もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

えひめあやめ 令和6

2024年04月13日 | 山野草

今年も愛でに行きました。

今年は最初に出会った場所に戻って、愛らしい花を鑑賞します。

 

えひめあやめ自生地に続く道沿いに、行儀良く咲いてい此の花は何でしょう。

 

先へ進む順に1輪、2輪、3輪と花数を増していきます。

 

まるでえひめあやめ鑑賞の「露払い」の如く、細やかに咲いていました。

 

真打の登場です。

 

小ぶりの花弁で、心なしか紫が淡白に感じられます。

 

奥に進むのしたがって「そんなことはないよ」とばかり、大輪の奴が顔を出しています。

 

太陽光に光り輝く一団もありました。

 

地元の皆さんの愛情に育てられ、随分と株が増えています。

 

えひめあやめ、その名の通り近づいてみると、しっかり綾目の斑が確認できます。

 

周りを取り囲む笹に負けまいと、懸命に太陽の光を浴びていました。

 

今年も十分楽しませてくれました。
紫色は良いね!

 

太刀持ちはこれかな?

 

こんな姿もあるよ。

 

怪しげな昆虫も取りついていました。

案内されなければ誰も気づかない谷間に、ひっそりと咲いているのです。

今年は、最初の此の花に出会った三原市の山中を訪ねました

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桜見納め 令和6

2024年04月10日 | 山野草

広島市近郷で最大の桜の名所を今年も訪ねました。

 

ソメイヨシノ一点張りなのは気に入りませんが、豊かな自然をバックに咲き誇る姿はたまりません。

 

ダム湖の水質保全の噴水が、シテに華を添えます。

 

半端ではない数の桜が艶やかさを競います。

 

街中の桜と異なり、この圧倒するボリュウム感は如何でしょう。

 

背景の山河もこの時期はかすんでしまいます。

 

湖面をぐるっと取り囲んで咲き誇る姿は圧巻です。

 

これ見よがしの懸崖も風情があります。

 

彼岸も此岸も春爛漫、匂うが如く今盛りなり。

 

水面を彩る・・・

 

いずれがあやめ、カキツバタではありませんが、至る処に華はあります。

 

青の水面、緑なす山、どこまでも晴れ渡った紺碧の空、でも春の主役は私でしょう。

 

空の青と対比すると色鮮やかに変身します。

 

何年か前、偶然通りかかって見たこの光景が、オイラの心を鷲掴みにしました。

華は毎年裏切ることはありません。

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名前を知らぬ花々

2024年04月09日 | 山野草

八幡湿原に命を育む山野草たちは、色々と多彩です。

 

白い花弁に縁取りは薄紫の可憐な奴。

 

茎が半透明の神秘的な草花、ギンリョウソウってのとは違いますよね?

 

枯葉を褥にまさに芽吹きの風情。
たくましい生命力を感じさせます。

 

ひょろっと伸びあがった茎の先端に、頼りなさげな花弁が一房。

 

これはショウジョウバカマというのかな?

 

これは確かユキワリイチゲ。
違ったか!

 

野菜のようにも見えるけど?

 

湿原の草花に命を吹き込む清き流れ。
美しい光景の源泉となっています。

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水芭蕉 令和6

2024年04月08日 | 山野草

水芭蕉とくれば、思い出すのは尾瀬かな?

 

でも広島県でも各地で見られます。
もっとも地域の方々が、懸命に管理しているからでしょう。
ここは県北にある湿地帯の一角です。

 

尾瀬の大湿原にあれば、可憐な小ぶりの花かと思いがちですが、結構大振りで豪華な感じです。

 

田んぼ状の場所にもたくさん花開いています。

 

山からの湧水が流れる湿地帯に群生している感じ…

 

明るい森に純白の苞が光り輝いています。

 

近づいて観察してみると結構個性的で、様々な容姿を見せてくれます。

 

静かな山里にこの季節は、千客万来となっています。

 

水際の難しい場所に、存在感を発揮するへそ曲がりもいますね。
何故かこんな奴に惹かれてしまう、オイラは異端児か。

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カタクリ 令和6

2024年04月06日 | 山野草

年は桜が遅めの開花で、カタクリは早目に満開となり、時期を逃してはならじと忙しい。

 

広島の某所、ここは適度な勾配の斜面に群生しているので、老年写真馬鹿には撮影姿勢が楽ちんでうれしい。

 

仲睦まじく花弁が重なり合って咲いているのは珍しい。

 

薄曇りの天候のため、薄紫の花弁が沈んで見えるのが残念。

 

よ~く観察すると様々な文様が刻まれており、見るものを飽きさせない。

 

ちょっと意地悪をしてみた。

 

こりゃまた艶やかですな!

 

もっとも一般的なカタクリの風情かな?

 

息を殺して見つめると、鮮やかな紫の君が浮かび上がってくるでしょ・・・

 

ゼンマイも旬を迎えていますな。

 

こんな、なんでもない田舎の一角に咲いています。

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吉野千本桜

2024年04月05日 | 山野草

さくらを求めて吉野を訪ねるのは今回で3度目。

 

ウィークデーで曇り空、決してお花見日和ではないのに、近鉄吉野駅は早くからいっぱいの人だかり。

 

ケーブルカー、臨時バスの利用も考えましたが、吉野駅前の行列を見てさっぱりと諦めて、遊歩道を歩いて登ることに決めました。

 

事前の桜開花情報では「吉野下千本咲き始め」とのことだったが、予想以上に開花は進んでいます。

 

ソメイヨシノ中心の花見どころとは一線を画す、この風情がたまらない魅力なのだろう。

 

桜花爛漫の下には滝状の流れもあって、自然美をこれでもかと訴えかけてくる。

 

詳しいことは分からないが品種も多様で、見るものを飽きさせない。

 

見渡す限り絶景ポイントが展開される。

 

朝方は熱かった雲も次第に薄れて、華やぎがいや増す。

 

桜ばかりでは酔いが回りそう、「目休め(こんな言葉あるかな)」にこいつをどうぞ!

 

花びらが「ひらひらと舞い落ちる」枝垂れもそこかしこに・・・
まさに「眼福のひととき」です。

 

「ひとめ千本」の謳い文句が此処にありです。

 

吉野千本桜、3度目の訪問にして目の当たりにしました。

 

「う~む!」説明はいりませんね。

コメント (3)
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広島の桜 令和6年

2024年03月30日 | 山野草

今年広島の桜開花は、高知に続いて全国2番目の3月25日でした。

 

開花から4日後の3月29日でしたが、雨続きの低温が影響してか開花状況は進んでいません。

 

それでもそこかしこにチラホラと開花して、花心を浮かせてくれます。

 

紺碧の青空をバックに桜花爛漫もすぐそこまで・・・

 

久方ぶりの春の日差しを浴びて、時の経過とともに花は開きます。

 

やっぱりこの薄き花ビラこそ本当の桜ですね。

 

 

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みつまた

2024年03月17日 | 山野草

「君がため 春の野に出で 若菜積む …」長閑な季節の到来です。

 

最近は目にすることが珍しくなった蓮華草を見つけました。

 

人知れず名もなき流れの傍らに咲く花もあります。

 

某所、某河原に見捨てられたように咲いていました。

 

剪定用のワイヤーが巻き付けられたように見えますが、勿論そうではありません。
自然に、伸び伸びと枝を伸ばしています。

 

実際は相当込み入った形で枝を伸ばしています。
なんでも樹皮が紙の元になるのだそうです。

 

このような形に枝分かれすることから、「みつまた」と命名されたとか…

 

多くの枝の先端が、三つに分かれて成長していくのだそうです。
このことから「三股楮(みつまたこうぞ)」と呼ばれています。

 

花そのものも、それなりに美しい。

 

いまは紙に作り替えられることもなく、野の花としてひっそりと咲いて散ったいきます。

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ホソバナコバイモ

2024年03月13日 | 山野草

菜種梅雨というのか、はっきりしない天気が続いていたが、ようやく日差しが差してきたある日、思い切って出掛けてみた。

 

広島市郊外の長閑な農村地帯でこの神社が目印。

 

やはり背丈10~20センチ程度の小さな植物、車からは確認が難しいので、この目印はありがたい。
立ち入り禁止の紐が張り巡らされていることから、花はまだ残っているようだ。

細花小貝母=ほそばなこばいも=ホソバナコバイモと書くようだ。
漢方では薬草として利用されたいる。

 

神社の境内というと鬱蒼とした森を連想しがちだが、年輪を重ねた杉の大木こそあるものの、ここは全体的に日が差して明るい傾斜地となっている。
この花には絶好の環境が残されていた。

 

釣り鐘型の花は下向きに咲いており、可憐そのもの。

 

ほんのわずかではあるが、このように横向きの花もあった。

 

いずれも乙女の恥じらいの如く俯き加減。

 

一帯全面が立ち入り禁止地域なので、花弁の内側は見ることが出来ず。

 

近くにはフキノトウも・・・

 

何気ない場所に咲く様に見えるが、地域の人方の懸命な保存努力で辛うじて生き残っている。

 

 

広島県では絶滅危惧種Ⅱ類に分類されているそうだ。

 

 

菜の花と同時期に開花すると記憶しておこう。

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セツブンソウ 令和6年

2024年03月06日 | 山野草

旅へ出たり、転向に左右されたりして、満開時を逃し心配したが辛うじ花は残った。

 

何とか今年も間に合った。
天候不順で、出掛けようと思うと雨、天気の良い日は用アリで歯がゆかった。

 

満開期は過ぎており、案内の旗指物もすべて撤去されていたが、花はオイラを待ってくれた。

 

セツブンソウ、通常花弁は五枚だが、これはちょっと変わり種ですね。

 

昨夜来の雨で、しっとり感を取り戻しているようです。

 

この日は薄曇りでした。
でも贅沢は言えませんよね。

 

年々開花場所が拡大していくのは、地域の皆さんの懸命な手入れのおかげです。
お陰様で、オイラも欠かさず顔を見に出掛ける意欲が湧いてきます。

 

近くで保護されているフクジュソウも必見の価値があります。

 

春を告げ、福を呼ぶ、健気な奴です。

 

人間の足が届き難い場所の奴は、天然ものかしら?

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エヒメアヤメ 令和5年

2023年04月21日 | 山野草

エヒメアヤメ、今年は時期を逃さず行くぞ!

 

咲いていました! うれしい

 

隣に控えるのは枝垂桜、まだまだ「主役の座は譲らんぞ」と散り惜しむかのように咲いている。

 

身近な丈にそぐわぬ大輪の花、菖蒲模様もくっきりだ。

 

陽の光の当たり具合によって、微妙に色合いが変化する。

 

満開かと思うが、隣には蕾がいっぱい出番を待っている。

 

何時も「エヒメアヤメ」に快適な環境を提供されているKさん。
この日も不意に訪ねた小生の為、一生懸命案内してくれた。感謝!

 

結構難しい場所にも咲いている。
右側に見えるのは大きな石、その際に縋るように咲く一株が愛おしい。

 

鹿による食害防止のため、金網を被せて保護している。
金網を支える杭をエヒメアヤメの周囲に立て、その外側を網で囲う。
非常に手間の掛かる作業だ。

 

咲いている株へ案内してくださると共に、いちいち網を外して花を見せてくださった。

 

Kさんの管理地は広いんです。
毎年丹念にお世話をされるお陰で、我々は美しい花に出会えます。

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水芭蕉 令和5年

2023年04月18日 | 山野草

春は花の季節、山にも街にも爛漫と咲き誇ります。

 

この姿を見ていると、ホテイアオイかと見間違えそうだが水芭蕉ですよ。

 

今年は時期を違えずにお会い出来ましたぞ!

 

高さを競って、精一杯背伸びしている感じ。

 

こんな場所にも点在している。
背後に控えるのは、杜若じゃないかな?

 

湿原に寄り添うように、固まって咲き誇ります。

 

青空に映える水が、主役を完璧にサポートします。

 

それにしても不思議な形と思いませんか?
神様の創造でしょう。

 

一つとして同型の物はありません。

 

周囲は地元の皆さんが、必死で環境造りをしているのです。

 

近くにはこいつが、出番を待っています。

 

自然が造りだす、絶妙な一シーン。

 

水芭蕉たちは、こんな山懐に抱かれて輝いていました。

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節分草 令和5

2023年03月04日 | 山野草

三寒四温の言葉がぴったりのこの時期に、ひっそり開花するこの花は本当に愛おしい。

「ここに咲いているよ」と言われなければ見過ごしそうな処にひっそり、息を潜めて。

 

地域の方々の思いやりが心に沁みます。
今年も案内幟がはためいて、どうぞ見て下さいと招かれる。

 

可憐な節分草を育てる清冽な雪解け水の流れが、もうすぐ春だと告げている。

 

此処での主役はオイラだよ!と言わんばかりに、枯れ葉を押しのけて顔を出す。

 

人気絶大の一輪、突然変異なのか薄紫の可憐さがひと際目を引く。
小粒なのにこの存在感はどうだ。

 

傍らには福寿草も、名前も美しく春の人気者だが、節分草の前ではちょっと分が悪い。

 

雪割イチゲ、こちらも引き立て役に甘んじる。

 

集団で寄り添い存在をアピールする奴達もある。

 

スズランを彷彿させる?八分咲きの株達。

 

大きな枯れ葉で、雨風を凌ぐ賢い一輪。

 

節分草に囲まれた、幸せいっぱいの先祖代々のお墓か?

 

節分草の故郷の佇まい。

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エヒメアヤメ22

2022年05月01日 | 山野草

今年もエヒメアヤメの開花が、何処からとなく聞こえてきました。

 

またこの時期になったのだ! 本当に1年過ぎるのはあっという間です。

 

出掛けたいと気は焦るのですが、スケジュールと天候がかみ合わず、ちょっと時期遅れとなってしまいました。

 

自生している株の1/15程度に花が付いています。
半日陰で残念ですが、絵にしてみると結構いい感じ!

 

分結した株に多くの花が咲いています。

実は昨年までとは異なる場所に来ています。最盛期はさぞかし圧巻だったのではないでしょうか?

 

お日様の移動を待って、陽光の元に輝く彩を納めました。

 

鹿による食害防止のため、全ての株に防護ネットが施されています。

保護・管理されているお宅の奥様が、オイラのために防護ネットを外して、撮影を許可してくださいました。
「ありがとう」月並みな言葉しかお返しできませんでした。

 

たった一株、つぼみを持ったヤツが・・・

 

先祖代々の立派なお墓の脇にも咲いています。

 

背景の薄い緑色の金具が、鹿除けの防護ネットです。

 

よく整備された明るい傾斜地に、エヒメアヤメは息づいているのです。

来年こそは、必ず最盛期に訪れたいと思いました。

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節分草22

2022年03月05日 | 山野草

令和4年は2月に入って寒さが厳しく、春の山野草には受難の年かな?

 

節分草の里もこの通り、2月末に多量の残雪があり開花場所は限られている。

 

それでも日当たりの良い斜面に、健気な姿が散見された。

 

足元の平らな歩道部分は残雪で滑るので、慎重にポジシォンを決めて撮影。

 

足がつりそうになるのを懸命に堪えて、数少ないピンクの花弁を見つけた。

 

こちらもわずかに一輪だが、八重(二重)をフレームに収める。

 

ユキワリイチゲもやっと1~2輪でした。

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