加だと思います。

ただ・・・

脱出得点 30 点が与えられる。

になりました。これまでは脱出得点は「60 – 5×(競技進行停止数)」で計算され、競技進行停止が多いと脱出得点が低くなりました。逆に今回は脱出得点は競技進行停止に関係なく30点が得られます。

これ・・・(今でも競技進行停止が多いのに)さらに競技進行停止回数が増える要因になりませんか?

(1回の競技で何度も競技進行停止するのはレスキュー競技ではない、です!)

 

あと、赤い文字が以下の部分

3.3.6 チーム及びメンバーの年齢、及び過去のジャパンオープン大会の参加経験に関する出場条件は、そ
の大会の競技運営指針(ロボカップジュニア・ジャパンの Web ページを参照)に従う。

これですが・・・これまではルールに書かれている参加条件と、大会(ジャパンオープン)規約に書かれている参加条件が微妙に異なっていました。そうすると・・・混乱しますよね。ということで、大会側の条件に従う、ということで統一されました。

 

さて、赤文字のところは以上ですが・・・

あと、私が気が付いた変更点は・・・以下のとおり

競技フィールドの近くにいる他のチームメンバー(観衆も含まれる)は,審判が特に指示しない限り,
ロボットが動いている間はフィールドから少なくとも150cm以上離れていなければならない.

が消えました。日本リーグはメンバーが1~2名なので「他のチームメンバー」は居ません。だからこの部分は削除するのは分かるのですが、「観客は150cm離れる」は削除しちゃダメなんじゃないですかねぇ・・・

 

それから、上にも書いた

誤発見.被災者の配置されていない場所で前項に挙げた被災者発見のパフォーマンスを行った場合,誤
発見のペナルティとして5点が減点される.

誤発見のペナルティが削除されました。なぜ、誤発見を無くしてしまうのでしょうか?

実際の被災現場で、被災者がいない場所でロボットが「ここに被災者がいます」とアピールしたら混乱しますよね。そうゆう、間違った判断をしないロボットを作ってもらうためにも、誤発見は必要だと思います。

(私としてはルールの改悪だと思っています。)

 

全体を読んでみての、私としてのコメントですが・・・

 

被災者発見で、緑の被災者と黒の被災者を個別に判断させるところは良いと思うのですが・・・

緑の被災者に「黒発見のアピール」をしても得点になりません。(誤発見のペナルティがなくなったので減点にもなりません) 同様に黒の被災者に「緑発見のアピール」をしても得点になりません。どうせなら、被災者発見のアピールで10点、色の特定も正しければさらに追加得点、というようにした方がより分かりやすかったと思います。(Rescue New SIMのように)

 

避難ゾーンから出て、脱出のパフォーマンスをすれば競技終了ですが・・・そのパフォーマンスをせずにフィールドから出たら・・・どうなるのか書かれていません。 4.5.1のa.b.c.のどれにも該当しません。 (まあ、普通は競技進行停止にするのでしょうね。)

 

とりあえず、こんなところです。

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