Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

静岡駅まで歩く

2012-06-10 22:49:23 | Weblog

 朝早く起き、昨日駅近くの駐車場に置いた自動車を取に行った。我家から静岡駅まで5kmほどあるが犬の散歩も兼ねて出かけた。最近犬の散歩でも自転車で行くことが多くなり、あまり歩いていない。トレーナーに着替え、登呂遺跡から、アピタの横の遊歩道を北に向かい森下公園に出るコースである。朝の6時過ぎは人通りも少なく、澄んだ空気を吸いながら歩くのは気持ちが良い。

 登呂遺跡を通るとき丁度ラジオ体操の時間で、年配の人達が、広場に集まって体操をしていた。その中に同じ町内の人がいて「貴方も体操していきなさい」と誘われた。「今日は駅まで自動車を取りに行くのでまたこの次お願いします」と言ってその横を通って遊歩道に出た。ここでも知っている人にあった。その人とは以前よく散歩中にあった人で、互いに犬を散歩させていた。この犬と我が家の犬は相性が良く、犬同士は尻尾を振って喜んでいた。この方は80歳ぐらいのご婦人で、自分の健康も兼ね、犬を連れて、静岡駅方面や、浜辺まで行くと言っていた。その方とは4~5年前よく散歩であったが、最近は私自身遅い時間での散歩であるため会うことがなくなっていた。

 この遊歩道の中央には植え込みがある。それを近所の人が育てているようで、今日も2組ほどの人が手入れしていた。それは花の植え替えをしているようであった。整備が行き届いているので、あまり草も生えていないし、皐月やツツジが咲いていた。その植え込みの中に「卯の花」と書いた札があった。私は「卯の花」を見るのが初めてであった。それは盆栽用に刈り取られ、花は着けていなかった。近くで手入れしている人に「これが卯の花ですか」と聞いたが、分らないのか返事がなかった。卯の花と言うと、佐々木信綱作詞の「夏は来ぬ」の歌を思い出す。歌詞は”卯の花の匂う垣根に、ホトトギスはやもきなきて、忍び音もらす夏は来ぬ”である。そして卯の花は香りのよい白い花が咲くと聞いていた。しかしそこにある卯の花は高さ40cmほどで丸く刈り込まれていた。香りもなかったしこれが「卯の花」とは思えなかった。(後で調べ、卯の花であることが分った)

 森下公園では、町内の人か、箒をで履いていた。多分ラジオ体操が終わって、その後の清掃のようであった。そこから静岡駅の方に向かった。駅南の石田街道にはバスが何台か停まっていた。これらは観光バスで、リックサックやボストンバック等を持った人が乗り込んでいた。行く方向も東京や、信州、関西方面とフロントガラスの上部に行く先が書いてあった。きっと毎日こうした光景が見られるのではないかと思った。そこから西へ300m程行ったところに駐車場はある。犬は自動車に乗ることを嫌がったが乗せた。その後は静かにしていた。帰りに菩提寺に寄って、お墓に線香をあげ帰った。