話には聞いていた「キトラ古墳」それほど興味があるわけではないが、近くを歩いているんだから…
今でこ周辺はそきれいに整備されているが、雑木が生い茂っていればそこにこれがあるとは気づかないだろう?
「存分に写真をどうぞ」と係の方が、満面に笑みを浮かべて迎い入れてくれた。
北の守り玄武のレプリカである。
東の青龍はこの通り、漏れ出た水によって図柄が判別できない状態。
南の朱雀はかろうじて全体像が確認できる。
それにしても極彩色が残っているのは驚異!
そして西の白虎はとてもきれいな状態。
お墓の中で四神に守られて眠るのは誰だろう?
レプリカは拡大されているが、実像は20センチに満たない小さなもの。
盗掘者はこの絵を見て何を思ったのか?
高松塚古墳と同じように、渡来人と思われる人物像も描かれていた。
キトラ古墳命名の由来は全くロマンを感じない以下の理由とか
①石棺入り口の空間から見たとき北の玄武:亀と西の白虎:虎が見えたから亀虎=キトラ
②この地の小字が北浦だったことからなまって=キトラ
しかしながらロケーションは素晴らしい。
遠く金剛山が臨まれるこの場所は渡来人にとって望郷の念ひとしおだったろう!
帰り道で臨まれた高松塚古墳、両古墳はナント指呼の位置にある。