塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

見た目の美しさと結果の両立

2013-04-29 01:00:17 | 日記
 鬼平犯科帳を読んだ方ならご存知でしょうが、劇中に登場する同心のなかで木村忠吾と若村峯太郎は、岡場所での出会い
や若女房とのひと時を好む人物として描かれています。

 ふたりはそれぞれお鷹、お幸という妻を迎えますが、どうも昔出会った女の事が忘れられないのですね。

 木村忠吾は「同じ顔」、若村峯太郎は「紅くらいつけたらどうなのだ。」と呟きますが、僕を含めてふたりの心中を察す
る男性読者は多いと思います。

 サッカーの世界では

 「妻は変えることが出来るが、贔屓クラブは変えられない」

 というように、自分の愛するクラブを常に目に入れることで、歩みを成績を見つめ続けることになります。

 鬼平犯科帳の事柄を冒頭で紹介したのは、人間やはり外見には必要最低限の気配りをせねばならないこと、そして人情の
機敏はいつの世でも変わらないことを示していると思えた為です。

 サッカーにおける外見と言うのは2種類あり、まずは選手と監督の身だしなみ、もうひとつがクラブ、代表が示唆する方
針、言い換えれば戦い方にあります。

 祖国の代表選手たちが、テーラーで仕立てたスーツを寸分の狂いもなく着ていれば、男女問わず快哉があがります。
う嗜みが周囲の憧れを誘うためです。

 一方で戦い方がどこか消極的だと、ファンの不満が高まります。

 相次ぐ故障者で先発がまともに組めない、悪天候でピッチの状態が非常に悪い、監督がどんなにリスク。マネージメント
を考慮しても、うまく試合運びが出来ない時があります。

 このような場合でしたら、ファンも不満を抑えることができます。

 理由がはっきりしているためです。

 しかし、通常の状態で自陣にこもっているようであれば、やはり退屈だと思うでしょうし、バルセロナが近年常に研究対
象となっているのは、見た目と勝ち点3を同時に入手しているためです。

 バルサ時代の終焉

 人々はそう捉えがちですが、選手は微塵もそう考えてはおらず来季の彼らが主役であり続けても、何ら不思議ではありま
せん。
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アサヒビール、日本代表3選手をCMに起用

2013-04-29 00:51:04 | 日記
 僕がキリンビールの関係者ならば、微苦笑しているでしょうね。

 アサヒビールがてがける「OFF」のテレビ・コマーシャルに、以前は長友祐都だけが起用されていましたが、新しい物
には岡崎と清武、ふたりの日本代表が加わっている為です。

 キリンビールは1978年から長きに渡り、日本代表を支援しています。

 キリンカップとキリン・チャレンジカップは日本代表の歴代監督にとって大切な戦術確認の試合だったでしょうし、キリ
ンには大きな敬意を払う必要があります。

 キリンが販売促進の為

 「勝ちT当たる」

 など、商品を用意するようになったのも、それはビジネス面での旨味、つまり代表の資産価値が上がったことを意味します
し、キリンは企業ですから当然利潤を求めなくてはいけません。

 アサヒビールは野球日本代表をスポンサードしていることで知られていますが

 日本代表「選手」

 を指名して起用することには問題は無いでしょうし、長友がその先鞭を付けた形になります。

 現役、それも日本代表の選手がアルコール飲料のCMに出場することに関しては、よくよく議論されたでしょうし問題はな
いと判断したのでしょうね。

 今は煙草業界も非常に厳しく、かつてお得意様だったF1のスポンサーは完全に蚊帳の外となってしまいました。

 ブラジル・ワールドカップでは初めてアルコールが観客に販売されますが、今後この結果がどのような事をもたらすかが問
われるかもしれません。

 香川真司がソフトバンクのCMに出演している一方で、キリンのゼロハイにも登場しています。

 香川個人で勝負できることが、彼の価値を如実に物語っています。
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ワールドカップと家電。お互いを補佐した間柄

2013-04-28 02:13:33 | 日記
 「3Dテレビ」

 我が家が地上デジタル放送が始まる2011年夏に向けて、初めてデジタルテレビを購入したのは2011年の秋のこと
でした。

 当時はこの最新技術が不調のテレビ販売の恰好の材料と見なされ、店頭にはデモンストレーション用の機材が沢山置かれ
ていたものですが。

 過去のサッカー雑誌を見直すと、いかに家電量販店やブランドが、この

 「地球最大のスポーツイベント」

 で自社製品を売り込もうとしていたかがわかりますし、ソニーや東芝のようにワールドカップスポンサーはその恩恵が随
分あったと思います。

 2002、2006年ごろですと、現在のように携帯電話と動画が主流ではなく、あくまで

 「テレビと録画と再生技術」

 が重点でしたから、従来の販売方法が通じたのですね。

 スマート・フォンでテレビが見られるのか僕は知りませんが、僕の折り畳み式携帯はテレビが視聴可能ですが、僕には縁
の無い機能です。

 「テレビは無料ですよ。」

 そうしたり顔で販売員の女性は、この電話がいかに優れているかを語ったものですが。

 パナソニックが7000億という莫大な赤字を背負っていることを見ると、ガンバ大阪がガンバ大阪で良かったと心から
思います。

 「パナソニック・ガンバ大阪」

 ならば、今頃選手の大半を売却していたかもしれませんし、少なくとも新スタジアムは座礁し選手は減額提示を示唆され
ていたはずです。

 僕は普段さほどテレビは見ませんが、僕のような流行遅れにはテレビ一つ見るのも難しくなるのかもしれません。
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混戦か、それとも独走か

2013-04-28 00:10:08 | 日記
 どんぐりの背比べなのか、それとも厳しい競争の現れなのか。

 2007年から09年にかけて、鹿島アントラーズがJリーグ3連覇という金字塔を打ち立てた後、J1は昨年まで3季に
渡り、異なるクラブが栄冠を勝ち取りました。

 2010年 グランパスエイト
 2011年 柏レイソル
 2012年サンフレッチェ広島

 グランパスの悲願はやはりクラブの英雄であるピクシーがもたらしたことと、久米GMの的確な補強が実ったもので、特に
闘り王の獲得は素晴らしいものでした。

 レイソルは2010年にJ2を、この年にJ1制覇という

 「2階級制覇」

 を成しとげ、世間をあっと驚かせましたし、レアンドロ・ドミンゲスのMVP文句のつけようがない物でした。

 そして昨年のサンフレッチェも、新任の森保監督が3-4-2-1を基軸に鮮やかなパスサッカーで遂にリーグ優勝を手に
いれました。

 つまり、過去3年の優勝には様々な物語があり、興味が増したのです。

 スペインのように2強のいずれかが優勝する単調なリーグよりも、レベルが低いと揶揄される方もいるでしょうが、現在のよ
うに混戦の中から王者が決まる方が良いように思います。

 もし、今季F・マリノス、もしくはアルディージャが優勝すれば

 「中村俊輔が日本で初めて手にしたリーグ優勝と、2012年序盤の躓きの際に我慢して樋口監督を続投させた結果」
 「万年下位であり、レッズの陰に隠れていたアルディージャの大躍進」

 など、魅力的な見出しを打つことが出来ます。

 リーグの空洞化が混戦の要因とも言えますが、むしろ興味深い内容になっていると感じます。
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機能性肌着を欧州で売るという発想

2013-04-27 02:04:16 | 日記
 一方で日本が生み出す高機能肌着は、欧州でもビジネスになると思います。

 特に部屋干しの匂いをカットする機能を、素晴らしいと捉える方は必ずいます。

 例えばパリでは景観を守る為に、条例で洗濯物を外に出すことが出来ず、その為に香水が発達したんですね。

 嫌な臭いをかぐわしい香りで紛らわせることでパリの人々はしのいできたわけですが、現地に住む日本人の方は、やはり
天日干しが恋しいと聞きます。

 ならば部屋干しの匂いカットが可能な肌着を、フランスを筆頭に欧州の方に手にとってもらえば、それは素晴らしい評判
を生むかもしれません。

 もし僕が莫大な販売促進予算を手に入れたなら、PSGのふたり、ベッカムとイブラヒモビッチにご登場願います。

 ふたりとも5月でPSGを去ると言われていますが、これくらいのマネージメントはご愛嬌と言って貰えるきがしますし、
特にPSGはイブラに莫大な給料を払っているのですから、パリを去る前に協力してくれても良いはずです。

 フランス全土で注目を集めるふたりが、CMに登場する。

 マルセイユやリヨン、ボルドーなど他の都市がパリと同様の条例があるかは不明ですが、機能性を考慮する内容にすれば
全国規模で効果があるように思えます。

 先日もお話しましたが、ユニクロが自社製品を

 「アスリート」

 に委ねてプロモーションを行い始めたのは、安値というマイナスの要素を審美眼に溢れた人物が選んでいるという形で、
消費者の意向を転換したい思惑があるはずです。

 着る物で自分の成績が左右されるならば、報酬にも当然反映されるわけですし、怪我にもつながってしまいます。

 現状日本の肌着が欧州でどれほど認知されているかわかりかねますが、僕は案外良い勝負をすると感じます。
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