権力=悪、反権力=善
この古典的図式から離脱できなければ、
いつまでも対抗概念(造反有理)しか出力できない
暴力原理の抑止
再配分
一般福祉
外交(国防)
一般意志が付託するミッションをただすためには
権力行使の正当性の根拠が示されなければならない
この主題を突き詰める作業は「造反有理」の外にある
アタマを冷やしたほうがいい
政治(権力)の正当性の根拠から本質的な批判を構成できず
普遍化(世界化)の道にも乗り出せない
それだけではない
対抗概念(造反有理)の下での結集は相互強化として働く
つまり、「権力vs.反権力」の関係構造は強化されるしかない
新たな関係構造を構想し、構築へ向かうためには
固定された「善-悪」のライン(戦線)をいったん離れなければならない
権力は必要悪でもなんでもない
端的にわれわれはそれを必要としている
一般意志を体現した、公正な、フェレリーであり
それが存在してはじめて可能になる
「人間的自由」が発露する地平、それを守り育むものを