1960年代モータリゼーション黎明期に最も輝いていたのが、富士精密工業(後プリンス自動車)
この会社の車は類稀なデザインと強力なエンジンが売り物で、存在感は群を抜いていた。
プリンス自動車の屋台骨を支え続けた歴史に残る名車:グロリアスーパー6。
燦然と輝くボディーは、現在も最先端を窺う程の光彩を放つ。
直列6気筒OHCエンジンを搭載。
ボディー後部に「Gloria Super 6」と誇らしげに…6気筒エンジンを積んでいるんだよ!
プリンス自動車は技術力を誇示するため、モータースポーツにも積極的に関わった。
第二回日本グランプリで大活躍した、スカイライン2000GTも展示されている。
伝説として語り継がれる「スカG:スカイライン2000GTR」の原型モデルである。
日本グランプリで最大に盛り上がりを見せたのが1969年。
プリンス自動車を吸収したニッサンとトヨタの日本勢に、ポルシェが絡んで空前絶後の盛り上がりを見せた。
二列目スタート3台のトヨタ7が、一列目からスタ-トした3台のニッサンR382とポルシェを一瞬で抜き去る。
ゼッケン2.3.7がトヨタ7、係員向側がポルシェ917、そして右手に3台のニッサンR382。
(1台はトヨタ7奥に隠れている)
プリンスと並んでユニークな車を作ったのが日野自動車(現在はトヨタ系列でトラックに専念)。
写真はリアエンジン、リアドライブの「コンテッサ」 900ccエンジンを後部に積んで…
後部ドァー奥のギザギザに見えるところが、吸気口、機能とデザインが見事に調和している。
当時の方が現在より余程斬新的だったね!