Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
毎日更新!

ロボカップジュニアレスキューメイズ2023年ルール 日本語翻訳版

2023-11-01 | Rescue Rules 2023
RCJJ(RoboCupJunior JAPAN)のレスキュー技術委員会のブログに掲載された「ロボカップジュニアレスキューメイズ2023年ルール 日本語翻訳版 」を読んでみました。


まず、他のレスキュールールと形式が異なります。
Rescue Line と Rescie Simulation は、英文との対訳ですが、Rescue Maze だけ日本語のみになっています。
それから各レスキュー競技で共通(の項目が多いと思われる)1章や6章の文章が微妙に違います。
全部を並べて読む人はあまりいないとは思いますが・・・「同じ英文なら、同じ日本語」が、きれいだと思います。 
きっとRCJJの技術委員会の中も縦割り組織なんでしょうね・・・

以下、私が「んっ!?」と思ったところ

・2か所「ゲーム」という表記があります。 おそらく元の英文の「game」がそのまま残っているものと想像します。でも、他の箇所は「競技」に訳されているのに、なぜ2か所だけ「ゲーム」なの? 
ちゃんと用語の統一をしましょうよ。

・2.3章にある図の場所(位置)がオリジナルと異なっていますね。 オリジナルでは2.3.2の後ですが、日本語版では2.3.6の後にあります。

・いろいろなところに何度も「ロボカップジュニアレスキュー技術委員会」と表記されていますが・・・現状では「ロボカップジュニアレスキュー技術委員会」はありません。確かに、昔は「Rescue Technical Committee」と書かれていたのですが、近年「RoboCupJunior Rescue Committee」に変更されました。 なので「ロボカップジュニアレスキュー委員会」(または「ロボカップジュニアレスキュー国際委員会」)が正しいと思います。
※「Before you read the rules(ルールを読む前に)」に「Rescue Technical Committee」の表記が1つだけ残っていますが、これは英文原文が間違っています。 (→ なんと2024ルールでは、ちゃんと修正されていました!)

・3.2.10に突然「Lop」という表記が出てきます。 英文の「lack of progress 」で「競技進行の停止」のことですが、「Lop」と書かれて日本のチームは分かるのでしょうか? 他の項目では「競技進行の停止」と訳されているし、4.5.の表題も「競技進行の停止」と表記しているので、用語の統一をした方が良いと思います。(さらに「進行停止」という表記もありますね。 表記されている用語がきちんと整理されていない・・・)

・4.1.2 競競技フィールド → 競技フィールド
 これは単なる誤記でしょう・・・

・4.2.5 プレマッピングについては、即座にロボットをそのラウンドで失格させる。
 これなんだろう、日本語が難しい。(笑) 
 おそらく・・・プレマッピングしていることが判明したら、その競技ラウンドは失格にするよ・・・と言うことなのだと想像してます。

・4.6.2の後の図のところが、変になっています。「i」のマークが図に食い込んでいます。 
さらに、この図が古いです。(間違った図です) 
2023年ルールで Heated Victim は廃止されましたよね! ちゃんと2023年ルールの図を使用しましょう。




・4.6.4 被災者が最初に正しく識別されていない場合・・・
 被災者の識別というのは「被災者の発見」のことと思われます。 4.6.1 、 4.6.2 で「被災者の発見」と表記しているので、それに合わせた方が良いと思います。(ここも用語が整理されていませんね)

・4.6.6 の信頼性ボーナスの式の最後の </p> はゴミですね。

・4.6.18. スコアが同点の場合はゲーム時間に基づいて解決される。
これを読んで、なんのことだか分かりますか? (日本語を読んでも分からない)
英文の直訳なんでしょうか?
おそらく、得点が同点の場合は競技時間で順位を決めるよ・・・と言うことだと思います。

・5.3.1 チームは他のチームのポスターやプレゼンテーションを見ることを推奨する。 
元の英文は
Teams are encouraged to review others' posters, TDPs and presentations.
これなのですが・・・なぜか、日本語版は「TDP」が抜けてます。

・6.3.1 ・・・ロボカップジュニアレスキュー運営委員会の委員長が対応可能な技術委員会と運営委員会のメンバーと協力して・・・
レスキュー技術委員会(TC)が無くなったのと同様にレスキュー運営委員会(OC)も無くなりました。 だから、「レスキュー委員会の委員長が、対応可能な委員と協力して・・・」となります。 ここらは、英文が修正されたときに日本語の翻訳も修正すべきところをサボったのでしょう・・・

以上です。(笑)
まあ、あくまで、個人的な意見です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レスキュー2023の日本語版ルール

2023-09-26 | Rescue Rules 2023
やっと、というか、ついにレスキューの2023年ルール(日本語版)が公開されました。

RCJJのレスキュー技術委員会のブログ


公開されたのは Rescue Line 2023 と Rescue Maze 2023 の日本語版ルールです。

Rescue Line の方は、私も翻訳のお手伝いをしたので、内容は分かっているのですが・・・Rescue Maze については、後日確認したいと思います。

なぜか2022年ルールの日本語版が無かったので、これまで2021年ルールで実施していました。
恐らく近々に2024年ルールが公開されると思うのですが・・・その2024年ルールの日本語版が出るのはいつになりますかねぇ。
日本大会までには日本語版(翻訳版)が公開されて、最新のルールで日本大会をやるのが本来の姿だと思うのですが・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Maze の被災者発見

2023-08-09 | Rescue Rules 2023
またまた Forum を読んでいて「んっ!」と思ったやつ・・・


元の質問は2017年の古いものですが・・・それの続きとして質問をしたひとが居ました。
要は「文字の被災者は回転して貼られるのか?」というもので・・・
回答は
According to the 2023 rules, we only guarantee the distance of the victim from the floor but not the orientation of the victims. 
2023 年のルールによれば、床からの犠牲者の距離のみが保証され、犠牲者の向きは保証されません。
ということで、文字の被災者が横向きや逆立ち(SとHは関係ないですね・・・)していることもありそうです。

で、興味深いのが、続きの質問です。

同じタイルに複数の被災者が設置されることがありますか? という質問です。

you can have more than one victim present in the same tile, including multiples per wall or distributed in different walls. 
壁ごとに複数の被災者を含めたり、異なる壁に分散させたりするなど、同じタイル内に複数の被災者を存在させることができます。
という回答で、同じタイルに、複数の被災者を設置することができます。(できちゃいます)

で・・・そのあとも意見交換が続きます。

例えば、SとHの被災者が近くに設置されていて、ロボットが両方の被災者の15cm以内に止まって被災者発見のアピール(ライトを5秒間点滅)したら、両方の被災者の発見になります。
(そこまでは良いと思います。)
その後、レスキューキットを落とした場合は、(両方の被災者への)キット配布成功になるのか? は書かれていません。


う~ん また質問かなぁ・・・
議論するのなら、ちゃんと最後まで議論してほしいです。(中途半端なところでやめないで!)

まあ、本来の被災現場で、被災者が2人いるのに、レスキューキット1個では両人を助けることはできませんよね。 そういう想定をしてルールを決めてもらいたいです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Size of cubic rescue kits

2023-08-08 | Rescue Rules 2023
最近 RoboCupネタが少ないです・・・
ということで、話題の掘り起こししてます。

今回は RoboCupJunior Forum から拾ったネタです。


Rescue Maze の質問です。
As the 2023 Rescue Maze rules state, that the minimum size of a rescue kit has to be 1cm in each dimension, I wonder, whether a cube with the edge length of 0.71cm would be sufficient, as when standing on one of the tips the rescue kit would indeed have a size of >1cm in each dimension.
2023 年のRescue Mazeのルールでは、レスキューキットの最小サイズは各寸法 1cm でなければならないと規定されていますが、先端の 1 つに立つと、一辺の長さが 0.71cm の立方体で十分なのか疑問です。 実際、救助キットのサイズは各寸法が 1cm を超えます。
レスキューキットの大きさについての質問です。
ルールでは「縦横高さがそれぞれ1cm以上」と規定されていますが、質問者は一辺が0.71cmの立方体でルールを満たすのではないか? と質問しています。
私は、「どこをどう測っても1cmを越えるような立体」と解釈していたので「一辺が0.71cmの立方体なんてダメだろう・・・」と考えていたのですが・・・

回答は
We already came across similar questions. In the current iteration of the rules (2023) this would be allowed. However, note that we plan to change this rule a bit to prevent this. Stay tuned for when we announce 2024 draft rules in a couple of weeks for more details.
同様の質問がすでに見つかりました。 現在の規則 (2023 年) では、これが許可されます。 ただし、これを防ぐためにこのルールを少し変更する予定であることに注意してください。 詳細については、数週間以内に 2024 年の規則草案を発表する予定ですので、ご期待ください。
なんと、現在のルールでは「一辺が0.71cmの立方体」でOKなんだそうです。
で・・・今のルール(の記述が)良く無いということで2024年ルールでは変更するよ・・・と書かれています。

今のルール(2023年ルール)では
例えば,
長さ1cmの針金を3本用意する。
その3本をそれぞれ直角になるように接合する。
それで、ルールにマッチしたレスキューキットになる。
ということです。

う~ん

もう、変な解釈をさせないためにも・・・一辺が1cm以上のサイコロ
にすれば良いのではないか・・・






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Maze 2023 5/21改版 の質問 3.4.7 TDPって何のこと?

2023-07-16 | Rescue Rules 2023
またまた、ルールのしょうもないバグ(!?)を見つけてしまいました。

2023年ルールから、競技の結果だけでなく、ドキュメント評価も順位決定に影響するようになりました。 そのTDPとエンジニアリングジャーナルとボスターです。(ルール4.6.16に書かれています)

で、TDPはルール3.4.7に
3.4.7. All teams must submit their Technical Description Paper (TDP) before the competition.
このように書かれているので、間違いなく Technical Description Paper のことですよね。

ところが・・・このTDPの雛形や、TDPの評価基準が掲載されているページがめちゃくちゃです。


このページの TDP Template のリンク先の文書には・・・
TEAM DESCRIPTION PAPER と書かれています。



TEAM !?  Technical じゃないの?

TDPは、Technical Description Paper じゃないの? それとも Team Description Paper なの? どっちなんだい!?

さらに謎なのが・・・
下にある Rubrics: の Team Discription Paper 
このリンク先の文書を見ると・・・Technical Description Paper と書かれています。



 Team Discription Paper のリンク先が Technical Description Paper !?

もう、訳が分かりません(笑) 

で、フォーラムに質問を出したのですが・・・
もう半月以上回答がありません。

きっと、恥ずかしくて回答できないのだと思います。(笑)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メンターの年齢について

2023-07-05 | Rescue Rules 2023
またまた Forum ねたです。

RoboCupJunior Forum を何気なくチェックしていて・・・「んっ!」と思ったもの

メンターの年齢です。

質問と回答がめっちゃ単純です。

Q : What is the minimum age to be a mentor for Robocup Junior?
A : Mentors have to be at least 20 years old.

ということで、メンターは20歳以上でないとダメのようです。
(まあ、当たり前ですかねえ・・・)

でも、これって、どこにも定義されていませんよねぇ・・・

さらに・・・
Q : This is at July 1st?
A : Age as of July 1st is what we use for all age limits, exactly.
 
ということで、メンターの年齢も 7/1 現在の年齢だそうです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Simulation 2023 5/21改版 の質問 4.6.10 マッピングボーナス

2023-06-28 | Rescue Rules 2023
5/21に改版された Rescue Simulation 2023 Rules の質問です。

元文書は 
RCJRescueSimulation2023Rules.pdf (Last updated: 2023-05-21)

https://junior.forum.robocup.org/t/rescue-simulation-4-6-10-mapping-bonus-mb/3120

10. Mapping bonus (MB).
この絵(図)についてですが・・・

質問1
4.6.10.c.i. Simply fill area 4 elements with zeros. This includes the border of area 4.
エリア4要素をゼロで埋めます。 これには、エリア4の境界が含まれます
エリア4の部分は「0(ゼロ)」で埋めると書かれているのですが、上の図では「*」が設定されています。 
ルール4.6.10.c.i と図が合っていません。
どちらが正しいのでしょうか?

質問2
上の図では青のタイル状にUの被災者が設定されている。
青のタイルはエリア1とエリア2の接続タイルであるが、このUの被災者のAM(Area multipliers)は1.00(エリア1)なのか? それとも1.25(エリア2)なのか?

質問3
2.4.1.5. Connection tiles between each area must have two sides surrounded by a wall, such that the tile has an unambiguous entrance and exit edge to the two areas.
各エリア間の接続タイルは、タイルが2つのエリアへの明確な入り口と出口の端を持つように、壁で囲まれた2つの側面を持たなければなりません。
ルールには「各エリアの接続タイルは2つの壁がある」と書かれているが、上の図の接続タイル(青紫赤緑の4つある)はどれも2つの壁がありません。
ルール2.4.1.5 と図が合っていません。
どちらが正しいのでしょうか?

質問4
2.3.3. Area 4 will contain checkpoints immediately after the red and green tile entrances to the room.
エリア4には、部屋の出入り口の赤いタイルや緑のタイルの直後にチェックポイントがあります。
ルールではエリア4には出入り口の数だけチェックポイントがあるはずです。上の図のエリア4には2つの出入り口(接続タイル)がありますが、チェックポイントが1つもありません。 
ルール2.3.3 と図が合っていません。
どちらが正しいのでしょうか?

回答は
You are correct about a lot here. this sample was made quickly because time was of the essence.
1.there should be checkpoints in room 4 at the entrance and exit
2.there is a U on a blue tile when there shouldn’t be
3.the connection tiles should be surrounded by walls
4.Room 4 was made with ‘x’ rather than ‘0’ because it was visually more distinct. but the rules do say use 0 so that is what teams should do.

ここであなたは多くの点で正しいです。 このサンプルは時間が非常に重要だったので、急いで作成されました。
1.部屋4の入口と出口にチェックポイントがあるはずです
2. 青いタイルに U があるはずのないのに U が表示されます。
3.接続タイルは壁で囲まれている必要があります
4. 部屋 4 は、視覚的により明確であるため、「0」ではなく「x」で作成されました。 しかし、ルールでは 0 を使用することが定められているため、それがチームが行うべきことです。

まず・・・ 質問の番号と回答の番号が一致していません。1と4が逆です。適当だなぁ!(苦笑)

まず、質問1ですが、ルール4.6.10.c.i のとおりにエリア4は「0」(ゼロ)で埋めるのが正しいようです。 ですのでルール4.6.10の図が間違っています。

質問2は、青のタイルに被災者Uがありますが、これがあるのが間違いのようです。エリアとエリアの接続タイルには被災者を設置してはいけない(できない)ということのようです。 ですのでルール4.6.10の図が間違っています。

ただ、「被災者はエリアの接続タイルには設置できない」とは、ルールのどこにも書かれていません。 ということで再質問ですね。

質問3は、ルール2.4.1.5の通りに、エリアとエリアの接続タイルには2つの壁が必要なようです。 ですのでルール4.6.10の図が間違っています。

質問4は・・・ルール2.3.3の通りに、エリア4の出入り口の次には、必ずチェックポイントが設置されるようです。 ですのでルール4.6.10の図が間違っています。

ということで、改版されたルールに掲載されている「ルール4.6.10の図はただしくありません。」

で、言い訳として「 このサンプルは時間が非常に重要だったので、急いで作成されました。」 なのですって!! 適当だなぁ!(苦笑)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Maze 2023 5/21改版 の質問 2.1.4 傾斜路の角度

2023-06-23 | Rescue Rules 2023
今年の RoboCupJunior Forum の記事は驚きがいっぱいです。
世界大会前なので、質問が多いのは仕方が無いのですが・・・

今回も、びっくり! な内容です。

傾斜路の角度は、ずっと25度ですよね。
それはルールのここに書かれています。
2.1.4. Tiles will be used as ramps. They will have an incline with a maximum of 25 degrees from the horizontal and are always straight.
タイルは傾斜路としても使用されます。 水平から最大 25度の傾斜があり、常に真っ直ぐです。
ルールの表現は変ったかもしれませんが、25度というのはレスキューが1つだけだった時代から変わっていません。

で・・・Forum にこんな質問が投稿されました。


Speedbump on ramp clarification
My team and I are interested in knowing whether speedbumps are allowed on ramps. In the rules regarding ramps, it states that ramps have a maximum angle of 25 degrees above horizontal. Wouldn’t putting a speedbump on the ramp mean that the angle is now greater than 25 degrees? Regarding stairs it states that a plate would be used to measure the angle, and applying that to ramps, if there is a speedbump, a plate placed on it would have a greater than 25 degree tilt.
傾斜路のスピードバンプの明確化
私のチームと私は、傾斜路でのスピードバンプが許可されているかどうかを知りたいと思っています。 傾斜路に関するルールでは、傾斜路の最大角度は水平から 25 度であると規定されています。 傾斜路にスピードバンプを設置するということは、角度が 25 度より大きくなることを意味するのではないでしょうか?  階段に関しては、角度を測定するためにプレートが使用されると記載されており、それを傾斜路に適用すると、スピードバンプがある場合、その上に置かれたプレートの傾きは 25 度を超えることになります。

で、下の絵が添付されていました。
子供の落書きのような絵ですが・・・言いたいことは分かります。
25度の傾斜路にスピードバンプがあると、ロボットは25度以上に傾くので、もっと大きな傾きに対応したロボットが必要になりますよね。
質問者は、傾斜路上にスピードバンプが設置されたら、そのスピードバンプを含めて(最大)25度になるのではないか? と質問しています。

で、この質問に対して・・・ある Committee がこんな回答をしました。

Good question. Although there may be speedbump with <=2cm height on the ramp, it will be positioned high enough on the slope that it will never exceed 25degree incline (±10% variation, i.e. 27.5 degrees incline).
良い質問。 傾斜路上に高さ 2cm 以下のスピードバンプがある場合がありますが、傾斜角が 25 度 (±10% の変動、つまり 27.5 度の傾斜) を超えないように十分高い位置に配置されます。

最初、意味が分からなかったのですが、この回答者は、質問者と同様に、傾斜路の25度は、傾斜路上のスピードバンプを含めると回答しています。
スピードバンプの設置位置が高ければ、増加する角度が小さく、スピードバンプの設置位置が低ければ、増加する角度が大きくなるので、25度を越えないような高い位置に設置する、という回答のようです。

本当かなぁ !?

これまで、傾斜路上にスピードバンプを設置したコースは何度も見ました。 RoboCup 2022 のバンコクの大会でも傾斜路に 2cm のスピードバンプが設置されていました。 でも、これまでに、傾斜路にスピードバンプを設置した後に(それを含めて)25度を越えていないか傾斜角を計測しているのを見たことがありません。 特にバンコクで実施された傾斜路+2cmバンプは、バンプを含めたら25度なんて大きく越えてます。(30度以上になっていたはずです)

ということで、少なくともこれまでは、傾斜路に設置されたスピードバンプは傾斜路の角度(25度)とは関係ありませんでした。(25度の傾斜路の上にスピードバンプを設置しても問題ない)

で・・・他人の質問の記事でしたが・・・

この回答(ある Committeeの回答)は、他のCommitteeメンバーを含めた、Rescue committeeの公式回答ですか? と質問をしてみました。

そうしたら・・・
the current rule is sufficient… not “exceeding 25 degrees incline with ±10% error margin”.
referring to the quote you mentioned. I will definitely have to verify it doing some physics thinking to verify. No matter what . “exceeding 25 degrees incline with ±10% error margin” will always stay true.
現在のルールは十分です…「±10% の誤差範囲で 25 度を超える傾斜」ではありません。
あなたが言及した引用を参照してください。 物理的思考を行って検証する必要があるのは間違いありません。 何があっても。 「±10% の誤差範囲で 25 度を超える傾斜」は常に当てはまります。

え~・・・なんか質問とは、全くマッチしない回答が来ました。 私は、あなたの回答はCommitteeの総意なの? と質問したハズなのですが・・・
この回答の意図が全く分からなかったので・・・もう一度、最初から整理するつもりで

【質問1】
Rescue maze のルールの2.1.4 に書かれている最大25度の坂道の角度は上の図のAですか、それともBですか? 
(この絵なら、誰でもわかるでしょう・・・)

【質問2】質問1の回答はRescue Maze もRescue Line も同様ですか?

と質問をしました。

そうしたら、別の Committee から回答がありました。
Q.1 B.
Q.2 Yes.

うん、やっぱり、傾斜路の上にスピードバンプが設置されると、その「傾斜路上のバンプを含めて25度以下にする」に変わったようです。


と思ったら・・・


Rescue committee chair(委員長)から追加で投稿がありました。

sorry for the confusion caused by conflicting replies earlier. The short answer is, the speed bumps will NOT affect the calculated angle of the ramp section, neither in Line nor in Maze.
先ほどの返信が矛盾していたために混乱を招いてしまい申し訳ありません。 簡単に言うと、Line でも Maze でも、スピード バンプは傾斜路 セクションの計算された角度に影響を与えないということです。

the inclination is only mentioned in terms of the tile/ramp and not anything that might be placed on top of the tile/ramp. 
傾斜はタイル/ランプに関してのみ言及されており、タイル/ランプの上に配置される可能性のあるものについては言及されていません。 これは傾きの計算には含まれません。

 in Q1 angle A is the relevant angle to not exceed the 25° incline.
To Q2, yes, this applies to both Line and Maze.
Q1 の角度 A は、25° の傾斜を超えない関連角度です。
Q2 へ、はい、これは Line と Maze の両方に当てはまります。
つまり、ルールに書かれている25度はAのことです。
と、あっさりと回答が変りました。(秘技 ちゃぶ台返し!)


そうしたら・・・私の図に「B」と回答した Committee の回答が
Edit: Please see next comment. 
に(いつの間にか)書き変わっていました。
おまえ、わかってなかったよな・・・! (笑)

ということで、今回のまとめです。
・Rescue Line も Rescue Maze もルールには傾斜路の角度は最大25度と書かれています。
・傾斜路の上にスピードバンプ設置されたとしても、傾斜路の角度の25度はスピードバンプを含めずに計測する。(つまり、25度の傾斜路の上にスピードバンプが設置されるかもしれない)
・最大25度の数値は10%の誤差が許容されているので、実際には27.5度の傾斜路がありうる。
と言うことです。


今回のやり取りを見ていると・・・7名居る Rescue Committee のうち(少なくとも)2名が「坂道の角度は、傾斜路に設置されたスピードバンプを含めて計測する」という考えだったので・・・まず、Committee の中で(しっかりと)意識の統一をして欲しいです。

記事の最初に「びっくり!」と書きましたが・・・結局は、ルールの解釈の変更はありませんでした。
ただ、ルールの解釈を間違っている Committee が二人もいて「びっくり!」です。(笑)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Maze 2023 5/21改版 の質問 2.2.2.b 色タイルの配置

2023-06-22 | Rescue Rules 2023
5/21に改版された Rescue Maze 2023 Rules の質問です。

元文書は 
RCJRescueMaze2023Rules.pdf (Last updated: 2023-05-21)

https://junior.forum.robocup.org/t/rescue-maze-2-2-2-b-colored-tiles/3126

2.2.2.b. Coloured tiles will be placed randomly at the start of each game.
各競技の開始時に、色付きのタイルがランダムに配置されます。
ルールに書かれている、この項目についてですが・・・
素直に読むと、各競技の前にタイルが適当に(ランダムに)配置されるのですが・・・実際に、そのようにしている競技を見たことがありません。
私としては、この2.2.2.bで「ランダムに配置する」は、仮配置をするという意味で、本配置を得点走行開始に4.3.7、4.3.10で実施する、という流れだと考えています。

同じようなルールが Rescue Simulation にもありますね。
2.3.2 Silver tiles will be placed randomly at the start of each game.
各競技の開始時に銀タイルがランダムに配置されます。
しかし、Rescue Simulation には仮配置、本配置はありません。(できません) だから、このルール2.3.2はどういう意味なのでしょうか? と Forum で質問したら・・・
because the silver tile will be placed at a various location from one round to another. 
 銀のタイルはラウンドごとにさまざまな場所に配置されるためです。
という謎回答がありました。

で・・・Rescue Maze も同じ意味なのかを質問してみます。

回答が長い・・・
Rule 2.2.2.b is there to make it clear to the teams that the coloured tiles doesn’t have a specific location on the field. These tiles can be placed anywhere in the field and as many as the field creator desires. This has helped us in the past due to teams thinking some coloured tiles always need to be in a specific place (for example, teams thinking that a checkpoint was required before and after a ramp).
ルール 2.2.2.b は、色付きのタイルがフィールド上の特定の位置にないことをチームに明確にするためにあります。 これらのタイルは、フィールドのどこにでも、フィールド作成者が望むだけ配置できます。 これは、一部の色付きタイルが常に特定の場所にある必要があると考えているチーム (たとえば、ランプの前後にチェックポイントが必要であると考えているチームなど) により、これが役に立ちました。
With rules 4.3.7 and 4.3.11, we also clarify that the placement of the coloured tiles may be different between teams on the same round and it will depend on the dice result. The field creator designs the fields with this in mind and makes sure to make it as fare as possible with all the possible configurations but changing these tiles right before the play help us to prevent premapping of the fields.
ルール 4.3.7 および 4.3.11 では、色付きタイルの配置が同じラウンドのチーム間で異なる場合があり、それがサイコロの結果に依存することも明確にしています。 フィールド作成者はこれを念頭に置いてフィールドを設計し、すべての可能な構成で可能な限りうまくいくようにしますが、プレイの直前にこれらのタイルを変更することで、フィールドの事前マッピングを防ぐことができます。
長いのですが・・・前半は、全く回答の意味が分かりません。作成者が望む位置に配置するのはあたり前ですよね。その後が意味不明です。
後半は、同じ競技ラウンドでも(色タイルの)配置が異なる場合がある。 ということが分かりました。

今度は、ルール2.2.2.bも、競技毎に配置場所が変わることを示しているのか聞いてみます。(2.2.2.bには at the start of each game.と書かれているので)
Rescue Simulation の質問をしたときに at a various location from one round to another. と競技ラウンド毎に異なる場所、という回答の「競技ラウンド」に違和感がありましたので・・・

そうしたら
As described above, with rules 4.3.7 and 4.3.11 we clearly explain that they might not be the same for TeamA and TeamB and it will vary based on a dice that will be rolled before each game. I explicitly called your example to avoid any confusion. 
上で説明したように、ルール 4.3.7 と 4.3.11 では、それらがチーム A とチーム B で同じではない可能性があり、各ゲームの前に振られるサイコロに基づいて変化することを明確に説明しています。 混乱を避けるために、私は明示的にあなたの例を呼び出しました。
こんな回答がありました。
人の質問をよく読めよ・・・私は2.2.2bの解釈について質問しているのに、なんで4.3.7や4.3.11が出てくるの?

だからもう一度、2.2.2.bの「毎競技前に」の意味を教えて、と書いたら

You can look at my first response for that interpretation. I will close this thread as it clearly states what are the scenarios that could happen and what the teams should prepare for. Going back and forth in the exact words used for the rules might end up creating confusion for the participants. 
その解釈に対する私の最初の回答をご覧ください。 どのようなシナリオが起こり得るのか、チームは何を準備すべきなのかが明確に述べられているため、このスレッドは終了させていただきます。 ルールに使用されている正確な言葉を行ったり来たりすると、参加者に混乱を引き起こす可能性があります。
と書かれて、勝手に終了にされてしまいました。
スレッドには鍵マークか付いて、これ以上質問ができない状態です。

私が、しつこいのは分かりますが、求める回答をもらえないから、何度も質問しているのです。

ということで、ルール2.2.2.bについては、謎のままです。(苦笑)

また来年、20204ルールが公開されたら、同じ質問をすることになっちゃうと思います・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Simulation 2023 5/21改版 の質問 4.6.12 ロボット得点

2023-06-21 | Rescue Rules 2023
5/21に改版された Rescue Simulation 2023 Rules の質問です。

元文書は 
RCJRescueSimulation2023Rules.pdf (Last updated: 2023-05-21)


改版されたルールに掲載された4.6.12について・・・

4.6.12. Robot Scoring will be automated through the platform scoring engine.
4.6.12.ロボット得点は、プラットフォームの競技システムの得点修正機能を通じて自動化されます



質問1
上の表のrm1 のVI(5):2  VT(10):3  これはありえない組み合わせだと考えるが、どういう状況の場合に、このような数値の組み合わせが発生するのでしょうか?
(「被災者の発見」が2で、「被災者の判別の成功」が3、というのはありえませんよね!)

質問2
得点を 2×1142.5 で計算しているがこれは間違いで、正しくは 1256.75 × 2 ではないですか?

という質問です。

すると・・・
Forumに以下のような、新しい表が掲示されました。

Please review this revised one…


私の指摘(質問)については、何も(文字による)回答されていないのですが、指摘した部分は修正されているようです。

まず、rm1 のありえない組み合わせは、発見:2、判別成功:2に変更されているので問題ありません。
それから、最後の計算も EBが掛かったあとの数を2倍しているので問題ありません。

計算結果は合っている(最終的な数字は合っている)のですが・・・
計算の 2 × 1218.25 は間違いで、正しくは 1218.25 × 2 だと思います。(細かい!)

これは、「1個 20円のリンゴを4個買ったらいくらになりますか」という問題に 4 × 20 = 80 と書いたら間違いで、 20 × 4 = 80 が正解なのと同じです。
回答者は小学校からやり直したほうが良いと思います。(笑)

で・・・この表ですが・・・計算式は改善されている(修正されている)のですが・・・改悪されている箇所がいくつかあります。

VMI ⇒ MI
なぜ、MIに変更したのでしょうか?
ルール4.6.5にも「VMI」と表記されているし、ルール4.6.12にある計算式にも「VMI」と書かれています。 
「MI」でも「VMI」でも良いのですが、もし「MI」にするのであれば、ルール4.6.5の表記もルール4.6.12の計算式も「MI」にしないと整合性が取れなくなりますね。

それから
Sub-total for VMI,LOP ⇒ Victims and Hazmat Misidentification
なぜ、Victims and Hazmat Misidentificationに変更したのでしょう? (LOPはどこに行ったの?)
意味は「VMI と LOP の小計」なんだから LOP を外しちゃダメでしょう。
なので、元の Sub- total for VMI,LOP の方が正しいと思います。

まあ、私が作るとすれば

こんな感じにしますけど・・・

外国人は、数字の縦位置を合わせる(小数点の位置を縦に合わせる)・・・というのをしないのでしょうか?  
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Simulation 2023 5/21改版 の質問 4.6.9 脱出ボーナス

2023-06-20 | Rescue Rules 2023
5/21に改版された Rescue Simulation 2023 Rules の質問です。


元文書は 
RCJRescueSimulation2023Rules.pdf (Last updated: 2023-05-21)

4.6.9. Successful exit bonus (EB). A robot will be awarded additional 10% of the total score as an exit bonus if: it can identify at least one victim and return to the starting tile while sending an 'exit' command to the game manager to finish the game.
4.6.9. 脱出ボーナス (EB)の成功。 次の場合に脱出ボーナスとして合計得点の10%を追加で獲得します: 少なくとも1人の被災者を発見し、開始タイルに戻り、競技システムに「終了」コマンドを送信した場合。
このように「少なくとも一人の被災者を発見し~」とあります。 じゃあ、危険物標識じゃダメなの? という疑問が沸いてきます。
それを質問してみます。

おそらくルールに hazmat sign を追加した時に victim ⇒ victim or hazmat sign の修正を漏らしただけだと思うのですか・・・

回答は
Yes, that’s correct. Internally, hazards and victims are treated almost identically.
それは正解です。 内部的には、危険と被災者はほぼ同じように扱われます
hazards は hazmat sign のことだと思われます。
回答からすると、脱出ボーナスに関しては、被災者も危険物標識も同等に扱うので、1つの危険物標識を見つけてスタート地点に戻っても脱出ボーナスは認められるようです。(まあ、当たり前です)

そうすると、問題なのはルールの書き方で・・・
ある項目は victim と書かれています。(例えば 4.6.1  4.6.2)
そしてある項目は victim or hazmat sign と書かれています。(例えば4.6.3  4.6.4)
このように、2つの書き方があると
・victim or hazmat sign と書かれている項目は「被災者」と「危険物標識」の両方に適用されるのだな
・victim と書かれている項目は「被災者」に適用されるのだな(≒「危険物標識」には適用されないのだな)
と判断されてしまいますよね。
ということで、「victim」の表記と「victim or hazmat sign」を整理してほしいです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RescueMaze 2023 Rules の質問 番外編2

2023-06-19 | Rescue Rules 2023
またまた、RCJ(RoboCupJunior)のフォーラムを見てて、元は他の人の質問ですが・・・


質問のタイトルは
Is there a max amount of ramps and levels in an arena? 
アリーナ内の傾斜路や階数の最大数に制限はありますか?
です。
質問の内容は傾斜路の数や階数(1階、2階、3階・・・)の最大数はありますか?というものです。
回答としては、傾斜路の数や階数に制限はありません・・・です。
(RoboCup 2022の世界大会でも2つの傾斜路を重ねて3階はありました。)

で、私が気になったのが Committeeの回答の以下の部分です。
Even with the current rules we can have a scenario where the robot can visit a tile under another tile (just like rescue line) 
現在のルールでも、ロボットが別のタイルの下にあるタイルを訪問できるシナリオを作成できます (救助ラインのように)
つまり、現状のRescue Mazeのルールでも(Rescue Lineのような)立体交差があるよ、と言っています。

Rescue Lineにはルール2.2.3で立体交差があり、下の通路は高さ25cmで幅も25cmある、と定義されています。 しかし、Rescue Mazeには(Rescue Lineのルール2.2.3に)該当するルールはありません。 だから、立体交差は無いですよね・・・立体交差があるのであれば、(Rescue Line の)2.2.3に該当するルールを追加してください。 という投稿をしました。

Rescue Mazeでは立体交差の有無は、非常に大きな影響があります。 競技フィールドのマッピングをするのに、これまでは2次元配列で良かったのが・・・立体交差があるとなると3次元の配列が必要になってしまいます。

元の質問に回答していた Committeeは、そこが分かって回答しているのかなぁ・・・

回答は・・・
With the existing rules we can do it as we have rule 3.2.1 in the Rescue Maze rules defining the maximum height of the robot, so as long as we don’t conflict with any other of the rules we have in place (example, making sure there are the walls with min 15cm height, the tile size it’s consistent, etc) we are good to go, we don’t need to make an extra clarification.
Rescue Line includes that clarification as the size will be limited to 25cm in those examples.
Rescue Maze ルールにロボットの最大高さを定義するルール 3.2.1 があるため、既存のルールを使用しても、他のルールと競合しない限り、これを行うことができます (例: 最低 15cm の高さの壁があること、タイルのサイズが一貫していることなど)これで準備完了です。追加の説明は必要ありません。
これらの例ではサイズが 25cm に制限されるため、Rescue Line にはその明確化が含まれています。
アンダーパス側の大きさは、定義する必要がないから(他のルール項目で定義されているから)今のルールで問題無いだろ! という感じです。

まあ、これ以上突っ込んでもしょうがないかと思って、反論はしませんでした。
恐らく・・・日本大会の Rescue Maze では今後も立体交差は無いと思うし・・・

と、一旦はあきらめたのですが・・・ついでだ! っと、続けて質問しました。

・結局 Rescue Maze では、Rescue Lineのような立体交差は構築可能なのか?
・下の図のようなコースは構築可能なのか
・この図には3つの被災者を配置しました。被災者aは30点でしょうけど、被災者bと被災者cは何点になりますか?

と質問しました。

回答は
30 points each. The three victims in this diagram are placed in floating walls. This is assuming victim Vic-U(b) it’s in the overpass section of the field (aka in between the ramps). 
それぞれ30点。 この図の 3 人の被災者は、フローティング壁の中に置かれています。 これは、被害者の Vic-U(b) がフィールドの橋セクション (別名傾斜路の間) にいると仮定しています。
はい、スタートタイルから片手法で進むロボットでは行けない場所なので、30点というのは賛成ですが・・・回答の「フローティング壁にあるので」という理由は納得できません。少なくとも被災者cは外壁に設置されており、スタートタイルにつながる壁なのでリニア壁ですよね。

ということで、立体交差があるのであれば、被災者の得点の判断基準を見直す必要がありそうですよね。

そうしたら こんな回答が来ました
I actually believe that according to the rule
the wall with Vic-H(c) is actually a floating wall. Even though it is technically connected by a wall, it is not reachable by just consistently following the leftmost of rightmost wall, which is the condition stated in the rule.
実際、ルールに従ってそう信じています
Vic-H(c) のある壁は実際には浮いている壁です。 技術的には壁でつながっていますが、ルールに記載されている条件である左端または右端の壁を一貫してたどるだけでは到達できません。
この回答を読んで・・・私のルール2.3.1の解釈(英文の解釈)が間違っているのかな・・・と思い始めました。 私はスタートタイルに接している壁に続いている壁が「リニア壁」だと思っていました。 でも、この回答者の回答だは、(片手法で)壁を辿って行ってスタートタイルに着けば「リニア壁」と言っています。 うーん分からん。

とりあえず、そこには触れずに・・・
Aの場所の被災者は10点だよね。Bの場所の被災者は30点だよね。じゃあAとBの間の壁は「リニア壁」なの「フローティング壁」なの? と質問してみます。

回答は
According to the existing rules, the wall between A and B it’s a linear wall and a victim placed in the B position needs to be 10 points, even though we both agree that must be 30 because it required a “mapping” logic to arrive to it. If we find any edge case like this one in the map creation for this year’s competition, we will make sure to communicate it with the team captains to set expectations. We will work on clarifying this for the 2024 rules.
既存のルールによれば、A と B の間の壁はリニア壁であり、B の位置に配置された被災者は 10 ポイントである必要があります。ただし、到達するには「マッピング」ロジックが必要であるため、30 ポイントでなければならないことにお互いが同意しています。 それ。 今年の大会のマップ作成でこのようなエッジケースを見つけた場合は、必ずチームキャプテンに伝えて期待を設定します。 2024年のルールに向けて明確化に努める。
はい、当たり前ですが AとBの間の壁はリニア壁ですよね。で、リニア壁にある被災者は、ルール4.6.2.i.により10点になります。しかし、Bの被災者は30
点です・・・とルールと矛盾していることを理解してもらえたようです。

で、さらに別の Committee からも回答がありました。
Actually a wall is technically not floating or linear, rather a tile is, we should probably change this entire wording in the rules. See picture for reference.
実際、壁は技術的にはフローティングまたはリニアではなく、むしろタイルなので、おそらくルールのこの文言全体を変更する必要があります。 参考として写真を参照してください。
The green victim is linear, while the red one is floating, even though they are on the same wall. However, green tile is the floating tile, while all the yellow ones are linear. We will consider changing this in the future iteration of the rules.
To your question then, IMO, B is 30 points, A is 10.
同じ壁上にあるにもかかわらず、緑の被災者はリニアですが、赤の被災者はフローティングです。 ただし、緑色のタイルはフローティングタイルですが、黄色のタイルはすべてリニアです。 今後のルールの改訂でこれを変更することを検討します。
それで、あなたの質問に対して、IMO、Bは30ポイント、Aは10ポイントです。
現状のルールでは、被災者の得点(10点とか30点とか)を判断するためにリニア壁、フローティング壁を使っていましたが、このCommitteeは、(壁でなく)タイルを使った判断に変更したいようです。
この Committee も、本来の得点とルールの矛盾があることが理解できたようです。


そろそろ、まとめっぽいことを・・・
・これまでの Rescue maze では立体交差は想定されていなかった
・ある Committeeが突然、「Rescue Maze も(Rescue Line と同じように)立体交差があるよ」と言い出した
・立体交差があると、被災者の得点の判断に矛盾があるよ、と指摘したら・・・
・現状のルールでは、被災者の得点の判断に矛盾があることが理解された

・来年(2024年)のルールで、矛盾を解決できるように検討する。
とのことでした。

単純に、スタートタイルから(「チェックポイントから」も考慮してほしいです)片手法で行ける場所にある被災者は10点で、片手法で行けない場所にある被災者を30点にしてください。
と、希望を入れました。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rescue Line Maze 2023 5/21改版 の質問 3.2.4 無線通信

2023-06-12 | Rescue Rules 2023
(ちょっと今回のは、私としては、インパクト大です・・・)

ロボカップジュニア  レスキューラインとレスキューメイズのルールの中の無線通信の使用についてです。

3.2.4. Wireless communication must be used as described on the RoboCupJunior General Rules.
無線通信は、RoboCupJunior General Rulesに記載されているとおりに使用する必要があります。
と、無線通信の使用については RoboCupJunior General Rules に従いなさい、と書かれています。
では、その RoboCupJunior General Rules には・・・
Robots are not allowed to use any kind of communication during game play unless the communication between two robots is via Bluetooth class 2 or class 3 (range shorter than 20 meters) or via ZigBee. 
ロボットは、2 台のロボット間の通信が Bluetooth クラス 2 またはクラス 3 (範囲 20 メートル未満) または ZigBee 経由でない限り、ゲームプレイ中にいかなる種類の通信も使用することはできません。 
と書かれています。
つまり、無線通信は「2台のロボット間の通信のみOK」「通信の種類はBT class2、BT class3、ZigbeeのみOK」

なので、1つのロボットの中に2つのコントローラがあり、そのコントローラ間で無線で通信するのは「2台のロボット間の通信のみOK」に反しますのでNGです。 
少なくとも、これまではそうでした。

しかし・・・Forum で Rescue Committee から
we determined that for now we will be accepting wireless communication between the same robot components with the previously mentioned protocols. 
私たちは、現時点では、前述のプロトコルを使用した同じロボット コンポーネント間の無線通信を受け入れることにしました。
という投稿がありました。 ⇒ Forum

ということで、1つのロボットの中で複数のコントローラを搭載して、その間を無線通信しても良い、ということになったようです。
(例えば EV3を2台搭載したロボットで、2台のEV3間をBluetooth通信しても良い!)

ただ、この回答の最後が・・・なんだか煮え切らない表現で、
We will be working into making better changes in the 2024 rules for this case. 
この件については、2024 年のルールをより適切に変更するよう取り組んでいきます。
あれ、上の方で「許可する」と書かれていたけど・・・2024ルールに向けて検討するってこと⁉
とよくわからなくなりました。

しかも・・・2023/5/21版の Rescue Line、Rescue Mazeの(改版された)ルールでは何ら記述が変更されていません。(もちろん RoboCupJunior General Rules も変わっていません)

ということで、確認のために・・・Forum に投稿された「1台のロボットに複数のコントローラを搭載して、その間を無線で通信する」はすでに許可されているですか? それとも2024年ルールで許可するか検討するということですか? と質問してみます。

回答は
Considering that now it’s the moment I made the post, yes, this is allowed in the 2023 competition and we can reference this post as reference for any possible clarifications needed. We will formally incorporate the changes in the 2024 rules. 
私がこの投稿をした瞬間であることを考えると、はい、これは 2023 年のコンテストでは許可されており、必要な説明の参考としてこの投稿を参照できます。 この変更は2024年のルールに正式に反映される予定だ。
ということで、すでに2023年の競技会(少なくとも2023年の世界大会)では、許可されているということです。(まあ、ジュニアのレスキュー競技だけでしょうけどね)
改版されたルール(2023/5/21版)は、なにも変わっていないけど、2024年ルールに表記する・・・らしい。

今回のまとめです。
これまで、Rescue Line と Rescue Maze では、1つのロボットの中での無線通信を禁止していました。(General rule で禁止している) しかし、2023年からは「1つのロボットの中での無線通信」が利用可能になりました。
(Rescue Line のルールも、Rescue maze のルールも、General rule も書き変わっていないけど・・・)

(恐らく、無線が利用可能なのは、レスキュー競技だけで、使用可能な無線方式は BT class2 , BT class3 , Zigbee のみと想像します。)

この変更が、2024年ルールに具体的に記述されることを期待します。


無線通信が使用可能になると・・・無線によるリモートコントロールという「ルール違反」が増えるんじゃないかと心配です・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RoboCupJunior Rescue Line 2023 (Last updated 2023-05-21版)

2023-06-08 | Rescue Rules 2023
Rescue Simulation 、Rescue Maze と見てきたので、最後は Rescue Line です。(普通と順番が逆ですね・・・)

改版されたルール
RoboCupJunior Rescue Line 2023 (Last updated 2023-05-21版)
を読んで、「んっ!」と思ったところを列挙します。


2.4.5. The field designers will predetermine the number of checkpoint markers and their locations
フィールド設計者は、チェックポイントマーカーの数とその位置を事前に決定します。
フィールドデザイナーが決めるのは「チェックポイントマーカー」の数では無くて、チェックポイントの数ですよね!


2.7.3
複数の傾斜路が連続する場合は、それらを1つの傾斜路とみなします。
それは変わっていません。
例えば2つの(上り)傾斜路が連続する場合、2つの傾斜路を通過すると初めて「傾斜路の得点(1つの傾斜路)」になります。 傾斜路は1つだけど、タイル数は2つのまま。 仮に下の傾斜路にギャップがあった場合、上の傾斜路にロボットが進めればギャップの得点が入る) ⇒ Forum


2.7.4. The ramp will be scored when the robot reaches the horizontal tile at the upper level after an ascending ramp or the horizontal tile at the bottom level after a descending ramp.
ロボットが傾斜路を上って、上の水平タイルに到達するか、傾斜路を下って、下の水平タイルに到達すると、傾斜路の得点が加算されます。
この傾斜路についての記述は変っていないのですが・・・ reach の説明が (項番4.4.6で)明確になったので、傾斜路成功の判断が明確になりました。
ロボットが傾斜路の後の水平タイルにロボットが半分以上入って、なおかつライントレースすれば得点となります。(ロボットが水平になるかどうかは関係ない) 通常は、ロボットが水平になる前に傾斜路の得点が入ることになりますね。


2.9.5. At the exit of the evacuation zone, there is a 25 mm × 250 mm strip of black tape on the floor.
救助ゾーンの出口の床には、25mm × 250mm の黒色テープが貼られています。
2023年ルールでの変更です。 救助ゾーンの出口のテープの色が緑から黒になりました。 緑は避難場所の色に使ったから・・・なのですかねぇ。


2.9.6. The organizers may place an obstacle inside the evacuation zone. In the evacuation zone, organizers may put the obstacle anywhere with a minimum of 10 cm clearance from the wall. Obstacles in the evacuation zone are not scored.
競技運営者は救助ゾーン内に障害物を設置する場合があります。 救助ゾーンでは、競技運営者は壁から少なくとも 10cm の隙間があればどこにでも障害物を置くことができます。 救助ゾーン内の障害物は得点になりません。
ルール2.5.8と重複した内容です。 
ただ、表現(記述)は微妙に違います。
ルール2.5.8 obstacles may be placed
ルール2.9.6 organizers may put the obstacle


2.9.7. Safe evacuation points are defined by right-angled triangles with sides of 30 cm x 30 cm.
a. There will be one red evacuation point where the dead victim must be placed by the robot and, 
b. There will be one green evacuation point where the living victims must be placed by the robot.
The robot must also place the rescue kit inside the green evacuation point.
2.9.7. 避難場所は、一辺が 30cm × 30cm の直角三角形で定義されます。
a. 死んだ被災者をロボットがそこに配置する必要がある赤い避難場所が 1つあり、
b. ロボットが生きている被災者をそこに配置しなければならない緑の避難場所が 1つあります。
避難場所が2つになりました。緑と赤の2つで、銀の被災者とレスキューキットを緑の避難場所に、黒の被災者を赤の避難場所に入れます。
競技運営者側としては、2つ用意しなければならないので、面倒になりました。


2.9.9. The chosen level is applied for both red and green evacuation points.
選択したレベルは、赤と緑の両方の避難場所に適用されます。
2つの避難場所は同じレベルに設定します。(片方を レベル1、もう片方をレベル2、というような選択はできない)
まあ、そうでしょう!


2.9.11. After a Lack of Progress, the referee may roll the dice again and place the evacuation points in new corners.
競技進行停止の場合、審判は再度サイコロを振り、新しいコーナーに避難場所を配置することができます。
競技進行停止が発生したら、サイコロを振って避難場所の位置を変える・・・これ、実際の競技会(世界大会)でやってるのでしょうか? 現実的にはできないと思います。
ロボットが救助ゾーンに入って、救助ゾーンの中の避難場所の位置を覚えた・・・競技進行停止になったら・・・また、避難場所を探すところから・・・きっとそういうのは想定していないのでしょうね。
しかも、2023年ルールからは避難場所が2つになったし・・・ますます実施困難に・・・


2.9.12の下の絵
ルール本文は 「Level one」、上の図では 「Level 1」と微妙に表現が違います。(表記の統一がなされていない)
それから、レベル2では避難場所の色を判別するためにカメラを搭載するか、専用のカラーセンサーを追加する必要がありますね。
(あと、レベル2の底の三角形に色が付いていないところに注意です!)


2.11.2. Teams can either choose between two strategies:
a. Level one: carry a rescue kit from the start tile and drop it off at the designated evacuation point,
or 
b. Level two: to have the rescue kit on the path towards the evacuation zone.
チームは次の 2つの戦略のいずれかを選択できます。
a. レベル1: スタートタイルからレスキューキットを運び、指定された避難場所に降ろします。
または
b. レベル2: 救助ゾーンに向かう経路上にレスキューキットを置くこと。
レベル2はレスキューキットを経路上に置くとしか書かれていません。一方、レベル1はキットを避難場所に入れることが書かれています。(レベル2には書かれていない) これだけ読むと、レベル2ではキットを避難場所に入れる必要が無いのか?(そんなことないよね 笑)  
こういった、不整合が気になります。
これ "drop it off at the designated evacuation point" を a. の上(共通部分)に書くべきですよね。


4.4.6. The robot has reached a tile when more than half the robot is within that tile when viewed from above and robot is actively following the line at that point in time.
上から見てロボットの半分以上がタイル内にあり、その時点でロボットが積極的にラインをたどっている場合、ロボットはタイルに到達したことになります。
2023年ルールで大きく変わったのが、この項目です。 これまで、「どうなったら得点になる」が明確ではありませんでしたが、やっと明確になりました。
(これ、いままで、誰も疑問に思わなかったのか? 不思議?)
ロボットが reach the next tile になったら得点と書かれているけど・・・どうなったら reach the next tile になったと認められるの?
ロボットが次のタイルに半分以上入って、なおかつライントレースしていること、と定義されました。


4.5.6. Suppose a lack of progress occurs as the robot exits the evacuation zone while carrying victims. In that case, the victims will be randomly placed in the evacuation zone.
 ロボットが被災者を持ったまま救助ゾーンを出た後に、競技進行停止になった場合、被災者はランダムに救助ゾーンに配置されます。
ロボットが被災者を持ったまま救助ゾーンを出てしまった場合ですが・・・
・入り口から出たら逆走なので、競技進行停止で、ボールは救助ゾーンに戻されます。
・ボールを持ったまま出口から出ても競技進行停止ではなりません。(ボールはそのまま)
・ボールを持ったまま出口から出たロボットが競技進行停止になったら、ボールを救助ゾーンに戻す。(たとえロボットが救助ゾーンの前に戻らないとしても) 
ということです。⇒ Forum


4.6.1 が得点の説明ですが 4.4.6 が reach の説明になったので、やっと「どうなったら得点になるのか」が明確になりました。


4.6.3の下の図
上の図の説明の中に visit checkpoint があるのですが reach checkpoint が正しいと思われます。
今回、visit → reach の言い換えがあったが、その修正漏れと思われます。
(こういうところも、ちゃんとやってよ!)


4.6.6
a. Level one evacuation point:
▪ (SLVR) = × 1.2 per successful rescue of a living victim.
▪ (SDVR) = × 1.2 per successful rescue of the dead victim if both living victims have already been successfully evacuated.
a. レベル1 避難場所:
▪ (SLVR) = 生きている犠牲者の救助成功ごとに × 1.2
▪ (SDVR) = × 1.2 (生存している被災者の両方が既に救助に成功している状態で、死亡した被災者の救助が成功した)
被災者救助の乗数については、基本的には変ってないのですが・・・逆に変えなくていいの? と疑問です。
疑問なのは死んだ被災者の移送(救助・・・とは言わないよね)についてです。
2023年ルールで黒の被災者は赤の三角形に入れることになりました。 
で、ルールでは 銀の被災者を2人を救出した後で無いと、死んだ被災者の乗数が入りません・・・ということは、救助ゾーンで被災者を探すときに、先に(たまたま)黒の被災者を見つけてしまった場合は・・・ストックしておくか、それを無視して別の被災者を探しに行くことになります・・・運ぶ場所が別になったのだから順番は考慮しなくて良いのではないでしょうか?


4.6.10. An additional multiplier will be awarded for the rescue kit placed completely inside the green evacuation point, as such:
◦ Level one evacuation point & Level one rescue kit: (RK) = × 1.1
◦ Level one evacuation point & Level two rescue kit: (RK) = × 1.3
◦ Level two evacuation point & Level one rescue kit: (RK) = × 1.2
◦ Level two evacuation point & Level two rescue kit: (RK) = × 1.6
また、表記が Level one になった・・・表記を統一(整理)しましょうよ!


4.6.11 の計算式
まず、
上の式で ((SLVR)+(EZLP))_1 ⇒ ((SLVR_1)+(EZLP)) が正しいと思われます。(あくまで、表記の問題)
まあ、これは、どうでも良い話でした・・・

これまでは、レスキューキットの乗数からも競技進行停止のペナルティ分をマイナスしていたが、今回のルールでは、レスキューキットの乗数からは引かない式になっている。 これで正しいのかなぁ・・・
以前の計算式 ⇒ Forum

それから、
被災者の救助ができない場合の計算式はどうなるのでしょうか? 
例えば生きた被災者を1人、死んだ被災者を1人、救助した場合は
(SLVR_1 + EZLP) になるでしょうか? 
それとも
(SLVR_1 + EZLP)x (1.0 + EZLP) x (1.0 + EZLP) x (1.0) になるのでしょうか? 
(救助に成功していない被災者からもEZLPが引かれるのか・・・)

※ Rescue Maze や Rescue Simulation と同じ場所の突っ込みは略

以上です。



2023/6/9 追補
あまり本質的な話では無いですが・・・Rescue Simulation のルールと見比べているときに Rescue Simulationのルールの 6.3.3が Rescue Line のルールに無い、ことに気が付きました。

参考 Rescue Simulation 2023 の 6.3.3
6.3.3. In the event of unexpected issues, the Organizers will do their utmost to avoid any disadvantage to the team.
6.3.3. 予期せぬトラブルが発生した場合、競技運営者はチームに不利益が生じないよう最善の努力を尽くします。

何で、Rescue Line には無いのでしょうか? (Rescue Maze にも無い。 Rescue Simulation のルールだけにはある。 なぜ?)
これが無いってことは、Rescue Line においては、予期せぬトラブルが発生しても、競技運営者は最善の努力をしてくれない・・・ってこと⁉(笑) 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RoboCupJunior Rescue Maze 2023 (Last updated 2023-05-21版)

2023-06-07 | Rescue Rules 2023
さて、今度は改版された Rescue Maze 2023 ルール(Last updated 2023-05-21版)を確認します。

さすがに、これまでに議論になった部分は修正されている感じで「んっ!」と思った部分が少ないです。


Summry の最後の方・・・
The robot can earn additional points by navigating the following obstacles:
ロボットは次の障害物をうまく切り抜けて進むことで追加のポイントを獲得できます。
ここに obstacles と書かれています。 obstacles と言えばフィールドにでんと置かれている大きな障害物なのですが・・・ここではその意味ではありません。 だけど、このままだと障害物と勘違いされるので、(Rscue Line と同じように) hazards が良いのではないかと思います。


2.1.4. Tiles will be used as ramps. They will have an incline with a maximum of 25 degrees from the horizontal and are always straight.
これは、単に傾斜路についての説明で、以前と変更が無いのですが・・・Forum に恐ろしいことが書かれていました。 「Rescue mazeもRescue Line と同様に立体交差がある」ということです。 Rescue Line にはルール2.2.3に「立体交差がある」と書かれているのですが、Rescue Mazeには(当該の記述は)ありません。 だから立体交差は無いと考えていました。 立体交差の有無は、Rescue maze チームとしては、大きな影響があると考えます。 立体交差が無ければフィールドのマッピングを2次元配列でできるのに、立体交差があるとすると3次元配列でマッピングをする必要がありますよね・・・ ⇒ Forum
実際、現状のルールは立体交差は考慮されていないと思います。 立体交差があると「リニア壁」「フローティング壁」の判断などに矛盾が出ます・・・


2.2.2 b. Coloured tiles will be placed randomly at the start of each game.
各競技の開始時に、色付きのタイルがランダムに配置されます。
「ランダムに配置する」というのは嘘だと思います。 実際ランダムに配置しているのは見たことがありません。 仮配置をします。 という意味でしょう。(得点走行が開始してから本配置される)
これについて、Rescue Simulation  同様の項目があります。(Rescue Simulation  2.3.2)これについてForumで質問したら、"because the silver tile will be placed at a various location from one round to another."という謎回答があったので、同じ意味なのかどうかを(Rescue Mazeの質問として)もう一度 Forum に質問してみようと思います。


2.3.2の下の図
この部の中の説明で colour ⇒ color です。(用語の統一の時の作業漏れと思われます)


2.3.5. One tile is the starting tile, where a robot should start and exit the run. It can be located anywhere in the field.
1つのタイルが開始タイルであり、ロボットはここで競技を開始および終了します。 フィールド内のどこにでも配置できます。
これまで、スタートタイルは「外周のタイル」限定だったのですが、その限定が無くなりました。 だから、スタートタイルをフィールド内のどこに設定しても良いことになりました。(さすがに、傾斜路とかには設定はしないと思いますが・・・ルール上は、それも可能ということです)


2.5.4. There may be objects that resemble victims in appearance but are not victims. Such objects should not be identified as victims by robots.
外見は被災者に似ているが、被災者ではない物体が存在する可能性があります。 そのような物体はロボットによって被災者として識別されるべきではありません。
これまで、ダミーの被災者としてヒーターを設置するけど電気は入れない(熱を出さない)というのがありましたが、ヒーターの被災者がルールから消えたので、ダミーの被災者として「HSU」以外の文字か「緑黄赤」以外の色が貼られるということか?


2.6.3. Each rescue kit must have a minimum size of 1 cm in each dimension.
各レスキューキットの最小サイズは各寸法 1cm でなければなりません。
これまで、レスキューキットの大きさ制限は容積でしたが、2023年ルールでは大きさ(縦横高さ)になりました。 まあ、このほうが審判としては判断しやすいです。


3.2.4 に禁止コンポーネントなどの記述がありますが、このルールの記述自体は変更されていません。 ただ、以下の内容が Forum に掲載されています。
・Open MV は使用可能であるが husklylens の AI 機能は使用禁止 ⇒ Forum
・カメラを搭載する場合は通常のカメラの機能として使用する。 カメラの便利な機能(ライントラッキングや物体認識など)は使用禁止 ⇒ Forum
・Rescue Simulation と同様にTesseract や EasyOCR の文字認識ライブラリは使用禁止 ⇒ Forum
Forumのやり取りを見ていると・・・本当かよ! と言うのがありますが・・・


3.2.6. Wireless communication must be used as described on the RoboCupJunior General Rules. Robots performing other types of wireless communication need to be deleted or disabled.
無線通信はRoboCupJunior General Rulesに記載されている通りに使用しなければなりません。 他のタイプの無線通信が実行可能なロボットは取り外すか無効にする必要があります。
この無線の利用に関する項目自体は変更されていませんが、(General Rulesに反して)1つのロボット内で無線を使っても良い、とForumに掲載されました。 ⇒ Forum
ただ、ルールの記述がかわっていないし、Forumでの回答も明確でないため、すでに使用OKなのか、2024年からOKなのかが、いまいちはっきりしません。


3.2.9. Robots must be equipped with a handle that is to be used to pick them up during the scoring run.
3.2.9. ロボットには、得点走行中にロボットを持ち上げるために使用されるハンドルが装備されていなければなりません。
ハンドルの装着義務化は以前からありましたが、どういうものをハンドルと認めるのかをForum で質問しました。
その結果
ハンドルはどんなものでも良いが装備していないと競技に参加できない。得点走行時にロボットを持ち上げるのに使用する。緊急的に審判がロボットを持ち上げたときに、持ち方が悪かったりして、ロボットが壊れたり、載っているものを落としたりしても、審判の責にはならない。チームは第三者が使用しても問題の無いようなハンドルを作成する必要がある。 ⇒ Forum
とのことでした。


3.2.10. Robots must be equipped with a single physical binary switch/button (with exception of buttons that are a part of commercial controller), clearly visible to the referee, for starting the robot at the beginning of the run and when a lack of progress occurs. The procedure performed after a LoP occurs can only include this button and at most one more switch for cutting the power. Teams have to notify the referee about their LoP procedure before each scoring run, and only this procedure is allowed to be performed after a LoP.
ロボットには、得点走行の開始時および競技進行停止の場合にロボットをスタートするために、審判からはっきりと見える単一の物理的なバイナリ スイッチ/ボタン(市販のコントローラーの一部であるボタンを除く)が装備されていなければなりません。 競技進行停止の後に実施される手順には、このボタンと、電源を操作するためのスイッチが 1つだけ含まれます。 チームは各得点走行の前に競技進進行停止の時の操作手順について審判に通知する必要があり、競技進行停止の時には、この手順の操作のみが許可されます。
この項目が、結構変更されています。
・競技進行停止の時に操作できるボタンは電源ボタンとスタートボタンの2つだけ
・競技前に(競技進行停止時の)再スタート手順を審判に説明する。その手順以外は操作できない。
が追加されました。


4.2.2. The captain can move the robot only when they are told to do so by a referee.
キャプテンは、審判の指示がある場合にのみロボットを操作することができます。
これ、「得点走行中は~」という前提が抜けていますね。


4.3.2. Calibration does not count as pre-mapping.
キャリブレーションはプレマッピングとしてカウントされません。
この意味が分かりません。なんで、こんな当たり前のことをルールに書くのでしょうか?


4.3.6.  Robots are not permitted to move on their own while calibrating.
キャリブレーション中にロボットを自走させてはいけません。
これ、昔からあるけど・・・どうして調整中(キャリブレーション中)に自走させてはいけないの? 競技直前に、ちゃんと動くか確認するのは大切だと思うのですが・・・
これ、質問してみようかな?


4.6.2の下の図
右側の説明の coloured ⇒ colored (用語の統一時の作業漏れと思われます。)


4.6.の下の説明
They can be changed during the run via a dice roll to keep the maximum score consistent.
最大スコアを一定に保つために、競技中にサイコロを振って変更できます。
競技中にタイルを変更したらダメでしょう・・・
(4.3.11がタイルの位置変更で、得点走行開始直後に実施)


4.6.4. No points will be awarded for delivering a rescue kit to a victim that wasn’t successfully identified first.
被災者発見に成功していない被災者にレスキューキットを配置しても、ポイントにはなりません。
2023年ルールで新規に追加された項目です。
これまで、被災者発見とレスキューキットの配布は独立でしたが・・・被災者を発見していないのに、キットの配布成功はおかしいでしょ・・・という議論で追加されたものと思われます。
ついでに・・・
ここだけ、レスキューキットをdeliveringするという表現。 他の項目はレスキューキットをdeployする。被災者に届けるのだから意味的にはdeliverが正しいと思われます。


4.6.7. Successful Speed Bump Crossing. For each tile with speed bumps passed, a robot is awarded 5 points.
スピードバンプの成功。 スピードバンプが設置されているタイルを通過するごとに、ロボットには 5 ポイントが与えられます。
crossing や pass と書かれているのですが、スピードバンプを乗り越えたかどうかは関係ありません。 スピードバンプが設置されたタイルに visit してから、別のタイルに visit すればスピードバンプの得点になります。 これ、ちゃんと書き換えてくれませんかねぇ!


4.6.14~4.6.16 あたりで得点計算が変りましたが、ここらへんは(改版された)Rescue Simulation 2023と一緒です。


あれっ、意外と沢山ありましたね・・・(笑)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする